2016年12月06日

父との別れ その13

父の話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161127.html


明くる日、父はまた39度の熱を出しました。病院から呼び出された母が医者から聞いた話では「今回がヤマだろう」と言われたとのこと。母からそれを電話で知らされた私も「いよいよか」と思い、車で急いで病院に向かいました。

ひょっとしたら死に目に間に合わないのか、いや母が私を動揺させないために、既に事切れているのに嘘を付いているのではないかとすら思うと、一々引っかかる赤信号がいつもより長く感じました。

私が到着した時、幸い父はまだ生き長らえていましたが、呼吸は酸素マスクに替わっていました。手を触ってみると冷たく、生命エネルギーが残りわずかであるような印象でした。

既に意識は無いということで、時折目は開けるものの、ほとんど白目の状態。目の前で手を振っても目が何かを追うことは無く、まつげを触っても反射の反応がありません。恐らく目が開いていても、もう視力は無いようです。私が父を見下ろしながら呆然としている間、母は姉や親戚に電話で次々知らせていました。

結論を言えば父の容態はその後安定し、我々はホッと胸をなで下ろして帰りました。しかし一方でもういよいよ本当に覚悟を決めないといけない瞬間が近いのだなとも思いました。(つづく)

2016年12月05日

11月の成績発表

★☆★☆ 締め切り迫る!!

テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :12月10日(土) 13:30〜
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/431400/

東京では3日で定員に達する人気セミナーです。
当然私も参加します(^_^)/

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本日は11月の成績発表です。11月はアメリカ大統領選挙でのまさかのトランプショックによる乱高下。その後の株高もサプライズでしたが、ドル円の月間上昇率も95年8月に次ぐ歴代3位の9%超と、大荒れの月となりました。そんな中、私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


【買い銘柄】

DMS(9782)
800円→928円(19営業日保有 上昇率16.0%)

今月も急進となりMVP。10月からこの銘柄の将来性に評価が高まった上、11月は協業しているラクーン(3031)の「SD Export」の売上が前期比61.2%増と伝わり、ようやく花開く動きになってきました。ここから地合が多少荒れたとしても、PBR0.6倍のバリュー株はそう簡単にはやられないのではないかと。12月のMVP獲得にも期待です。


日本セラミック(6929)
1947円→2002円(9営業日保有 上昇率2.8%)

トランプ大統領誕生による不安感から利食い撤退。ところがその後も株価は上がり続け、現状では連日年初来高値を更新し2200円に迫る展開。いやー、これは早まりましたね。良い銘柄ではあると思うのですが、為替の影響を受けやすいところは早々に切ってしまおうと考えてしまいました。まあ別れたこの銘柄にも幸アレ、と祈っておきます。


三菱製紙(3864)
689円→762円(19営業日保有 上昇率10.6%)

ずっと底辺推移が続いていましたが、こちらもようやく動き出しました。特に11月は日経で電池セパレーター増産の話が出たことで、足元の自動車部品株高の流れにも乗れました。円安は製紙業界にとっては逆風ですが、個人的にはいずれどこかと再編するであろう期待感を持ってしばらく眺めていこうと思っています。


みずほFG(8411)
171.9円→184.5円(6営業日保有 上昇率7.3%)

トランプ相場による長期金利の上昇が銀行株に強烈な追い風に。ただこちらも早々に利食い終了としてしまいました。まあ結果論で言っても仕方無いですね。銀行株に関しては、さすがに短期急騰が過ぎたのでこの辺りが目先の限界だろうとは思います。


キーエンス(6861)
74120円→75910円(6営業日保有 上昇率2.4%)

トランプ相場による上昇が予想外の展開だったことから早々に撤退。その後こちらも上場来高値を更新する流れになってきています。ただやはり投資の鉄則として、自分の予想と違う方向に動き始めたら、一旦ポジションを外して様子見するべきですね。そういう意味では正しい判断だったと思っています。


ファーストリテイリング(9983)
35510円→40660円(19営業日保有 上昇率14.5%)

こちらは例年通りの年末株高アノマリーが生きています。東京都心では11月に観測史上初めて積雪を観測するなど、今年はラニーニャ現象から冬物の売れ行きが良好で、金曜に発表された月次でも11月既存店は+7.3%と好調継続。正直まあ業態よりも先物に対する指数寄与度の高さから売買されていますが、とにかく順調なようです。


アニコムHD(8715)
2340円→2580円(6営業日保有 上昇率10.2%)

こちらも保険株の出遅れとして急騰。ただ実は大統領選挙前に買われたので、あまり保険株としての見方はされていない印象です。一応ペット保険も運用は債券主体で行っていますから、金利の上昇は利ざやの改善に繋がるのですが。ともあれこちらも一旦利食い終了としました。


CYBERDYNE(7779)
11/6より 1420円→1473円(19営業日保有 上昇率3.7%)

決算は相変わらずのダメダメでしたが、AIGやアメリカWHILL社などとの提携を相次いで発表。地合の良さもあって底打ち機運は出ましたが、一方で下落基調を変えるにまでは至っていません。うーん、こちらも早めに逃げておいた方が良いような気がします。

例年12月は特に下がってきた銘柄の下落がきつくなるのですが(損益通算目的の売りで)、そういう銘柄は逆に年内最終売買日を過ぎたら買い戻しが出るんですよね。今年は特に個人の売りがこれまでガシガシ出ましたから、ここから大きく下げるよりは、掉尾の一振に期待する方向で考えていこうかなとは思っています。業績が悪いですから元々地合の影響関係ないですしね。


【売り銘柄】

大東建託(1878)
17185円→17650円(19営業日保有 上昇率2.6%)

引き続き上場来高値更新波動。この地合ではさすがに買われましたが、その代わり買い銘柄も含めて最も月間上昇率の低い銘柄でもありました。つまりマシだったということですね。配当利回りの高さは、長期金利の上昇によって相対的な魅力低下に繋がりますし、また金利の上昇は家主の建築意欲を削ぎます。

そして金曜に発表された受注の月次動向は前年同月比35.7%の大幅減。年間でも遂にマイナスに転じました。ようやく世間に「サブリースの危険性」が認知されてきたような印象を受けます。最近またアパートの空室率が上がってきた記事も出ましたし。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-11-29/OF8GR66TTDSK01

何より相続対策で余った土地を、わざわざ宅地による評価減にすることばかりにこだわらずとも、新規上場のWASHハウス(6537)のようにコインランドリーにしたり、駐車場にしたりしても一定の評価減はあります。政府もこれ以上空き家の増加は看過できないでしょうし、今後はそういった収益性の高いところに今後はシフトしていくのではないでしょうか。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.62(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ちなみにその間
日経平均 11/4終値 16905円→18426円(19営業日 上昇率9.0%) 0.45(%/営業日) 
TOPIX  11/4終値 1347  →1477 (19営業日 上昇率9.7%) 0.49(%/営業日)

今月はベンチマークに勝利!ただ、半分くらいは地合を読み間違えた上での結果論なので、嬉しさは半分に止まります・・・。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数809.3ポイント
遂に800ポイント乗せ!今年最大の上昇になりました。ただ上記したように、数字程はあまり喜びがありません。来月はバシッと地合も当てた上で、最高値更新を狙います!



・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。全体地合に関しての見解は、また以後のブログで書いていきます。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

2016年11月30日

OPEC総会を前に手控えムード

★☆★☆ 第8回目開催決定!

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馬渕治好氏略歴
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日経平均は本日反発。前日のNYは原油価格の下落が重石になったものの、出てきた経済指標がそれぞれ好調だったことからしっかり。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が円安方向に振れて返ってきたことで安心感が強まりました。ただ日本市場が始まると同時に為替が円高方向に振れたことで値を消す展開に。一時マイナス圏に沈みました。一方、中国人民元基準値が3日連続の元高設定となったことも安心感で下値も堅く。前日終値を挟んだ値動きとなってTOPIXは11月の高値を更新。

売買高は前場段階で9億株台、売買代金は1兆円強となっています。


投資判断は「やや売り」。本日はOPEC総会前に警戒感が強まっていますが、引き続き空売りの多い中での踏み上げ相場の様相を呈しており、全般的にしっかりの展開が続いています。

トランプ大統領になったら一番株式市場にとって痛手だと思うのが新興国の下落です。案外中国はしっかりしているのですがインドやインドネシア、ブラジルといったところの株価は下がっており、通貨安・保護主義的な施策が新興国に対して厳しくあたります。

また来月確実視されるアメリカの利上げが、新興国からの資金引き上げに繋がるでしょう。もっとも、とっくにアメリカの長期金利は上がりまくっていますが。

更にトランプ氏のことですから「シェールもガンガン掘っちゃって、アメリカの雇用を創出しよう。環境問題なんて関係無いぜ!」と動くでしょう。今回支持を集めたテキサスなどにはシェールの油田も多いですからね。それが原油価格の下落を招き、やはり原油収入に頼る新興国に対しての打撃になると思います。

そういった動きが、中国の人民元安や外貨準備の流出に繋がっていき、新興国も巻き込んだリーマンショック級の景気後退を招くのではないかと。これが私がこの先1年以内に起こるであろう予想です。

前々から言っているように、確かにリーマンショック級の急落となると、既存の不安材料ではなく、ある日突然降って湧いた何かリスクが計りきれないものになると思います。その得体の知れない何かを生み出しやすいのがトランプ氏の口。彼の口から突然思い付きのように「あれをやってみよう」「これをやってみたら良いんじゃね?」的な軽々しい発言が、ある日突然ショックの引き金を引く可能性が十分あると思います。政治家の失言は大きなリスクです。

私は個人的にトランプ大統領誕生で何が一番ショックだったかと言えば、こういったシナリオの方向に話が進み始めたなぁという点。以前書いたように、私は「ヒラリー大統領誕生+議会のねじれ+12月利上げ」が揃えば、来年日経平均24000円はあると本気で思っていました。多分、ここまで強気なのは私と武者さんくらいではないでしょうか。

ところがその芽が無くなり、まず先に暴落が来るであろうという結論に達しました。「こんなに上がってんのに考え過ぎじゃね?」と言われるかも知れませんが、私は「トランプ氏が何をするかわからないリスクでボラティリティの高まりがアメリカからの資金引き上げに繋がる」「新興国から資金が引きあげられる」「原油安が続く」というところで、どう考えても株価が上がるとは考えられなくなってきました。

まあ元々足元の「中央銀行バブル」とも言えるバブル状態は、遅かれ早かれ破裂するだろうとは思っていました。でもヒラリー大統領なら1年猶予がある、そしてその間もう少しだけこれまでの相場の延長線がある、と思ったのですが。

と言うわけで、ここからの基本戦略は戻り待ちの売りに徹するべきと考えています。1ヶ月くらいは需給も良いので高原状態を維持できるかも知れません。そして投資家皆の心理に「あれ、大丈夫じゃね?」と油断が出来た瞬間に、大きな下落が待っていると思います。

「トランプ氏も大統領になればちゃんとやるよ」という意見もありますが、私も含め世界中の皆等しくちゃんとやって欲しいと思っているでしょうけれど、この場合「ちゃんとやる」というのはどういうことでしょうか?それは暴言を止め、普通の政治家のように振る舞うということでしょうか?

いやいや、アメリカ国民はそれを全否定するために彼を選びました。ですから、有権者からは変な政治のバランス感覚はそもそも求められていないのです。もし彼が実際にメキシコのフェンスすら作らない、メキシコからもキューバからも移民ウェルカム、アメリカ軍の各国への駐留も今まで通り続け負担金も求めない、何ならTPPもちょこっと修正して締結しちゃう・・・となると、これは恐らく支持率の低下に繋がります。

まあきちんと景気が良くなって「ま、昔に比べて良くなったから良いか」と国民に思わせることができれば、細かい部分は不問でしょう。今のところ小池知事が全然都議会を解散しなかったり、満員電車を減らす策が出て無くても不満を言う人はあまりいません。

そうなれば良いですが、もし本当にトランプ氏が放言通りの人だった場合、日本は安倍政権の支持率が急速に低下する可能性があります。今までアメリカという巨大な後ろ盾があって、TPPを始めとして様々な「アメリカ追随策」で中国に対抗し、そしてアメリカ経済の恩恵の一部を受けていました。

ところがそれが無くなることで、安倍政権の支持は下がるのかも知れません。場合によっては国民から「もっとフィリピンのように中国寄りにして、アメリカとバランスとったら?」と言われる日が来るのかも知れませんね。

一応、日銀のETF買いという強烈な官製相場があるので、もしリーマンショック級の暴落がやがて訪れても、日本の下落はマイルドにはなるかも知れません。ただ今まで以上に中央銀行の施策に釘を刺され、為替に絡んだ通貨安施策は採り辛くなるのではないかと思います。そうなると、いよいよアベノミクスは矢尽き刀折れ・・・の状態になってしまうかも知れません。


新興市場は「中立」。本日は各指数共に堅調。引き続き円安一服の流れから為替影響の少ない内需株が選好される中、内需系の色彩が強い新興市場に出遅れ買いが入ってきた格好です。

また12月に近づいてIPOラッシュが期待される中、昨日IPO3社(スタジオアタオ(3550)、エルテス(3967)、JMC(5704))が好発進、加えてその前のWASHハウス(6537)もレオス・キャピタルワークスの大量保有報告を受けてストップ高にまで買われるなど、個人投資家好みの展開になっています。例年年末年始の閑散期に強い新興市場ですが、本領発揮という感じです。


【ポートフォリオ銘柄】
DMS(9782)は大幅高。昨日協業しているラクーン(3031)が決算を発表。その決算短信において「SD Exportは従来、アジア圏が中心だった会員小売店の新規登録が変化し、北米・オセアニア・ヨーロッパ地域の登録が増加したこともあり、海外流通額は前期比61.2%増」とあったことで、同社が朝方から買い気配スタート。一方、ラクーンの方は下落率上位にランクインし、明暗分かれています。

この辺り同社の業容変化による成長路線をずっと支持してきましたが、ようやく花開いた格好になってきました。やはり信じてきた甲斐がありましたね。早過ぎたのだけは失敗でしたが。ともあれ目標株価はまだまだ上なので、このままグングン育ってもらいたいものです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


そして次回は11月の成績発表です。11月は結果的に地合が良かったので成績も良かったと思います。ともあれ実際に検証してみますのでお楽しみに!


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
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2016年11月29日

父との別れ その12

父の話の続きです。
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転院してから母は毎日午前と午後の2回、父の病室に見舞いに行っていました。私も週に2、3度見舞いに行きました。父の目の前に手をかざすとそれを追いかけるように眼球は動くけれど、どれくらい意識が残っているのかはわからない状態。母は病室に行っても結局父とコミュニケーションをとることができないので、お経を持ち込んで病室内で黙読しているようになりました。

その間父は相変わらず口を開きっ放しの状態でイビキのような音をずっと立てていました。こんなに口を開けていると喉が渇くんじゃないかと心配になりますが、看護師さんが定期的に見回りに来ては、噴霧器のようなもので父に水分を与えていました。

転院してから3週間が過ぎ、母から「お父さんここ3日間くらい目を開けていない」と聞かされました。私も一緒に見舞いに行くと、確かに父は相変わらずずっと目を閉じた状態でイビキをかいていました。看護師の方に聞いてみると「目を開ける時はある」とのことだったので、たまたま我々が行った時に寝ている、ということなのだろうとは思いました。

ただそれだけ身体が弱って睡眠を欲していることは明らかでした。肺炎を起こしてからわずか2ヶ月。一度弱り出すと加速度的に弱っていくものなのだと改めて気付かされました。

「おむつを交換させてください」と看護師さんが病室に入ってくると、我々は一旦待合室の方へと移動します。私は「父はあと何度おむつを替えてもらうことができるのだろう」などと考えていました。

病室のテレビは父が見るものではなく、我々が見るためのものになっていました。丁度その頃はリオオリンピックが開催されており、ニュース速報で日本人金メダル第一号の報が流れてきました。

父が最初に頭を手術したのは10年前のトリノ冬季オリンピックの頃。あの頃も術後しばらく昏睡状態が続いていた父は開会式もメダル獲得の瞬間も見れませんでした。病室のテレビで興奮気味にアナウンサーが喜びの声を挙げるのを聴きながら、私にはその当時が重なって蘇ってきました。(つづく)

2016年11月28日

急反落の円高が重石に

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日経平均は本日反落。原油の下落とドル円相場の一服を背景に、朝方から売りが先行。その後もこれまで短期間で上昇してきた反動が出て、じり安の展開になりました。中国人民元基準値が元高設定になっても特段影響は無く。その後もドル円が一気に111.50円を割り込むなど、スルスルと円高が進みました。

ただ昼休み時間中にWTI原油先物がプラス圏に反発すると、為替も一旦底打ちの格好。久しぶりに登場しそうな日銀ETF買いに対する警戒感も売り方に出てきた模様です。銀行株も反発に転じ、業種別値上がりではトップとなったことで、執筆現在ではTOPIX12連騰に向けたプラス圏キープ。売買高は13時半現在で15億株となっています。


投資判断は「やや売り」。本日はようやく一服となっていますが、下値ではしっかり買いが入っており、特にTOPIXは前日とほぼ変わらない水準をキープしていますから、急速に円高に振れた割には強いという言い方の方が適当に思えます。

現在の状況は「アベノミクスの初期と同じだ」と言う声も聞こえてきますが、決定的に違うのは株価の位置。アメリカは既に最高値圏にある中で更にブースターを加速して上に持って行こうとしています。対して日本の場合はもう日経平均が1万円割れのどん底でしたから、刺激策が有効に働いたのは間違いありません。

またもう一つの決定的な違いは中央銀行の姿勢の違い。日本の場合は同時に金融緩和を行い、国債はバンバン中央銀行が買ってくれるので、財政負担は少なくとも目先マヒして感じなくなっています。ところがアメリカの場合は更に一段と金利を引き上げ、正常化しようとしています。

これがもし日本のようにバンバン中央銀行がお札を刷っていくからジャンジャンお金使って、というのであれば場合によってはもう少し株高の余地があるかも知れません。ただ私は少なくとも現状不安感しかありません。

まず、そもそも既にカードを切ってしまったということ。もし足元がリーマンショック級の下落が起きた後で「財政出動で景気を浮揚する」というなら話はまだわかります。

ところが今アメリカは経済指標で見ても、世界の中で好景気に沸く国です。確かに今回トランプ氏に投票した人々のように景気回復の実感が無い、取り残されたと感じている人が多いのは事実でしょう。ただ少なくともギリシャやイタリアのような南欧よりも、全然景気は良い状態です。

となると、今後本当にリーマンショックが起きた後に一体どうするのか?その辺りのカードが無くなってしまうといよいよ売り方につけ込まれることになると思います。

加えてインフラ投資でオールドエコノミーを救ったとして、その後の成長をどうするのか?という点。シリコンバレーの6割以上が移民ということもあり、また先般書いたように雇用を奪う本当の敵はロボットやITですから、この辺りのイノベーションに対して厳しい施策が採られるのではないかという懸念が強まっています。

しかしアメリカのこれまでの成長を支えてきたのは間違い無くこれらが生み出したイノベーションでした。具体的なマテリアルの製品を作り出す仕事というのは、IBMのパソコン事業を始めとして、日本も様々な白物家電の事業が縮小しているように、もう儲からない時代になってきているのです。儲からない(売上を伸ばせない)から原価を下げる他なく、そのため中国などの人件費の安い国に仕事を奪われているのです。

一方、アメリカはイーロンマスクのような天才が一人現れ、一気にイノベーションを拡大していく。その懐の凄さが世界から羨望の目で見られ「あのアメリカで夢を掴むチャンスがある」ということが世界中から人と資金を呼び寄せて上手く回っていました。だからこそ双子の赤字の状態が続いても資金がショートすることはありませんでした。

今、トランプ氏の施策が本当に採用されれば、アメリカというブランドは一気に地に落ちます。そうなったら、益々財政は厳しくなり、いよいよ政府閉鎖などが現実味を帯びていくことになるのでしょう。

また、一番の懸念は新興国からの資金の引き上げです。これは何度も書きましたが、保護主義的な施策のダメージを一番受けるのは新興国です。既にアメリカで金利が上がっていて、実際中国からドンドン資本準備金が流出し、元安が止まらなくなってきています。

中国がまだ余裕がある時は、中国が資金の出し手となって、また他国に対する支配権を強化するために、新興国を救うというシナリオも描けるでしょう。ところが今はその中国そのものが厳しい状況に置かれており、そこに元安、アメリカ国債の下落が起きているのですから、とてもそのような余裕はありません。

もう一つは原油です。これも以前書きましたが、今回のトランプ大統領誕生を受けて原油価格は厳しさが増すと思います。一つは金利上昇→ドル高によるドル建て原油価格の下落圧力です。

更に今まで環境の問題もあってシェールが開発できない地域もありましたが、今回の新大統領に代わったことで、一層シェールの開発が進む→原油安圧力に繋がると思います。無論、原油価格が低くなるとシェール開発は止むわけですが、安いコストで掘れるのに、規制があって掘れないところもあるでしょうから、少なくともオバマ政権時代よりはシェール開発は活発化するとみられます。

特に国内でエネルギーを確保するということは安全保障上重要ですし、あれだけイスラム教に喧嘩を売ったのですから、今更イスラム圏から輸入するという訳にもいかないでしょうし。

これら3つの大きな不安材料「アメリカの財政」「新興国」「原油」を巡る不安を考えると、「やったぜ!トランポノミクスから世界同時株高だ!」といった楽観的な未来はとても描けません。

確かに同い年で初当選した共和党のロナルド・レーガン氏と境遇は似ています。元エンターテイナーで政治経験もないですし、名前もロナルドとドナルドで似ていますね。ただ、レーガノミクスが通用した時代と今では、構造は大きく変化しています。それはグローバリゼーションであったり、先般言及した省力化の産業革命による人間の職喪失だったり。国家の関係も単にロシアだけ見ていれば良いわけでは無くなりましたしね。

確かにトランプ氏は未知数の人ですから、将来には無限の可能性があるとも言えます。ただそれは、やはり株式市場にとってはボラティリティの大きさに繋がると思います。また「実業家だから国の運営も上手くやれるよ」という意見もありますが、国と企業の運営は利益・目的が正反対ですし、そもそも彼は何度も事業に失敗しています。それはあまりにも楽観的に過ぎるでしょう。


新興市場は「中立」。本日は各指数共に堅調。円高に振れたことで為替影響の少ない内需株が選好される中、内需系の色彩が強い新興市場に出遅れ買いが入ってきた格好です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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2016年11月27日

父との別れ その11

父の話の続きです。
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姉の義父は10年以上前に突然の事故で亡くなりましたが、私は段々弱っていく親の姿を見ながら、事故で突然亡くなってしまうことのどちらが遺族にとっては良いのだろうかと考えていました。姉は「どちらも辛い」と言いました。母は「生きていてくれるだけで良い」と言いました。

こちらの問いかけにはかろうじて反応があるものの、父が時折喉が詰まって苦しそうな顔をするのを見る度に、私は「安楽死という選択肢があれば・・・。早く父を楽にしてやりたい」と思っていました。一方、生きている母のために、父には生きていて貰わねば困るという思いもありました。

結局転院から3日後には、父はナースセンターから最も近い要看護の部屋に移され、鼻からチューブで酸素吸入を受けることになりました。酸素を吸入すると見た目は血色も良くなって顔に赤みがかかり、手も随分と温かくなりました。ただ父が半昏睡状態にある感じには変わりありませんでした。

しかしそれは後々わかったことですが、酸素の影響ではなく、単に発熱の結果であったようです。父は39度の高熱を発し、抗生物質を点滴されました。

熱は引いたものの、遂には「あー」という返事すらできなくなった様子。声帯がもうダメになったような感じでした。いつも口が開きっぱなしでいびきのような呼吸を繰り返していたせいでしょう。呼びかけると目は開きます。

母は「お父さん、何か返事して」と呼びかけるけれど、父はどうすることもできません。何か反応しようとする素振りはあるけれども、それが呼吸のリズムを乱して疸が絡んだように咳き込み、苦悶に歪めます。私は「もういいよ。父ちゃんを楽にしてやらんけ」と言うと、母は諦めたように肩を落としました。(つづく)


2016年11月26日

TOPIX11連騰!

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日時 :12月10日(土) 13:30〜
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当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは感謝祭で休場だったものの、一段とドル高が進んだことからドル円は113円台に乗せて返ってきました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。そのままスルスルと値を上げ、18500円手前まで上昇する場面がありました。中国人民元基準値が8年5ヶ月ぶりの安値水準となったものの、引き続き特段嫌気する動きは無く。

ただこれまで買い上げられてきた銀行株が値を崩すと、後場には週末要因を控えて一時マイナス転換するまで売り込まれる場面がありました。引けにかけては売り方の買い戻しもありプラス圏はキープ。TOPIXは11連騰となりました。売買高は25億株弱、売買代金は2.7兆円台と活況でした。


投資判断は「やや売り」。今週は少なくとも上げ止まるだろうと見て投資判断を引き下げたものの、全然そんなことは無くとんだ赤っ恥の週でした。

金曜のNYは小じっかり。感謝祭ということで半ドンであり商いは低調でしたが、3指数揃って最高値更新と強い動きが継続していました。敢えてこのタイミングで売り仕掛ける筋も出ないという印象。それを受けて日経平均先物は18360円となっています。ドル円は113円近辺で、勢いよく続いてきた円安はひとまず一服の格好。

しかしトランプ大統領誕生以降今まで色々考えて改めて気付かれされたのですが、格差社会の進展は別の面からも深刻なんですね。というのは、低所得で将来に何の希望も持てなくなった人が増えると犯罪を犯しやすくなり、治安悪化を招くというところまでは、これまでも認識できてはいました(2ch創始者のひろゆき氏はそういったモラルのタガが外れて何でもできる人々のことを「無敵の人」と称しています)。

ただその一歩手前の段階、つまり犯罪までは手を染めないけれど「今の世の中が無茶苦茶になっても良い」と考える人が増えているのも事実なのだろうと思います。むしろ「世界が無茶苦茶になって、一回リーマンショックや世界的な戦争が起きてクラッシュすれば、現在の秩序が崩壊し、自分にもうワンチャンスあるんじゃないか」と考える人が増えているという感覚です。

実際、Brexitの結果を始めとして、近年ヨーロッパ各地で起きる投票は全部そんな感じですね。政府首脳が「多少自国は我慢しても、二度とリーマンショックは起こしたくない、世界的な危機崩壊のためにギリギリの線で各国協調し、綱渡りを続けて復活まで時間を稼ぐ」という施策を採っていることに我慢がならない、と。何故世界のために自分達が犠牲にならなければならないのか、と。そんな世の中ならいっそ無くなってしまえ!、と。

私の好きな漫画家「かわぐちかいじ」の作品で「太陽の黙示録」というものがあります。これは2002年に連載開始で現在は完結している漫画で、日本が震災によって真っ二つに分断され、壊滅的な中で北側は中国に、南側はアメリカに支配されるという話。

朝鮮半島のような展開になるわけですが、その主人公の一人で南側の指導者「宗方操」は子供の頃に父親の工場が倒産し、夜逃げ寸前だった境遇の中「こんな日本なんて崩壊すれば良い」・・・と思ったところに震災が起きて東京が壊滅するものですから「未来が拓けた!」と、その後メキメキ頭角を現すというお話。ご興味のある方はご一読を。

しかしよく「トランプ氏は選挙の時は(悪人を)演じていたんだ」「大統領になったら大統領を演じる」ということが言われていますが、まあひょっとしてそれはそうかも知れませんけれど、一番の問題はそういう人をアメリカ人は自分自身を投影して大多数が選んだという事実です。
(なお得票数ではヒラリー氏が200万票上回っていたということで、「俺はトランプが勝つと思っていたよ」と威張る輩がアチコチに湧いていますが私は「ミシガン、ペンシルベニアもトランプが取るから得票数では負けても大統領になる」とまで予想した人以外認めませんからね!)。

我々はまだ良いとして、メキシコ人にしてみれば腸が煮えくりかえる事実でしょう。「メキシコ人は犯罪者でレイプ犯だ」と言っている人物を国民の大多数が支持したという事実。内心そう思っていたかも知れませんが、遂に表立って公式に、そして世界中に向けて恥をかかされたのです。折角キューバと国交が回復しましたが、メキシコとの今後は一体どうなるのでしょう?

まあ幸いにして人間は慣れる生き物ですから、汚染水漏洩報道にも慣れてしまった日本人同様、カナダに殺到した移民申請者も急減するとは思います。メキシコ人も腹に一物は抱えながらも、あくまで経済や安全保障のためにアメリカとは割切って付き合っていかないといけない、と考えるようになるのではないでしょうか。ただ遺恨はずっと燻り続けるのでしょうけれど。

で、話がだいぶ株から逸れているような感じもありますが、この辺りは現状を理解する上では結構重要なのではないかと思いますので、一応書いておきました。ここから株の話に戻します。

日本株の方は一応金曜一旦冷めるような動きはありました。ただ何とかプラス圏はキープしていますし、アメリカの方もダウが最高値更新ですから、すっかり株価的には期待感が高まっている格好ではあります。恐らく先物や空売りの買い戻しが出ているような感じで、売っても売っても手応えが無い、だから買い戻さざるを得ない、というのが売り方の置かれた状況なのではないでしょうか。

確かに公共投資、インフラ投資といった財政政策は成長に繋がるかも知れません。アメリカでも水道管の老朽化などが問題になっていますし、以前聞いた話では軍事関連施設ですら未だにフロッピーディスクを使っている箇所がある、という話もありました。これはアベノミクス開始当初の日本に似ているかも知れません。

確かに直す必要があるところは直さないといけないでしょう。ただそうは言っても無い袖は振れないというのが普通ですね。そのためには資金が必要です。

一方、トランプさんの公約に「法人減税」があり、現状のアメリカの法人税の実効税率約40%→15%に引き下げ、例えばAppleがアイルランドに拠点を置いて税逃れしている状況から本国へ引き戻そうとしています。それ自体は確かに良い景気刺激策ではあると思いますが、果たして歳入減、歳出増となる施策を採って、資金を一体どこから捻出するのか?

それに対する不安感からアメリカの長期金利が上昇しています。金利はトランプ大統領誕生の報からグングン上がって今年の高値水準になっています。今後は利払い負担も増えていく中、益々財政は厳しくなっていきます。目先はそれで良いでしょうが、果たしていつまでこの相場が続くのか?


新興市場は「中立」。金曜は各指数共に軟調。為替の円安に支えられる形で東証1部がしっかりする反面、為替の影響が少ない小型株は敬遠される動きが出ました。個人投資家の保有が多い銀行株が下落して、個人投資家のポートフォリオに不安感が出たことも買い手控えに繋がったのかも知れません。


【ポートフォリオ銘柄】
三菱製紙(3864)は続伸。金曜の日経で「エコカー部材増産」という記事が出て、同社はリチウムイオン電池用セパレーターの増産に関して報じられていました。今更の内容でもありますが、知らない人には良い宣伝になったのかも知れません。また足元で自動車部品関連株がTOBなどで活況になっていることから、タイミング的にもバッチリでした。

ファーストリテイリング(9983)は反落。それでも4万円乗せ後も順調な上値追いとなっています。東京では初雪を観測するなど、急速に冬模様となってきており、それを受けて衣料品小売り各社にも冬物需要の増加に期待する買いが入ってきています。同社にとってはヒートテック需要増加にも期待が高まります。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

2016年11月19日

父との別れ その10

父の話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html


「PTEG」の処置をしてしまうと、医療機関に入院する他なく、もう前の特養施設に戻ることはできないとのこと。結局父は転院から1ヶ月足らずで退所することとなり、次は老人病院に転院することになりました。

母と二人で次の転院先へ申し込みに行ったところ「今はいっぱいですが、恐らくもう一週間くらいしたら空きが出ると思いますから、その際改めてご連絡します」との回答。「もう一週間くらいしたら空く」ということは、誰かがもう一週間くらいで亡くなるという意味なんだろうなと思いましたが、実際に間もなく連絡が来て転院が決まりました。

実はこの老人病院は元々隣のお爺さんが最後に入っていたところ(http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20150906.html)。まさか父も厄介になるとは。そしてここが父の終の住処となるんだろうと思うと、何とも奇妙な縁を感じました。

転院は介護タクシーでベッドに横たわったまま移送となりました。専門の男性が二人やってきて、手際良く可動式ベッドに父を移し替えると、そのまま玄関前に停めてあったタクシーに移乗。そこから10分くらいの距離にある老人病院に到着すると、また病院のベッドに移し替え。家族は一切手を出す必要がありませんでした。料金は7000円程。

老人病院ではまず最初に改めて診察を受けることになりました。寝たままレントゲンを撮ったり、血液検査をしたり。先の病院からのカルテと状態や症状を照らし合わせるのでしょう。

検査結果が出た後、母と私が診察室に呼ばれ、面談となりました。年配の女医さんでしたが表情を曇らせ「私が思っていた以上に状態が悪い。正直見通しは暗い」ということでした。先の病院からの引き継ぎ以上に症状は悪く、やがて酸素吸入も必要になってくるだろう、と。

実際、その後病室に行ってみると、ここに入院している誰よりもうちの父の状態の方が悪く感じました。他の人達は患者らしくベッドに横たわってはいますが、半身を起こしてテレビを見たりはできる状態。

対して父は自分で身体を起こすことはおろか、半分目が開いているものの、常にいびきのような呼吸音、起きているのか寝ているのかはっきりわからない状態がずっと続いています。医者が言うには舌が筋力の衰えからか、もう喉の方に落ち込んでしまい、呼吸をする度にいびきのような音になってしまうのだとか。実際、身体を横にするといびきは止まります。転院前から段々とこの状態が酷くなっていました。

転院にあたりタオルや衣類、テレビを持ち込みましたが、看護師さんは気の毒そうに「恐らくそれを着ることはできません」「テレビも見られないでしょう」と次々と否定しました。母は少しでも健康体に近づけたような状態にすることで安心感を得たかったようですが、私の目から見ても恐らくそれは無理だと思いました。

私も正直年内いっぱいだろうと覚悟はしていたものの、やはり現実を突きつけられると気落ちしました。特に母の落ち込みは大きく、その後家に帰ってからはため息ばかりついていました。(つづく)

2016年11月18日

ドル円110円乗せで日経平均18000円回復!

★☆★☆ 第8回目開催決定!

テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :12月10日(土) 13:30〜
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/431400/

東京では3日で定員に達する人気セミナーです。
当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は金曜続伸。前日のNYはイエレン議長の「利上げは比較的早期に実施する」と伝わり、金融株中心に上昇。ドルは一段高となり、ドル円は朝方110円台を回復してきました。

それを受けた日経平均は朝方から18000円を回復。ただ目先の目標達成感が出て、その後は上値が重い展開になりました。そして最近の傾向通り、その後は横ばい推移。中国人民元基準値が8年5ヶ月ぶりの安値水準となったものの、特段嫌気する動きはありませんでした。後場も18000円を挟んだ横ばい推移で、一日の値幅は80円弱に止まりました。売買高は25億株台、売買代金は2.7兆円と膨らみました。


投資判断は「やや売り」に。有料メルマガの方で「11月の高値水準はドル建て日経平均164ドル×ドル円110円=18040円辺りまでが上限になってきて、これが恐らく年内高値」とした水準に達してきたので、この辺りがいっぱいいっぱいだろうと思います。余勢を駆ってもう少しくらい上がったとしても、上値余地は乏しいので投資判断を一段階引き下げました。

世間のトランプ相場強気に対する当方の見解を連載していますが、今回は「元々トランプ氏の政策の方がヒラリー氏よりもマーケットフレンドリーだ」という点。

それはそうですね。繰り返しになりますがヒラリーさんの方が「富裕層増税」「最低時給15ドル」という社会主義的な施策でしたから、株式市場にはマイナスとなる可能性は十分ありました。対してトランプ氏は逆に「富裕層減税」を掲げていますし、インフラ投資にも積極的。この辺りは株式市場にとっては確かにプラスです。

ただ、一つ大きな問題として例の人種差別発言があります。「ヒスパニックやイスラム教徒を追い出せ」「奴らから仕事を取り戻すんだ」と言って支持を集めました。アメリカの人口のうち白人は40年前84%→60%にまで低下し、一方南米からやってくるヒスパニック系は5%弱→20%弱に増えているとのこと。今まで強者だった者がシェアを奪われていく悲しみは、女性の社会進出や権利が強まる昨今、男性側によく理解できるのかも知れません・・・。

日本人もそう感じている部分は大きいですね。安価な労働力を求め工場をアジアに作る企業はごまんとあります。それで「仕事を奪われている」というのは確かにその通りだとは思います。

私は「人種差別はダメ」とキレイ事で言っているわけではありません。むしろアメリカは今まで移民を都合よく利用して大きくなってきたのです。人口の減少も移民で阻止できていますし、安い労働力は消費者となってアメリカ経済全体を強くしていました。それを否定して成長できるとは思えません。

そもそも現実的に、むしろ近年を考えると、本当の敵は異国人ではありません。ロボットです。今省力化投資が盛んになっていて、中国ですら省力化投資を進め、上がってきた人件費を嫌がる傾向があります。経営者にしてみればロボットほど使い勝手が良いものはありません。需要が無くなったらすぐに首を切れる(操業を止められる)、待遇が悪いとストを起こされることもない、福利厚生に気を遣う必要も無い・・・。

実際、アメリカもテスラモータースの工場を見ると、ほとんど無人の工場で何台も車を量産しています。確かにまだそこまで省力化できない細かい業種はいくらでもあるでしょう。しかし次第にそれもロボットに置き換わっていくことは目に見えています。敵は本来テスラや自動運転、人工知能の開発を進めるGoogleのように、人間の仕事を奪うような施策を進めている企業であるはずです。つまり産業革命ですね。

私は恐らくトランプ氏もそれをわかっていて、本気でそう考えていないと思いますが(あるいは単なる買いかぶりかも知れませんが)、ただ肌感覚でわかりやすい敵を作って自分の支持に変えるのは、どの政治家の常套手段でもあります。日本の近隣諸国もそうですね。よく日本バッシングを支持に利用します。今支持率が低迷している朴政権も、そろそろ伝家の宝刀を抜いて、ジャパンバッシングに動くのか・・・。

そんなわけで、トランプ氏が言う「外国人を追い出したから仕事が増える」という考えは間違っていますし、恐らく実行もされないでしょう。インフラ投資は一時的に効果がありますが、長続きしないのも周知の通り。しかも所詮アメリカ一国の話で終わり、他国に恩恵があるわけでもありません。相乗効果も望めません。

一方、TPPに反対するなど、保護主義的な動きが強まると、結果経済を縮小させ、アメリカという国のブランド力が弱まっていく恐れがあります。

私はアメリカを支えている最大のものはアメリカという国のブランド力だと思います。その最大の原動力が「自由」「誰にでもアメリカンドリームを掴むチャンスがある」という、自国にはない希望です。それに惹かれて各国から優秀な人材が集まり、お金が集まり、そして消費をしてくれるのです。Appleのスティーブジョブズはシリアとアメリカ人のハーフですし、テスラのイーロン・マスク氏も元々は南アフリカ出身ですしね。

それが無くなったらアメリカには一体何が残るのか?巨額の財政・貿易赤字を埋めるお金は集まらなくなり、世界中で行っている軍事介入も無くなれば、誰もアメリカの言うことを聞こうとしない。お金をいっぱい持っている中国や、資源を売ってくれるロシアに他国はなびいていくものと思います。


新興市場は「中立」。本日は高安マチマチ。マザーズの方は主力のそーせいG(4565)、CYBERDYNE(7779)がここまでリバを見せていましたが、本日は力尽き。それに合わせてマザーズ指数も売られました。特に本日はドル円110円に乗せたフィーバーでしたから、恩恵の少ない新興市場には買いが向かい辛かったと言えます。

なお、本当は東証1部の方を「やや売り」としたように、新興市場もそろそろ戻りいっぱいだとは思うのですが、銀行株上昇などにより投資余力が回復した個人の資金が戻ってくることなどから若干タイムラグがあるだろうと見て、もう少し中立的に見ていきます。


【ポートフォリオ銘柄】
ファーストリテイリング(9983)は反発。4万円乗せとなってきました。他の買い銘柄は次々卒業させましたが、この銘柄に関しては多少の下落局面程度であれば相場の下支えとして利用されると思うので、とりあえずもう少し買い持ちしておこうかと思います。

ちなみに個人的には最近IPOのバロックジャパン(3548)も十分下落しましたし、ここから来月末のTOPIX算入を見越して買い戻しが出てくるのではないかと思うのですが、衣料品セクターを二つポートフォリオに入れるのは憚られるので止めておきます。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

2016年11月17日

父との別れ その9

父の話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html


9ヶ月前に歩けなくなって以降、急速に父は衰えてきました。そして結局昨年車いすの父を乗せて五箇山に行ったのが、最後の家族旅行となりました。

まだ今年の寒い時期に、父に何か楽しみを持たせようと母が「今度どこに行きたい?」と聞くと父は「五箇山」と。「え、去年行ったばかりなのに?」と聞き返すと「うん」と。ただ理由に関しては聞き返しても、残念ながら発音がハッキリしないのでよくわかりませんでした。

私は「北陸新幹線は乗りたくない?」と聞きましたが、「別に乗りたくない」という返答。電車好きの父だったのに意外な回答でした。何か遠慮していたのかも知れません。父と数年前に北陸新幹線が出来る前、加賀温泉に旅行に行ったのが最後の電車旅行。その時に車いすで移動したのが大変だったと感じたのでしょうか。

「PTEG」の処置をして首に管を通してしまうと、もう外出はできません。こうなるならば、春にもう一度五箇山に行っておけば良かった。結局父は肺炎こそ治ったものの、もう食事をとることはできず、車いすに移乗することも無くなり、遂に完全な寝たきり状態になってしまいました。一時少し回復を見せて「これなら多少は良くなって、少しは食べられるようになるかも」と思った淡い期待は瞬間的に打ち砕かれました。

そうして「PTEG」の処置がなされました。処置自体は1時間もかからないそうで、万一のことがあった時のための同意書はいつもながら書かされましたが、そんなに難しいものではないとのこと。なので術中の家族の立ち会いすら不要でした。

それから数日して、父の容態は相変わらずでしたが、顔色は少しずつ良くなってきていました。やはり今までの点滴での栄養摂取よりは、効率的にカロリーを採ることができるようです。

ある時私が見舞いに行くと、父は目を開けており、相変わらず「あー」としか聞こえない返事しかできませんが、比較的調子が良さそうでした。

恐らく「母ちゃんは?」と私に尋ねているのだろうと思いました。と言うのも、前の施設にいた頃、私と母のどちらかだけが顔を出すと、必ず第一声は「もう一人は?」と聞いていたので。

私は「母ちゃん午前中に見舞いに来たやろ?」と聞くと「おー」と返事をしました。「父ちゃんベッドの上ですることなくて暇け?」と尋ねると「おー」とまた返事をしました。その日、私は地元にやってきたプロ野球の試合を観に行く予定だったので「じゃ、また来るわ」と言って病室を跡にしました。結局、私が父とコミュニケーションを取れたのは、これが最後でした。(つづく)

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