2016年07月30日

7月の成績発表

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最近はすっかり休み癖がついたブログですが、本日は7月の成績発表です。7月はBrexitショックから全般的に回復基調でしたが、金曜の日銀金融政策決定会合を受けて来月以降またどうなるかというところです。そんな中私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。


【買い銘柄】

日本プロロジスリート投資法人(3283)

250200円→254700円(19営業日保有 上昇率1.8%)

REITも全般的にBrexitショックからの持ち直しを見せましたが、株に比べると緩慢でした。そして金曜の日銀金融政策決定会合ではETFの買い付け枠倍増こそあったものの、REITの買い付け枠に関しては増額見送り。

ちなみに日銀は今年に入ってからETFを1.8兆円、REITを552億円分購入しており、REITに関しては年間900億円のうちの61.3%を消化しています。まあペース的には確かに問題無いですが、そういう意味ではETFだって問題無いのですけれど。

そもそもREITの方が増資をしやすい商品なので、規模はジワジワと膨らんでいます。REIT全体の時価総額は昨年末時点10.6兆円→11.8兆円と10%以上伸びています。確かにREIT指数はその間7%程上がったのですが、発行口総数もじわりじわりと増えています。

一方、株式の時価総額は590兆円→509兆円ですから、14%程度減少しています。LINE(3938)という大規模IPOもありましたが減りました。その中で更に買い付け額を年間6兆円にするというのですから、日銀の支配力は一層強まる形になります。

「REITの方は大丈夫だから、下がっている株を何とかしたいよね」というのが日銀の発想ということでしょうか。あまり物価目標には関係無いような・・・。

その辺りの議論はまた追々していくとして、同REITは物流系REITの本命とも言える三井不動産ロジスティックスパーク投資法人(3471)の配分も決まったことで、リバランスの売りもようやく一巡しそうな雰囲気。アメリカのREIT指数が高値圏でやや失速気味なのは気がかりですが、さしあたってアメリカの利上げもまだ見込まれない中、利回りの高い商品に対する資金流入期待感は強いと思われます。


DMS(9782)
630円→721円(19営業日保有 上昇率14.4%)

28日引け後に第一四半期決算を発表。主力のDM部門が大幅に伸びて、前期比大幅な増収増益に。それを受けて29日は朝方から大きく買われて始まりました。その後は地合の混乱も関係無く高値圏をキープ。期待しているラクーン(3031)との越境ECの方はサッパリな感じですが、まあ物流系は全般的に良い環境ですから、ここからの伸びに期待しましょう。


日本セラミック(6929)
1943円→2044円(19営業日保有 上昇率5.2%)

7月は無事2000円台を固める月になりました。月末のTOPIX浮動株比率変更イベントも通過して、現在は8/5に控える中間決算に関心が移っています。足元再度円高基調となっている点は気がかりですが、引き続き自動車の自動運転などによる電装化需要に期待です。


三菱製紙(3864)
70円→72円(19営業日保有 上昇率2.9%)

地合の戻りに合わせて、株価もようやく底打ち反転歩調。紙パセクター全般的に安定感があって、特にEコマースの活況から段ボール需要が増えているという話題もありました。

同社に関してはリチウム電池向けセパレーターも製造していますが、現在テスラなどによる電気自動車の需要急増によってリチウム価格が3倍に高騰しているのだとか。それを受けてステラケミファ(4109)が連日の高値更新波動に。同社も8/5に第一四半期決算発表を控えますがこの辺りの材料に注目です。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05344090X20C16A7QM8000/


あさひ(3333)
7/16より 1490円→1453円(9営業日保有 下落率2.5%)

「88CYCLE」のヒットや元安を受けてエントリー。ところがエントリー直後に自転車愛好家の自民党谷垣幹事長が転倒して大ケガ。頸髄損傷による手術となって、幹事長辞任という話になってきました。うーん、自転車で走るのは気持ち良いのですが、何事にも事故はつきものです。これも投資にまつわる事故なのかも知れませんが。

谷垣さんにはお大事にしてもらうとして、足元では金曜の追加緩和不発を受けて為替が急速に円高進捗となり、ドル円は102円割れの場面もありました。同社にとって円高は追い風ですから、ここからの戻りに注目です。


【売り銘柄】

大東建託(1878)
16850円→17190円(19営業日保有 上昇率2.0%)

放置していたら空売りの買い戻しを巻き込んで、上場来高値更新波動に。うーん、いくらなんでも高過ぎると思うのですが。

そして28日昼に出て来た第一四半期決算では、大幅な増益継続ということで、好調は維持されています。それでも決算後は出尽くし感も出て下落歩調に。地合の悪化もありますから、この辺りはもう少し付き合ってみることにします。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.14(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 7/1終値 15682円→16569円(19営業日 上昇率5.7%) 0.29(%/営業日) 
TOPIX   7/1終値 1254  →1322 (19営業日 上昇率5.4%) 0.28(%/営業日)

今月はベンチマークに敗北。ブログを全然更新できなかったので、折角の戻り相場で機動的な対応ができませんでした。うーん、残念。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数725.6ポイント
とりあえず少し回復しました。8月も引き続き頑張っていきたいところです。


さて気になる8月の相場展望ですが、投資判断は「売り」とします。金曜の日銀金融政策決定会合の結果を受けて、一気に引き下げました。

日本株は7/11のバーナンキ議長来日以後、先週までずっと議長の代名詞でもあった「ヘリコプターマネー」を期待した買いが入ってきました。前回の追加緩和が1月末、そして今回はそこから半年経過の月末の日銀金融政策決定会合で、しかも成績の悪いGPIFの運用成績発表と同じ日でしたから、日程的にも多少思惑を呼ぶのもわからないではありません。

そもそもヘリマネの論議は「今から」の話ではなくて「今までやってきたこと」の肯定なだけでした。それがあたかも「これから」のような期待感にすり替わっていました。「本気で言ってるのか?アホになったんとちゃうん」と皆が思ったとしても「同じアホなら踊らにゃ損損」という状態でここまで推移してきました。

それをマスコミも煽ります。今まで散々煽ってきたBloombergに負けないぞとばかりに各社前のめりになって、正式発表前に日経新聞やWSJといった国内外のメディアが「日銀は追加緩和を検討」「50年債の発行を検討」と報じ、その都度株価は踊らされました。

まあマスコミ自身よりも、それに踊らされるマーケットの方がより深刻ですね。そもそも現状既に発行している40年もの国債から更に10年追加した50年国債を出したからと言って、これがそんなに大きな話なのでしょうか?確かにそれだけ量的緩和の出口を先に見ているんだ、というメッセージにはなるかも知れませんが、大騒ぎするような話でも無かったような。

そんなドタバタ劇の末、結局日銀の決定はヘリマネとは程遠い結果に終わりました。今年の日銀金融政策決定会合以降幾度となく「発表直後、結局空振りで暴落」のパターンが続いており、今回も「何らかの追加緩和策が出たらマイルドな円高、何も出なかったら強烈な円高」とみられていました。

しかし幸いと言いますか、今回はしっかりと踏みとどまりを見せました。一応「追加緩和」とタイトルが付いた発表を日銀が行ったため、外国人が安心した・・・と考えるのは、かなりお花畑な捉え方のように思います。

確かに日米共に決算や世界情勢などに対する警戒感が強かったので、売るつもりの人はとっくに売ってしまっていましたし、特に空売りも多く入り込んでいましたから、出尽くし感はありました。特に足元薄商いの閑散相場ですから、一方向に流れが出たら、そのまま進みやすい面もあります。買われるならそのまま買い方向に行き足が付いているという感じです。

個別株でも先陣を切った安川電機(6506)の決算を始めとして、外需銘柄の出尽くし感、思った程悪く無い感が色濃く出ているシーズンでもあります。安川電機の第一四半期は大幅な減収減益となりました。予想通り円高が大きく足を引っ張っている構図でしたが、アナリスト予想が営業利益54億円に対して、54.7億円と微妙に上ブレで着地。翌日はしっかり買われ、その後も高値圏をキープしています。

が、金曜のNYは比較的しっかりしている一方で為替の円高が急速に進捗。1ドル102円割れの場面もありました。それを受けて日経平均先物は16310円と金曜終値から250円程下の水準に。

個人的には日本が浮かれている陰で原油が下落している点や、中国の下落が気になります。特に中国は去年の今頃からクラッシュが始まりましたからね。ギリシャの国民投票とイギリスの国民投票を照らし合わせたその後の株価推移の類似性を考えると、どうも8月は恐い感じがします。

また、私も最近敢えて無視していましたが、アメリカの大統領選挙に向けた動きが未だにトランプ氏とヒラリー氏の支持率が拮抗して不透明です。

民主党の方が一応サンダースさんがヒラリーさん支持に回り優勢なんですが、私の周りの外国人誰に聞いても「サンダースが良かった。ヒラリーは嘘つきだ」と評判悪いまま。今度の大統領選挙は歴史に残る泥仕合になる可能性が高いですが、株価的にも日本としても何とか消去法的にヒラリーさんに頑張ってもらいたいところです。

大きなイベントは通過しましたが、これら外部要因の不透明さが特に気がかりです。8月はイベントの少なさもあって、一度付いたトレンドはなかなか変更しません。そのため、下落に行き足が付くと厄介です。

8月は去年まで6年連続外国人売りが出ているとのこと。結果、直近10年の日経平均は3勝7敗と大きく負けが込んでいます。特に今回の日銀金融政策決定会合の結果を受けて、反動売りが大きくなってくる可能性は十分にあります。例年8月は円高シーズンでもありますし、やはり今年も夏枯れ相場なのでしょうか。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

2016年07月24日

NYだよ、おっ母さん! その42

NY話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160624.html


セントラルパークと言えば野生のリスが多いです実際アチコチに居て、イチョウの太い幹の周りを二匹のリスがグルグルずっと飽きもせずに追いかけっこしたりうーん、牧歌的で平和ですねぇNYっぽくありませんそういえば私は野生のリスを見るのは初めてかも知れません。

↓実は2匹写っているのわかりますか?
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しかしセントラルパークで一生懸命リスの写真を撮っているのはせいぜい私くらい後で師匠に聞いたところによると「アメリカ人にとってリスなんて珍しくもなんともない。ネズミと同じレベルに感じている」とのことうーん、こんなに愛くるしいのに・・・まあ今となってはポケストップとなっていて、様々なモンスターの捕獲に皆勤しんでいることでしょうが・・・

しばらく歩くと「sheep meadow」という広場がありました。「羊の放牧場」だったこの場所は、今は羊がおらずに人々の憩いの場になっています前日に来た時は生憎の雨模様だったので誰も居ませんでしたが、晴れていれば大勢の人々が日光浴を楽しんでいます

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「sheep meadow」の近くには、メリーゴーランドがありましたメリーさんの羊からとった・・・わけでは全くないでしょうが。残念ながら私が行った時にはほとんど誰も乗っていませんでしたまあ作り物に乗らなくても、本物の馬車が公園を通っているわけですが

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↓大きな岩の上に登ってビル街をパチリ
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そんなわけでセントラルパークを気持ち良く通り抜けると、今度はソニーストアに行ってみることにしましたその頃、実は大事件が発生するでした(つづく)

2016年07月23日

ポケモンGO一色

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日経平均は金曜反落。前日のNYはインテルの決算が悪かったことや、原油価格の下落などを受けて軟調。また黒田総裁によるヘリコプターマネー否定のBBC報道を受けて(ただし6月17日に収録されたもの)、為替が1円以上円高に振れて返ってきました。

それを受けた日経平均は朝方から大きく売りが先行。結局前日の上げ分を帳消しにして始まり、その後もじり安の展開になりました。連休を前にした様子見ムードも蔓延。後場は日銀のETF買いなどもあって下げ渋ったものの、16600円台を回復するのがやっとでした。

売買高は16億株弱、売買代金は2.4兆円程度でしたが、超話題の「ポケモンGO」の国内配信が遂に開始されたことでまたまた大活況となった任天堂(7974)だけで7000億円の売買代金をこなしているため、それを差し引くと閑散でした。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは通信大手の好決算を受けてしっかり。S&Pは終値ベースでの最高値を更新しました。それを受けて日経平均先物は16620円ということで、月曜は概ね金曜終値近辺でのスタートになりそうです。しかし先週のトルコのクーデター未遂に続いて金曜もドイツで銃乱射事件があり、本当にここ最近毎週のように金曜は何か起きますね。

トルコは地理的にも、東と西を繋ぐ重要な地点で、ここが安定化するかどうかは世界情勢にとても重要です。不安定化すれば次第にギリシャに浸食し、イタリアを浸食し・・・と次第に世界の不安定要素が拡大していく可能性にもなります。軍事的にも経済的にも。なので今回被害が拡大しなかったのは、とりあえずは幸いでした。ここから何がどうなるかはまたわかりませんが・・・。

消去法的にも安全で、自民党の支持が強く世界で一番政権が安定しているのが日本。その背景もあってか先週の投資主体別売買動向では外国人の買いが圧倒的で、現物・先物合計で8811億円の買い越し。日経平均5連騰の原動力となりました。一方それに大して大いに売り向かったのが個人投資家で、計5589億円の売り越し。これで流れが変わった・・・のかどうか。

特に公的年金の動向を示す信託銀行は売り越しに転じていますから、外国人がきちんと買ってくる状況にならないと、上値はGPIFの売りに抑えられてしまいます。この辺りは特に注意して見ておくべき流れです。

しかしBrexitショックからかれこれ1ヶ月が経過しますが、イギリスなんて「Brexitって何?食べれるの?」くらいにとぼけてシレシレっと年初来高値を更新しています。不動産に対する警戒感やイタリアの不良債権問題も何のその。まあイギリスの場合は確かにポンドが急落したので、むしろ輸出で稼ぎやすくなったという面もあるのかも知れません。

ちなみに「離脱になったらポンドが20%急落する」と言っていたソロス氏は、残留に賭けてポンドを買い込んでいたのだとか。正直どこまでがポジショントークなのかわかりませんが、相変わらず台風の目(この場合イギリス)は風が穏やかなんですね。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-27/O9F2Q26JTSE801

アメリカ株も雇用統計が前月とは打って変わって良かったところから連日の高値更新波動。空売りの買い戻しも巻き込んでボーナスステージ入りという感じです。

原油はアメリカでは夏のドライブシーズン入りということでのガソリン需要もあり、例年7月か8月に高値を付ける傾向が強いです。昨年はむしろ7月以降ダダ下がりでした。足元でも50ドルの壁が意識される中、限月交代があっても下落が続いており、簡単に上がっていくような環境では無さそうです。

市場はもうポケモン一色でしたが、話題の任天堂は業績への影響を金曜夜間に否定の開示。それを受けてPTSは止まりましたが、アメリカのADRでは日本円換算で金曜終値から13%程度安い水準となっています。まあ任天堂に関しては遅かれ早かれ業績期待に対する淡い夢から覚める第一上昇波動の終了は時間の問題でした。

第一波が終わればしばらく現実を見るモードになると思います。それは具体的には決算を受けて、経営陣の感触を聞き出そうとアナリスト達が色々質問し、それが会社のHPや証券各社のレポートなどで色々書かれ、投資家の目線が理想から現実に引き戻されるモードです。

ただ私は押す場面は第二上昇波、つまり今度は「業績への影響度を冷静に見極めた上で投資家が投資してくる新波動」に向けた良い押し目だと思います。

と言うのも、任天堂はポケモンだけではないからです。その他にも「マリオ」「どうぶつの森」「ファイアーエムブレム」「ゼルダの伝説」といった、超人気IPを豊富に抱えています。今回の成功で学習したことを次のシリーズに使うことができます。特にファイアーエムブレムは今ここにきてアメリカで人気だそうで、私も好きなシリーズなんですけど、これはかなり期待が持てます。

ちなみに「ファイアーエムブレム」と「どうぶつの森」のスマホゲームも秋に出すと既に発表済みです。これらは今回のNianticが開発した「ポケモンGO」とは異なり完全な自社製作のゲームなので、丸々売上が自社のものになります(厳密には運営はDeNA(2432)が行うので、いくらか取られます)。

ですから正直ガンホーのパズドラの比ではないんですね。例えポケモンGOのブームが一旦下火になっても、次のタイトルでまた大ヒットを出すことができます。そして例えばポケモンで育てたキャラをどうぶつの森で使うことができる、などといったキャンペーンを張ることで、いくらでもユーザーを任天堂の手のひらから外に出さず、回遊させることができます。

そもそも、配信が始まってこの二日間、町は夏休みということもあってあちらを見てもこちらを見ても、スマホ片手に歩いている老若男女が目立ちます。今までスマホはポケットに入れて歩くものでしたし、そもそも私の地元のような田舎では車ばかり走っていて歩行者はまばらですが、一気に歩行者が増えました。

いくらパズドラが大ブレイクしたといっても、こういう姿や現象を未だかつて目撃したことはあるでしょうか?地元の公園や神社なんて、未だかつて無い程の人が集まっていました。

これ自体が巨大な広告塔であり、パワーなんです。下手すると普通にスマホを見ている人ですら「ポケモンやってるんじゃね?」と思う程。ユーザーが増えれば増える程課金も大きな威力を発揮します(より他人を凌駕した時の快感が得られるため)。

これらの行く末をアナリストは元より、任天堂自身が果たして全て把握できるかどうかは甚だ疑問です。最初はバイオ株同様、期待値が先行するのは当然ですし、そもそもそれが株式投資の醍醐味とも言えます。

一方、新型ゲーム機NXはまだ未知数です。もっと言えばポケモンも未知数でしたが、実際こうして結果を出したので株価材料になりました。良いように転がれば、これが今度のNXに対する期待感にも結び付いて、更に相乗効果を出すかも知れない。それが時価総額が1兆円以上増加した裏付けになってきます。

ただ任天堂の業績面に目が向き始めた時にどうしても気になるのが為替です。任天堂は売上の7割が海外で、また海外資産の多い会社なので(しかもヘッジをしない)、為替変動が大きく影響してくる超外需企業です。1円の円高で数十億円の為替差損に繋がると言われています。

ですから足元円安に急速に振れたことも強烈な追い風になり、さすがに106円台まできたところで一段の上昇は難しそうですが、為替もまた夏以降落ち着いてきたら追い風になると思います。逆に言えば円高がドンドン進んでしまうと、いかにポケモンがヒットしようが苦しいということにもなりそうです。

そう考えると、今回の任天堂のリリースは27日の決算発表時、むしろ円高による下方修正を行うための布石なのかも知れませんね。そこが最期の押し目になるのかも知れません。個人的には任天堂も良いですが、やはり周辺株を狙っていくパターンが一番無難と思っています。


新興市場は「売り」。金曜は各指数共に軟調。マザーズは先物が始まって以降軟調な推移が続いていますが、その先物の出来高も金曜は遂に684枚と超閑散。最初くらいはせめて盛り上がると思いましたが、最初から終了モードですね。LINE(3938)の上場や任天堂の盛り上がりと重なったというのも、多少の不運かもしれません。

ただ従前でもマザーズコア上場投信(1563)を空売りすればマザーズに対しての空売りは可能でした。ほぼこのコア指数採用銘柄とマザーズ先物の指数寄与度の高い銘柄は重なりますし。ただ残念ながら流動性が極端に少ないので相手にされていませんでした。それと同じ歴史を繰り返している感じです。取引時間が長い分、先物の方が余計薄まっている感じがあります。

こうなってくると裁定取引をしようとしていた業者はアテが外れ、変に無駄な在庫を抱えていたくはないはずですから、その処分売りも足を引っ張りそうです。


【ポートフォリオ銘柄】
日本セラミック(6929)は反発。なんだかんだでじわりと上値追いが続き、水曜には終値ベースで01年以来の高値水準となりました。為替水準が落ち着いてきたことに加え、世界的に自動運転の車の開発が進んでいることで、センサーの搭載点数が増えていることが強み。また今月末にはTOPIX浮動株比率の変更による買い需要もあります。引き続き注目。


三菱製紙(3864)は反落。低位で株式併合の銘柄は併合の権利落ちまで下がるというパターンが多いので、同社もその流れに乗ってしまっています。ただPBRは0.5倍割れで業界再編の機運が強まる紙パ業界ですから、低位株物色の相場展開でも始まれば、突発高することもありそうです。ポケモンティッシュでも出してくれれば良いのですが・・・(そればっかり)。


あさひ(3333)は続落。折角良いスタートを切りましたが、進んでいく円安に加え、16日にサイクリング中に転倒した自民党幹事長の谷垣氏の容態が重いと月曜夜間に伝わった辺りから、一気に売られる流れに。うーん、谷垣さん大丈夫でしょうか。自転車とポケモンは周囲に十分注意しながら乗りましょう・・・ってまた無理矢理ポケモンに絡めてみました。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

2016年07月20日

NYだよ、おっ母さん! その41

実はまだ終わっていないNY話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160624.html

ペロリとホットドッグを平らげて人心地付いた私は、前日に続いてまたセントラルパークを通って市街地に戻ります前日と違ってすっかり晴天となっており、セントラルパークにも大勢の人達が行き交っていましたうーん、やっぱり気持ちが良いですね

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歩道に沿って南下すると、途中に大きな池があり、皆小さなヨットの模型を浮かべて何やらラジコン感覚で操作していました平和でのどかな休日という感じです

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ところでセントラルパークにはアンデルセンの銅像があり、彼が「醜いアヒルの子」を読んでいる傍らでアヒルが見上げている、というモチーフになっていますしかし何故セントラルパークにアンデルセンのゆかりがあるのかは不明です近くには「不思議の国のアリス」の像もあって、そちらは女の子に人気で皆並んで写真を撮っていましたが、アリスの像はちょっと恐かったです

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そうして気持ち良く歩いていると、突然背後から声をかけられました振り返ってみると浮浪者っぽい男性がグローブとボールを片手に「野球やろうぜ」と誘ってきますいやいや、ボクは磯野じゃありませんから・・・と言っても恐らく外国人には通用しないと思ったので、愛想笑いで「No,thank you」と足早に逃げました

しかし前日に続き、なんでこんなに浮浪者に声を掛けられるのやら同類と思われているのでしょうか?(つづく)

2016年07月19日

6連騰でメジャーSQ値回復!

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日経平均は本日続伸。前日のNYがトルコのクーデターお構いなく小じっかりで、ドル円も無事106円台で返ってきたことから、朝方から買いが先行。なお本日より日経平均先物のスタートが8時45分となり、話題のマザーズ先物も始まったことから、日本株の出だしが幾分わかりやすくはなりました。

ただ買いが一巡すると間もなく利食い売りに押される展開。先週がBrexit翌週に続く一週間日経平均全勝週だったことから、高値警戒感も出て来ました。それでも中国株が落ち着いたスタートを見せると、その後は次第に買い戻しの動きが強まりました。

後場もそのまま騰勢を強め、引けにかけては16700円乗せ。6月メジャーSQ値を上回って終わりました。売買高は20億株台、売買代金は3兆円弱でしたが、任天堂(7974)だけで7000億円の売買代金をこなしているため、それを差し引くとやや閑散でした。


投資判断は「やや売り」。いやー、しかし世界の株価はとにかく強いです。トルコでクーデター(未遂)が起ころうが、フランスでテロと言って良い暴走が起きようが、アメリカで警官が殺されようが、株価には一切お構いなしの状況。引き続き世界は混沌としており、まったくきな臭い時代ですね。まあ元々世界がまとまったことなんて1秒たりとも無いのですが。

ここにきてどうもISがまた注目を集め始めています。最近やられて大人しくなったかと思いきや、人の心までは壊滅させることができず、各々の国でISに共感する若者がテロに走っています。どうも外観がイスラム教っぽい「いかにも」な者が犯行に及ぶだけではなく、国内で普通に生活している若者が染まっている可能性があります。

そう考えると、そもそもトランプ氏が唱えるような「イスラム教徒の入国を禁止にする」という短絡的な手法でテロが収まるわけではなさそうです。そのうち日本でも日本人が行うかも知れません。そもそも20年前にオウムがやったわけですけれど、なまじ平和ボケして平穏な生活に有り難みを感じない人間が刺激を求めて染まりやすそうな感じがします。個人的な体験談を言えば、一度生死に関わるようなきつい体験をすれば、そんなような気は起こらないですけどね。

それはともかく、熊本に大地震が発生しようが、イギリスがEUから離れようが、株価はあっさり元の水準を回復してしまいます。当人達にしてみれば「俺たちがこんなに困って苦しんでいるのに、株価にはほとんど影響しないのか」ということですが、それが株式市場の強さであり、裏腹に併せ持つ非情さなのかも知れません。

そんなわけで今やイギリスのEU離脱話は、下手すると無かったことにすらされかねない状況になっています。元々国民投票自体に法的拘束力も無いので、ある種壮大なアンケートに過ぎないと言っても過言ではありません。その結果に対してEU側は「イギリスさん、何とか残ってくださいよ〜」と言うかと思いきや、むしろ「さっさと荷物をまとめて出て行け!」という感じになっています。

この展開に関しては個人的にはビックリでした。西洋の方はやっぱりさばさばしているんですねぇ。イギリスは英語を公用語から除外されたり、大英帝国の復権どころか惨めな感じに成り下がりつつあります。

しかしデジャブでしょうか、同じようなことが丁度1年前にもありました。そう、ギリシャの国民投票ですね。債務削減拒否派が国民投票の結果勝利したものの、結局債務削減案をチプラス首相が飲んで、財務大臣のバルファキスさんが辞任しました。皆さん覚えておいででしょうか?

あの時と今とで実は妙な共通点があります。あの国民投票も丁度一年前の今頃である7/5に行われ、あの時も事前に「緊縮財政に対する賛成が多いだろう」との予想からブックメーカーが受付を拒否。安心しきったところの結果が逆に反対多数で、翌週真っ先に影響を受ける日本はショックの急落となりました(チャートを見て貰えばわかりますが、月曜の時点では3%弱の下落率で済みましたが、その後前週末に比べて7%弱までの下落がありました)。

ところが、すったもんだの末に結局債務削減案を飲むことに。それで日経平均は6連騰。そして時計の針を現在に戻してみると、Brexitショックから明け、翌週の日経平均はその時以来の6連騰。奇妙な共通点があると思いませんか?当時と今と株価の位置は高値圏と安値圏で全く対極ではありますが。

もう少し見ると、昨年のその6連騰後一旦下押しましたが、7/28〜8/11までは、連騰記録とは言わないまでも、再度高値トライに向かう底堅い動きがありました。それが先週からの戻り局面に類似するとも考えられます。

ただ残念なことに、当時も6連騰の末国民投票前の水準は回復できたものの、その少し前に付けた高値は抜けきることができませんでした。高値圏は維持したものの煮え切らない間に、8月に別方向から矢が飛んで来てチャイナショックが起きました。そこを出発点にして、その後オイルショックがあったりマイナス金利導入があったりして現在に至り、株価は長期下落トレンドとなっています。

そもそも夏場というのは株価があまりパッとしないアノマリーがある月でもあります。7月の勝率は9月、5月に次いで悪い月。また7-9月という4半期ベースで考えると、戦後からの統計で唯一負け越している期間でもあります。まさに「Sell in May」という感じではありますね。

はい、今回の「アノマリー研究所」のコーナーは、少し気が早いですが「日経平均が7連騰したらどうなるか」について考察してみたいと思います。Brexit翌週に続いて、足元では6連騰となりました。薄商いの中売り方の買い戻しが続けば、株価には底堅さが出てきます。

で、もし明日も上がって7連騰になるとどうなるか。過去10年で7連騰以上となったのは11回ありました。7連騰後を検証してみると・・・

06年3/24〜4/3(7連騰)・・・4/7まで上昇するも、6/15の安値まで18%下落
08年12/25〜09年1/7(7連騰)・・・3/10まで25%下落
09年7/14〜7/28(9連騰)・・・8月いっぱい高値圏をキープでセーフ
11年6/28〜7/6(7連騰)・・・7/8まで上昇するも、8/9の安値まで15%超下落
12年10/15〜10/23(7連騰)・・・その後もみ合い11/13安値まで5%超下落したところで野田首相の解散宣言→アベノミクススタートでセーフ
13年2/28〜3/11(8連騰)・・・その後高値圏でもみ合い4/2安値まで7%近く下落したところで黒田バズーカ第一弾発射でセーフ
13年10/8〜10/17(7連騰)・・・10/23まで上がった後に11/7安値まで5%程度下落でセーフ
13年12/17〜12/30(9連騰)・・・2/4まで14%超下落
14年8/11〜8/25(9連騰)・・・その後は大して下がらず上昇してセーフ
14年11/28〜12/8(7連騰)・・・翌1/16安値まで8%下落
15年5/15〜6/1(12連騰)・・・その後は大して下がらずセーフ(ただしそこから上述のギリシャ国民投票などで暴落の入り口に)

※目視で確認したので、もし抜けているというところがありましたらご指摘ください。

これらを総括して得た結論としては「7連騰後は間もなくピークアウトとなり、その後1ヶ月超の期間をかけて結構きつめの調整局面に入りやすい。逆に8連騰以上になると、勢いがあるということでその後もしっかりしていることが多い」ということになります。7連騰もするとエネルギーを使い果たしてしまう、しかし8連騰以上するようなら勢いがあるのでまだ続くという感じでしょうか。

ですから、もし相場の持続性を期待するのであれば、明日くらいは一服しておいた方が無難なような感じがします。


新興市場は「売り」。本日より散々取り上げられてきたマザース先物が開始されました。が、初日の取引高は2847枚ということで、元々盛り上がるとは思っていませんでしたけれど、予想を上回る閑散っぷりですね。うーん、よっぽどそーせいG(4565)単体の方が盛り上がっているのですが・・・。

ともあれLINE(3938)上場と合わせてこれでマザーズを買い上がってきた材料が出尽くしたため、当面は加熱分を解消する動きになると思います。今短期筋にはわざわざマザーズ銘柄を買わなくても任天堂というオモチャがありますからね。秋頃まで新興市場はちょっと手がけ辛そうです。


【ポートフォリオ銘柄】
日本プロロジスリート投資法人(3283)は続落。本日はREIT指数がしっかりしていましたが、同REITは弱い動きとなりました。今週の日経ヴェリタスの一面記事は「億ションしか売れない」でしたが、中価格帯のマンションが売れずに、大金持ちの節税目的の億ションばかり売れ、最近では地方でも億ションの売買が成立するようになってきたのだとか。

加えてオフィスビル空室率も好不調の分かれ目となる5%を割り込んではいるものの、賃料の伸びが鈍ってきており、全般的に警戒感が強まっています。キャップレート(取得コストと賃料から算出される利回り)も分母の取得コストが増加基調にあることから低下傾向。マイナス金利のご時世で利回りを求める投資家の資金流入は続いているものの、需給ギャップが強まっているということです。

ただ唯一の光明がこの物流系REITという論調で、EC取引などの拡大で高機能の大型物流施設は引く手あまた。この辺りは当方の見解と一致ですね。一般的に物流系REITは減価償却費の一定割合も分配金として出してくることで利回りが高く、格付けも高い銘柄ばかりなので日銀の買いも期待できます。

ちなみに他のジャンルとしてホテル系REITは為替が円安反転してくるまで様子見。ヘルスケア系は時価総額が小さい銘柄が多いので、受け皿としては弱いという感じでした。


本日寄り付きから買いポートフォリオ入れとなったあさひ(3333)は反発。足元では円安傾向となっていますが、同社が扱う自転車のほとんどは中国か台湾からの輸入であり、足元でドンドン安くなる元安がコスト減に繋がります。しかしこれで「ポケモン自転車」でも販売してくれれば、恐らく今の地合でストップ高なのでしょうけれど・・・。


売りポートフォリオの大東建託(1878)は続落。最高値目前にして弱い動きが出ています。まあ今の地合の本流銘柄ではないですから、推進力は弱いですね。これで「ポケモン賃貸」でも出されると売り方死亡・・・ってしつこいですね。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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2016年07月16日

6月の成績発表

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また随分とお休みをいただき、前回更新時から間が開きました。相場がBrexitで荒れてにわかに忙しくなったのもありますが、プライベートでもバタバタしまして。5月に私の引っ越しに合わせて父も施設を移ったのですが、どうも環境が合わずにわずか一ヶ月で肺炎を患い、入院となりました。

肺炎の方はお陰様で治ったのですが、父もそのままいよいよ完全な寝たきりになり、食事を食べることもできなくなってしまいました。首から管を通して高カロリーの栄養を投入するような状態になり、遂に老人病院に転院することになって、医者にも「正直見通しは暗い」と言われてしまいました。

なので今後もブログの方は突然不定期更新となる場合もあるでしょうから、予めご承知おきください。有料メルマガに関しては当然お仕事なので、今後も原則休まずに続けます。

そんなわけで本日はまずやり残した6月の成績発表です。6月はBrexitショックを受けて今年の二番底を付ける場面がありました。そんな中私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。
(なお評価は例月通り、6月末を含む週の金曜、つまり7/1の終値で行っています)


【買い銘柄】

日本プロロジスリート投資法人(3283)
240500円→250200円(20営業日保有 上昇率4.0%)

Brexitショックを受けてREIT全体は指数の下落が続きましたが、同REITに関しては何とかプラス圏をキープできました。一方、足元ではREIT指数も少しずつ回復局面に。アメリカのREIT指数もリーマンショック前を上抜いて最高値更新波動となっていますが、アメリカの利上げはまだまだできないという見方を背景に、利回りの高い商品が年金などの資産運用に引っ張りだこなのは当然でしょう。

物流系REITに関しては来月三井不動産ロジスティックパーク投資法人(3471)のIPOが予定されており、その分のリバランスの売りは多少出てくるのかも知れません。まあ同REITに比して時価総額は1/10レベルの話なのでほとんど影響は無さそうですが。月末の日銀金融政策決定会合に向けて、また思惑の買いが膨らみそうです。


DMS(9782)
693円→630円(20営業日保有 下落率9.1%)

JASDAQの小型株も漏れなくBrexitショックのダメージを受ける形に。ただ足元では底打ち感も出始めています。今週はHamee(3134)が「越境EC自動出品プラットホームと連携」との材料で買われる動きになっており、やはりこのジャンルはまだ材料として面白みがあると思います。


日本セラミック(6929)
1983円→1943円(20営業日保有 下落率2.0%)

こちらもBrexitショックには抗えず。ただ外需系企業の中では思った程のダメージは受けず、むしろ底堅さを意識させる動きに。何とか2月と4月の安値を結ぶ下値支持線で下げ止まったような格好で、足元では再度2000円回復の動きになってきています。

また同社は7月末にTOPIX浮動株比率の変更を控えており0.35→0.5に大きく引き上げられるので、それに伴った買いも入ってきている様子。自動車の自動運転などによる電装化で益々センサーが必要になってくるわけですが、センサー世界首位の同社はその大量の注文を受け止められるキャパを持っており、今後の業績上積み期待感に繋がります。


三菱製紙(3864)
6/4より 78円→70円(20営業日保有 下落率10.3%)

こちらもやはりBrexitショックで下落。しかも一般的に紙・パルプ業は円高メリット株でもあることから、ショックの影響を大して受けないはず・・・ですが、同社はむしろ戻りの鈍さが目立ちます。うーん、なんでここまで売られないといけないのでしょうか。「炭素素材シートを商品化して電池メーカーに供給」という材料にも無反応でしたし。

足元でも天皇陛下の生前退位報道を受け、元号の変更→紙需要の発生期待感から紙パルプ株に買いが集まる可能性も指摘されていましたが、やはりさっぱり。12年の安値水準にまで接近してきています。やはり買収防衛策の継続が株主総会で認可されてしまったこと対する失望売りでしょうか。早く業界再編が進めば良いですが。


【売り銘柄】

オリエンタルランド(4661)
7095円→6000円(15営業日保有 下落率18.3%)

売り銘柄の方も当然のようにBrexitショックは免れず。そしてきちんと目標株価達成し、そこから反発してきました。大体いつもはそこから目標株価から更に下っていって、逆に損した気持ちになるパターンが多かったですが、今回は絶妙な目標設定だったと思います。自画自賛。


日本郵政(6178)
1388円→1200円(15営業日保有 下落率15.7%)

こちらも以下同文の状態で、無事Brexitショックで目標株価達成となりました。大体1200円弱を下値抵抗線にして、足元では戻り基調にあります。まあこちらの銘柄に関しては、また日銀金融政策決定会合後の動きを見た上で、再度売り銘柄として取り上げても良いかもしれません。


大東建託(1878)
6/4より 15760円→16850円(20営業日保有 上昇率6.5%)

先月損切りしたのに懲りずに改めてエントリー・・・しましたが、また踏み上げられるお馬鹿な展開に。足元では上場来高値を目指す波動になっています。

うーん、10兆円も経済対策をする予算を確保するには、何らかの税収アップ策が必要だと思いますけれど、節税対策の阻止など狙いやすいところを突いてくると思うのですが。選挙期間中はそんなことを言えるわけもなかったですが、選挙が終わった今となってはそういう議論も出てくるのではないかと思います。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.12(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 6/3終値 16642円→15682円(20営業日 下落率5.8%) -0.30(%/営業日) 
TOPIX   6/3終値 1337  →1254 (20営業日 下落率6.2%) -0.32(%/営業日)

今月はベンチマークに勝利!売り銘柄のうち2つが絶妙なところで利食いできたので、地合の混乱の中でプラスをキープできました。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数706.6ポイント
ふぅ、何とか700ポイントは回復しました。ここから少しずつ取り戻していきたいと思います。


さて、ポートフォリオ銘柄も随分少なくなってきたので、今回は買いで一銘柄取り上げます。それはあさひ(3333)です。

自転車の小売りチェーンですが、先月好決算を発表。ただ株価は一進一退を繰り返して少しずつ買われていますけれど、円高メリット株ということもあって、足元の円安局面が逆風になっています。

元々自転車が一番売れるのは春の入学・入社シーズンということで、第一四半期に最も季節性要因がある少し変わった銘柄です。ですから通期見通しに対する進捗率が高くて当たり前で、前々期なんて消費増税前の駆け込み需要もあって第一四半期が良すぎて、後は尻すぼみでした。逆に言えば第一四半期の成否が一年の成否を握るとも言えます。

ただ今回個人的に最も「おぉっ!?」と思ったのが「88CYCLE(通称パパチャリ)」。雑誌デイトナ及びこだわりの自転車工房チムチムレーシングとのコラボで、ママチャリに対抗した新コンセプトの自転車を販売しました。
http://www.cb-asahi.jp/88cycle/

これが3月に88台限定の先行予約が即完売となり、5月に満を持して全国のあさひで販売されました。私も最初見た時に「どーなんやろか?」と思ったんですが、何か段々「あれ、ひょっとして良いかも・・・」と思うようになってきました。ちなみにこの前街中で停まっているのを発見しました。

私が今まで実際に「おぉ、これは新規顧客層取り込むんじゃね?」と思ったシリーズ第一弾がJIN(3046)のPCメガネ、第二弾がニトリのNクール、第三弾が吉野家の牛すき鍋膳でした。特にPCメガネは視力の悪くない人にも売れる、牛すき鍋膳はこれまで吉野家に行かなかったような高齢者層などにも訴求力があるということで、実際その後は株価も上がっていきました。

今回も空白地帯気味の大人の男性を取り込むということで、確かに車が買える程高い自転車に乗っている趣味人も既にいますけれど、もっとライトなユーザーを取り込みやすいことで意味がある戦略と思います。

まあPCメガネや牛すき鍋膳とは異なり、町中に溢れると買う気が無くなるので一巡するとブームは沈静化するかも知れませんが、それはまだまだ先のお話。その間また別のシリーズを開発すれば良いですしね。

価格は1台7万弱ということで、その他色々オプションアイテムを買い足すと10万規模の販売になります。コラボなので多少は取り分が分かれるとしても、PB商品なので利益率も高いです。そんなこんなで6月の月次も回復基調にあります。

また同社が扱う商品のほとんどが中国からの輸入です。となると、足元の元安は輸入コストが引き下がるメリットがあります。足元で円安が進んでいますが、そろそろ戻りも限界ではないでしょうか。

正直一つ難点はチャート形状が良くないこと。長期的には1000円〜1800円のボックス圏で動いていますが、足元はどうも下限を目指す動きになっています。ただ空売りが多い売り長銘柄ですし、ここから8月の優待取りの動きも期待できます(ただし8月優待は来年から無くなり、本決算時に一本化。総額は変更無し)。

目標は1800円に。月曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


そして記載余地も少なくなってきましたが、気になる6月の相場展望。投資判断は「やや売り」で見ています。

ご存じのようにBrexitショックはアメリカの雇用統計を受けてあっさり無かったことにされ、アメリカ株は最高値更新の動きとなっています。ここまでの戻りはまあ良いとして、日米共に決算が本格化してくる中、ここから更に上値を目指すのはかなりハードルが高いと思われます。

価格帯出来高を見ると、16000円台後半の価格帯出来高が多く、実際足元でも少しずつ戻り待ちの売りが出る形で出来高が増えています(任天堂(7974)の売買代金が15%程占めていますが)。何か新しい好材料が出ないうちに、行け行けドンドンは考え辛いです。

そして今度は地政学リスクを意識する流れになっています。フランスを始めとして各地で活発化するテロに加え、トルコではクーデターも発生。トルコはヨーロッパとロシアや中東を結ぶ要所ですから、ここが本当にクーデター成功となると、人や物の流れがせき止められてしまいます。これはかなり大きな問題です。

目に見える重要イベントは夏場はしばらくお休みモードに入りますが、一方で目に見えないリスクは夏に高まりやすい傾向があります。今年も色々なニュースを意識して、動き辛い夏になりそうです。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

2016年06月24日

NYだよ、おっ母さん! その40

NY話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160515.html


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そんなこんなで無事土産物を物色してメトロポリタン美術館を跡にした私は、次に行動を移す前にまず腹ごしらえをしようと思いました私はニューヨークに来てまだ名物を食べていません。それはホットドッグ出発前に成田空港で食べましたけれど、やはり本場のホットドッグを食べて帰らないわけにはいきませんね

本当はヤンキースタジアムでメジャーリーグを見ながら食べたかったのですが、当時は残念ながらシーズンオフそれはまた次回来た時の楽しみということにします

それでメトロポリタン美術館の前に屋台が何台か並んでいて、ホットドッグを売っていました。その屋台に書いてあるのは「DISABLED VETERAN」すなわち傷病退役軍人です米軍は戦地で負傷し何らかの障害を負った人の再雇用問題に苦慮していますが、その一つの策として特別なスキル無しにいわば誰にでもできる屋台のホットドッグ屋さんという第二の人生を用意している様子。

そうなってくると益々同じ退役軍人として(?)ここで買わないと、と思い「One Hotdog,please」と片言の英語で注文。ホットドッグが2.5ドルと、あとミネラルウォーターが1ドルいうことだったので5ドル紙幣を渡します。おじさんは笑顔で「Thank you」とホットドッグと水を渡してくれました。

・・・で、ちょっと間があったのですが、おじさんは次の作業に取りかかってこちらにお釣りをくれるような素振りがありませんどうも端数はおじさんへのチップ(募金?)扱いになっているようですね海外では細かいお釣りはくれないことはよくありますが、アメリカでもそんなことがあるとは思いませんでした。まあ税金を差し引いても1ドルくらいいいですけどね・・・

それで受け取ったホットドッグは思ったよりミニサイズ正直アメリカンサイズのでかいものが来るかと思ったのですが、300円くらいなら日本でもこのサイズ感というレベルでした。

で、気になるお味ですが・・・これが思ったより美味い正直味に関してはあまり期待していなかったのですが、案外柔らかめのパンにソーセージ、ケチャップ、マスタードが絶妙に絡み合って美味しかったです満腹感には程遠いですが、十分満足しました

実はもう一つアメリカで食べたかったのが「チリ」。これはニューヨークの名物でも何でもなくて、コロンボ刑事の大好物なだけです合わせてチリドッグにしようか・・・とも思ったんですが、それはとりあえず今回止めておきましたまた次回来た時のお楽しみにしておきます。(つづく)

2016年06月22日

Brexit前に一段と様子見ムード強まる

★☆★☆ 締め切り迫る!

テレビ、日経新聞、日経CNBCなど様々なメディアでお馴染み、経済コラムニストの大江英樹氏が金沢で初の自主開催セミナーを開催されます!!

内容 :「その損の9割は避けられる」
(※人間が陥りがちな日常の不合理な行動について行動経済学の面から考え、その原因を探ると共にそうならないようにして損を避けるにはどうすればいいかを考える)
日時 :6月24日(金)19:30〜21:00
場所 :石川県金沢市 ITビジネスプラザ武蔵
参加費:3000円

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
http://www.kokuchpro.com/event/officelibertas/

大江氏の著書「その損の9割は避けられる:“後悔しない選択”ができる行動経済学」好評発売中!

「行動経済学」という名前の固さにとっつきにくさがあると思いますが、聞けば「あぁ、自分の身にも当てはまる」というわかりやすさと発見があり、必ず自身のトレードに役に立つと思います。
日本の行動経済学の大家である大江氏のご著書、是非ご一読ください!

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日経平均は本日反落。前日のNYは注目のイエレン議長の議会証言を無難に通過して小じっかり。

それを受けた日経平均でしたが朝方から売りが先行。昨日まで3日間で800円近い上昇を見せたことから、さすがに利食い売りが出ました。為替も円高方向に振れると次第安。中国株も軟調スタートとなったことで、前引けにかけて16000円を割り込む場面も。

後場は日銀のETF買いなども背景に買い戻しの動き。ただ前日終値では上値が重く、引けにかけては失速しました。売買高は16億株台、売買代金は1.7兆円台と低調でした。


投資判断は「中立」に。また長い間更新をサボっていましたが、その間に株価は安値を付け、足元はBrexitを問う選挙も近づいてきたので投資判断は様子見の「中立」に引き上げました。

サボっていた間の話をまとめると、ドル円は105円という節目を割り込んで、14年9月以来の円高水準にまで上昇してきました。日本国債の10年もの金利が-0.21%と最低を更新したということで、理屈で言えば円安に向かわないとおかしくもありますが、逆に「日本国債が買われて資金が流入した結果円高になった」と解説することもできます。この辺りは材料の2面性ですね。どちらでも都合良く解釈が可能です。

しかし105円を割り込んだ現水準は非常に厳しいところです。トヨタ(7203)を筆頭に外需企業が最も保守的に見た今期の想定ドル円レートラインが105円だったので、それすら割り込んでしまうということは今期減益見通しがほぼ確実になってきた、ということでもあります。

またチャート的にも105円は13年の高値水準であり、第二バズーカ前の14年10月の安値という節目でもありました。そこを割り込んでしまうと14年に横ばいが続いた101円辺りまでは節らしい節が無いので、スルスルと行ってしまいます。逆に言えば、まだ十分円高余地があるということです。

実際、今イギリスのEU離脱を控えているのにヨーロッパに投資資金を向かわせるのは難しいです。ただそんなことを言いながらも「あっ、そういえばイギリスの国民投票があるんだった」と思い出したようにユーロドルのチャートは8日からようやく下がってきましたけれど、長期的には昨年11月からの底打ち反転相場(つまりユーロ高)が続いています。現実的にヨーロッパにも資金は向かっています。

円が本当に安全資産かどうかは意見の分かれるところですが、他国との比較感での治安の良さはあまり異論が無いと思います。アメリカでは50人も死者を出すテロ事件があり、イギリスでは残留支持派の野党女性議員が銃殺されるという痛ましい事件が続きました。

イギリス国民投票に関しては本当にわかりません。今のところ残留の確率は70%以上とは個人的に思っていますが、世界的に右極化の傾向があるので、こればかりは正確に予測できませんね。そもそもアメリカ大統領選挙に関してもトランプ氏がここまでくるとは思わなかったので、当事者国でもわからない以上本当に蓋を開けてみるまでわからないでしょう。

実際、イギリスで残留派の女性議員が射殺されてしまったのはかなり衝撃的なニュースでした。これで同情票が一気に入り込みますから、個人的にはもう残留は確定したのではないかと思いますし、実際市場もそういう方向に動き始めているのでしょう。かつて難民の子供が海岸に遺体で打ち上げられたショッキングな一枚の写真から、難民に対する同情論が一気に盛り上がったように、特に欧米系の人々は情緒的な部分が強いですから。

実はイギリス国民の中で今回の投票比率は68%程度と想定されていて、1/3くらいの人は無関心なのだとか。関心はサッカー以下で、20代のイギリス人の若い男性に「How do you think about Brexit?」って聞いてみたのですが、最初「ブリグジットって何?」って反応されました。まあ私の発音が悪かっただけという説もありますが・・・。

一応「自分も含めて若い世代の友達は皆残留を希望しているが、年寄りが離脱を望んでいる」ということでした。よく言われているようにかつての大英帝国の栄華を知る高齢者は特にプライドが高いので、独立を望むかも知れません。

お隣中国が面子を重んじるように、大国病というのは確かに存在するのだと思いますので。一般的に高齢者の方が成功体験に囚われ考え方が意固地になりやすく、また投票率も高いので、その辺りは経済合理性よりもむしろ人間らしい感情論が先立つかも知れません。しかし彼も「でもまあ多分残留するでしょう」と楽観的な感じ。

と言うわけで、イギリスがEUに残るか離脱するか、真剣に憂慮しているのは世界中の経済人か投資家くらいのもので、当の本人達はのほほん。それ故今回の行方は浮動票をいかに取り込むかがカギでした。その浮動票が残留に流れ込むことになれば、やはり残留の確度は一気に高まると思います。離脱に投票すると、まるで自分が過激思想に属するような気になりかねませんし、一部の人は「今度の国民投票はそれくらい重要なことなんだ」と気付かされたかも知れません。

そういう意味でも今回の犯人はとんでもない大馬鹿者ですね。結局自分の短絡的な行動で一国の大事を決めかねることに成りかねませんから。まあ元々バカだから実行したんでしょうけれど。

問題はそれを受けて株価がどうなるかですが、イメージとしては、残留が決まったとしても最初少し買い戻しが入って→その後下落になると思います。というのは、結局その話がいつまでも燻り続けるからです。それが円高を誘因して日本株は弱いと思います。日本は今のところ東京が独立するなんて言い出さない限り、分離独立は無い国ですからね。・・・次の都知事選で誰か言い出さなければ良いですが。

逆に離脱となっても、実際に離脱するかどうかはその後のEU首脳間の交渉となるので(一昨年のギリシャでも債務削減拒否派が国民投票の結果勝利したものの、結局債務削減案を飲んだ)、実現そのものに対する疑問符も付いて暴落とまではいかずにきつめの下げ程度ではないかと思います。

既に離脱を睨んだ備えのプット買いなども入っていることなどから、一定程度の織り込み・備えもありますし。決まった瞬間はドカンと下がるかも知れませんが、その後次第に落ち着きは取り戻すと思います。

が、結局はその後下がっていくイメージです。この結果がEU各国の独立派の台頭を許して、政情不安に繋がるからです。次はフランスという話もありますし、イギリスそのものもスコットランドの独立懸念が再燃し、不安定要因になりそうです。いずれにせよこの流れ(世界的な右極化、独立志向)は時間の問題と思われます。

ですから私の長期的な観点はイギリスのEU離脱があろうがなかろうが最終的には下がる、という見解を持っています。当然離脱無しの方が目先安心感は強く出やすいと思いますが(現実的に保険のプットの売却などでリスクオン姿勢は高まりやすい)、決定権が第三者にゆだねられている話で予測が難しいですから、そこに予測のパワーを費やさない方が良いような気がします。

ちなみにその日、日本時間では24日(金)になりますが、午前8時に投票締め切り→開票結果が完全にわかるのが15時頃だそうです。と言うことは、24日はその場中に伝わる開票速報に一々振り回されるマーケットになるということです。また日本市場が良いオモチャにされそうですね・・・。

日経平均のチャートを見ると、2月〜6月までの安値を結ぶ下値抵抗線を割り込んできました。三角持ち合い下放れの格好です。

これまでの日本株はSQ通過後はしっかりした動きを見せていました。確かにSQの時の雰囲気が悪ければ悪いほど、そこが陰の極となって翌週からジワジワと買い戻しが入りました。2月や4月が特に顕著ですね。

空売り比率はメジャーSQの10日に57.1%という過去最高値を叩きだして以降高水準の値が続き、ここまでの下落を演出しました。今週の戻り局面で空売り比率はさすがに落ち着いてきましたが、引き続き40%に近い水準はキープしており未だ売り圧力の強さを感じます。

世界的にリスクオフの動きから債券買い→利回りが低下していますが、もう一つ空売りの持つ意味として新限月になった先物での裁定取引を売りでやっているというパターンもあるのかと。すなわち、現物売り・先物買いの裁定取引を進めているのではないかとも思います。

株価上昇局面においては現物買い・先物売りの組み合わせによって裁定買い残はどんどん積み上がっていくものですが、本日時点でその水準は1.0兆円台と4年ぶりの低水準。それが今後相場の下落局面を見越して現物売り・先物買いの裁定取引を進めることでそのうち裁定売り残が買い残を上回る状況になってくるのではないかと思います。その兆候として空売り比率の高水準があるのではないでしょうか。

先に為替市場においても投機筋による円買いポジションが上回ってきている状態ですから、明らかにアベノミクス開始から大きな転換点を迎えたのは間違いなさそうです。

イギリスEU離脱に対する懸念から、日経VIも34.5と引き続き2月以来の高水準が続いています。これは先日の日経にも「14000円プットの建玉急増」などと書かれていましたが、イギリス国民投票に対する波乱に備えて「上下どちらかにとにかく大きく動く」と考えている人がオプションのコール・プット両建てで備えている(※ロングストラドルという戦略)ことから、ボラティリティが高まりやすくなっている状態です。

結局それがまた市場を大きく振らせる要因になります。大きな資産を預かる機関投資家であれば、そんな相場の時にリスクを取りたくないですから、極力現金化できるのであれば現金化してしまうでしょう。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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2016年06月12日

NYだよ、おっ母さん! その39

NY話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160515.html


お次はルノワール「シャルパンティエ婦人と子供たち」ルノワールの出世作となった作品ということですまたしても学の無い私はルノワールと聞いて銀座ルノアールしか思い出さないのですが、彼の作品は全般的に楽しそうな雰囲気の絵が多く、人気がありますね

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そして有名なゴッホの麦わら帽子をかぶった自画像ですゴッホは何枚も自画像を描いていますが、そのうちの一つ。フロアの真ん中にデンと展示されていました

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実はこのゴッホの自画像の裏にもう一枚絵がありますと言うのも当時お金が無くて画材が買えなかったので、気に入らない絵の裏を再利用して描かれたそうなのですと言うわけで、ちゃんとその裏の絵も見られるように展示してあります。実物を見た人だけがわかるようになっています

↓同行者の顔が映り込んで、ほとんど見えないところはご愛敬
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そんなこんなで既に2時間近くが経過し、あっという間にガイドさんの引率は終了現地にて解散となりました。後は各々好きなところを自由に見て回るなり帰るなりお昼を食べるなり、ということで。いやー、やっぱり専門家の解説があるのは良いですね初めて見学される方にはお奨めです色々勉強になりました

ガイドさんと別れると、私は一人であちこち気になる作品をランダムに見て回りましたところどころで芸術家の卵と思われる人達が、デッサンの練習として実物を見ながら絵を描いている姿が見かけますこの中から将来本当にメトロポリタン美術館に絵が展示される人が出てくるのかも知れませんね

そんなことを思いながら、更に1時間くらい色々と見て回ったのですが、私は重要なことを改めて思い知らされます。「これ、とてもじゃないけど一日で回りきれないじゃん」ガイドさんに案内してもらったのはいわゆる「ここだけは見ておけ」的なベスト50くらいで、収蔵点数300万点と言われるこの美術の化け物の館はとても攻略できませんさっさと見ても丸3日は要するでしょう

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これら世界的な価値がある作品をじっくりと一つ一つ堪能しながら回るなんて、どだい無理な話だ、という絶望的な気持ちにお腹も空いてきましたし、土産物も物色しないといけないので、ものすごく後ろ髪を引かれつつメトロポリタン美術館から出ることにしましたさらば、まだ見ぬ美術品達よまたニューヨークに来た時は寄らないといけませんね(つづく)

2016年06月11日

メジャーSQ値が大きな上蓋に

★☆★☆ 行動経済学について勉強してみませんか?

テレビ、日経新聞、日経CNBCなど様々なメディアでお馴染み、経済コラムニストの大江英樹氏が金沢で初の自主開催セミナーを開催されます!!

内容 :「その損の9割は避けられる」
(※人間が陥りがちな日常の不合理な行動について行動経済学の面から考え、その原因を探ると共にそうならないようにして損を避けるにはどうすればいいかを考える)
日時 :6月24日(金)19:30〜21:00
場所 :石川県金沢市 ITビジネスプラザ武蔵
参加費:3000円

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
http://www.kokuchpro.com/event/officelibertas/

大江氏の著書「その損の9割は避けられる:“後悔しない選択”ができる行動経済学」好評発売中!

「行動経済学」という名前の固さにとっつきにくさがあると思いますが、聞けば「あぁ、自分の身にも当てはまる」というわかりやすさと発見があり、必ず自身のトレードに役に立つと思います。
日本の行動経済学の大家である大江氏のご著書、是非ご一読ください!

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日経平均は金曜続落。前日のNYは原油価格の値下がりを受けてエネルギー株が売られた他、利上げ観測が後退する中で金融株も売られ軟調。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。寄り前に発表された5月の国内企業物価は予想を若干上回ったものの特段影響無く。メジャーSQ値が16639円で決まると、株価はそこを上値に抑えられた展開が続きました。香港ハンセン指数が著名投資家ソロス氏の弱気発言を受けて売られた事も重石に。

後場は一時16500円を割り込む場面がありましたが、日銀のETF買いなども背景に一段安は阻止。引けにかけて値を戻し、何とか16600円台に乗せて終わりました。売買高は22億株台、売買代金は2.4兆円台とメジャーSQの割には低調でした。


投資判断は「やや売り」。引き続きアメリカ株が最高値に近づいている中、日本株はドンドンと値を下げていく格好になっています。SQ前にオプションに絡んだ売買で値を持ち上げられていた分の剥落が続きました。タチの悪いことにそのせいもあってSQ値が上値に付いてしまい、その分今後苦しめられることになりそうです。

金曜のNYは原油安が重石で軟調。それを受けたシカゴ225先物は16390円ということで、月曜の日本株も売られてスタートするものと見られます。

日本株が弱いのは、前回の繰り返しになりますけれど、一番の問題は外国人が日本株に全く興味が無くなってしまったことにあります。足元の出来高の薄さは世界レベルのお話でもありますが、そもそも外国人投資家が居なくなっているのは毎週発表される投資主体別売買動向からもわかります。

消費増税すらできないくらい景気が弱いなら、バイバイアベノミクスだ、というような空気感が半端ないですね。アメリカは利上げできるかどうかが景気のバロメーターですが、日本は消費税が上げられるかどうかがバロメーター。これだけ支持率が高くて、これだけ人手不足な程失業率が低いのにできないのなら、もう金輪際消費増税は無理だと外国人でなくとも私も思います。
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/gai.cgi

それ以外にも表れる相場の厚みの無さは、例えば信用買い残に出てきます。先週末時点の信用買い残は株数ベースで34億株。これはアベノミクス開始の12年末以来の低水準で、個人投資家などを中心に熱が低下しているのがわかります。ご存じのように、アベノミクス開始以後個人投資家もずっと売り越しが続いていますしね。

また裁定残高も1.8兆円はやはり今年2月頃から続く低水準。公平を期して言えばメジャーSQ前のポジション調整で減っていたとも言えますが、ここ3ヶ月間の推移を見ても、SQ通過後も増えなさそうな雰囲気です。

なので現実的に言って「アベノミクス紀」は終了し、次の時代に向けた新しい期待感を感じさせられないと、外国人投資家は戻ってこないでしょう。当然単に「アベノミクスリターンズ」とか言葉尻や革袋を変えるだけではなく、中身もまた変えないと意味がありません。ですからしばらく外国人の買いはアテにできない状況が続きそうです。

日本がダメなら海外に頑張ってもらわないといけません。とりあえず原油の方はなんだかんだで高値を付け、WTI原油は51ドル台に乗せてきました。ドル安が追い風になっていますが、その他でもカナダの森林火災からナイジェリアでの武装グループの暗躍、インドの需要増など、確かに材料を探せば色々あります。ただ木曜辺りからやや変調気味で足元では50ドル割れとなってきました。

ただこの水準になってくるとまたシェールが続々息を吹き返すことで、需給バランスはすぐ均衡点(40ドル以下)に収束すると思います。実際足元でも掘削リグの稼働数が増加に転じてきています。

もし自分が大口の需要家だったら30ドルくらいでとっくに原油予約してしまいますし、実際中国もそのくらいに買い漁った備蓄が洋上タンカーの中にまだまだ貯蔵してあります。実需ではなくあくまで金融商品としての推移と考えておいた方が良さそうです。


新興市場は「売り」。金曜は各指数共に堅調。前日にLINEの上場は無いと伝わったばかりなのに金曜朝には「今日上場承認される」と日経で報じられて一転関連株が買われる動き。円高による売り圧力の大きい1部の代わりに買われるような格好になりました。

正直しぶというという感じがしますが、日経JASDAQ平均なんかはジワジワと1月高値に接近していますから、需給環境は確かに良いです。6月はまた後半からIPOラッシュが始まること、また7/15にLINEが上場、7/19にマザーズ先物が取引開始と、イベント的にはまだ猶予があります。その辺りを目指してラストスパートをかけてくるのかどうか。


【ポートフォリオ銘柄】
DMS(9782)は反発。同業のイムラ封筒(3955)が8日に発表した第一四半期の好進捗を背景に買い戻しの動き。また金曜は引け後にはDMSの協業先ラクーン(3092)が4月期本決算を発表。無事今期も引き続き増収増益見通しではあるものの、数字的には物足りない感じでした。協業している「SD export」の知名度が伸びないため、今期は広告宣伝に力を入れるとのこと。

正直残念な話ですが、まあ今期広告宣伝に力を入れるということなのであれば、それに期待しましょう。また他にも色々越境ECサービスを行っている企業があるので、DMSもドンドン協業の手を広げていけば良いとは思います。


売りポートフォリオのオリエンタルランド(4661)は続落。6月に入ってから特に弱い動きが続いていますが、断続的に売られ1月以来の安値水準となっています。

来週16日に上海ディズニーランド開園がいよいよ控えていますが、色々伝わる事前報道では「ホンマに大丈夫か?」というような内容のものが多いです。正直質は悪そうですけれど、むしろ質が悪い方が日本のディズニーランドのイメージダウンに繋がります。日本人も東京ディズニーランドが楽しいから本場のアメリカの方にも行ってみよう、という気持ちになる人が多いでしょうし。

また足元では中国の軍艦が尖閣沖に侵入してきたことで、日中の緊張が高まりつつあります。原油が上がってきたら所有権を主張し出すところがいやらしいですけれど、またこれで中国政府による嫌がらせで訪日観光客が減るかも知れません。まあ元々訪日外国人観光客の割合は6%程度にしか過ぎない同社ですが、株価的にはインバウンドの伸びが材料視されてきただけに影響はあるでしょう。

チャート的にも同社の場合200日線まで全てが下落トレンドになっており戻りが弱く、引き続き下値模索が続きそうです。


同じく売りポートフォリオの日本郵政(6178)は続落。海外の金融株安や来週の日銀金融政策決定会合に向けたマイナス金利拡大に対する懸念から、日本の金融株も売られる動き。同社も順調に下落基調が続いて、2/15の急反発で開けた窓を埋めにかかる動きになってきました。

また、金曜は来月のLINE上場が正式決定。郵政3社以来の大型上場ということもあって、リバランス目的で既存上場株には換金売りが出やすくなってくると思います。時価総額ベースでウエイトの大きい同社は、やはりその売り圧力が大きいでしょう。


【注目銘柄】
日本軽金属HD(5703)は反落。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、有料メルマガにて6日より買いで取り上げ。7日には急騰し、全般的には高値圏をキープしました。

ただ一応今回は早々に今週いっぱいで終了としましたので、取り上げ根拠を以下に公開します。

「【評価】
業績    △
テクニカル △
需給    ○
同業他社比 ○
流動性   ◎

その他ポイント ラニーニャによるビール消費好調


アルミの総合メーカー。今期は減収ながらも増益を見込む。世界的にアルミ製品の需要が伸び悩む一方、足元では自動車の軽量化に伴ってアルミ製品に対する注目度が高まっている中、自動車分野での採用に注力していく方針。アジアでもトラック向けなどが引き合い強く、現地生産によるコスト低減を進めている。

決算発表と同時に中期経営計画を作成。3年後までに営業利益を前期比の約2割増を目指し、有利子負債の削減を計画する。今期は控えめな予想に止まっているものの、足元ではアメリカの利上げ延期観測に伴いドル安からアルミ市況に対する上昇圧力に期待感。

テクニカル的には200日までの各移動平均線を上回り、上値が軽いところ。ただ長期的には昨年11月以降220円水準に上値抵抗力があるため、この水準を明確に上回れるかどうかが目先の焦点に。もし上回れない場合は6月高値と合わせて長期的な三尊天井を形成してしまう点は要注意。

MACDやパラボリックは暗転。一方、一目均衡表は三役好転の形が続いており、ストキャスには割安感が出ているところ。ボリンジャーバンドも+2σの上昇が続いていることで、上値余地が拡大している流れ。

需給面では12年の再上場以後順調に右肩上がりの展開が続いており、総じて良い形。5月の決算以後は基本連続陽線が続いており、短期的にも需給は良い流れ。

信用買い残は差し引き145万株で、再上場以後の最低水準にまで改善。他方、機関投資家による空売り報告ではドイツ銀行が6/1時点で1000万株弱の空売りを入れていることから、実質的には売り長の状態が続いているものと見る。

予想PERは7.3倍で同業の大紀アルミニウム工業所(5702)の5.0倍との比較では割高。PBRは0.9倍で同0.5倍との比較でも割高である。予想ROEは12.8%で同11.6%との比較では高い。配当利回りは2.8%で市場平均の1.9%との比較でも高い。なお、中期経営計画では配当性向30%目標を掲げており、それに照らし合わせれば今後増配余地も」


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

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