バイオ

2021年06月17日

アメリカ利上げ観測早まり軟調

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日経平均は本日続落。前日のNYは注目のFOMCにおいて市場予想よりも金利引き上げ観測が早まった(23年に2回)ことで軟化。長期金利が0.1%跳ね上がり1.6%近くまで上昇しました。ただ株価の変動率は小さく、ダウは22営業日連続1%未満の推移。VIX指数は18.2ポイントに上昇。ドル高を受けてドル円は今年の高値111円手前まで接近。商品市況及びビットコインはそれぞれ下落しました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。一気に29000円を割り込む動きになりました。その後も中国株が軟調スタートになったことで次第に売りに押される展開に。ただその中国株がプラス転換したこともあり、後場は下げ幅を縮小。29000円回復の場面がありました。売買代金は14時15分時点で1.6兆円台と低調。


投資判断は「やや買い」。先週はとにかく動きのない一週間でした。日経平均は週を通じて値幅は240円、結果的にはわずかに7円だけ上昇ということで、本当に動きが無く。

一方、アメリカのVIX指数は引き続き過去の水準に比べて随分高いところに止まっています。すなわちオプションを買って保険をかけている投資家が多いことの裏返しでもあります。なのでやはり投資家は警戒していると言えます。

ならば逆に基本的にはFOMC後に大幅下落にならないと思います。世界に「更に金融緩和を打ち出す」と考えている投資家は恐らく一人もおらず、テーパリングの方向性自体は決まっていました。それが早まるか、早まらないかだけの違いです。そもそもテーパリングの検討を開始したという緩和縮小の入り口の入り口なので、大きく反応する方がおかしいです。

日経平均のチャート的には今年2月以降の高値を結んで形成される上値抵抗線を超えられない格好。ただとりあえず節目は突破しているので、雰囲気はだいぶ良くなっています。個別株でも25日前の5月急落水準の日柄を超えてきているので25日線が上向いているものが多く、雰囲気が改善しています。

S&Pが最高値をじんわり更新しているのに加えて出遅れ感が気になる日本も、もう少し先のスケジュールを考えると、6月は配当金・総会シーズンの株高→7月上旬はETF分配金捻出売りで重くなるものの、東京オリンピック開始→無難に終わればもうアク抜け感が出ますし、9月は衆院選がありますからやはり株高アノマリー。その間ワクチン接種が進むので、変異株などでまた社会不安が起こらなければあまり下がる要素がありません。

アメリカ市場の値動きが収縮する→市場規模の小さいところに資金が移る・・・というロジックで言えば、日本株に資金が流れてくるシナリオも考えられます。アメリカの個人投資家は手続きが面倒臭い日本株を買おうとは思わないでしょうけれど、機関投資家は「商品市況などよりは規模が大きい日本株を買ってみるか」というアイデアが出ても不思議ではありません。

事実ヨーロッパ株がAfterコロナ期待感などを受けてまず買われてドイツDAXなどが連日の最高値更新を続けていますし、トヨタ(7203)のような日本の代表株がここまで買われたのも、そういった動きの走りと考えることができそうです。

日米共にグロースとバリューが交代して買われて上がっているのですから、良い循環が出来ているとも言えます。まあトヨタはグロースというわけではないのですが、1万円での節目での売り方の巻き戻しがありそうなので、2月のファーストリテイリング(9983)が10万円→11万円まであっさり行ったような感じでまだ登るのでしょう。

先週末時点の信用倍率は前週4.19倍→4.29倍に悪化。買い残は更に膨らみ3.4兆円で18年6月以来の高水準となっています。売り残との差し引きでも2.6兆円。ただ時価総額比という観点から見ると、18年6月の670兆円→現在735兆円と10%くらい上がっているので、相対的には信用買い残ももう1割くらい上がらないと当時には並ばないという感じになります。

一方、実はアメリカも信用買い残が大きく膨らんでおり、以下の統計データによるとアメリカの場合はずっとずっと増え続けています(※ただし以下の統計データはあくまで証拠金の額であって、信用買い残の絶対額ではないです。それでも一般的に信用買いの方が信用売りを圧倒的に上回るので、証拠金の増加=信用買い残の増加という感じです)。まあアメリカの場合は株価がドンドン上がっているので、信用買い残がドンドン膨らむのは当然かも知れません。
https://www.finra.org/investors/learn-to-invest/advanced-investing/margin-statistics

確かに公表される信用買い残は個人投資家の方が多く、この数字は個人の信用買いが積み上がっていることを表していますが、一方で機関投資家は必ずしも資金を日証金や証券会社から借り入れるだけが手段ではないので、本質的な信用買い、すなわち借金をして株を買っているこの人達の正確な数字を測る術はありません。ですから全体的に増えているのは事実と言えますが、過剰に心配する必要は無いのではないかと思います。

また先週末時点の裁定残高は売り残4,267億円に対して買い残は7,250億円と差し引き2,983億円の買い長に転換。先週はとりあえずメジャーSQの影響で売りポジションの解消が一気に進みました。売り残の絶対額は19年3月以来の低水準に。ただ6月からまた長期金利が低下基調ですから、恐らく今週はまた売り残積み上がりの動きになっているのだと思います。

あと明日は四季報発売日です。最近はネットの四季報速報があるので、あまり四季報の発売日に買われる銘柄が出なくなりました。ただ今回は株主構成などがパッとわかるので、6月末のプライム市場判定の判断材料になりますから、注目しておく必要があります。閑散相場の中での個別株勝負ですし。


新興市場は「中立」。本日は両指数共に軟調。アメリカでNASDAQが長期金利上昇の割には下落が落ち着いており、またマザーズではバイオ系が頑張っているのですが、意外に弱い動きになっています。昨日はマザーズ市場の売買代金が増えていたので、短期的なターニングポイントになった可能性はあります。


【ポートフォリオ銘柄】

クレステック(7812)は大幅反発。正直なんでこんなに上がっているのかはわかりませんが、とにかく25日線に下支えされて戻り高値を伺う動き。浜松地盤ということで、主要顧客である東海地方の自動車産業向けの好調を取り込む形になっているか、安値更新続く同業のグレイステクノロジー(6541)から資金が移っているかのどちらかですかね。


アニコムHD(8715)は反落。一応同社も保険株なのでアメリカ長期金利上昇の恩恵を受けるか・・・と思いましたが、またサッパリの展開に。ここは保険株の中でもリバランスからか逆行の動きをしますから、やっぱりダメですね。ただ引き続きペットブームを背景に業績好調は続くと見ています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。





kunisawa at 14:18コメント(0)
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