日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-

一介のサラリーマンの日々の読書記録と家電レビューの覚え書きです。 文庫本を中心に、時々家電の衝動買い、さらにはへっぽこ登山まで?

JBLのBluetoothスピーカーの小型モノラルスピーカー機、JBL CLIP3のレビューです。現在ではJBL GOというボトムラインが出たためにJBLのエントリー機ながらギリギリJBLらしい音作りが、という特徴は薄れてきたかなあと思いますが相変わらず小型モノラル機ではイチ押しであることには変わりないです。

一方でここ数年でライバル機、特にAnker等の新興メーカーのBluetoothスピーカーもレベルアップしており、価格の割に大きな機能差を見出しにくくなっているのも事実。以前のような唯一無比、ということはなく価格に納得出来れば買い、という表現になるのでしょうか。それでは詳しく見ていきたいと思います。



JBL CLIP3はJBL Micro Wirelessから続くモノラルスピーカー1基の小型モデルです。伝統的にフックやカラビナを内蔵しており、様々な場所に引掛けてカジュアルに使うという姿を想定しているようです。

そのフックはモデル世代によって様々。前作CLIP2では一般的なカラビナでしたが本作ではビルトインタイプに変更となりました。比較的大型のタイプであり、シリコンゴムでの保護もされていることからフックを多用する人にとっては大きな改善だと思いますが、一方で折り畳みや取り外しが出来ないことからフックを使わない人には邪魔に感じるかもしれません。

サイズ感、質感は前作CLIP2から大きく変化は無いように思います。大きくて使いやすい操作スイッチがスピーカー前面に移動したのは良いですね。重量は220g。大分重くなってきたようにも感じますがまあライバル機も重くなって来ていますから仕方無いのでしょう。

仕様としては小型モノラル機として全部入り。IPX7の防水性、小型ながら40mmフルレンジスピーカーとFLIPシリーズと変わらないサイズのスピーカーユニットを搭載しなおかつパッシブラジエターを搭載し重低音を確保。連続再生時間が公称10時間と伸びていますね。仕様としては死角無しです。

では試聴してみます。うん、JBL CLIPシリーズだねえ、という音です。個人的には好みの音です。基本は良く伸びる中高音が心地良い。人によっては低音少ないのでは?と感じるかもしれませんが、低音も何とか頑張って出している印象。この控えめな低音が更に中高音を引き立てる感じはCLIPシリーズならではだと思います。BOSEやSonyの重低音強化モデルとは方向性が違いますが、オールマイティなのはJBL CLIPシリーズのように思います。



あまり書くこと無くなってきましたねw。まあ機能や音に殆ど不満は無い訳で、初めて小型Bluetoothスピーカーを買う人にとってはおススメでしょう。しかし買い替えを検討、という人にとってはワクワク感は低いかもしれません。CLIP2が安価に売っていればそちらのほうがおススメです。順当ではありますが目新しさは無い、かと。そういった意味ではAnkerあたりの安価な機種でも十分だったりします。Bluetoothスピーカーが世の中に広まって数年、当初は物凄い勢いで性能が向上していきましたがここ最近では進化のスピードがぐっと落ちたというか、コモデティ化著しいですね。まあスピーカーって音作りは基本アナログの世界ですので仕方無いことですね。本機に限って言えばJBLのブランドイメージであるクリアな中高音、これを大事に守ってっ差別化を図れているのは強みになるでしょうね。

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(Amazon) BOSE SouldlinkMicro

(レビュー) 小型機の最終形 JBL CLIP2



重工メーカーである四星工業が航空自衛隊向けに開発した練習機、TF-1。TF-1をベースにした単座型の要撃戦闘機を開発することとなり、開発技術者である沢本が奔走するが・・・。

同じTF-1の事故調査を追った航空系ミステリーである「推定脅威」の続編というかシリーズものとも言える本作。主人公である沢本由佳はそのままに、恋人でありよき理解者である倉崎など前作の登場人物に新しい人物も登場し、前作を読んだ人は懐かしくもありいきなり本作を読んでも楽しめる内容となっています。まあTF-1=T-1からF-1支援戦闘機への開発を思わせるのは未須本さんならですねw。

本作の一番の見所はやはり防衛産業というある意味特異な体質のなか進められる開発体制が詳細に描かれている点でしょうか。年度単位での予算割、節目毎のいちゃもんにちかい監査、まあ防衛産業に限らず日系企業なら大なり小なり似たような光景が繰り広げられている訳なのですがww。

そのような障害(?)の中、沢本たちのチームは旧知の仲間たちの力を借りて開発を推し進めていくわけですが、、、うーん、ちょっと物足りないなあ。自衛隊や重工メーカーの細かい描写は”読ませる”ものがあり満足度は非常に高いです。しかしストーリー展開としては、、、前作の「推定脅威」のプロットに頼りすぎているというか、人間関係が既に出来上がっちゃっているからこの先どうなるのだろうというワクワク感が少ないというか、、、。物語としても航空機開発のみならず他の要素も織り込んでいることから話がブレやすいというか、、ブルーインパルスの墜落事故の件についてはぶっしゃけ不要なのでは?とも感じてしまい・・・。

基本的には題材として非常に興味深く、面白いと思うのですがどうせ読むなら「推定脅威」のほうでしょ、とも感じてしまいます。それだけ前作が出色の出来でもあり、その続編というかシリーズものを作ることの苦労は並大抵では無いんだろうなあというのが読後の感想です。



高速道路で発生した交通事故。単なる交通事故かと思いきや、日本の核武装を計画したPCが何者かによって持ち去られる・・・。調査を命じられた防衛相の真名瀬。重工メーカー幹部、防衛相大物OBの関与が発覚する中、東シナ海尖閣諸島では海上自衛隊と中国海軍の衝突が発生し・・・。

いやあ、長編ですがあまりにリアル。日本の核武装論がリアル、というより核を持っているかもしれない、核を作る能力が有る、という疑心暗鬼のみで発生しうるパワーがリアル。まるでかの国と同じことを日本がもし行えば、という想定が怖すぎる。核物質の入手は別にして、日本の原子力技術があれば核爆弾の製造が可能となる可能性は非常に高いのは事実でしょう。もしかしたら我々の知らないところでこの物語のような事実が起きているかもしれない。そういった意味でも実にリアル。

ストーリー展開、長編なのに飽きさせない筆力、そして最後の落し所はさすがの高嶋哲夫さん。安定感がありその面では安心して読めました。もう序盤からこの本に外れは無いな、とw。脇を固めるのはっ米国留学時代の米中の友人。しかしいずれもそんなに政治中枢に近い所で働いている、という設定はなかなか苦しいですね。まあこの米中とのやりとり、あるいは恋人を介したジャーナリズムの関与が物語に厚みを加えているのは間違いないです。

核の是非、日本の核武装論については置いておいて、核っていうのは本当に不思議ですね。現代において核を使用すれば、その国・武装勢力は間違いなく壊滅に追いやられる。国同士の経済依存が高度に発達した現代において国同士の全面的な紛争は発生しずらく、まず核が使用される恐れは無い。それなのに核爆弾を開発している、あるいは持っているかもしれないというだけでこれほどまでに周囲に大きな影響を与えられるなんて。そういった意味では非常に費用対効果の高い軍事力なのかもしれないです。

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