日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-

一介のサラリーマンの日々の読書記録と家電レビューの覚え書きです。 文庫本を中心に、時々家電の衝動買い、さらにはへっぽこ登山まで?

2013年04月

株式会社ネバーラ北関東支社 (幻冬舎文庫)株式会社ネバーラ北関東支社 (幻冬舎文庫) 
著者:瀧羽 麻子
出版:幻冬舎
(2011-06-09)


外資系の証券会社にてバリバリのキャリアウーマンとして働いてきた弥生。失恋を機に退社、東京から離れた北関東の田舎にて働くことに(本人いわく、リハビリ)。

そこは大手食品会社の下請け、株式会社ネバーラ(すごい名前! しかもネバーランドの略w)の北関東支社。こんな田舎に元キャリアウーマンが転職してきたものだから、みんな興味深々。弥生の所属する経営企画部の課長、年下の沢森くん、東京に憧れるマユミ等々。そして名前から分かるとおり、溢れる納豆愛www。社内では納豆食べ放題、病気は納豆で治せると信じているってどれだけww。

そしてこんな田舎町では街の人達も興味深々。居酒屋店主の桃子さん等々。そんなゆったりとした空気が流れる生活の中で、東京から佐久間さんが転勤してきて…。

全編に渡って感じるのはそのまったりとした空気感。これにひたすら癒されます。ああ、こんなのんびりとした生活が送れたならなあって思わず思ってしまいます。またちょっとズレた感覚のある、個性豊かな登場人物達。この人たちが田舎の感覚をさらに盛り上げているように感じます。

っとここまでは一般的な感想。実際の田舎暮らしは…、私はこの舞台となった街よりも確実に田舎で働いたことがあります。まずバス通勤なんてあり得ません。バスが通勤に使える時点で田舎では有りません。私にとっては立派な都会ですww。また意外に人の出入りはあるため、東京から来たからといってそれほど注目されません。まあ、若い女性の人なら目をひくかもです。

ま、休日等にどこに行っていたかバレバレなのは物語の通りで(笑)。個人的には2〜3年くらいなら楽しめますが、それ以上はちょっとねぇ…。

純粋に読み物としては秀逸だと思いますが、一方で"そんな田舎ねえよ!"と1人ツッコミながら読んでいました。まあ、普通の人より2倍楽しめたということでさらに良かったかとw。

巻末には登場人物の1人である、東京に憧れるマユミの高校時代の短編もありますのでこちらも是非。

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 ロジクールより、UE(Ultimate Ears)ブランドにて新しいモバイルBluetoothスピーカーが発売されました。ロジクールといえば、 低価格ながら使い勝手の良い小型BluetoothスピーカーであるMini Boom Box TS500がありましたがこいつは… 一見するとMini Boom Boxのマイナーチェンジ版? そこにUEブランドをつけて値上げ?(想定価格は¥9,800-)。もう少し詳しく見ていきます。

(Mini Boom Box TS500)
サイズ; 115.5 x 71.2 x 57.5 mm
重量; 230g
スピーカーユニット; 35mmフルレンジ x 2, 
                                        40mmパッシブラジエター
定格出力; 3W x 2
連続再生時間; 10hr

(UE Mobile Boom Box WS500)
サイズ; 111 x 67 x 61 mm
重量; 298g
スピーカーユニット; 25.4mmフルレンジ x 2, 
                                        40mmパッシブラジエター
定格出力; 2Wx 2
連続再生時間; 10hr

実は2012年の時点で米国では既にUE Mobile Boom boxとして発売されていましたのでJBL FLIP購入時にチェックをしていましたが、外形サイズからMini Boom boxのマイナーチェンジ版かと思い、それでJBL FLIPと同じ価格(99$)は無しだと考えていましたがこうして見ると内容が変わっている可能性が大です。

まずメインのスピーカーユニットが変更になり、より小型のものに変更されています。公式サイトにはパッシブラジエターの記述が無いようですが、実際には従来通りの搭載のようです。スピーカーユニットの小型化により、若干中高音のレスポンスが良くなるかも、です。また重量が増加していますので振動等には有利かも。

デザイン的には好みがあると思いますが、現品を見る限りWS500のほうがシンプルながら高級感があって好みです。上面のタッチパネルは廃止され、早送り/一時停止ボタン等も無くなりましたが他社製品でもこれらは無いものが多いですので特に問題無いかと。後、充電端子がMini USBからMicro USBに変更となったのは嬉しい点かと思います。

後はUEブランドにふさわしいチューニングが成されているかどうか、これが全てですね。価格は発売開始直後ということもあって高めですが、Mini Boom boxも当初は¥7,800からのスタートだったことを考えると徐々に下がることが予想されます。ある程度価格がこなれてきて、購入者のレビューがある程度出回った時点で改めて購入の是非を検討するのが賢いと思います。あるいはMini Boom boxの在庫があるうちにこちらを安く買ってしまうといのもアリかと思います。

個人的にはUEのイヤホンを数年来使用しており、そのコストパフォーマンスには大満足していますので非常に期待出来る製品だと思いますがこれ以上似たような機種は買えるはずもなくww…

大仏男 (実業之日本社文庫)大仏男 (実業之日本社文庫)
著者:原 宏一
出版:実業之日本社
(2013-04-05)


"大仏男" すごいタイトルですね… 

お笑い芸人コンビのカナとタクロウ。所属事務所から最後通牒を突きつけられ、ネタ作りの一環で街頭霊能者相談を行ったところ、大評判に。事務所から追い出された2人はニセ霊能者として生計を立てようとするが、元事務所スタッフのマモルによって"大仏卓郎"としてプロデュースされ、政財界での食い込みを計るが…

"ヤッさん"の作者である筆者、今回もストーリー展開の面白さと、"最後にはどう落とし前つけてくれるの?"という想いから一気に読み進めました。
だってニセ霊能者ですよ。最後にはバレるの分かってるじゃないですか。そこをどう決着させてくれるのか、結果は想像以上のものでしたがそこは読んでからのお楽しみということで。

主人公の2人のみならず、脇役陣にも楽しませてもらえました。特にカナの友人であるキャバクラ嬢のサヤカ。いかに人をたらしこむか、という点では霊能者と同じであり、カナの良い相談相手となっていて物語に良いアクセントとなっていたように思います。(個人的に仕事で高級キャバクラに行くと、とんでもなく頭良いな、と思う嬢が多いと思います。勉強が出来るうんねんではなく、地頭が良いというか…)

霊感、占い等全く信じていないカナですが、霊能者プロデュースを始めた頃から高校時代に亡くなった水谷さんの夢を見るようになります。そこにはカナの深層心理が現れているのかもしれません。そしてニセ霊能者であるはずの卓郎に相談をするようになり、一方のタクロウもニセ霊能者を続けるうちに本物(?)の霊能者らしくなり…、そしてまさかの結末へ…。

物語の中心はカナであり、どちらかというとボーッとしているタクロウはそれに付いて行っている感じと思っていましたが物語のベースにはタクロウのマイペースながら一途な思いがあったのだと読み終わってから感じました。

う〜ん、原宏一という作家はラストが良いですね。読んでいる者を幸せにしてくれる読後感があります。物語序盤では個人的に読んでいてもあまり気持ちが乗らない感じがあったのですが、後半から一気に引き込まれた感がありました。そういった意味では物語の最初から一気に原宏一ワールドに引き込まれた"ヤッさん"のほうが印象深いですが、本作の方が読後の満足感は高いように思いました。

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