日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-

一介のサラリーマンの日々の読書記録と家電レビューの覚え書きです。 文庫本を中心に、時々家電の衝動買い、さらにはへっぽこ登山まで?

2014年02月

Bluetooth機器が音楽再生用機器に広く用いれられるようになったのには、オーディオデータ用のBluetoothプロファイル、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)の採用があり、これにより音楽用機器へのBluetooth適用が普及し始めました。

しかし、Bluetooth規格ではデータ転送量の都合から音声データを圧縮、転送し機器側にて再展開する必要があります。A2DPプロファイルの標準オーディオコーデック(音声データの圧縮方式のこと)であるSBC(Sub Band Codec)コーデックにおいては、多くの場合圧縮率1/20と高圧縮であることから音質の低下が避けられません。また、音声データを転送する際に圧縮データを展開→SBCへ再圧縮→転送→再展開という流れを取り、圧縮展開時の音質の劣化も発生します。さらに遅延が200msから250ms発生するため、動画再生時やゲームの効果音等において違和感を感じることが少なくありません。

そのため、最近ではA2DPのオプションコーデックであるAACやapt-Xを採用し、音質の向上を図っている機種が増加してきました。(SBCコーデックではライセンス費用が不要であったのに対し、これらコーデックではライセンス費用が発生することが普及の妨げであったようですが、高音質へのニースが高まってきてようやく普及の目をみたようです)

apt-Xは英CSR社が提供していているコーデックで、SBCコーデックと比較して低圧縮、低遅延、低データエラーレートであることが特徴です。圧縮率ではSBCの1/20に比較して約1/4、ビットレートではおおよそ352kbpsと、通常の圧縮音源を使用する分にはまずまずのレートを確保可能です。遅延ではSBCの200-250msに比較して約32msと圧倒的に少なくなります。また、データエラーの発生率が大幅に低下するため、通信が途切れにくくなります。

apt-Xコーデックを使用するには、受信機側のみならず送信機側もapt-Xに対応している必要があります。2013年モデル以降のAndroid機種であれば多くの機種がapt-Xに対応しているようですが、例えば人気のXperiaでも2013年冬モデル以降でようやく対応する等、メーカーによって対応が大きく異なるので注意が必要です。(その他、GALAXY S3、GALAXY NOTE3等もapt-Xには対応していないようです)

AACコーデックはAppleのiTunesストアで提供されれている楽曲で採用されているおなじみの音声圧縮コーデックです。元々がMpeg1 Audioを超える高圧縮、高音質を狙った規格であるために音質が優れること、特に送信側のソースがAACであれば、圧縮されることなくオリジナルのデータで転送されるため更に良いとされています。

AACコーデックに対応している機種として、最近のiOS機種(iPhone、iPod touch、iPad)が挙げられます。ただし注意してもらいたいのが、AppleがAACの詳細仕様を公開していないことから、機種による相性問題が発生しやすく、またiOSのアップデート等で不具合が発生する例が多いようです。AAC対応機種を購入する際には、iOSで不具合が発生していないか(OSのバージョンも含めて)確認を取ることをお勧めします。

これらapt-X/AAC対応機種にてSBCコーデックとapt-X/AACコーデックにて聴き比べると、やはり音質に大きさ差を感じることが多いと思います。しかし留意してもらいたいのは、スピーカーはアナログな部分の性能にも大きく依存します。apt-X/AACに対応しているスピーカーでも音質的には?と思うものもありますし、BOSEのように対応コーデックを公表していなくてもDSP処理により高音質を実現している例もあります。スペックのみにとらわれず、実際に視聴したり周りの評判等を確認して、納得行く機種選びを行うことを強くお勧めします。




私も愛用している、¥10,000前後で音質とデザインに優れたBluetoothスピーカー、JBL FLIPがマイナーチェンジしてJBL FLIP2に進化しています。

マイナーチェンジ内容を確認してみると、今まで弱点となっていた面が解消され、現在のBluetoothスピーカーのトレンドに沿ったアップデートが施され、なかなか魅力的な内容に仕上がっています。まあ、JBL FLIPから買い替えることはありませんが。もう少し詳しく見て行きましょう。

1) Bluetooth関連の進化

まず、Bluetoothのバージョンが2.1から3.0にアップデートされています。省電力化が期待されます。また、2台の機器に同時接続できるマルチポイントに対応しました。また、NFCにも新たに対応しており、ほぼ最新のトレンドを網羅したことになります。

2) 電源周りの改善

電源端子が専用端子からマイクロUSBへと変更になりました。これでようやく専用ACアダプタを持ち歩かなくても良くなりました。これは大きな改良点ですね。一方で連続使用時間は公称値で従来通りの5時間とやや短めなのは変化がありません。

3) 音質面での改善

ハンズフリー通話時のノイズキャンセリング機能が追加されました。スピーカーユニットは40mm×2で従来通りですが、最大出力は5w×2から6w×2へと強化されています。また周波数特性もJBL FLIPの150Hz-20kHzから100Hz-20kHzへと、低音域のきょうかが図られている模様。本体重量も360gから400gへと増加していますので、出力アップと合わせてバッテリー容量の増加も図られているのでは? と推測します。基本的にはクリアな中高音はそのままに、低音域について若干の増加を狙った音作りになっているのではと思われます。

4) その他

キャリングケースが従来のネオプレーン製からセミハードケースに変更となっています。これは好みの問題ですが、個人的には従来のケースのほうが好みかなと思います。

実売価格もこなれてくれば¥10,000前後になると予想され、従来機の弱点であった電源周りがきっちりと改善され、機能面でも最新仕様へと改良された本機はかなりお勧め出来ると思います。一方で、競合機種に比べると低音域はやや弱め(その代わりにキレの良い中高音となるわけですが)、連続使用時間が短めといった弱点は残ったままとなりますので、この点については留意する必要があると思います。しかし、競合機種が軒並み1万円台後半から2万円台と高価格を維持しているのに対し、価格面では大きなアドバンテージがあると感じます。この種のスピーカーに2万円、というのはやはりどう考えても割高ですので...。

(従来機種;JBL FLIPのレビュー記事)

JBL FLIP2 公式ページ
JBL FLIP2 (Amazon)

(従来機) JBL FLIP 公式ページ
JBL FLIP (Amazon)

今回は先般購入したBluetoothレシーバー Sony SBH20をレビューしていきたいと思います。


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本体はとにかく小型軽量、コンパクトです。デザイン的には、往年のiPod Shuffle? と感じてしまう面はありますが、スッキリとしていて好みです。表面(再生ボタン等がある面)はヘアラインのような凹凸がつけられ、指紋等目立たなくて良い感じです。

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電源ボタンはスライド式の独立したスイッチとなります。スイッチが小さく操作しづらい面がありますが、かばんの中等で間違って電源ONとなることが少ないため好印象です。マイク、充電状態や接続状態を示すインジゲータもこちらの面には設置されています。

再生/一時停止ボタン/通話ボタン、早送り/巻き戻しボタンは本体表面で操作を行います。Bluetoothのペアリングは再生ボタンの長押し、とほぼ説明書を見なくても一連の操作は可能です。NFC接続もこちらの面で操作出来ます。

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音量ボタンは独立したボタンが用意されています。充電端子は定番のマイクロUSB。カバーの開閉が操作しづらいのと、充電ケーブル接続時にカバーが邪魔になるのがマイナス点です。これならいっそ、カバー不要でも良いと感じました。

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付属品は以下の通り。低価格ながらUSB-ACアダプタも付属しているのがうれしいです。またUSBケーブルは短いタイプで取り回しも良く、使い勝手が良いと思います。

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裏面には洋服等に取り付けるクリップがあります。クリップ自体は360°回転可能で、180°毎に固定可能です。クリップが薄いので、コート等厚手の洋服には固定するのは難しいと思います。

実際に使用してみての感想ですが、Bluetoothのペアリングは前述の通り再生ボタン長押しで可能です。ペアリング後は電源オンからの機器接続も素早く、大きな不満は感じません。出力はやや弱めで、大音量は取りにくいと思います。イヤホンにもよりますが、通常のイヤホン使用時に最大音量で使用せざるを得ない場面も出てくる印象です。

連続使用時間ですが、カタログ値では6時間とありますが、通常の音量でイヤホンを使用時にはおおよそ4〜5時間の間といったところ。バッテリー残量の確認がインジゲータの色で判断する方式ですので確認し辛いのは難点です。また、車載使用時に最大音量で出力を続けていると、あっと言う間にバッテリーを消耗します。2〜3時間でバッテリー低下サインが出る状態。これは少し期待外れでしたが、充電しながら使用出来ますので個人的には大きな問題ではありません。

肝心の音質ですが、有線での接続に比べると明瞭に音質低下が認識出来るレベルです。高音域と低音域がカットされ、クリアさが明らかに減少した、少しくぐもった音になります。半ば予想していたことですが、ここまで音質低下を感じるとは意外でした。ただ、ノイズ等は少なく、基本的な性能はしっかりしているな、という印象です。

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付属のイヤホンについては、、、まあオマケみたいなものだとw。

とまあ、音質面と連続使用時間には若干不満を感じますが、運転時にレシーバーの電源オン→再生ボタンと全く視線を逸らさずに操作出来るのは非常に便利で、音質面の劣化というマイナス面よりも利便性のプラス面が上回っていると感じます。また車載前提で購入したのですが、本体がコンパクトなこともあって普段使いでもものすごく便利。特にiPad使用時の便利さは半端なく、コードの取り回しを気にすることなく動画を楽しめるのは秀逸です。このためだけでも買って良かったと感じるほどです。

という訳で、安価なことからBluetoothレシーバーの使い勝手ってどんなもの?と試すには非常に良い機種で、なおかつ基本性能もしっかりしており、本体がコンパクトなこともあって日常使いで大きな不満は出にくい良機種であると感じました。

SBH20公式ページ
SBH20(Amazon)

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