日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-

一介のサラリーマンの日々の読書記録と家電レビューの覚え書きです。 文庫本を中心に、時々家電の衝動買い、さらにはへっぽこ登山まで?

2014年12月

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前回の記事にてTDK TREK Micro A12を2台購入したと報告しましたが、早速到着しましたので再度詳しくレビューします。登場当時のレビューは下記をどうぞ。この際の印象は今も変わっていないと思います。


 内容物は本体とカラビナ、マイクロUSBケーブルと説明書のみとシンプル。ペナペナでも良いので収納袋があると良かったかも。

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取ってつけたようなテプラが良い味出しています…

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滑り止めのラバーが本体底面と前面に設けられており、スピーカーユニットを正面に向けても、上面に向けても使用できるよう考慮されているのは良いですね。

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ラバーに覆われた充電端子、電源スイッチ類。 防塵防滴仕様ですので仕方ない面がありますが、やはり煩わしかったです。

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こちらがパッシブラジエター側です。

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それでは使用してみます。まずは1台にて。ラバー内の切り替えスイッチをOFFからONへ、そしてBluetoothボタンを押します。長押しにてペアリング開始です。ペアリング完了すると、勝手に接続機器の音楽ソフトの再生が始まるのはちょっと…。

音質は、うん、前回試聴した時とほぼ同じです。ポータブル機としては強めの低音、やや伸びに欠けるがまずまずの中高音。このクラスでは平均的からレベルが高めといったところです。Sony SRS-X1が登場した今、低音に関してはちょっと劣るかな。

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そして TWS(True Wireless Stereo)機能を使用した2台体制での使用を試します。まずは本体スイッチをTWS側へ。Bluetoothスイッチを順にONして、2台をペアリング、その後改めて操作機器とペアリングします。こうして書くと操作手順が煩雑そうですが、2回目以降はペアリング操作不要ですので許容範囲かと。全てのペアリングが完了すると、左側(メイン側)のスピーカーには白ランプが、右側のスピーカーには赤ランプが点灯します。

さて、この音質は…、いや、これ笑っちゃいます。この価格で、完全ワイヤレスにてステレオ環境が構築出来るとは。デスクトップに置いて、ニアフィールドにて聞く限りでは完璧に近いです。この音場の広がりに関しては高価格帯のBluetoothスピーカーでも叶いません。

ただ、音場の広がりがあるがゆえに、スピーカーユニットのショボさが耳につくのは否めません。贅沢な話ですがw。具体的には、音場は広く豊かなのに、帯域の狭い音質がアンバランスというか。トータルでの音質という面では、サラウンド機能を持った高価格機のほうが上のように思います。

うん、やはり良機種です。1台でもこのクラスでは水準以上の性能を持ち
さらに2台組み合わせれば高価格機にも負けない音場を設定できる。そして安価。現在の価格であればもうベストバイです。

不満点は、何と言っても電源周りにつきます。ニッケル水素バッテリーということで、充電には若干気を使いますし、使用時に都度カバーを開けて電源を入れなければいけないのも面倒です(電源スイッチからOFFにしないと待機電力が大きいのか、かなりバッテリーを消耗するので使用に堪えません)。うーん、ここが改善されると神機に近いんだけどねえ。

(Amazon) TDK TREK Micro A12 



速報です!

モノラルBluetoothスピーカーでは安価で音質も満足できるTDKのTrek Micro A12がAmazonにて¥1,000引きです。結果として¥4,000以下で購入出来ます!

この音質でこの値段は正直言って買いです。早速2台購入しました!

1月4日までの限定です。これは見逃せません。その他のTDK製品も¥1,000引きですので合わせてどうぞ。

(レビュー)ポータブル機の本命かも(TDK Trek Micro A12)
(Amazon) Trek Micro A12 

この記事は従来の記事を大幅加筆改訂し、2014/12現在の内容に更新したものになります。2014年も多くのポータブルBluetoothスピーカーが発売されました。その中から機種選択のポイントとなる点、留意すべき点について挙げていきたいと思います。

ポータブルBluetoothスピーカー選択のポイントとして

1. 使用目的をはっきりさせる

ポータブルスピーカーと言えども、大きさは大小様々です。使用目的をはっきりさせ、必要な機能の優先順位付けを行うことをおススメします。あらゆる場面でオールマイティな機種というのはオーディオ機器に関しては存在しないと考えます。 現在の市場では、大きく分けると以下のようなジャンルに分類出来ると思います。

1)携帯性最重視、モノラルスピーカー

最小サイズのジャンルになります。最重視されるのは携帯性のため、小型のモノラルスピーカー仕様となります。最近ではパッシブラジエター等の低音増強機構を備えた機種も登場し、音質面の向上が著しいジャンルですが基本性能はそれなりです。それでもスマホやPC等の内蔵スピーカーに比べると音質向上を強く実感できると思います。とにかく持ち運びの機会が多い人にオススメ。 価格は凡そ7,000円以下、重量200g以下が目安。

    (防水性あり。小型機の中では低音強め。音質そこそこ〜良し。価格も安く、このクラスでベストバイ)
    (中高音の良さが特徴。低音やや弱め。仕様的にやや古さも感じるが音質面ではまだ一線級)

    (デザイン、低音良好。高音側の伸びに難ありだが使い勝手良い。やや価格が高め)
    (レビュー)この進化は大きい(Sony SRS-X1)

Sony SRS-X11
    (仕様的にはコンパクト機最高峰。非防水、価格高め。ステレオ化向き)
    (レビュー)物理の神様には勝てない(Sony SRS-X11)

2) 高級コンパクトスピーカー

1)同様に持ち運び性を最重視しながら、本体の質感を高めたモデル。価格は総じて高く、音質と価格のバランスが取れているとは言い難いがデザインの良さと質感の高さから満足度は十分得られると思います。小型ながらステレオスピーカーとなる機種が殆ど。価格帯は10,000〜20,000円程度、重量は300g以下が目安。持ち運びの機会が多く、なおかつ質感の高い物を好む人にオススメ。

   (音質良し。低音もOK。さすがにモデルが古いか? 価格もネック)

   (薄型軽量でデザインもV2より良いと思う。低音がやや減ったか)

   (デザイン良し。軽量ながらステレオ。音質もfoxL同等レベルに向上。価格も大分下がってきたのでこのジャンルでは一押し)

    (質感とにかく良い。大人向けデザイン。低音は弱い)

3) 汎用機(低価格帯)
自宅内での使用から外出時の持ち出しまで対応可能な、汎用性の高い機種の中でも低価格なグループ。目安として価格は10,000円以下、重量としては500g以下程度。高価格帯の機種との差は低音域を中心に大きいと思うが、Bluetoothスピーカー入門機としてはこのクラス帯が良いように思います。実際のところ、気軽に持ち運ぶにはこのクラスが限界サイズです。

   (中高音良い。低音そこそこ。価格の割には高音質)

   (上位機種に比べると低音が弱いが、音のバランスは良い)

   (何と言っても安価。必要十分)

   (小型軽量モデルでもある。防滴性あり。音質はそれなりだが、価格と機能のバランス良し)

4) 汎用機(高価格帯)
自宅内での使用から外出時の持ち出しまで対応可能な、汎用性の高い機種の中でも高価格なグループ。目安として価格は10,000円〜20,000円、重量としては800g以下程度。パッシブラジエターやサブウーハー等の低音増強手段を持つものが多く、音質面では3)のグループとの差が大きい。各メーカーが特色ある音作りを行っており、好みに応じて選択可能。現在のポータブルBluetoothスピーカーのメインジャンルと言ってもよいグループ。

   (このサイズでは圧倒的な重低音。本体の質感高い。重量あり、価格帯は上)
   (SoundLink Miniより音のバランスは良く安価。カジュアルな見た目が気に入れば)

   (防水性あり。縦置き使用がメイン。ステレオ感は得にくいが使用感良し。音質も良い。価格は高め)

   (防滴性あり。サイズ大、安価。価格の割りに音質はかなり良い。低音充分)

   (JBLらしいクリアな中高音に低音が付加された高音質モデル。USB給電機能あり。現時点では最もオススメ)

   (音質、本体のデザイン良し。低音重視なので要試聴だがこちらもベストに近い)



5) 高級Bluetoothスピーカー
価格帯として凡そ20,000円以上、重量1kg以上が目安となります。このクラスではスピーカーも大型となり、また価格帯も上がります。よほど使用目的がはっきりしていないと、価格に見合った満足は得られないと思いますので選択が難しいところです。試聴した限りではそれぞれ音質のポテンシャルは4)のクラスに比べて高いように感じましたが、この価格帯では持ち運びを考慮しなければBluetooth内蔵のシアターバー、ミニコンポ、アクティブスピーカー+Bluetoothレシーバー等の選択肢も考慮に入れて良いかと思います。また下記に述べるように、AirPlay、Wifi接続(dlnaサーバー)等、より高音質な方法での接続も検討するのが良いと思います。

     (JAMBOXからさらに低音強化。総合的な音質はそれなり)

     (Boseらしい音作り。低音重視ながら大分自然になってきた。オススメ)
    (持ち運び可能な最大サイズの中では音質は良い。デザインも良し)

    (音質はナチュラルからややドンシャリで高レベル。AirPlay、Wifi接続可能)

    (ナチュラルで高音質。価格が安く入手出来れば良い製品だと思う)
    (レビュー)高価格帯Bluetoothスピーカーを試す
   (華やかな音の味付けが特徴的。このクラスの中では持ち運びもしやすい。高価格)


2. 音質に過度は期待は持たない

これ、結構重要です。ここで取り上げおススメしている機種でも、このサイズのポータブルスピーカーとしては良い音質という意味で、一体型のスピーカーが多い以上、音場の広がり等は期待出来ません。本格的なスピーカー、出来の良いアクティブスピーカーと比較するとやはり音質は劣ります。こればかりは物理の神様には勝てません。あくまで音質は自分の好みに合っているかという点を確認するにとどめ、絶対的な音質や臨場感はある程度の割り切りが必要かと思います。むしろ音質以外の使い勝手はどうか、デザイン・サイズや機能といった点を重視したほうが購入後の満足度が上がると思います。感覚的には音の良い、かつてのラジカセをイメージしてもらえると分かりやすいかと。

ただし上記 5)で挙げたような大型機種であれば、まずまずの音質を得られますので特にオーディオに拘りが無い人であればメイン機種になり得るだけの性能があると思います。


3. 自分の好みの音の傾向を把握しておく

2. にて触れた通り、Bluetoothという手法を用いている以上、音質の向上には限界があります。そのため、中級機種以上において各社、 独自の音の味付けを行っています。自分の音の好みが圧倒的な重低音なのか
抜けるような高音が好みなのかを把握してそれに見合ったメーカーの機種を選定すると満足度は上がるように思います。


4. 最新モデルのほうが"当たり"が多いが...、定番機がオススメ

スピーカーを購入する際に、ネット上でのレビュー等参考にすると思いますが、仮にネット上で高評価であったとしてもそのレビュー時期を確認して下さい。例えば、JAMBOXは高評価のレビューが非常に多いと思いますが、当時はその他にライバルとなる機種が非常に少なかったためです。現在となっては音質と価格のバランスが取れているとは言い難く、高評価とは言えません。

ポータブルBuletoothスピーカーはここ1年くらいで急激に機種が増加しています。そのため音質、使い勝手の向上が目覚しいです。古い機種にも良いものはありますが、全体としては最新機種に当たりが多いように感じます。

ただし、雨後の竹の子のように新機種が続々と出ていますが、 特に無名メーカーを中心に、中には?と感じるような製品もあります。まあスピーカーユニットにバッテリーとBluetoothチップを搭載するだけで単価が一気に上がるのですからメーカー側にとってはおいしい商売な訳でして。ですので、新製品が出てもすぐに飛びつかず、各種レビューや評判を確認して、俗に言われる定番機種を購入するのが吉だと思います。


5. 対応コーデックにも注意する

対応コーデックには標準的なSBCの他に、より高音質・低遅延なAAC、apt-Xのようなものがあります。将来性を考えると、これらに対応している機種を選んだ方が無難です。ただし、いくらコーデックが対応していても、肝心のスピーカーの音質が伴わないものもありますので、強く拘る必要は無いと思います。対応コーデック非公表でも、DSP処理により高音質を実現しているBoseのような例もあります。Bluetoothのバージョンについては、バージョンが新しい方が機能が豊富で省電力ですが、こちらはどれでも大差無い、という印象です。


6.Bluetooth接続以外の選択肢も考慮する

特に大型機種の購入を検討する場合には、Bluetooth接続以外の接続も検討に入れて下さい。この辺りの機種になると、Bluetooth接続では本来の100%の能力を出し切れないものが増えてきています(DSP処理で何とかしているようですが)。特にiOS系のデバイスを使用しているのであればAirPlay、Wifiルーターに簡易dlnaサーバー機能があったり、NASを導入しているのであればWifi接続での接続もオススメです。音質は断然良くなります。

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