日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-

一介のサラリーマンの日々の読書記録と家電レビューの覚え書きです。 文庫本を中心に、時々家電の衝動買い、さらにはへっぽこ登山まで?

2015年01月

TDK TREK MICRO A12を購入してからというもの、良くお風呂で使用しています。 風呂場という密閉された空間ということもあって反響音も強く、ついつい長風呂になってしまうくらい心地よいものです。そこで防水(防滴)スピーカーってどんな規格があり、どのような機種が販売されているかちょっと調べてみることにしました。

まずは規格から。日本国内で発売されいている防水スピーカーには大抵、JIS規格に基づく保護等級が表記されているようです。等級は0級から8級まで規定されており、0級は何も保護されていない状態となります。以降、等級が上がるごとに性能が上がっていきます。一般に防滴性能があると言われるのは3級から4級以上となり、以下の規定があります。

3級;60度の範囲内で落ちてくる水滴に対する大きな有害が無いこと
4級;あらゆる方向からの飛沫に対する大きな有害が無いこと
5級;あらゆる方向からの噴水流に対する大きな有害が無いこと
6級;あらゆる方向からの強い噴水流に対する大きな有害が無いこと
7級;30分間×水深1mの水に浸しても大きな有害が無いこと
8級;継続的に水没しても大きな有害が無いこと


また、一部スピーカーでは砂塵等の防塵に対する保護性能を表記しているものがあり、こちらも保護等級が規定されています。スピーカー関連で言えば、アウトドア等で使用する際に必要な機能であり、 基本的に6級(砂塵が内部に侵入しない)の性能が求められると思います。

実際の表記では、防水性能のみを規定しているか、 防水防塵性能を規定しているかによって表記が異なり、防水規格のみの場合にはIPX*、防水防塵規格の場合にはIP**(防塵-防水等級の順)となります。(防塵のみ規定の場合にはIP*X)。

例えばIPX7は防水7級の性能があるということ、IP64であれば防塵6級、防水4級の性能があるという意味になります。またJIS規格のみならず、国際規格のIEC(国際電気会議) においても表記は同等です。

さて、 規格を見て貰えば分かる通り、完全に水没させても良いのはIPX8のみとなります。ですので、防水スピーカーといっても水没させることは出来ません。IPX4クラスのものではシャワー(噴水流)の直撃も良くないことになりますね。また、規格は全て水での条件です。お風呂等の熱湯に対する保証はなされていませんので、自己責任にて使用することになります。

具体的な防水スピーカーについて等級を確認していきたいと思います。

TDK TREK Micro A12;IP64(あらゆる方向からの飛沫に対する保護)
TDK A33;IP64(あらゆる方向からの飛沫に対する保護)
Sony SRS-X1;IPX7/IPX5(一時的な水没に対する保護)
Creative Muvo Mini;IP66(強い噴水流に対する保護)
UE BOOM WS700;IPX3(60度以内の水滴に対する保護)
UE MEGABOOM WS900;IPX7(一時的な水没に対する保護)
DENON Envaya mini DSB-100;IPX4(あらゆる方向からの飛沫に対する保護)

こうして見ると防水と謳っていても千差万別というか…。UE BOOMは事実上屋外使用時のでの雨に対する緊急用、といったレベルですね。Muvo Mini, SRS-X1はかなり本格的であることも分かります。


さらにお風呂に特化したスピーカーたちは、というと

山善 Qriom UQUA(ウクア)←定番ですね;IPX6(強い噴水流に対する保護)
TDK ワイヤレスシャワースピーカー TW233(234);IPX6(強い噴水流に対する保護)

さすがに6級以上の性能を確保しているようですね。一概に防水スピーカーといっても性能はいろいろ、音質と使用場面を考慮して、適切な一台を選ぶ必要がありますね。


侠飯 (文春文庫)
福澤 徹三
文藝春秋
2014-12-04



タイトルは"おとこめし"と呼びます。何かイイっすね。就職活動中の大学生、若水良太は、自宅マンション前にてヤクザ同士の抗争に巻き込まれ、何故か組長の柳刃竜一を六畳一間の1kマンションに匿うことに。巨大な冷蔵庫を購入し、お取り寄せグルメにて次々と料理を作り出す竜一。果たして二人の結末は?

いやあ、不思議な作品でした。この種の料理小説であれば、章毎にキーとなる料理があり、そこに何らかのエピソードなり事件が絡んでくるものなのですが、本作ではその事件が無いんです!。まあ、些細な出来事はあるのですが(就職活動の面接、等)、端的に言ってしまえばオッさんが料理作って、大学生が飯食うだけ、という恐ろしい展開ですw。

だが、それが良いww。もう、何というか物語に広がる無骨さが堪らないです。"自分、不器用ですから..."といつ言い出してもおかしくない展開です。そして料理も無骨で、まさに漢の飯。だが、それが良いwww。とんでもなく美味しそうなんですよね。大体、最初の料理、というか飯の炊き方からもう来ています。米研ぎの1回目は良い水で、研ぎ方から炊き方まで…。一番印象的だったのは、カマバタですね。もう、どれも自分で真似できそうな次元なのがまた良いのです。

無論、ただ飯食っているだけではなく、竜一と出会って良太と周囲の友達が徐々に成長していく過程も描かれてますし、最後には竜一のあっと驚く展開もありますので、小説としても充分に楽しめる作品だと思います。しかし、何と言っても白眉なのは料理のシーンです。ホント、ただ飯食っているだけなのにこんなに楽しく読み進められるなんて…、恐るべし、福澤徹三ワールドといった感じでした。

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