日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-

一介のサラリーマンの日々の読書記録と家電レビューの覚え書きです。 文庫本を中心に、時々家電の衝動買い、さらにはへっぽこ登山まで?

2015年02月




主人公は護衛艦「ふぶき」の艦長となった結城武。その着任から離艦までを、習熟訓練、艦隊訓練、遭難救助、ドイツ海軍を迎えるホストシップ任務等々、各イベントを通して艦長任務とは何かを描いた作品です。

「ふぶき」という護衛艦は実際には存在しないのでしょうが、作中には「ゆき型護衛艦」とありますので、いわゆる「はつゆき型護衛艦」が舞台となっているようですね。この「はつゆき型護衛艦」、現在では退役が進みつつあるようですが、作中では最新鋭のシステム艦として描かれていますので、年代としては1980年代半ばくらいと推測されます。

このシステム艦という言葉、本作のキーワードになります。ちょっとウィキペディアから流用致しますと、この「はつゆき型護衛艦」、「本型は海上自衛隊のワークホースとして初めてセンサー・武器を戦術情報処理装置と連接し、戦闘システムを構築したシステム艦とされており、極めてエポックメイキングな艦である。」とのことで、簡単に言ってしまえば戦闘の主役が艦長の存在する艦橋から戦闘指揮室へと移ってしまっているということのようです。

本作でも、シーマンシップの基本である操艦などにこだわる艦長に対し、それに反発する副長の姿などが描かれており、新世代vs旧世代の対立、といった要素も冒頭には見て取れる場面が出てきます。それに対し艦長である武は、愚直に任務を遂行し、艦を纏め上げる、というのが全体の大きなあらすじになるかと思います。

そうです、舞台が1980年代ともなると、この世界ではもはや古典の話になるかと思うのですが、いかにコンピュータ化、システム化しようとも船は船、いったん海に出てしまえば艦長が全ての指揮と責任を持って任務を遂行するという、古来からのシーマンシップは不変なのです。いかにハイテク化しようとも、操作を行うのは所詮は人。その人材の大切さを示唆している本書は、決して古典では無く現代においても普遍的に通用する内容なのではないでしょうか。

こんな風に感じることが出来たのも、筆者の抑揚の効いた、しかし詳細で臨場感あふれる文体のおかげであるように思います。さすがに元艦長だけあって、感情に流されること無く、正確無比に文章をつづり、その上で人間味溢れる人柄まで行間ににじみ出ている、そんな印象を持ちました。さすが艦をまとめあげただけの人ですよね、と思わず感服です。

そしてそれは決して退屈な記録、というものではありません。初めて乗艦した際の不安、顔見知りに出会った安堵、艦長として徐々に自信をつけていく様子、これら喜怒哀楽を決して勢いで描写しているのではなく、言葉を吟味して使用しているのが読んでいるこちらにも伝わってくる点にも好感を持ちました。

筆者の作品は、ほかにも時系列的に2作品あるようですので、こちらも機会があればぜひ読んでみたいと思いました。

Sonyからの2015年モデル第一弾です。他の機種はソニー独自のコーデック実装がメインの半ばマイナーチェンジに近いものですのが、こちらは全くのニューモデル、しかも従来のSRS-X1も併売、とイマイチ分からない立ち位置の機種です。防水仕様ではないことから、旧機種、SRS-BTV5の後継という話もあります。しかしこのサイズでデュアルパッシブラジエターを搭載しているとは驚きです。SRS-X3〜X9へと続くソニーデザインの末っ子、詳しく見ていきましょう。

Sony公式サイト

(レビュー この進化は大きい Sony SRS-X1)
(レビュー お出かけスピーカーはこれで決定 Sony SRS-BTV5)


デザインはまさにSRS-X3以上の流れをくむ端正なものです。非常に好ましいと思います。ただ、 質感はSRS-X3と同等レベル、上面のラバーボタン等を見ていると価格なりかなあ、とも感じます。

大きさは思っていたよりも大きく、SRS-X1よりわずかに大きいかな、といったところです。重量がSRS-X1よりも重く、手に持つと凝縮感があるというか、高級感があります。SRS-X1も分厚い樹脂を使用する等、かなりしっかりした作りなのですがSRS-X11を持ってしまうとおもちゃのように感じてしまいます。

 

各種ランプは本体底面に3つあり、作動状態を表します。それとは別に背面にチャージランプを持っています。操作ボタンは上面に集中しており、 操作性は良いです。ペアリングは電源ボタン長押しで正面ランプが点滅、ペアリング完了で点灯となります。

ちょっと良いなあと思ったのが、TWS(True Wireless Stereo)機能を使用すると、右側スピーカーには正面向かって右側のランプが、左側スピーカーには正面向かって左側のランプが点灯することです。これは直感的に分かりやすいです。TWSボタンは背面にありますね。

せっかく持ち運びの出来る機種なのですが、 ケースは無し。代わりにシリコンストラップが付属しています。このクラスではケースの代わりにカラビナやストラップが標準となった感がありますね。

機能面に関しては最新機種ですので過不足ありません。残念ながら対応コーデックはSBCのみで、ソニー独自コーデックの搭載はありません。連続再生時間は12時間とクラストップです。使い勝手は良いだろうなあと思います。

そして本機種最大の特徴が、小型機とは思えないスペックでしょう。出力は最大10wと私の持っているJBL FLIPと殆ど変わらないレベル。そして側面に2つのパッシブラジエターを搭載。SRS-X1の音質が、高音側でやや伸びに欠けるきらいがあったので(上面のデヒューザーの影響か?)、オーソドックスなスピーカー配置の本機種には期待が持てそうです。早速試聴してみました。

うん?、SRS-X1の音を聴いた際の印象に似ていますね。このサイズにしては低音が良く出ているように感じます。ただし、あくまでサイズなりです。TDK A12よりは若干強いのかな。音量による変化は割合小さめなのが好印象です。対して高音側は、うーん、やっぱり伸びに欠けるなあ。ちょっと篭ったような音を出す印象があります。通常のスピーカー配置ですので音の指向性はあります。SRS-X1と音の傾向はよく似ていますが、低音が若干強化されたのと、高音側も気持ち改善されたかな、といった感想を持ちました。

TWS機能を試してみます。あっ、SRS-X1よりも素直なステレオ感というか、これは良いですね。総合的な印象として、TDK A12でTWS機能を使用してステレオスピーカー化した際と全く同じです。音場は広いけど音質はそれなり、という点において。A12よりは低音が出ているかな。個人的には、キューブ型ですので設置した際の安定性が高いのが良いように思います(A12では使用時に良く倒してしまったいるため)。

 




総合して考えると、 機能や音質という面ではクラストップです。特にTWS機能を用いてステレオ化するのであればSRS-X1より良いです。逆に1台だけで使用するならSRS-X1のほうが良いかな。SRS-X11は防水性はありませんので防水性を求めるならばSRS-X1一択です。しかし登場直後ということもあり、 価格が…。隣に、上位機種のSRS-X2が本機よりも安く売られているのを見ると…。当然ながら、音質面ではSRS-X2のほうが断然良いです。SRS-X11も凝った機構を採用しているのですが、やはり物理の神様には勝てません。 容積の勝る、SRS-X2に軍配が上がってしまいます。さらに言うと、SRS-X2クラス以上ではDSPによる信号処理が入っています。 特にBluetooth音源の場合、元の音楽ソースがショボいですからこの処理により、"良い音っぽく"仕上げることが重要です。この処理が無いと音質面ではこの辺りが限界かなあ、なんて感じました
。小型機でさらなる高音質を求めるならば、 何らかのブレークスルーが必要ですね…。

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 いや〜、もう少しで購入する所まで来ましたが店舗に在庫が無くて断念。欠点が無いわけではありませんが、デザインと音質のバランスを考えれば及第点でしょう。今でも買って後悔はしないと考えています。JBLは定期的にこの種のクロック機能を持ったスピーカーをリリースしています。最新版がこのJBL HORIZONになります。最新版では Lightning端子等のオーディオ入力端子は無くなり、Bluetooth入力のみに(AUX端子は残ります)。結果、より目覚まし時計に近い形状となりました。

私が本機種に強い興味を持ったのは、現在のベッドサイドの惨状にあります…。寝る際にラジオを聴く習慣がある私のベッドサイドには、目覚まし時計、ラジオ、Bluetoothスピーカー(JBL FLIP)、ランプ、iPad充電用ACアダプタが置かれており、お世辞にもスマートでは無いというか…。それが JBL HORIZONなら1台で全て代替出来るのは、とかなり期待大にて店頭へ確認に向かったのでした。それでは詳しく見ていきたいと思います。

JBL アクティブスピーカー Bluetooth対応 ホワイト JBLHORIZONWHTJN
第一印象は、 何てオシャレなんだろう、というものでしたwww。ちょっと自分の部屋では浮いてしまうというか、ホテルのベッドサイドによく置いてある多機能クロックのようだなあ、というものでした。LEDによる時刻表示部は大きくて読みやすく、高級感もあります。側面はラバーコーティングされており、質感も良いです。 よく見ていくと、前面メッシュは実は樹脂成型によるダミーでスピーカー部のみ穴が空いているだけですし、LED表示部周囲のリングも金属では無く樹脂に塗装を施したものと価格相応ではあるのですが、この種のクロックラジオでは群を抜いてデザインが良いと思います。

重量は850gですが、据え置きの機種だけに問題は無いでしょう。良いなあと思ったのが、電源ケーブルやFMアンテナ線が本体底面から出て、本体裏面へと引き出される仕様となっていることです。おかげで前面や側面から見ても配線が目立たず、スッキリとした見た目になっています。時刻合わせのスイッチも底面に配置されるなど、 徹底しています。

各種操作は上面のラバースイッチにて行います。 暗闇で操作できるのはスヌーズ/ライトスイッチのみで後は明るい部屋で無いと操作は難しいと思います。とにかく多機能ですので1つづつ機能を見ていきたいと思います。

まずは目覚まし機能から。2系統あり、平日と休日で使い分ける等行うことが出来ます。目覚まし音にはいわゆる目覚ましの音と、ラジオの音を設定することが出来ます。ここで注意してもらいたいのが、ラジオの音を選択した場合、音量の設定が任意に出来ないということです。USのJBLサイトで相当叩かれていますし、私がよく参考にしているiLoungeでもこのことに触れています。個人的には特に問題は無いのですが…。

また、背面に配置されたアンビエントライトがアラームに合わせてゆっくりと点灯し、目覚めをサポートしてくれます。ライト自体はスヌーズボタンを押すことによって任意に点灯可能です。この際にもライトはゆっくりと点灯し、消える際にもゆっくりと消灯します。なかなか便利ですね。ただ、明るさは相当暗く、例えば枕元で本を読む、なんてことは出来ないレベルです。

FMラジオは5chのプリセットが可能です。スリープ機能も持っており、5分、15分、30分、60分、90分と設定可能です(Bluetoothスピーカー機能使用時でもスリープ機能は有効です)。BluetoothのペアリングはBluetooth ボタンを長押しと一般的な仕様です。BluetoothのバージョンはVer.4.1と新しいのも好印象です。スピーカー仕様は45mmフルレンジ×2、出力は10WということでFLIP相当の実力はあるのかな、と考えていましたが、中高音のキレはFLIP2より若干劣る印象を持ちました。低音域についてはまあFLIP1レベル、CHARGE2には大きく劣るといった感じです。各種機能がついて、価格はFLIP2と同じなのですからまあ納得の範囲です、ちょっと音の良いクロックラジオと考えれば。

ただ、スピーカー機能をメインに考えている人には注意してもらいたいのが、最大音量があまり大きくないということです。スペック的には10Wと充分なはずなのですが、えっ?、と思うくらい音量が出ません。ベッドサイドでBGM的に使用する分には充分過ぎるのですが、広範囲に音を広げるのは苦手かもしれません。

便利そうなのが、側面に2つのUSB充電端子を持っているということです。調べてみると、出力は1AのようですのでiPadの充電には向いていませんが一般的には問題無いかと思います。

こうして見てくると、仕様的にややクセがある感は否めませんが、それを補うだけのデザインの良さ、現在のニーズに合わせた機能が満載、音質そこそこのスピーカーとクロックラジオとしては魅力的であることは確かです。クロックラジオと言えば、無名メーカーの?と思うような製品か、ミニコンポに近いような製品の2択でしたがようやくこの中間の、手軽なんだけど高品質な製品が出てきたように思います。何というか、ちょっとだけ高級なホテルチェーンに置いてありそうな感じなんですよね、デザインといい、機能といい。もうちょっと安くなったら買おうかなあ…。

※ホワイトは2月下旬の発売です

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