突然ですが、登山カテゴリを追加します。今年の夏から突如として登山に目覚めw、初心者向けの山をいろいろ登っていますので個人的な忘備録となります。第一弾は今シーズン最後の山として、甲斐駒ケ岳を取り上げます。

甲斐駒ケ岳、東京から中央高速、あるいは中央本線を長野方面に進むと目につく山です。南アルプス北部の中ではエース的存在とも言える、ややごつごつとした魅力的な山です。長野県伊那市の北沢峠からは、始発バス限定で有れば日帰り登山が可能ということで初心者向けでもあります。もう山の紅葉は終わりかな、という10月11日、今シーズン最後の登山として日帰りで登ってきました。

登山バスの始発地点である伊那市(旧長谷村)仙流荘にはAM5:30着。3連休の初日にしてはやや出遅れ気味?とも感じましたが河原の第2駐車場が8割くらいの埋まりでした。時刻表上の始発バスは休日6:05なのですが、人がいればAM5:00頃からどんどん臨時バスが出ます。初回ロットのバスには乗れず、5:45の時点で全てのバスが出払った状態となってしまい、最初のバスが帰ってくるのを待ちます。バスに乗車出来たのは6:10とほぼ時刻表通り。 ここまでは想定の範囲内です。

登山バスは戸台口から南アルプス林道に入ります。途中の山腹は中々色付いてきており綺麗です。上空に雲は出ていますが、低い位置には雲は無く北アルプス、槍ヶ岳までくっきりと見渡せる好天です。バスは終点、北沢峠に 7:00ちょうどに到着です。北沢峠のトイレに寄ってから、早速出発です。

まずは林道を広河原方面に下り、駒仙小屋方面に向かいます。7:00過ぎだというのに、テント場はかなり埋まった状態…。ここから沢沿いの緩やかな登りとなります。所々に堰堤があり、そこに溜まった水の綺麗なこと!。青く透き通り、まさに南アルプスの天然水です(飲めないけど)。

kaikoma01


kaikoma02


沢から離れ、仙水小屋(水場があります。一言声をかけてからもらいましょう)を超えると、突如として斜面に一面の岩が広がる異様な光景が広がります。と共に背後には仙丈ヶ岳が望めるようになり、しばらくすると仙水峠に到着です。時刻は8:10、ほぼ1時間程度の所要でしょうか、小休止です。
千水峠からは甲斐駒ケ岳、摩利支天がようやく望めるようになります。

kaikoma03


ここから駒津峰までは急登とのことですので、トレッキングポールを出して備えます。最初は樹林帯の中をひたすら登っていきます。展望もなく、やや単調ですのでここが踏ん張りところです。急登といってもトンでもなく急登ではなく、ほど良い急さ加減です。しかし如何せん長い_| ̄|○…。

kaikoma04


途中、トンでもなく五月蝿いオバ様軍団を追越し、徐々に周囲の森林が低くなってきて森林限界が近づいてきたなと思うと、眼下の眺めが広がるようになります。山腹が黄葉した仙丈ヶ岳、そして北岳。中央アルプス方面も展望が効くようになります。噴煙を上げる御嶽山も…。視界が広がるようになると、駒津峰まではもうすぐ、双子山からの登山者も見えるようになると駒津峰に到着です(AM9:40着)

kaikoma05


kaikoma06


駒津峰の頂上では多くの登山者が休息していました。天気は依然として快晴とは言えず、上空に雲が広がっているのですがガスが発生していないことから360°の展望が広がります。特にこれから登る甲斐駒ケ岳と摩利支天が美しいです。が、ここから一旦下り、再び登りに入ると思うと(涙)。ここでしばし休息。

kaikoma07


駒津峰からは双子山からの登山者が合流し、やや渋滞気味となりました。ここからは稜線上を一旦下ります。岩場もありますが、鎖も不要なレベル。特に高度差が大きい場所もありません。細かいアップダウンを繰り返し、そろそろバテてきたところで大きな岩(六方石)。しばし小休止です。

kaikoma08


さて、ここからは駒ケ岳頂上までは巻き道と直登コースに分かれます。どちらに進もうか、直登コースは初心者向けでは無いし、いい加減疲れも出ているので巻き道かなあ、と思っていたら、先行する登山者さんたちは皆直登コースに入っていきます。そうなんだあ、っと付いていくことにw。

が、先行する登山者、最初の岩場のトラバースにていきなりスタックして進まなくなってしまいました。こりゃ後続は渋滞だなあ、と思って後ろを見ると、誰も居ない…。完全にハメられました_| ̄|○(いや、誰もハメていないんだけど)。殆どの人は巻き道を進むのね…。

とりあえず先行する登山者を追い抜いて、ほぼ一人旅。が、実は最初の岩場のトラバースが一番の難所で、後は(夏山で晴れている限りでは)大した岩場も無く、淡々と進む印象です。高度が上がってきたのと、体力不足でバテバテでヘロヘロですが、巻き道コースが望めるようになれば待望の山頂です!(AM10:40着)。

kaikoma09


kaikoma10


さすが信仰の山です。祠もあり、また山頂も広く休憩にうってつけです。そして素晴らしい眺望。特に八ヶ岳方面と眼下の茅野、甲府方面の景色は素晴らしいです。もちろん富士山、鳳凰三山、北岳方面もバッチリです。秋ということもあって、この時間でもガスが上がってくる気配も無く最高です。とりあえずお湯を沸かしてカップラーメンで昼食とします。そして食後のコーヒー。気温は10℃前後。風が無いので寒さは感じず、むしろ快適です。うーん、帰りたくないw。

kaikoma12


kaikoma14

kaikoma15


帰りは巻き道コースで下山します(AM11:20)。こちらは一面白砂の世界で、あまり他では見ない風景。より甲斐駒ケ岳らしいと感じます。が、細かい砂のせいでとにかく滑りやすいのです。これは意外に登りにくそう、むしろ直登コースのほうが岩場にさえ気をつければ快適なのではないでしょうか。摩利支天は今回はパス(もう登り返す気力がありません)。途中の岩場で、20名ほどのツアーのすれ違いに捕まります。あれ、絶対に途中で譲ってくれないんだ…。10分くらい待ちぼうけ。

kaikoma16


再度駒津峰にて休憩。下りは双子山経由にします。しばらくはハイマツの間の緩やかな稜線が続きます。これは快適です。ハイマツから、徐々に森林が高くなり、再度登りに入ります。ここに来ての登りはキツイ。が、それほど長く続かず、双子山山頂に到着です(PM12:50)。

ここからの展望はあまり効かず、ただ休憩出来るやや広いスペースが有るのみ。小休止の後、北沢峠に向けて下ります。これが苦痛というか、樹林帯の中をただひたすらジグザグに下っていくのみ。うーん、こりゃ下りも仙水峠経由のほうが楽しいかも。ひたすら下って、北沢峠にPM2:00に到着です。もう少し山頂でゆっくりしても良かったかも。

下山後の温泉は旧高遠町市街地の高遠さくらの湯へ。入湯料600円のところ、バス停にある割引券で500円になります。設備的には湯船1つと露天風呂があるのみ、サウナ等も無いのですが泉質はとにかくヌルヌルのアルカリ性。仙流荘よりは良いと思います。

さて、甲斐駒ケ岳ですが、南アルプスの中では珍しい、火成岩で出来た山です。登っている途中でも緑深い南アルプスらしさをあまり感じませんでした。また、山頂付近の辺り真っ白な風景はこの山独特のもので魅力的です。さらにコースも適度なアップダウンがあり、単調ではなく中々楽しかったです。紅葉ですとか、高山植物といったものは余り望めませんが、純粋に山を登る、という点に焦点を当てれば難易度も低い割に非常に面白いと感じました。