日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-

一介のサラリーマンの日々の読書記録と家電レビューの覚え書きです。 文庫本を中心に、時々家電の衝動買い、さらにはへっぽこ登山まで?

カテゴリ:レビュー(家電)

最近、Bluetoothスピーカーに対する物欲が著しく低下しています。モデルチェンジがあっても大きな機能向上は無く、マイナーチェンジにとどまる製品が多いことが理由ですが、ソニー製品に関して言えば重低音重視というコンセプトに個人的に惹かれるものが無いという事情があります。考え方は人それぞれですが何というか子供騙しのようなギミックを搭載して、何だかなあという想いが強いです。

そんな中、ソニーのBluetoothスピーカーシリーズで製品番号 20番台のものは実売価格 ¥10,000程度を狙った製品でして、過去の製品を見ると中途半端というか、これならAnkerのスピーカーを買うか、JBL FLIPシリーズ買っとけという印象でした。ところが今回のXB-20は上位機種が尖り過ぎた製品であるが故に実に程よい製品となっていたのが驚きでした。我々一般人ならこれくらいが丁度良いよね、って感じです。それでは詳しく見ていきたいと思います。

製品を持った第一印象は、見かけよりはしっかりしているなあというものでした。ここ最近のトレンドとして外装はしっとりとしたつや消し系の樹脂仕上げとしているものが多いのですが、こちらはプラスチック然とした表面仕上げ。ぱっと見は安っぽく感じますが、実際に手で持つと剛性感は充分有り見た目で損をしていると感じます。重量は590gということで大きさと相まってペットボトル1本を持っているような感覚。可搬性は充分です。スピーカー上下面で表面処理が異なりますので2分割成形なのかなと思っていたらどうも一体のようで、ここも剛性感を上げている要因かと思います。



スピーカー前面を囲むように取り付けられたライトは、、、まあ機能オフにすれば支障は無いですね。上位機種のように色が変化することも無いので点灯しっぱなしも有りなのかな。上面のボタン長押しでオンオフは切り替え可能です。これらのボタン、質感はイマイチですが大きくて使いやすいですね。

もはや機能面で語る点は無いですね。このクラスで求められる機能は一通り搭載しており、何ら不足は有りません。対応コーデックはSBC/AAC/LDACとapt-Xが外れていますがAndroidOSについても時期バージョンからLDACサポートしますので致命的ではないですね。その他防水、Bluetooth Ver4.2、パッシブラジエーター搭載、USB充電と実使用上問題となる点は皆無でしょう。連続再生時間12時間もこの大きさでは頑張っているほうです。スマートフォンにアプリを入れることでスピーカーを操作したり音質調整も可能です。

肝心の音質ですが、XBシリーズは低音重視ではあるものの、パッシブラジエーターのみの搭載ということも有りそこまで低音過多という感じでは有りません。程良い低音で好みです。全体の傾向としては元気に音を鳴らすタイプで、どちらかと言うとBose系を目指しているのかな、といった感じです。とは言えBose程に個性を強くはしていませんので万人に受け入れられるタイプかと思います。JBL FLIPシリーズと比較すると低音は強め、一方で中高音の伸びはイマイチ足りないと感じてしまいます。やはり中高音好きにはJBLの方がオススメですが、もうここは好みの問題だと思います。また全体的に音が篭っている感覚を受けましたので、ここが気になる人はJBLのほうがオススメです。

こうして見ると、実は価格が1万円クラスで、かつBose寄りの音作りをしている機種の中でオススメって無かったのですがコイツは買っても後悔はしないように思います。基本的にはXBシリーズ共通の癖の強さが有る訳ですが、中途半端な価格帯であることが幸いしてその癖が薄められてバランス良く仕上がっている印象です。良く無い言葉を使えばプアマンズBoseなのかもしれませんが、使い勝手まで考えればSony製品のほうがよっぽど良いかと。ブランドネームに惑わされず、実利を取るならば賢い選択肢の一つではないでしょうか。これでようやくJBL FLIPシリーズと比較出来る良機種が出てきましたね。

(Amazon) Sony SRS-XB20

 

¥10,000台前半のBluetoothスピーカーで一番のオススメはやはりJBL FLIP3な訳ですが上位機種にJBL CHARGEシリーズがあります。従来までのCHARGEシリーズ(CHARGE2+)では基本的にFLIP同等の性能にUSB給電機能が追加された仕様でした。音の味付けはFLIPシリーズに比べて若干低音重視の傾向は有りましたが、大きな差は有りません。それでいて価格はFLIPシリーズに比べて高めですので、余計にFLIPシリーズのコスパの高さが際立つ結果となっていました。

一方でCHARGEシリーズには先行して新機能を搭載する傾向が強く、より最新の機能を使いたい人にはオススメだった訳でして。過去には防水機能の付与、側面の目に見えるパッシブラジエーター等々。そんなJBL CHARGEシリーズですが最新のJBL CHARGE3へとモデルチェンジしておりまして、こちらはパッと見新機構は搭載していように見えるのですが実際にはどうなのでしょうか。それでは詳しく見て行きたい思います。
まずの第一印象ですが、大きくなったなあ、というものでした。従来モデルも手に持つとFLIP3より一回り太く、持ち運びはツラそうだなあと感じていましたが…。もう車での持ち運びしか考え難いかなあというレベルにまで来ています。重量は800g。また従来からの特徴であった円柱形のチューブデザインに変更があり、両端を少し絞ったような形状になったこと、土台の高さが増したことで同じJBLの上位機種XTREMEに近い印象となりました。

連続再生時間は20時間と大型モデルらしく圧巻。更に防水性もIPX7と水中で使用しない限りほぼ安心なレベルにまで上がってあり、着実な進化が感じられます。全体の質感としては従来のJBLの文法に則ったツヤ消しのラバー加工された樹脂であり良好ですが、持った時の剛性感が相当上がっている感覚を持ちました。樹脂ボディなのですが金属フレームでも入っているような感覚です。

視聴してみます。FLIP3との比較です。なるほど、低音、高音共にFLIP3から1段上がっているな。スピーカーユニットが一回り大きくなっていることから想像はしていたのですが、全体的に余裕のある音で音圧も高めです。サイズアップで重低音強化か、と勝手に想像していましたがむしろ中高音の改善効果が出ていることは嬉しいです。よりJBLらしい音に近づいたかなあ。

ライバルとしてはBOSE Soundlink MiniⅡでしょうか。うーん、サイズも違うし音についてもあのBOSEサウンドが好きな人以外はCHARGE3の圧勝かなあ。世代が大分違いますしね。Sony SRS-XB3ではどうでしょうか。まあブーミーな低音はXB3ですが、トータルな音質ではCHARGE3ですね。Sonyであれば更に上位機種との比較になりそうです。

こうして見てみると、JBLの旧世代のデザインだったCHARGE2+を一心すると共に、FLIPシリーズからの差別化を図るために大型化、JBL内の序列としてXTREME>CHARGE>FLIPとハッキリさせる狙いがあるように見えます。確かにFLIPシリーズの上位ゾーン、実売¥20,000前後で戦うには音質アップは欠かせませんし、この価格帯であれば据え置きメインも考慮されるためサイズアップも有りでしょう。そういった意味では、もはや付加価値として高くないUSB給電機能は必要なのか?とも思う訳ですが、名前がCHARGEである以上難しいのでしょうね…。

(Amazon) JBL CHARGE3

Bluetoothスピーカー、特に小型機の後継に悩んでいます。現在手元に残しているのはJBL Micro wirelessのみ。TDK Trek Microは音のバランスが良く、なおかつ防水・ステレオ化可能と使い勝手が良かったのですがニッケル水素電池のハンドリングの悪さはいかんともし難く、2台とも手放してしまいました。そのため手元に残ったのは3年以上前の機種のみ。音質的には不満は無いのですが、そろそろ新機種を、と物色を始めました。

 

まずは同じJBLから。CLIPが後継機、CLIP2となりました。これがもう小型機の最終形というか、これ買っときゃ間違い無いという仕上がりで非常に良かったのでここで紹介する次第です。もう少し価格がこ慣れれば買うしかないでしょう。では詳しく見ていきます。

ボディサイズはCLIPより一回り大きくなったのかな。JBL Micro Wirelessから続くデザインですが、質感等は最新のJBLシリーズにアップデートされておりかなり良好です。CLIPシリーズの特徴、カラビナはオレンジの金属製のものに変更です。色使いがオシャレですし、交換や取り外しも(強引に?)出来そうですので汎用性は高そうです。伝統のオーディオケーブル内蔵も健在。これ、高音質で使いたい時には意外に重宝しました。

CLIP2の目玉は、何と言っても防水性とパッシブラジエーターの搭載。防水性はIPX7とかなり高く何ら不満の出ないレベルだと思います。パッシブラジエーター搭載は、ようやくSony等のライバル機に追い付いたかな、という所。Bluetoothバージョンはver.4.2、TWSによる2台使用したステレオ化も搭載しており機能面で不足は有りません。伝統的に連続再生時間は短めですが、公称8時間は以前のモデルより伸びていますね。

では試聴してみます。おおっ、こりゃ良いわ!。小型のモノラル機ですので音質の絶対値はそれなりですし、解像度が高いとかも感じないのですがバランスが絶妙。過去の機種と比較し中高音抜けの良さは残しつつ、低音に厚みが増した印象です。無理に重低音を出していないことから実に自然な音質。もうこのサイズここまで出れば特に問題無いんじゃない?、という感じです。

いやあ、もうこれ買っておけばBluetoothスピーカー、特にアウトドアとか旅行に使用するような小型機は外れは無いですよ。それくらいまとまってはいるのですが、同時にBluetoothスピーカーの性能も行き着く所に来たなという感想を持ちました。もうこれ以上の性能の伸び代は少なそうだなあ、とも。防水、低音強化、ステレオ機能…。これに続く新機軸が生み出せていないねえ。そう言った意味では今買っておけば末長く使用出来そうでもあり、買い時なのかもしれないなあ…。

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