日々妄想 -書籍と家電の個人的記録-

一介のサラリーマンの日々の読書記録と家電レビューの覚え書きです。 文庫本を中心に、時々家電の衝動買い、さらにはへっぽこ登山まで?

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ソニーのBluetoothスピーカー、上位機種の打ち切りが目立ちますね。具体的にはX55以上でしょうか。またXB3も重低音に特化した機種ですので、オールマイティな上位機種がほぼ全滅状態です。そんな中登場したのがハイレゾ対応を謳うh.ear go SRS-HG1が登場しました。先に言っておくと、これはツボにはまる人には欠かせない機種になるかもしれませんが大多数の人(私含めて)には何じゃこりゃ?、と感じる実に尖った機種でした。それでは詳しく見ていきます。

 

サイズ感は実に良いです。やや重めながら、JBL FILP3より一回り胴回りが細く持ち運びを考えるとギリギリの線を攻めています。デザインについてはSRS-X3/5/7から始まるスタイルを踏襲していますが縦横比のバランスが良く非常に端正です。何故このデザインで最初から出さなかったのでしょうか。

質感については、正味3万円クラスと考えると疑問が残る印象です。初代SRS-X3と同等レベル、価格が近いSRS-X55/77等と比較すると明確に一段落ちます。まあSRS-XB3の質感がアレですから、それよりは良いかな、といったところ。

機能面はもうフル搭載。DLNA、wifi接続、USB(マイクロUSB)接続とネットワーク機能が充実です。背面に接続切り替えボタンがあり、また上面に接続先を示すインジゲーターがあるのは使い勝手が良さそう、なのですが、本体を掴む時にこの切り替えボタンを触れてしまうことが多々あって惜しいです。うーん、機能的に無いのはAirplayくらいか。さらに充電はUSB対応と持ち運び性に最大限考慮しています。

スピーカーの仕様としては小型機ということもあって35mmフルレンジにパッシブラジエター2基。サブウーハーはありませんので、場合によっては強引に低音を出す機種なのかな、と勘ぐってしまいます。Extra Bassボタンもありますしねww。

では試聴です。うわあ、ドンシャリやあってのが第一印象でした。低音域はこのサイズを考えれば大健闘です。Bassボタンを押さなくても充分です。むしろ低音過多、XB3に近い印象になります。一方でこれだけ低音が出ていても、高音域はハッキリと聞こえる、ドンシャリですね。お陰でボーカル含む中音域の印象がさっぱり残りません。うーむ、どう評価すれば良いのやら。

分からなくなってきたので、他機種を試聴して比較してみます。まずはJBL FLIP3。うん、低音を無理して出してないけど存在は感じる。高音も上まで引っ張らないけどキッチリ。ほどほどの高低音が結果的にボーカルをクリアに響かせてくれています。次に同じソニーのハイレゾ対応機、SRS-X88。うん、SRS-HG1とは別物。重低音は余裕を持って鳴らしているし、高音域も綺麗で情報量がまるで違います。うーん、何となくh.ear go SRS-HG1の立ち位置が見えてきたぞww。

ハイレゾと謳うには、人間の耳に聞こえない超高音域まで音を鳴らす必要があります。それをいかに小型スピーカーで対応するか、その1点で頑張った機種なのですね。そのため余裕が無いというか、無理して鳴らしている感を感じてしまうのでしょう。

ハイレゾを謳うからにはネットワーク機能も充実させないと、っと結果的に高価格。でも質感それなりで高級機とは呼べないし。難しいですねww。

Bluetoothでお手軽に、となると個性豊かな音造りをしているBoseやJBLのほうが満足度は高そうだし…、これはとにかくハイレゾ命!という人が持ち運べる小型スピーカーがとにかく欲しい、金に糸目は付けない!、という場合にはまる機種かなあ。あともはやBluetoothはおまけでしかないというか、本命はWifiかUSB接続の気も。あ、価格が20,000円以下くらいになれば面白いですね。ネットワーク機能満載で低音過多でない機種として。

ここ最近、Bluetoothスピーカーのレビューを更新していませんでしたが、あまり新機種が登場していないということもあり、あまり心に惹かれる機種が無かったためです。スピーカーなんてのはアナログの世界ですから、そう頻繁に技術革新が起こるわけでもなく、ある意味正しい姿なのでしょうが…。

Bluetoothスピーカーの特徴として、音質そこそこ、圧倒的な利便性、手軽さがあると思います。Bluetoothスピーカーの黎明期には、この利便性から爆発的に人気が高まった訳でして。そこからが高音質化、重低音の強化、防水性と機能が向上していったのですが、ここ最近は行き着く所まで来た感が強く、各社従来機種のマイナーチェンジに留めているものが多くなってきています。


と、長い前振りを経て本題です。新機種不在のなか、Sonyより新機種の登場です。品番はSRS-XB3と、分かる人には分かるように、X33相当の重低音強化版なのだな、と容易く想像出来ますw。元々X33でも重低音はかなり強化されていたのですが、そこから更に重低音重視とは一体どんな仕上がりになっているのでしょうか。それでは詳しく見ていきたいと思います。

まずは外観から。基本路線はX33〜X77と同一テイストですが、X33より一回り大きいですね。重量930gは気軽に持ち運び、というレベルでは無いように感じました。また外観の質感についても、X33についてもデザインは上位機種譲りながらやや劣る印象が有りましたが、ツヤ消し処理が施されていないこともありさらにプラスチッキーな印象が高くなっていて、あまり好印象ではありません。でも操作ボタンも大きくて使いやすく、ヘビーデューティーな感があってこれも有りかな、とも思います。

本機はIP5X相当の防水性を持つこともあって、端子類にはパッキンのついたカバーが設けられています。流石にこのクラスとなるとUSB端子による充電は難しいですね、専用のACアダプタが必要です。連続再生時間は、まさかの公称24時間!。実使用上でもかなり良い線行くと思いますし、この辺りは着実な進化が感じられます。勿論USB端子からの給電機能有りです。

スピーカー径は48mmフルレンジ、とX33より大型化。ここは期待が持てます(X33は34mm)。対向式のデュアルパッシブラジエター方式による低音増強はX33と同等ですね。対応コーデックはSBC、AAC、ソニー独自のLDAC。しかしLDAC、音は良いのですがなかなか他社には普及しませんね。まあAACとLDACがあれば取り合えずはこのクラスに求められる音質は確保出来るでしょう。


それでは試聴してみます。うん、重低音!。これが第一印象でした。これは特徴有るというか、個性的で尖った音作りですねえ。特にお腹に響く極低音域が強いというより、耳に低音とはっきり分かる低音域に厚みがある印象です。特に低音のブースト機能であるExtra Bass機能オンにするとやりすぎっ!、と思わず言いたくなるレベルです。

ここまで低音重視ですと、どうも中高音域はイマイチかな、と思ってしまうのですがX33レベル以上の音質は確保されている印象を持ちました。う〜ん、意外に悪くないかも。X33から買い替えるということは無いでしょうが、新しく買うなら今更X33ではなくXB3だな、と感じます。あまりボーカルについては綺麗に聞こえる、といった印象は無く、ノリ良く聴かせる機種です。

競合機としては、BOSEのSoundlinkMiniⅡでしょうか。音の傾向はこのXB3になって更に似てきた感が有りますが、大きさ・機能・価格からあまり競合しないように感じます。やはり価格が高いだけあって、所有する喜びはBOSEのほうが高いように思います。JBL CHARGE2+は価格帯・機能共にバッティングしますね。低音の量感はXB3のほうが上ですが、音のトータルバランスはCHARGE2+に軍配が上がるかなあ。

こうして見てみると、前機種のSRS-X33からは着実に進化していますが、その尖った音作りにおいて好みが分かれる機種であるように思います。重低音重視、ノリ重視であれば非常に相性が良いと言えるでしょう。しかし汎用性を持った機種を選びたいのであれば、JBL ChARGE2+をオススメします。しかし最量販価格帯の機種に良くここまで個性的な音作りをしてきたなあ>Sony...。

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(レビュー)ロングセラーになりそう(Sony SRS-X33)
(レビュー) 理想の1台か!?(JBL CHARGE2)

ソニーのBluetoothスピーカー、SRS-X*シリーズは登場から間も無いうちにマイナーチェンジによりSRS-X**シリーズへと変更になりました。 主な変更点はソニー独自の高音質コーデック、LDACの実装になります。しかしこのSRS-X3→SRS-X33への変更に関しては本体の小型化という大きな変更があり、フルモデルチェンジと言って差し支えない内容となっています。LDACの評価は対応機器を持っていないので不可能ですので、その他の点を中心に詳しく見ていきたいと思います。
まずパッと見て、SRS-X3とほとんど差が有りませんw。デザインも、質感も。SRS-X3のデザインは個人的にかなり良いと思いますし、 上位機種とのデザインの整合性を考えれば変更は難しかったのでしょうね。上面がラバー仕上なのはSRS-X33以下クラスの特徴ですね。

しかし手で持つと、明らかにSRS-X3より小型化されているのが実感出来ます。本体の形状が異なりますが、JBL CHARGE2とほぼ同等か、ややスリムに感じるほどです。本体重量はそれなりに有ります(730g)ので重く感じるのですが、これなら持ち運びもいけるかな、といったレベルです。外形寸法としては20%の小型化ということですが、それ以上に小型化したような印象を持ちました。

スペック的な変更点としては、バッテリー駆動時の最大出力がAC電源時と同じ20wとなったこと、音質の調整でしょうか。最大出力が上がっているのは好ましいのですが、apt-X非対応は痛いですね。apt-XにしてもCSR 社の独自コーデックな訳ですのでLDACが悪いとは思わず、将来的に業界スタンダードになる可能性が無い訳ではないと思いますが、現時点ではこのクラスでapt-Xに対応していないと多くの人が本スピーカーの性能を充分に発揮出来ないのでは…。

 

それでは試聴してみます。前機種、SRS-X3では強過ぎる重低音に戸惑った訳ですが…、これはそこまでは重低音は出てきませんね。いや、充分以上な重低音なのですがまだ節度を持っている印象です。小型化した上でここまで重低音をキープしているのはさすがです。

それに伴って中高音もやや明瞭になったかなあ、全体としてはSRS-X3に比べてややバランス型の音質になったかなあ、と感じました。とは言え、音の解像度がそこまで高いわけでも無く、美音系という訳でも有りません。いわゆる元気な音、ロックやJ-POPなんかには最適な味付けですね。この辺りはソニーはうまいですね。SRS-X55と比較すると、もう全ての面でSRS-X55が圧倒的に上。BOSE COLORだったらトータルでこちらのほうが良いかなあ。JBL CHARGE2と比較すれば個人的には中高音重視でCHARGE2を選びますね。そんな立ち位置です。

 

総論としては、前機種のSRS-X3がクラスベストバイと言える性能を持っていただけに後継機の本機もベストバイと言える内容です。特に小型化した上で同じ性能を保っているのは素晴らしいと思います。それだけにapt-Xコーデックを未実装としたのだけが?と感じてしまいます。

将来的にLDACが業界スタンダードになれば些細な問題点なのですが、じゃあこのような Bluetoothスピーカーを5年間、同一機種を使い続ける人がどれくらいいるのか、という話です。この種のスピーカーの性能UPは目覚しく、2年前の機種を思い出すと現時点で一線級の性能を持っているのはごく僅かです。(ソニーで言えばSRS-BTS50なんて酷い音質ですよね)  そんな状況下で、将来的には使えますよ、という機能を追加して旧来の業界スタンダード規格を切り捨ててしまう発想は、うーん…、いかにもソニーらしいやwwって、旧機種はSBCコーデックだけだったじゃん!。このクラスまで高音質コーデックを実装してくるとは、これは売れますね…。

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