2007年04月03日

君子蘭の花の育て方 (その2)

君子蘭の花は苗から育てて、すぐに花が咲くものではありません。苗のころは葉数も少なく、数年かけて株が充実してきます。だいたい16枚ぐらいの葉がそろえば花が咲くとされていますが、最近の早生タイプは10枚そろえば咲くようです。

君子蘭の花が終わったら、花茎を切ってしまいましょう。この育て方は、種をつけさせないためです。種をつけることによって株が疲れてしまうからです。

株が疲れてしまうと、幹も充実しませんし、葉も充実しません。種をとる場合は、秋が深まって、種が色づいたころ収穫します。

君子蘭の花が終わって、花茎を切ったとき、株の大きさ、根回りの状態を見て、一回り大きい鉢に移し替えるのも大事な育て方です。充分な土、充分な肥料、充分な水がないと幹も充実しませんし、葉の育成も遅れます。そういう意味で一回り大きい鉢に移し替えることが重要になってくるのです。

君子蘭の花を多く咲かせたり、濃い色にさかせたりする場合、育て方で重要なのは、花後から秋口にかけての栄養の与え方です。

この時期に充分な肥料を与えると、株がしっかりしてきます。株がしっかりしてくると幹がしっかりしてきます。幹がしっかりしてくれば、花も多く咲きます。花の色も濃くなります。


kunsiran at 00:19 
君子蘭の育て方