Kupuca式フォトコラム

思いつくこと、思いつくまま。 のんびりのんびり、パチリパチリ。

のんきに更新中。 いつのまにやら宮崎在住。

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随分と気温が上がって、いよいよ夏が来るかという感じ。
「夏だと思うだけで心が弾む!」という経験がないので、
まだ本格的に来てもいないのに今からもう
「暑いの嫌だねぇ」とか「虫が出ませんように」とか、
考えるのはロクでもないことばかり。暑いの苦手。

でも塗り絵本の中でなら、ジャングルでも灼熱でも平気なのだから都合がいい。

♪夏なつ夏〜熱帯〜熱帯〜汗をかく〜♪と鼻歌まじりに(どんな歌や)
明るくて強い色をたくさん使ってゴリゴリと塗った。

大人の塗り絵を楽しむ人なら知らない人はいないかな?という程に有名な
ジョハンナ・バスフォードさんによる塗り絵ブック「ふしぎな王国」からの1枚。
細工物の飛び出す絵本のようなかわいらしさの絵柄。

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そろそろ1年になるのだろうか、大人の塗り絵というやつをボチボチと楽しんでいる。

1、気に入った塗り絵本を何冊か購入し、
2、手持ちの色鉛筆では飽き足らなくなって色鉛筆沼にはまり・・・、
とかいうよく耳にしていた通りの手順をまんまと私も経た上で、
今はのんびりとただ塗るという行為を楽しむ段階に入った模様。

塗り絵ブログやインスタなどを見ていると、
あっという間にひとつの図柄を塗り終えて次々に作品を仕上げていく方が多くて驚愕する。
私はと言えば1枚の絵を塗り終わるまでにものすごく時間がかかってしまう。
まずどの図柄を塗るのか、本を開いて眺めてみてはこれにしようかあれにしようかと迷うところから。
決まったら決まったでさてどう塗ったものか、どの色鉛筆で?
どんなイメージで?まずはどこから?と塗り始めるまでが既に果てしない。
で、塗り始めたはいいがこれまた塗るのも遅い。
寄る年波で老眼だったり四十肩だったりと進捗を妨げる敵とも戦いつつ!!
たったひとつの図柄を塗るのにいくつか月をまたいだりしながら、
それでも本当に楽しく色を差している。

少しの空き時間にと思ったはずだったのに、
テーブルの上に並んだとりどりの色鉛筆をきれいだなぁ・・・と眺めながら、
まだまだ終わりそうにないこのページに今度はあの色も足してみようかなどと思案しているうちに
夕飯を準備するような時間になっていたこともあった。
好きなことをしている時間はいつもとても早く過ぎてしまう。

これは出来の良し悪しよりも、無心に塗る工程を楽しむためのものなのかも。
あ、でもやっぱり思った以上にうまく仕上がったりすると嬉しいな。
達成感もあるな。
ちまちまとかボチボチとか時間をかける趣味がひとつ増えたけれど、
いつかいつか1冊全てを塗りあげられる日は来るのだろうか?
そう思ったらなんだかこれもまた果てしなくて、でもそんなに長く楽しみが続くならそれもいいな。
自分なりのペースで付き合っていけるのが、こういう趣味のいいところなのだろう。

写真はスマホ画像。
昨年のクリスマスを目指して塗っていたのに、
完成した時にはとっくに年が明けてもう余り寒くすらないやん!という時期になっていたトナカイの塗り絵。


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GWもあっという間に終了。
特別な予定もなく気づけばいつもの毎日になっていた。

近くの公園にアヤメが咲いているというのでサンドイッチとケーキを持って出かけてみた。
緑の中に点々と、濃い紫の花が咲いている。
こんなにたくさんのアヤメを見たのはいつ以来かな?

ふらふらと花の中を散歩しながら頭に浮かぶのは「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉なのだけれど、
おそらく同じことを考えている人がそこにもここにもいそうな気配。
山茶花と椿の違いが未だによくわからないのと同じで、
アヤメとカキツバタの花がどう違うのかも私にはわからない。
そういえばアヤメは漢字で菖蒲と書くものの、ショウブも菖蒲と書くのよね?
アヤメとショウブは別物のはず?同じなの?あれ?

わからないままに花より団子、いや団子あってこその花なのか、
視覚も味覚も満たして帰宅したら、タイムリーなことに花の解説を耳にする機会があった。
「花の根元部分に黄色い網目模様が入っているのがアヤメ」なのらしい。
どれどれと撮った写真で確認してみるとなるほどそうなっている。

ほほう、ひとつ学んでしまった、けれど・・・、
来年だか数年後だかにアヤメを見ながらまた「どこがどう違うのかわからない」と
言っていそうな気もする。ものすごくする。
その証拠にカキツバタやショウブの見分け方については調べてもいない!
ただただ色の美しさや形のユニークさに思いを馳せるだけ・・・。

今も昔も、さりげなく花や樹木に詳しい人がとてもまぶしく素敵に見える。
いだいた興味を掘り下げていくその人の勤勉さや深さに憧れるからなのだろう。

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キリンジのエイリアンズという曲が好きで、
折に触れ何度もリピートして聞いてきた。

いつだったかアイロンがけをしていたら、ふいにこの曲が流れてきた。
なんだろうとつけっぱなしにしていたテレビに目をやると、流れていたのはコマーシャル。
今テレビでこの曲を聴く機会があるとは思っていなかったので驚いたけれど、
好きなメロディーの持つ引き込む力は強いもので、
コマーシャルが終わるまでの十数秒じっと手を止めて画面を見ていた。

この曲を聞いていると、そこに描かれている2人の日々を構成する街の音の連なりだけでなく、
相反するただひたすらに音のない空間に包まれてしまったようなやり場のなさも感じてしまう。
小さな星の片隅にいる2人、誰の視界にも入ることのない閉塞感、
だからこそのロマンス、流れていく時間。
2人でいることの孤独や、2人でいることの安堵、救い。

たった数分の曲を聞いている間にぼんやりとそんな風なことに思いを馳せて、
そしてまた自分の当たり前の日常が戻ってくる。

それにしてももう随分と昔に発表された曲なのに、今の時代に紛れて聞いても
少しも色あせていない。
音楽の持つ強い吸引力に時々手や足を止められたりしながらも、
またアイロンをかけたりニンジンを買ったりして、私の毎日も流れていく。

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しばらくぶりに書く日記。
記憶から消しようもない出来事がおこったり、
それを乗り越えて進む人たちに逆に励まされたり。
長く生きていても、初めて経験することはたくさんある。当たり前のことだけれど。
驚いたり怖かったり、嬉しかったり恥ずかしかったりしながらの、今日だ。

今年は桜の便りがなかなか聞けなかった。
予定されていたさくら祭りなども数週間の延期を余儀なくされていたりして、
こういうイベントに携わる方たちの苦労が偲ばれる。
こんなことは初めてという地元の声を聞くと一体どうしたことだろうかと気にもなるけれど、
遅まきながらも今年もちゃんと、桜は花を咲かせてくれた。

こちらは残念ながら晴天には恵まれず、美しい盛りと雨や曇り日がかちあうことが多かったので
風の余りない夜に、夜桜を見に出かけてみた。
簡単なお弁当と温かいお茶、おやつも少し。
敷物、ひざかけ、ランタン、久しぶりにカメラと三脚も持って。
平日だったけれど多くの人々がやはり桜を楽しんでいた。
こちらは火器の使用が許可されている場所も多く、
淡い桜色の連なりに、バーベキューの煙がモクモクと重なっていたりもして
それもまた春のこの時期ならではの賑やかさ。

あの日そんな私たちの頭上で、対照的に静かに佇んでいた花は、
風のない夜に包まれてまだしっかりと木々と共にあった。
今頃は緑色の芝生の上をてんてんと白く染めているのだろうか。

日本の各地に住んでいる友人達も、それぞれの場所で見た花の景色を教えてくれた。
あちこちでたくさんの桜がぶわっと咲いて、春がやってきた。
今年もやってきた。

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