2005年11月08日

週末のオールナイトカラオケから怒涛の先輩結婚パーティまでをなんとか乗り切りまして。今は祭りの後の虚脱感でいっぱいです。それにしても10数年ぶりに会ったはずなのに全くブランクを感じさせない先輩達との楽しい時間は、そっくりそのままあの大学時代のサークルの部室状態。俺もここ何年かでこんなに歌って、笑った夜はありませんでした。

ネットの利便性には賛否あるかもしれませんが、こと俺にとっては今のところ本当に素晴らしいものでしかありません。レコードなどの買い物はもちろん、このブログを見てコメントを書いてくれている方々を始め、ネットで出会った音楽仲間、そして今回のパーティへの参加もネット(ミクシィに感謝!)なくしてはありえなかったかも知れないのですから。凄いことですよね。

パーティから一夜明けて、すっかり抜け殻状態で新宿を徘徊。中古屋めぐりです。今日も今日とて何枚か購入したのですが、ふと立ち寄ったユニオンの地下で、ずっと買おうと思っていて先延ばししていたブツに対面。こんな日の夜中には酒でもやりながら観るのも悪くないなと、遂に購入を決心。今日は一人でちょっとしんみりと本作を観ました。

タカダワタル的本日のエントリはDVD「タカダワタル的」です。

渡さんはご存知の通り今年4月に逝去されまして。俺もこのブログでちょこっと書かせていただいたんですが、未だに信じられない。ホント、東京出てきてから何年かは頻繁にライブにも通いましたし。でもこの映画が去年公開された時は、夜勤の仕事の関係もあってなんだかんだ理由をつけて観にいってなかったんですよね。後悔先に立たず。もう一度、この目で観ておきたかった。まさか、ね。誰も先のことなんて分からないってことです。

そんな感情が入り混じっていたせいもあってか、このDVDが渡さんの最後の姿であってほしくなかったんですよね。なもんでCDは聴いていたんですが映像を観たくなかった。悲しくなりそうだったから。

本編65分に加えて、110分にも及ぶ特典映像がつき、正に「コンプリート・タカダワタル的」といった感の豪華版。この特典映像がまた素晴らしい。当日のスズナリのライブを完全収録してるんですが、これがもう最高。ゲストも歌ったりして賑やかで。当日会場にいなかったことを改めて後悔。
本編も、観るまではもっとドキュメンタリー要素が多いのか思っていたんですが、ほぼライブ映像。合間に入る語りが渡さんの人となりを伝えてくれます。もっとも渡さんはいつもこんな感じだったな、という映像の連続で、観終わってなんだかホッとしてしまいました。たいそうな看板を掲げた作品であろうが、ちょいとゲストで来て歌うライブだろうが、吉祥寺で飲んでいようが、そこにはいつも変わらない渡さんの姿があったからです。

俺らが良く観ていた頃に比べても渡さんは元気で、しかも笑顔が凄く多い事にも気づきました。それが、この作品を、なんだか楽しくなる雰囲気のものにしている要因かもしれません。

渡さんの死は悲しいし、残念ではあります。でも、今は彼の最後の作品がこの映画で良かったと思います。渡さんの満面の笑みを見てそう思いました。

kura_mokura_mo at 04:33│コメント(4)トラックバック(0)DVD │

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この記事へのコメント

1. Posted by TORI   2005年11月08日 21:45
この10年で最高の夜だったよ。
みんな変んないよな〜(^o^)
2. Posted by kura_mo   2005年11月10日 01:25
>TORIさん
どうも!お疲れ様でした!
ホント楽しかったですねーまたみんなで集まりたいですね。
皆さん変わってなかったですしね。特にTORIさんの歌は(笑)
3. Posted by モスコ   2005年11月10日 21:21
タイトルにグっときましたが、まさにそのような夜を過ごされたんですね。
そしてそんな夜が、この作品の購入を決意させたのですね〜。
んー、詩的だ。

あぁ、「タカダワタル的」。ホントに早く観たいです。
でも私もこの作品を観るのにピッタリな日が、私なりに来るまで待ってみようかなっ。
(強がりデス。単なる金欠です)

4. Posted by kura_mo   2005年11月11日 01:40
>モスコさん
タイトルはご存知の某サニーデイです(笑)
そうなんですよ〜いやー真意を汲んでくださって本当に嬉しい!
俺も買おう買おうと思っていてタイミングを失っていたんですが、無理に急いで見る作品ではないので、待っていた部分もあるんですよね。

モスコさんにも、必ず訪れますよ。今は待つのもいいかもしれませんね。(ただしメモリアルエディッション2枚組は最初だけ?違うか。)

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