2006年08月04日

金曜日!
もうフジロックから1週間経ってしまったのかと思うと驚きますね。辛いものを食った後は何食っても甘く感じるようなもんですか。ちょっと違うか。
あの場で過ごす3日間の思い出だけで一年過ごせるくらい、でかいイベントではあるのですが、つくづく日々の暮らしは平凡だなぁと、げんなりしたり、でもそんな日常も嫌いじゃなかったりする訳で。俺の生活はぁ〜〜〜〜暇と酔狂の繰り返しぃ〜♪

今月は出費もかさんでおりまして、早番帰りの週末ですが一人家で晩酌です。今日みたいに暑い日はビールが本当に旨い!すいすい体内に入っていきます。

加山雄三ビールのお供には大音量でコレを聴くに限ります。もちろん、クーラーなんかなしでね!
今日のエントリは加山雄三!ファーストアルバム「加山雄三のすべて ランチャーズともに」です。

俺らの世代にとっては加山雄三イコール「サライ」の人、ですが。あ、その前ではNHK「加山雄三ショー」があるか。ガキの頃見た記憶があります。たしかさだまさしがよく出てたはず。

しかし知らず知らずに刷り込まれているもので、「君といつまでも」や「お嫁においで」等、彼の曲を全く知らない日本人はいないんではないでしょか。凄い、これこそスターの証です。

詳細なバイオや、当時の人気っぷりは知る由もなく。ただ俺が好きなのはここに収められた彼のオリジナルソングの数々。全曲オリジナルというのも凄いですが、このオールディーズ〜シャンソン〜サーフ・ミュージック(エレキサウンド!)を消化した、完全なるオリジナリティ。シビレます。つか、ごった煮。この多様性こそが彼の作風なんでしょうね。

そしてこのジャケ写!実にカッコイイ。よく彼のモノマネする人は腕や手の甲にまで「つけ毛」をしていますが、実際この写真指までフッサフサですよ!パロディになってないじゃん!裏ジャケにもモズライト(多分)を抱えてニッコリ笑う雄三氏の姿。フェンダーアンプもスピーカー2個置きですよ!素敵。

やっぱり「君といつまでも」にはウットリさせられてしまいますが、「ブラック・サンド・ビーチ」「ロスアンゼルスの二世祭り」「モンキー・クレイジー」「ヴァイオレット・スカイ」とどうしてこんなタイトル?なインスト曲が4曲も収められているのも特筆すべきでしょう。ベンチャーズよりもヘヴィにうねる感じの曲調で実に興味深い。このショボさもまた、60's日本!
歌入りエレキサウンド「ブーメラン・ベイビー」「夜空の星」ももちろん最高です。この辺の曲はいわゆるGSにも通じますね。

66年1月という時期を考えると、これもまた十分にロックなサウンドだったんではないでしょうか。そしてロックのお茶の間化を即した、庶民派ロック(そんなものはないが)の先駆け!でも本人は超お金持ちのお坊ちゃん!なんてイカスんだ。親の金でヤク買ってサイケやってたソニック・ブームにも是非見習って欲しいものです。笑

夜の海をバックに聴いてみたいですね♪



kura_mokura_mo at 23:10│コメント(5)トラックバック(0)歌謡 │

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この記事へのコメント

1. Posted by スワン   2006年08月04日 23:42
5 文句なし! 日本初のシンガーソングライターですから。
さだまさしは「加山雄三の影響で曲を作り始めた」って言ってましたよ。
日本のロックの元祖は加山雄三と寺内タケシなのではないでしょうか??

実はこの前の全曲英語詞の今BYRDさんのブログのトップに写真が出てるアルバムがもっと好きだったりしますが・・・・
2. Posted by BYRD   2006年08月05日 22:59
5 おっ!若大将のエントリとは!うれしい限りです!!
このエントリを読ませていただいてるうちにこの前の荒木一郎のエントリの時にkura_moさんよりいただいた「荒木一郎は俺的にはロックなんですけどね。歌謡フィールドでも姿勢がロックだった人って結構いると思います。加山雄三もしかり、加瀬邦彦しかり。俺はそんな人達にグッときます。」というレスを思い出しまして、自分はあの時「歌謡曲」と書きましたが、この若大将の「夜空の星」を聴いてるとやっぱり完全にロックしてるよな〜と(反省・・・^^;)。そう考えるとこのアルバムは「日本語ロック」創成期を語るには外せない1枚になるともいえますよね。(^^)
3. Posted by kura_mo   2006年08月06日 00:48
>スワンさん
なるほど、さだまさしとのつながりが読めましたぞ!笑 単純にファンなだけなのかも知れませんが、音楽的に影響を受けてるという人って少ないですよね。
実はキャプテンのアルバムはこれしか持っていないのです。あとはアビーロードリマスタリングのベスト盤を焼いたやつをもってますけど。
英語詩のアルバム是非聴いてみたい!YUZO、ROCK’N ROLL!!!

>BYRDさん
この人の場合「姿勢」がロックなんじゃなくて、単に当時流行りの音楽を自分流に解釈しただけなのかも知れませんけどね。。(^^;
でもこの解釈は彼にしか出来なかったものだと思います。誰も出来なかったビートルズとの面会とか、やっぱこの人のスケールはでかすぎます。凡人には分かるまい。

4. Posted by じゅんぢ   2006年08月09日 13:53
指毛じゃ負けへんっ!
5. Posted by kura_mo   2006年08月10日 01:26
>じゅんじ
スパムまがいのコメントは止めれ。
もうちょっと愛が欲しいな〜w

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