2009年05月21日

朝出勤の生活になってから徐々に感じる体の変化。もうこの時間になると眠くなるのは言うまでもないんですが、最近やたら腹が減る。もちろん孤独なダイエッターとして平日は割とストイックな食生活をしているもんで、当然と言えばそうなんですが、以前と食う量を特別変えた訳でもないのに、昼、夕方になるともうフラフラに激減り状態。昼は会社の社食で割と大盛でガッツリ食ってるんですが、それでも夕方は部活帰りの高校生並に空腹です。
体質がまた微妙に変わってきたのか知らん。。今日もタイヤキ買ってしまいました。最近ハマリ気味でヤバイ。でもスゲー旨いんです。。近所の店。

Young, Gifted and Blackこんなに空腹なのはきっと心が飢えているからに違いない(笑)
ということで心の奥底にまで染み渡る名盤を。本日のエントリはアレサ・フランクリン「ヤング・ギフティッド・アンド・ブラック」です。

実はこれ、存在及び内容がイイってことは結構前から知ってはいたんですが、リイシューアナログ盤を買いそびれて以来ちょっと疎遠になっていまして。
後は60年代アレサをしっかり聴いてからにしよう!とかおいしいものを取っとく感覚が働いたというか。
しかし最近中古CDを600円で発見してしまい、即買いと相成ったわけでございます。まだ60年代のアルバムは揃えられていませんが。あ、フィルモアは70年代でしたかな?

さてジャケ、タイトルからして名盤度が高い本作ですが、もちろん内容は最高です。
ただ60年代の一連の代表作と比べると幾分リラックスしているというか、いい塩梅にユルい空気も感じられて、そこがリピート率を高くする要因かと。つまり、聴きやすいということです。「フィルモア」は毎日聴けないけど、これなら毎日でもイケちゃいますね。

それと多方面で指摘されているように、今作に漂う空気は70年代ニュー・ソウル。バックミュージシャンもその辺絡み多数で、演奏が気持ちいいったらない。
先日ブログフレンドのデフレおじさんの日記で「好きなベーシスト10」ってのをやってて、ベーシストは選ぶの難しいなぁと思っていたんですが、今作2曲目「Day Dreaming」でのチャック・レイニーのとろけるようなベースを聴くと、人っていうかプレイで10選ってのも面白いんじゃ?なんて思ったり。実際このプレイ最高です。

定番のカヴァーものもオーティスやバカラックと様々ですが、中でもエルトン・ジョンとポール・マッカートニーの2曲が素晴らしい。この2人の曲の根底にあるソウルネスを正しく理解しているからこそのカヴァーって感じです。ソウルファンには毛嫌いされそうな2人だけど、それは分かってないなぁ〜なんて偉そうに思ってしまいます。

「Rock Steady」の中間のドラムブレイクとか、「First Snow In Kokomo」で一発だけ鳴らされるトランペットとか、もう細かく書いていったらきりがないんですが、曲だけでなく随所に聴き所満載で、そういう所も聴くたびはっとさせられます。ただのソウル・ボーカルアルバムじゃない、トータルでかっこいいアルバム。ホント最高としか言えません。

こうしてアレサのアルバム聴くと、また他のやつを聴きたくなってきます。もったいないんで気長に揃えていきたいですねー。

kura_mokura_mo at 22:54│コメント(4)トラックバック(0)SOUL │

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この記事へのコメント

1. Posted by TR2HG   2009年05月25日 00:30
"Young, Gifted & Black"って言えばNINA SIMONEも忘れちゃいかん。
まぁ、知名度はArethaのヴァージョンが一番だと思うけど。
メチャメチャドープ。
2. Posted by kura_mo   2009年05月25日 21:07
>TR2HG
ニーナ・シモンのオリジナルなんだよね。
丁度昨日タワレコでチェックしたんで近いうち買うと思うよ。
ニーナ・シモンは1枚しか持ってないんで、もっと聴きたいと思ってる。
3. Posted by デフレおじさん   2009年05月26日 08:37
またまた、いつもの遅いレスですいませんです。

なんと、kura-moさんによるA・フランクリンのCD Young、Gifted and Black”たぁ ビックリしたぁ 
いやはやkura-moさんの引き出しの多いこと限りない。

しかも拙mixi日記にまで触れていただき、Chuck Rainey仕事もサクっと書いておられる。爽やかなこと5月の風。

名盤中の名盤であることは間違いないのだが、ここんとこ、ち〜っともトレイに載らない1枚でもある。
見事なメンツによる見事なスタジオワークに飽きたか? また勝手なこと言ってるよ、デフレ親父!
これはやはりCDR Rare & UnreleasedRecordings from the Golden Reign of the Queen of Soul”(それにしても、長!)を聞いてしまい、厨房の奥で料理人たちが旨いまかない飯をガッツリ食べてるのを見てしまった後遺症に違いない。
70'sに円卓でいかにもな高級中華を味わってたつもりだったが、今時はやっぱ“立ってまかない飯”の方を選んじゃうのかもなぁ…

4. Posted by kura_mo   2009年05月26日 20:54
>デフレおじさん
なんだか褒められると照れますなぁ。笑
節操がないだけなんですけどね。

Rare & Unreleased〜俺も買いましたけどあんまり聴いてないんですよね。。編集アルバムってなんかそういうの多い。
最近は40分くらいできっちり通して聴くオリジナルアルバムが多いです。そういう時期なのか知らん。

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