2009年11月29日

週末、金曜日にようやく「This Is It」を観て来ました。

this is it最終上映日の最終上映時間、最前列という悪環境。しかし内容は非常に興味深いもので、最初から最後まで釘付けでした。

思ったよりも感傷的な気持ちにはならず、ひとり淡々とスクリーンを眺めながら思ったのは、偉大なアーティストの損失。そのパフォーマンスが凄ければ凄いほど、彼の不在を強く感じさせられました。
やはりこれは記録であり、完成された作品ではないということを終始感じましたし、コンサート自体が実現していればもちろん何十倍もの迫力と衝撃を受けたことと思います。

ただ、この作品には不完全であるが故の魅力があるのも事実。奇人として我々に植え付けられたマイケルのイメージはこの映画の中では完全に崩壊し、親しみやすく、そして自身の音楽に対しての情熱に燃える、一人のアーティストとしての彼の姿がそこにありました。そこがやはり感動的でしたね。
長い間、我々は彼を誤解しすぎていたのかも知れません。
でも、もう彼はいない。それはあまりにも残酷な現実。

彼の作品をきちんと評価して楽しむこと、それがこれからの彼に対しての敬意だと思います。

久しぶりにマジメな事書いちゃったな。。でもやっぱ観て良かった。

kura_mokura_mo at 20:57│コメント(2)トラックバック(0)Movie │

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by モスコ   2009年11月29日 22:47
お待ちしておりましたっ。

マイケル、完全主義者だから誤解されたり、非難されやすかったのかなぁと。
生きてたら間違ってもこんな人間臭いマイケルは観れなかったわけで。
本当に複雑な、なんともやるせない気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

誰よりも真のエンターテイナーであった彼なので、晩年は本当に辛かったろうなぁ。

今日もマイケルのDVD観てました。
彼のダンス、何回観ても心から感動させてくれるのがすごいです。

2. Posted by kura_mo   2009年11月30日 20:32
>モスコさん
やっぱあの映画のキモはそこなんでしょうね。
残念なことですが、これからは彼の存在がようやく正当に評価されることになったのですから、我々はそれを心から楽しまなければいけないな、と。思います。

コメントする

名前
 
  絵文字