2010年01月21日

先日の我が職場での残業カット問題に対して、同僚のおっちゃん達もやはり思う所があったようで、マネージャーに直談判したという話を今日聞きまして(俺だけ退社時間が早いのです)、概ねマネージャーも理解を示してくれたらしい、ということなのですが。なんかちょっとホッとしました。
まあ今までと同じって訳にはいかないと思いますけど、こういう話を聞くとおっちゃん達って強えな、と尊敬してしまいます。

what happensジャズは気取ったクラブの客の為だけのものじゃない。今夜も俺の心を奮わせるアツい1枚をエントリ。
Atr Farmer-Phil Woods Quintet「What Happens?...Art Farmer-Phil Woods Together」です。

さて表題の通りこの企画も4回目。そろそろ目玉を出さんといけないかな、と。笑
まあどんだけ「ブルー・ボッサ」が好きなんだっちゅう話ですがね。。

本盤はアート・ファーマーとフィル・ウッズが共演した珍しい1枚で、68年の録音。時代はフリー〜新主流派ど真ん中な時期。ジャズに新しい風が吹きまくっていた頃ですね。俺もこの時期ものだったらやっぱハンコックとかショーターとか大好きです。
そんな中、やや古臭くもハードボイルドな、いぶし銀の演奏で渋く決めている二人の渋さといったら。これがズージャだぜ、肩で風切っちゃうぜ、みたいなキザっぽさも感じられて痺れます。まあウッズはこの後ヨーロピアン・リズム・マシーンを結成して新しい風を起こしちゃうんですけどね。笑

肝心の「ブルー・ボッサ」ですが。いや実はこれが最強バージョンなんじゃね?ってくらい最高の「ブルー・ボッサ」なんですよこれが。
シンバルの連打からアップテンポで激しく始まるその様は「ボッサ」ならぬ「サンバ」とでも形容できるほどの熱い演奏。ダンサブルでカッコイイのなんのって。全然「ブルー」な感じはないってのもまたオツなもんです。哀愁よりも情熱。そんな名演ですね。いつかDJでも使いたい。

俺は新宿ユニオンジャズ館でコレを聴いて誰これ?てメチャクチャ興奮しまして。しかも店員さんも「これ最強でしょ」みたいな話してる!こっそりジャケを記憶して中古探しまくりました(その場で買えって話ですが。。その日は手持ちがなかったんだっけか?)ちょっと高めだったけどすぐ御茶ノ水で見つかりましたけどね。

もちろんその他も適度な渋さと熱さが同居した素晴らしい演奏ばかりで、やはりといいますかウッズのうまさが光りますね。ホント凄いプレイヤーです。あまり持ってないけど。ファーマーもそれに乗せられて溌剌とプレイしているように聴こえます。しかし相手が上手すぎましたかな。。

1曲の為に中古屋をハシゴして、見つけた時の感動、そして家に帰って聴いた時の興奮を久々に味わった1枚ですね。しかもジャズで。

これは本当にオススメの1枚です。幻のだとか何だとかは別にして、フツーにイイレコード。ジャケはイマイチだけど、是非御一聴を♪

kura_mokura_mo at 22:14│コメント(0)トラックバック(0)JAZZ │

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