2010年07月06日
先日の日曜日、友人と映画「ソウル・パワー」を観に行ってきました。
この映画は、74年ザイールにて行われたモハメド・アリとジョージ・フォアマンの試合の前哨公演として催された音楽フェスティバルを記録したもので、ジェームズ・ブラウンを筆頭に数多くのブラック・ミュージシャンが参加し、現地アフリカのミュージシャンと競演しました。
内容はこのフェスティバルが開催される事になった背景を基盤に、参加ミュージシャンのライブ映像を盛り込んで構成されています。割合的には半々という感じで、もうちょっとライブ映像も観たかった所ですが、そこはやはり時代背景もありますからねー。結果的にそこが内容をキリッと引き締めていたように感じます。
とはいえやはり特筆すべきはそのライブ映像の素晴らしさ。JBはもとより、スピナーズ、B.Bキング、クルセイダーズ等ジャンルの枠を超えた豪華な布陣。とにかく熱い!としか言いようのないステージには思わず体が揺れましたね。ちょこっとだけ写ったシスター・スレッジのキュートさに胸がキュンとしたりもしましたけどw
今日はその出演者の中から、Bill Withersの「Live At Carnegie Hall」をエントリします。
どちらかというと盛り上がり系というよりは聴かせる系のサウンドのウィザーズがこのコンサートに出演した経緯はよく分かりませんが、こういうタイプのアーティストが入ったことで全体的にバランスが良かったのかな、とも思います。劇中でも、喉を振り絞るようにして「Hope She'll Be Happier」を静かに熱唱。いやあ、かっこよかったです。
今作はそのウィザーズがアルバム、シングルのヒットで乗りに乗っていた72年、カーネギーホールでのライブを収めたCDです。当時のニュー・ソウルの流儀に則った感もある少人数でのシンプルなバンド編成で、基本的にアルバム同様ウィザーズの歌そのものをフィーチャーした、簡素なサウンド。歌声はレコードに比べると若干荒さも目立つんですが、それもライブ盤ならではの醍醐味ですな。
しかしながら同時期のカーティスやダニー・ハザウェイのライブに比べても全く遜色のない素晴らしいライブです。または同じカーネギー・ホールのキャロル・キングのライブ盤とも通じる空気を感じますね。名前を羅列しただけでもやっぱ70年代前半ってすげえなあ。。
結構長い曲も多いんですけど、聴き始めると最後まで聴いてしまいますね。比較的静かな内容なんで聴き疲れしないし。正直ウィザーズはこれとベスト盤しか持ってないんですけど、それでもいいかなってくらい、今作は充実しています。
ノリノリで熱いコンサートの中でキラリと光る、いぶし銀の歌声。結局そういう地味さにグッと来てしまうワタクシでした。
この映画は、74年ザイールにて行われたモハメド・アリとジョージ・フォアマンの試合の前哨公演として催された音楽フェスティバルを記録したもので、ジェームズ・ブラウンを筆頭に数多くのブラック・ミュージシャンが参加し、現地アフリカのミュージシャンと競演しました。
内容はこのフェスティバルが開催される事になった背景を基盤に、参加ミュージシャンのライブ映像を盛り込んで構成されています。割合的には半々という感じで、もうちょっとライブ映像も観たかった所ですが、そこはやはり時代背景もありますからねー。結果的にそこが内容をキリッと引き締めていたように感じます。
とはいえやはり特筆すべきはそのライブ映像の素晴らしさ。JBはもとより、スピナーズ、B.Bキング、クルセイダーズ等ジャンルの枠を超えた豪華な布陣。とにかく熱い!としか言いようのないステージには思わず体が揺れましたね。ちょこっとだけ写ったシスター・スレッジのキュートさに胸がキュンとしたりもしましたけどw
今日はその出演者の中から、Bill Withersの「Live At Carnegie Hall」をエントリします。
どちらかというと盛り上がり系というよりは聴かせる系のサウンドのウィザーズがこのコンサートに出演した経緯はよく分かりませんが、こういうタイプのアーティストが入ったことで全体的にバランスが良かったのかな、とも思います。劇中でも、喉を振り絞るようにして「Hope She'll Be Happier」を静かに熱唱。いやあ、かっこよかったです。
今作はそのウィザーズがアルバム、シングルのヒットで乗りに乗っていた72年、カーネギーホールでのライブを収めたCDです。当時のニュー・ソウルの流儀に則った感もある少人数でのシンプルなバンド編成で、基本的にアルバム同様ウィザーズの歌そのものをフィーチャーした、簡素なサウンド。歌声はレコードに比べると若干荒さも目立つんですが、それもライブ盤ならではの醍醐味ですな。
しかしながら同時期のカーティスやダニー・ハザウェイのライブに比べても全く遜色のない素晴らしいライブです。または同じカーネギー・ホールのキャロル・キングのライブ盤とも通じる空気を感じますね。名前を羅列しただけでもやっぱ70年代前半ってすげえなあ。。
結構長い曲も多いんですけど、聴き始めると最後まで聴いてしまいますね。比較的静かな内容なんで聴き疲れしないし。正直ウィザーズはこれとベスト盤しか持ってないんですけど、それでもいいかなってくらい、今作は充実しています。
ノリノリで熱いコンサートの中でキラリと光る、いぶし銀の歌声。結局そういう地味さにグッと来てしまうワタクシでした。
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この記事へのコメント
1. Posted by mayu 2010年07月07日 19:17
うちはベストしかないんです。
最近一気に紙ジャケで出ていましたけど、どうしようと逡巡しながら今日に至っています。
ライブ盤、よさげですね!
"Use Me"とか"Just The Two Of Us"とか、それこそクルセーダーズばりに
ノリノリな感じを想像していたので、映画の方がむしろびっくりでした。
ベスト収録曲しか知らないのですが、本来のビルさんはむしろ聴かせ系なのですね。
シスター・スレッジの、ウルトラの母的な二つ結びは私も萌え〜でしたよw
最近一気に紙ジャケで出ていましたけど、どうしようと逡巡しながら今日に至っています。
ライブ盤、よさげですね!
"Use Me"とか"Just The Two Of Us"とか、それこそクルセーダーズばりに
ノリノリな感じを想像していたので、映画の方がむしろびっくりでした。
ベスト収録曲しか知らないのですが、本来のビルさんはむしろ聴かせ系なのですね。
シスター・スレッジの、ウルトラの母的な二つ結びは私も萌え〜でしたよw
2. Posted by kura_mo 2010年07月09日 22:06
>mayuさん
おっ映画ご覧になりましたか〜。
そうですねーあの映画の中ではかなり浮いていたというか渋い存在だったと思うんですけど、それでもかなり人気あったんでしょうね。
シスター・スレッジのライブも映像観たかった!!
おっ映画ご覧になりましたか〜。
そうですねーあの映画の中ではかなり浮いていたというか渋い存在だったと思うんですけど、それでもかなり人気あったんでしょうね。
シスター・スレッジのライブも映像観たかった!!
3. Posted by デフレおじさん 2010年07月11日 09:34
ちょうど 先週にもトレイにのせて聴いてたとこ
こんなライブがあったことも知らない前期高齢者です。
で、カーネギーホールなの? 72’って?
ニューソウルというコトバが一人歩きする直前に
黒人SSW的な立ち位置でワタクシの視野に突然現れ、♪消えゆく太陽”が
FMから流れすぎてうざかった遠い思い出があります。
次はやっぱクルセィダースとの2連発で、こっちはしばらく楽しめました。
その後は音楽活動から遠ざかってたんですよねぇ
もともとエンジニアで空軍勤務で90'sにはIT関係にいっちゃってたはず。
ウチにあるベスト盤はアコーステイックで始めだんだん暖っめてゆく構成で
これはなかなかいい選曲配列だと思ったらDJ氏のユニットでした。
二度も3度もおいしいB・ウイザース って長くつきあってゆける希有な存在 熱烈ファンも少ないけど嫌いなヒトがいないみたいな。。。
こんなライブがあったことも知らない前期高齢者です。
で、カーネギーホールなの? 72’って?
ニューソウルというコトバが一人歩きする直前に
黒人SSW的な立ち位置でワタクシの視野に突然現れ、♪消えゆく太陽”が
FMから流れすぎてうざかった遠い思い出があります。
次はやっぱクルセィダースとの2連発で、こっちはしばらく楽しめました。
その後は音楽活動から遠ざかってたんですよねぇ
もともとエンジニアで空軍勤務で90'sにはIT関係にいっちゃってたはず。
ウチにあるベスト盤はアコーステイックで始めだんだん暖っめてゆく構成で
これはなかなかいい選曲配列だと思ったらDJ氏のユニットでした。
二度も3度もおいしいB・ウイザース って長くつきあってゆける希有な存在 熱烈ファンも少ないけど嫌いなヒトがいないみたいな。。。