2011年01月04日

少々遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願いいたします。

2011年ナウ!
いやー年末の年越しustから明けて実家帰省と、ばたばたと三が日を過ごしまして。実家に帰ると体は休まるんですけどなんか気持ちが休まらないんですよね。。何していいかわかんないし。結果ずっとテレビ見ちゃって逆に疲れたりw
というわけで本日はゆっくりと休日を満喫。前から欲しいと思っていたポータブルCDプレイヤーもようやく買えたしね。

えーと、新年1発目は昨年のリイシューベスト10でもやろうかな、と思ってたんですけど、ちょっと駒が少ないんで、カテゴリを増やして再度考え直そうかなと考えております。新譜以外で去年よく聴いたアルバムってくくりにしようかな、とかね。

ハンコック・カルテットということで久々の通常エントリ。しかも久々のズージャで。
本日の1枚は「Herbie Hancock Quartet」です。

まあ唐突にってわけでもないんですけど。なんか新年ぽいフレッシュでストレートなアルバムを、と思いましてね。昨夜もいきつけのお店でかけてもらってて、やっぱ改めていいなあと。

呼び名が難しいアルバムですよね。俺はハンコックカルテットとかマルサリス入りカルテットとか。。呼びづらいですけどねw
まあ要は近作はハンコック名義ではありますけど、実質マルサリスのアルバムと言っていい内容なんですよね。皆さんご存知のように。

ウイントン・マルサリスって俺はそんなに熱心に聴いたわけじゃないんですけど、今作は溌剌としていながら攻めの姿勢が伝わってくるとにかくかっこいいプレイ満載で、聴いててスカッとするんですよね。飲み屋でワイワイやりながら聴きたい1枚的な。

まあ他のメンバーがハンコック、トニー・ウィリアムス、ロン・カーターという脅威のメンツなんで悪かろうはずがないんですけど、この時期(81年)という時代にしては珍しくアコースティックセットのみで録音されていて、レパートリーも往年の名曲群で構成。そのレパートリーからマイルスをも連想させますね。まあ、マイルスはワン・ホーンでこれらの楽曲を録音していないので、そこら辺はどうしたってハンコックの色が強くなるんですけども。しかし、当時エレクトリック万歳だったハンコックに、こういうアルバムを録音させてしまったマルサリスの存在感というかプレイの素晴らしさに敬服します。

まあこの数年前にはV.S.O.Pもあったわけで、布石はあったんでしょうけど、あれがちょっと同窓会的なイベントだった事を考えると、今作の存在意義がより高まるかな、と。ハンコック自身は今作後もクリエイターとして「Rock It」等傑作を発表していくわけなんですが、そんなクリエイティヴィティをも押さえ込んでしまうプレイヤビリティ、とでも申しましょうか(わけが分かりませんが)、要はジャズ・ミュージシャンとしての演奏勝負って事なんでしょう。若造、いっちょ揉んだるぜ、みたいなw
結果マルサリスの物凄い演奏にオッチャン達も鼓舞されたかのようなアツイ演奏を繰り広げていて、聴いてるこっちも熱くなる、みたいな。いやあ、これがズージャだよ、なんてねw

前半(とラスト)のオーソドックスでクラシカルともいえる落ち着いたプレイもヨイですが、やはり「アイ・オブ・ザ・ハリケーン」「ソーサラー」あたりに血が騒ぎます。この演奏がムチャクチャカッコいいんですよねー。そういう意味で1枚で2度、3度位おいしいアルバムですね、はい。

まあこういう新しめの録音はズージャファンからあまり評価されていないのかもしれませんが、これは中古も安いしオススメですね。俺は300円位で買いました(CDですが)音もクリアで良いしね(ソニー信濃町スタジオ録音!)
ジャケはもうちょっとどうにかならんかったのかな。。とは思いますがw

kura_mokura_mo at 20:20│コメント(0)トラックバック(0)JAZZ │

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