2013年02月26日
もうすぐ3月ですが毎日耳がちぎれそうなくらい寒いですね。3月は仕事が繁忙期なので今から憂鬱です。徐々に兆しも見えてきております。
定時退社してレコ屋覗いて友達が捕まったら飲みに行ってっていう生活が生きがいの僕にはホントつらい1ヶ月。まあ金貯めるチャンスではありますが。
もはや最近はラグシュアリー的な安レコにしか興味が沸かないのでどうしたものかと思いつつ今日も更新がんばりたいと思います。
本日のエントリはおニャン子クラブの1stアルバム「Kick Off」です。
ああ^〜もう最高の名盤ですね。。w とか言ってちゃんと聴いたのは最近なんですが。
おニャン子、懐かしいですねえ。僕は番組が始まった当時小学生でした。もっぱらゲームっ子だったのでアイドルとかあまり興味なかったんですが、大好きなとんねるずが観たくて寄り道せず早く帰宅していたのを覚えています。
まあ人並みにテレビも観てましたし、音楽番組なんかもチェックしていたので、当時流行っていたものはなんとなく覚えているんですが、小学5年生〜中学2年生まではホントゲームしかやってなかったんでその頃の芸能的なものの記憶が薄いんですよね。おニャン子とかまさにその時期ですからまあほとんど覚えてない。メンバーの名前とかも有名な人だけですね。あ、ちなみに僕は当時高井麻巳子が好きでしたw
中学3年生以降はニューミュージック〜ロック系に目覚めてしまうので、俺の中でアイドルっていうのはホント仮想敵っていうかバカにする対象、みたいな感じでした。つい最近までね。ロックオタクにありがちな傾向っていうかね。
和物系を買うようになると必然的にアイドルにも触手が伸びるものではありますが、ある程度音楽も知ってくると所謂オールディーズ的な楽しみ方ができるような耳になってくるもので。作家やアレンジャーで聴くというか、元ネタや何に対してのオマージュなのか、みたいな所をさぐるようになったりね。DJ的な聴き方っていうんでしょうかね?
えっと前置きが長くなりましたがおニャン子のサウンドって要はそういう俺みたいな屈折したロック/ポップスオタクには非常に面白いネタが満載なんですよね。だいたいデビュー曲からしてトレイシー・ウルマンネタだしね。
このおニャン子クラブの1stもそういう音楽的なネタ満載で、非常に面白いんですよね。おニャン子っていうと初期のオールディーズ路線が有名ですが、アルバムを聴くと意外と同時代の洋楽系のサウンドを取り入れてたり、思わぬ人が演奏してたり作家として参加してたりと、まあオタク的にも大いに楽しめる内容なのです。
中でもラグジュアリー本でインタビューが掲載された山川恵津子氏の作るサウンドが実にカッコイイ。モータウン的であってもそこに80sブラコンぽいサウンドを混ぜてきたり。今作では何といっても松尾清憲との2曲が群を抜いて素晴らしい。オープニングを飾る「いじわるねDarlin’」はノーザンストンパービート&ナイアガラ風味スペクターサウンド、「FENを聴かせて」は同時期のムーンライダーズぽい80sポストパンクサウンド。60s風メロディーも含め、アズテックカメラとかXTC的とも言えますね。
もちろんオールディーズサウンドを全面に出したド定番「まっ赤な自転車」も最高ですし、EW&F+ファンカラティーナ的な「夏のクリスマス」、デュラン・デュランまんまな「愛の倫理社会」等、もう全曲がホント最高。恐れ入りましたって感じです。
渋谷系が流行った頃、やれ元ネタだパクリだと騒がれましたが、それよりも前にこれほどまでに華麗にかつオトナな感じで遊んでいた人達がいたんですよね。まあそもそも筒美先生の頃から歌謡曲はパクリや実験の場だったわけで、アイドルや歌謡曲っていうカテゴリーの陰に隠れていたがゆえの分かりにくさっていうか、再発見って事なんでしょうけど。結局地続きなんですよね、おニャン子もフリッパーズも。
いやあ、まだまだ再発見ありますね。和物、楽しいです。引き続き安レコ買い漁る日々は続きそうですw
定時退社してレコ屋覗いて友達が捕まったら飲みに行ってっていう生活が生きがいの僕にはホントつらい1ヶ月。まあ金貯めるチャンスではありますが。
もはや最近はラグシュアリー的な安レコにしか興味が沸かないのでどうしたものかと思いつつ今日も更新がんばりたいと思います。
本日のエントリはおニャン子クラブの1stアルバム「Kick Off」です。
ああ^〜もう最高の名盤ですね。。w とか言ってちゃんと聴いたのは最近なんですが。
おニャン子、懐かしいですねえ。僕は番組が始まった当時小学生でした。もっぱらゲームっ子だったのでアイドルとかあまり興味なかったんですが、大好きなとんねるずが観たくて寄り道せず早く帰宅していたのを覚えています。
まあ人並みにテレビも観てましたし、音楽番組なんかもチェックしていたので、当時流行っていたものはなんとなく覚えているんですが、小学5年生〜中学2年生まではホントゲームしかやってなかったんでその頃の芸能的なものの記憶が薄いんですよね。おニャン子とかまさにその時期ですからまあほとんど覚えてない。メンバーの名前とかも有名な人だけですね。あ、ちなみに僕は当時高井麻巳子が好きでしたw
中学3年生以降はニューミュージック〜ロック系に目覚めてしまうので、俺の中でアイドルっていうのはホント仮想敵っていうかバカにする対象、みたいな感じでした。つい最近までね。ロックオタクにありがちな傾向っていうかね。
和物系を買うようになると必然的にアイドルにも触手が伸びるものではありますが、ある程度音楽も知ってくると所謂オールディーズ的な楽しみ方ができるような耳になってくるもので。作家やアレンジャーで聴くというか、元ネタや何に対してのオマージュなのか、みたいな所をさぐるようになったりね。DJ的な聴き方っていうんでしょうかね?
えっと前置きが長くなりましたがおニャン子のサウンドって要はそういう俺みたいな屈折したロック/ポップスオタクには非常に面白いネタが満載なんですよね。だいたいデビュー曲からしてトレイシー・ウルマンネタだしね。
このおニャン子クラブの1stもそういう音楽的なネタ満載で、非常に面白いんですよね。おニャン子っていうと初期のオールディーズ路線が有名ですが、アルバムを聴くと意外と同時代の洋楽系のサウンドを取り入れてたり、思わぬ人が演奏してたり作家として参加してたりと、まあオタク的にも大いに楽しめる内容なのです。
中でもラグジュアリー本でインタビューが掲載された山川恵津子氏の作るサウンドが実にカッコイイ。モータウン的であってもそこに80sブラコンぽいサウンドを混ぜてきたり。今作では何といっても松尾清憲との2曲が群を抜いて素晴らしい。オープニングを飾る「いじわるねDarlin’」はノーザンストンパービート&ナイアガラ風味スペクターサウンド、「FENを聴かせて」は同時期のムーンライダーズぽい80sポストパンクサウンド。60s風メロディーも含め、アズテックカメラとかXTC的とも言えますね。
もちろんオールディーズサウンドを全面に出したド定番「まっ赤な自転車」も最高ですし、EW&F+ファンカラティーナ的な「夏のクリスマス」、デュラン・デュランまんまな「愛の倫理社会」等、もう全曲がホント最高。恐れ入りましたって感じです。
渋谷系が流行った頃、やれ元ネタだパクリだと騒がれましたが、それよりも前にこれほどまでに華麗にかつオトナな感じで遊んでいた人達がいたんですよね。まあそもそも筒美先生の頃から歌謡曲はパクリや実験の場だったわけで、アイドルや歌謡曲っていうカテゴリーの陰に隠れていたがゆえの分かりにくさっていうか、再発見って事なんでしょうけど。結局地続きなんですよね、おニャン子もフリッパーズも。
いやあ、まだまだ再発見ありますね。和物、楽しいです。引き続き安レコ買い漁る日々は続きそうですw