2014年01月30日
毎年恒例健康診断の時期がやってまいりました。いやー今年はちょっと流石に不摂生気味なので自信がないですね。。体重もかなり増えたし。なので幾分弱気な40歳です。とりあえず今日は酒を抜いて臨みます。
先週末のDDFC XTCナイト、おかげさまで大盛況でした。今回はネットで噂を聞きつけて来てくださったお客さんもいたりして、メンバー一同嬉しさと緊張に包まれた中でのDJプレイとなりましたが、まあ内容的にはいつものDDFCって感じで和気あいあいと楽しい一夜でした。しかし僕の渾身のXTC歌謡(笑)はXTCファンのお客さんの心を掴むことができたのだろうか。。w セトリ&当日の模様はこちらで確認できます。よろしければ。
年始特有といいますかこの時期は安レコ放出が盛んな気がするんですよね。ジャンク品から値下げ品まで100円レコが大量に放出されております。たまたまなのかもですが。
やっぱ安レコはテンションが上がりますねえ。連日のようにあちこちで大量購入してしまって聴ききれない状態です。100円なら外してもいいですしね(外したくないけど)
そんな中で懐かしいレコに出会えることも度々。子供の頃欲しくても買えなくて泣く泣くレンタルで済ませたレコが100円コーナーにずらりと陳列していると、思わず救出したくなります。
本日は僕の音楽人生の中でも重要かつ思い入れのあるアーティストをエントリします。
尾崎豊「17歳の地図」です。賛否ありそうですが最後までお付き合いを。
尾崎豊について何かを書くという事はある意味覚悟のいる行為ですねw まあ僕のあくまで個人的な思いを書き綴りたいと思います。
ある特定のファン層(信者、という言葉はあまり使いたくないですが)に熱狂的に支持されたアーティストですし、故人でもありますのでシロウトというか部外者がおいそれと踏み込む事が許されない感もありますが、僕は一時期とはいえ彼に心酔していた人間の一人なので、そういう臭いものに蓋的な行為にはなんというか愛憎入り混じった感情があるんですよね。彼が亡くなってからこれだけ時間も経っているのだし、もっと気楽に接していいんじゃないかと。作品はゴシップに巻き込まれてはいけないと思うんですよね。
僕が尾崎の音楽に初めて触れたのは14歳の冬、中学2年生の時でした。年末の音楽特番だったと思うんですが、そこでのたうち回りながら「核(CORE)」を歌う彼のライブ映像を見て、全身が雷に打たれたような衝撃を受けました。同じ番組を観ていた友達と、こいつは誰なんだ、とにかくすごい、と興奮して話をした覚えがあります。
中学生ともなればニューミュージックやロックにも興味がわいてきて、ラジオの深夜放送なんかをチェックする時期。同時期にTMネットワークやBOOWYなんかも知りました。その中でも尾崎は異質っていうか。飾らないかっこよさがあったんですよね。ファッションもジーンズにTシャツ、髪型も普通だったし。
そこから友達と2人で尾崎に関してあれこれ調べ始めて。友達が「LAST TEENAGE APPEARANCE」のCDを買ってからは一気にのめり込みました。中学生にはやっぱりあの歌詞は魅力的でしたね。僕は別に不良ではありませんでしたので共感こそしませんでしたが、友達はヤンキー気質だったのでかなりかぶれていましたね。無免許でバイク乗ったり。
「LAST TEENAGE APPEARANCE」に収録されたライブ楽曲をその後スタジオテイクで聴いた時には幾分物足りなさも感じましたが、それでもこの1stアルバムの若さ溢れるテンションには興奮しました。楽曲や歌詞にはまだまだ未熟な所も感じますが、それを補って有り余るほどの情熱と熱気に満ちています。
何といっても素晴らしいのがアルバムトップの「街の風景」です。ライブ盤ではスローなアレンジで歌われていたのでこのアルバムテイクを聴いた時には新鮮な驚きがありました。イントロのギターの軽やかなサウンドがアルバムの幕開けにぴったりで、僕は今でもこの曲のイントロを聴くと胸がキュンとしてしまいます。
尾崎というとどうしても大人に対しての反抗的な10代の教祖的存在としてクローズアップされがちですが、僕はメロディメイカーとしての尾崎に強く惹かれました。特にこの1stは全曲とてもキャッチーで、歌詞よりも先にメロディを口ずさんでいましたね。友達に歌詞を覚えろってよく怒られましたけどw
なのでこのアルバムでも「I Love You」「Oh My Little Girl」「傷つけた人々へ」あたりがお気に入りでよく聴いていましたね。
今回買い直して初めてアナログで聴いたんですが、とても完成度の高いサウンドだなあと改めて思いました。この時期のCBS/ソニーのクオリティは素晴らしいですね。全体的には当時のUSヒットチャート系産業ロック系のサウンドなんですが、もっとソリッドでスピード感もある、ある意味パワーポップと言ってもいいシンプルなロックサウンドは今聴いても全然イケてます。83年ですからまだデジタル感はないし、エコーも抑えめ。この辺は他のアーティストの作品にも共通なんですが、84年くらいからいきなりサウンドがダサくなるんですよね。尾崎もセカンドからシンセとかが入ってドラムもエコー感増すしね(それでもまだマシな方ですが)
なのでサウンド的にはこの1stがいちばん好みですね。楽曲的にはサードなんだけどそれはまた機会があれば。
それにしても切迫感のあるアルバムです。聴き流しする事を拒否するようなストレートで攻撃的な歌詞。喉を振り絞るようにがなる歌声。これが僕たちの聴きたかった音楽なんだって思いましたね当時は。言うならばビートルズやピストルズがデビューした当時の若者と同じかそれ以上の衝撃だったんじゃないかと自分では思っています。それだけに彼に対しての誹謗中朝を目にすると未だ心が痛みます。
ステージ上のやぐらから飛び降りて足を骨折したり、薬物で捕まったり、泥酔したあげく他人の家の庭で死んでしまったりと、狂乱ともいえるエピソードを残した人ですから、ネタにされても仕方ないと思います。心ないロック評論家が名前を挙げてこっぴどくバカにしたりと未だ彼に対しての評価は賛否まっぷたつです。かくいう僕も「街路樹」以降は全くチェックしていませんでしたし、実際音楽的には3枚目あたりでネタが尽きた人だったと思います。
20代で亡くなるミュージシャンの多くがそうであるように、彼も才能を一気に噴出させて燃え尽きたのかも知れません。
ただ僕は一人のファンとして彼の作品は音楽的にもっとフラットに評価されてしかるべきだと思っています。難しいとは思いますけどね。今日のエントリが彼に対してネタでなく興味を持つきかっけになってくれたら幸いです。
先週末のDDFC XTCナイト、おかげさまで大盛況でした。今回はネットで噂を聞きつけて来てくださったお客さんもいたりして、メンバー一同嬉しさと緊張に包まれた中でのDJプレイとなりましたが、まあ内容的にはいつものDDFCって感じで和気あいあいと楽しい一夜でした。しかし僕の渾身のXTC歌謡(笑)はXTCファンのお客さんの心を掴むことができたのだろうか。。w セトリ&当日の模様はこちらで確認できます。よろしければ。
年始特有といいますかこの時期は安レコ放出が盛んな気がするんですよね。ジャンク品から値下げ品まで100円レコが大量に放出されております。たまたまなのかもですが。
やっぱ安レコはテンションが上がりますねえ。連日のようにあちこちで大量購入してしまって聴ききれない状態です。100円なら外してもいいですしね(外したくないけど)
そんな中で懐かしいレコに出会えることも度々。子供の頃欲しくても買えなくて泣く泣くレンタルで済ませたレコが100円コーナーにずらりと陳列していると、思わず救出したくなります。
本日は僕の音楽人生の中でも重要かつ思い入れのあるアーティストをエントリします。
尾崎豊「17歳の地図」です。賛否ありそうですが最後までお付き合いを。
尾崎豊について何かを書くという事はある意味覚悟のいる行為ですねw まあ僕のあくまで個人的な思いを書き綴りたいと思います。
ある特定のファン層(信者、という言葉はあまり使いたくないですが)に熱狂的に支持されたアーティストですし、故人でもありますのでシロウトというか部外者がおいそれと踏み込む事が許されない感もありますが、僕は一時期とはいえ彼に心酔していた人間の一人なので、そういう臭いものに蓋的な行為にはなんというか愛憎入り混じった感情があるんですよね。彼が亡くなってからこれだけ時間も経っているのだし、もっと気楽に接していいんじゃないかと。作品はゴシップに巻き込まれてはいけないと思うんですよね。
僕が尾崎の音楽に初めて触れたのは14歳の冬、中学2年生の時でした。年末の音楽特番だったと思うんですが、そこでのたうち回りながら「核(CORE)」を歌う彼のライブ映像を見て、全身が雷に打たれたような衝撃を受けました。同じ番組を観ていた友達と、こいつは誰なんだ、とにかくすごい、と興奮して話をした覚えがあります。
中学生ともなればニューミュージックやロックにも興味がわいてきて、ラジオの深夜放送なんかをチェックする時期。同時期にTMネットワークやBOOWYなんかも知りました。その中でも尾崎は異質っていうか。飾らないかっこよさがあったんですよね。ファッションもジーンズにTシャツ、髪型も普通だったし。
そこから友達と2人で尾崎に関してあれこれ調べ始めて。友達が「LAST TEENAGE APPEARANCE」のCDを買ってからは一気にのめり込みました。中学生にはやっぱりあの歌詞は魅力的でしたね。僕は別に不良ではありませんでしたので共感こそしませんでしたが、友達はヤンキー気質だったのでかなりかぶれていましたね。無免許でバイク乗ったり。
「LAST TEENAGE APPEARANCE」に収録されたライブ楽曲をその後スタジオテイクで聴いた時には幾分物足りなさも感じましたが、それでもこの1stアルバムの若さ溢れるテンションには興奮しました。楽曲や歌詞にはまだまだ未熟な所も感じますが、それを補って有り余るほどの情熱と熱気に満ちています。
何といっても素晴らしいのがアルバムトップの「街の風景」です。ライブ盤ではスローなアレンジで歌われていたのでこのアルバムテイクを聴いた時には新鮮な驚きがありました。イントロのギターの軽やかなサウンドがアルバムの幕開けにぴったりで、僕は今でもこの曲のイントロを聴くと胸がキュンとしてしまいます。
尾崎というとどうしても大人に対しての反抗的な10代の教祖的存在としてクローズアップされがちですが、僕はメロディメイカーとしての尾崎に強く惹かれました。特にこの1stは全曲とてもキャッチーで、歌詞よりも先にメロディを口ずさんでいましたね。友達に歌詞を覚えろってよく怒られましたけどw
なのでこのアルバムでも「I Love You」「Oh My Little Girl」「傷つけた人々へ」あたりがお気に入りでよく聴いていましたね。
今回買い直して初めてアナログで聴いたんですが、とても完成度の高いサウンドだなあと改めて思いました。この時期のCBS/ソニーのクオリティは素晴らしいですね。全体的には当時のUSヒットチャート系産業ロック系のサウンドなんですが、もっとソリッドでスピード感もある、ある意味パワーポップと言ってもいいシンプルなロックサウンドは今聴いても全然イケてます。83年ですからまだデジタル感はないし、エコーも抑えめ。この辺は他のアーティストの作品にも共通なんですが、84年くらいからいきなりサウンドがダサくなるんですよね。尾崎もセカンドからシンセとかが入ってドラムもエコー感増すしね(それでもまだマシな方ですが)
なのでサウンド的にはこの1stがいちばん好みですね。楽曲的にはサードなんだけどそれはまた機会があれば。
それにしても切迫感のあるアルバムです。聴き流しする事を拒否するようなストレートで攻撃的な歌詞。喉を振り絞るようにがなる歌声。これが僕たちの聴きたかった音楽なんだって思いましたね当時は。言うならばビートルズやピストルズがデビューした当時の若者と同じかそれ以上の衝撃だったんじゃないかと自分では思っています。それだけに彼に対しての誹謗中朝を目にすると未だ心が痛みます。
ステージ上のやぐらから飛び降りて足を骨折したり、薬物で捕まったり、泥酔したあげく他人の家の庭で死んでしまったりと、狂乱ともいえるエピソードを残した人ですから、ネタにされても仕方ないと思います。心ないロック評論家が名前を挙げてこっぴどくバカにしたりと未だ彼に対しての評価は賛否まっぷたつです。かくいう僕も「街路樹」以降は全くチェックしていませんでしたし、実際音楽的には3枚目あたりでネタが尽きた人だったと思います。
20代で亡くなるミュージシャンの多くがそうであるように、彼も才能を一気に噴出させて燃え尽きたのかも知れません。
ただ僕は一人のファンとして彼の作品は音楽的にもっとフラットに評価されてしかるべきだと思っています。難しいとは思いますけどね。今日のエントリが彼に対してネタでなく興味を持つきかっけになってくれたら幸いです。