2014年04月03日

いつの間にか桜が満開になっていたり雨で散りはじめたりしていてますが。
春ですねえ。ようやく。週末もなんやかんや(遊びで)忙しくてゆっくり花見もできておりません、まあ遊ぶ場所や人がいるっていうのは嬉しい事です。今月もDJ予定が4本も入りました。ありがたい事で。今週末5日(土)は渋谷EdgeEnd「緊急指令:音を救え!」ゲストです。クドい和物で一発かましたいと思いますのでよろしくお願いします。

51QQBPE1Z2L本日のエントリは近田春夫&ハルヲフォン「電撃的東京」です。

最近は昭和歌謡系のDJの方々とご一緒することも多くて、いつも80s中心の選曲のワタクシには勉強になることだらけなんですが、そういう時に必ず思い出すのが本作。事あるごとに聴き返しますが何度聴いてもかっこいいですね。
最初に聴いたのは学生の時だったと思いますが、まだGSもろくに聴いていなかった頃ですので、やはりこの歌謡メロのクドさについていけず、すぐに手放してしまった記憶があります。
再び入手したのは数年前和物パワーポップ系を買い始めた頃で。その時は流石にシビレましたね。ああ、こういう事だったのかと。単にパンク的な解釈というだけでなく、グラム〜パワーポップのエッセンスが詰め込まれているアレンジに改めて敬服しました。

和物を本格的に聴き始めた頃に感じた「洋楽感」って、例えばはっぴい関連とか達郎とかのシティポップスと呼ばれるものだったわけですが、そこからさらに一歩踏み込んだ、歌謡曲の中にある「洋楽感」を見つけられると一気に目の前が開けるんですよね。所謂GS以降の歌謡曲の作家ってそこら辺のプロですから、エグいパクリ技やニクいアレンジをしててそれをDJで使ったりすると実に楽しい。和物といえども、みたいな。すごくオタク的な楽しみ方ではありますが、それができるようになったことで和物への抵抗は一気になくなったような気がします。
このアルバムを聴くとそれをわかりやすく実感できるんですよね。歌謡メロのクドさの裏に隠れたソリッドなロックサウンド。つまりアレンジ次第でこんなになるんだって事を提示したわけですが、単なるロックアレンジではない所がミソなんですね。オリジナルの素晴らしさを知っているからこその破壊行為といいますか。その辺は実にパンク的です。

もっと早くその辺の良さに気づいていればなーと思う事もありますが、一応20年近く洋楽メインに聴いてきたからこその発見もあるのかな、と自賛して、その間に高騰した和物レコードの数々を諦める理由にしてみます。。w

kura_mokura_mo at 22:54│コメント(0)トラックバック(0)和物 | 歌謡

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