2014年06月19日

さて梅雨。蒸し暑い日々が続いておりますが。それでも今年はマンションに引っ越した関係か幾分カラッとしてますね。狭いアパートの畳部屋に比べたら雲泥の差。扇風機でまだまだいけます。

えっと直前告知ですが。今週末21日、渋谷SMiLEにてゲストDJやります。ムスプスさんというDJ友達からのお誘いで、「夏」をテーマに1セット30分ほどですが混ぜていただく事になりまして。ご興味ある方是非。17:30スタートで僕の出番は20:30頃です〜。

昨晩Twitter上で騒然となったフジロック出演者追加発表。まさかまさかのバンドが苗場にやってきます。
本日は来日記念という事でそのバンドのレコードをエントリ。

The-Three-OClock-Arrive-Without-Tr-530004The Three O'clock「Arrive Without Travelling」です。

梅雨の合間の青天の霹靂とでも申しましょうか。いやあ驚きましたね。まあ再結成して向こうでライブ活動してるのは知ってましたし、日本に来たがっているという話も伝わってきていたので、日本で見れたらいいなあ位には思っていたんですが。まさか2014年のこの今、スリー・オクロックのライブを観る事が出来るなんて。しかもフジロックで。全くクールすぎるぜ。
スリー・オクロックの名前に反応するなんておおよそ40オーバーのおじさんしかいないとは思いますが、それでも80sUSインディーロックを愛する人達にとっては特別なバンドのひとつだと思いますし、そのサウンドは今聴いても全然ノスタルジックじゃないと思います。

スリー・オクロックといえばセカンド「Sixteen Tambourines」が代表作&人気盤かと思います。僕も一番良く聴いたのはそっちですが、ことギターポップ的な視点から評価するとこの3枚目が最高傑作なのではないかと。
「Sixteen〜」に比べるとこれ!っていう曲は少ないですが、アルバム全体のまとまりは断然こちらが上だと思います。
とにかく曲がキャッチーで粒ぞろいですし、演奏もタイトでバンドの勢いを感じます。彼らの本来の持ち味である60sサイケデリックポップ色も満載で、ギターとシンセがバランス良く絡み合って独自のサウンドを生み出しています。80年代中期に同時多発的に表れた60sサウンドの復権。それがペイズリー・アンダーグラウンドと呼ばれるLAの一連のバンドに共通した世界だったと思います。Velvet Crushの前身Choo Choo Trainとかモロにこの辺の音に影響受けていますよね。
UKでもアイシクルワークスや初期プライマル・スクリームなんかがそのタイプかな。その流れからストーン・ローゼズが生まれたと僕は思っています。ことサウンドだけを取ればね。シーンの大きさや時代背景は置いといて。

話が脱線しましたが。
スリー・オクロックはこの後60sサウンドから脱却してコテコテ80sシンセサウンドに走っていくのでだいたいこのアルバムあたりで好みが分かれるんじゃないかなと。僕は後期もそれなりに好きですが、彼ららしさという意味ではやっぱり今作がピークだと思うし、最高傑作なんではないかと。だからライブでもこの辺からたくさんやってほしいなあとは思っとります個人的に。

余談ですが僕がスリー・オクロックを聴き始めた90年代頭は彼らの音源は最初の2枚の2in1しかCD化されておらず(Vermillionもあったかも?)、全作を聴くにはアナログで探さねばならなかったんですよね。しかも結構高かったんですよ。Ever Afterなんて当時ZESTで4000円近く出した記憶があります。だから僕ぐらいの年代でスリー・オクロックが好きなんていう輩はまあ〜たいがいオタクですよねw それだけに今回のフジロック出演に狂喜している人達は他人とは思えないですw 肩でも組んで盛り上がりたいですね(ウザ

初期2枚は最近日本盤アナログを入手したんですが、当時ちゃんと日本でも紹介されていたんですね。ペイズリー・アンダーグラウンドってやっぱ結構大きいムーブメントだったのかなと。個人的にはロング・ライダーズの再結成ライブも観たいなあと思ったりもしますが、まあスリー・オクロック以上に望み薄でしょうね。。w

kura_mokura_mo at 23:05│コメント(0)トラックバック(0)ROCK 80'S │

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