2014年12月14日
しばらくブログどころかPCさえも電源を入れない日々が続いていましたが、時間の経つのは早いものですね。師走感ありますなあ。おまけにブログ見たら変なスパムコメントが大量についててなんかわびしくなりました。鬼の形相で削除してやりましたけどね!鬼の目にも涙。
さてと久々だし思いっきり告知しちゃうぞ!年末DJイベント「LOVE万博」今年もやります。12月27日(土)場所は下北沢メンフィス兄弟で19時から。DJは搬舵、ルーシー、そして僕の3人です。
今年も主にレコードの事ばかり考えていた3人による年末総決算DJはそれぞれのイベントでは聴けないスペシャルな内容になる事間違いなしです(大きく出たね)僕はまあスペシャルっつーかここ最近の土臭さ溢れるロックンロール〜私的パワーポップな選曲でかましたいと思いますのでヨロシクです。
先着でセレクトCDRをプレゼント。結構レアな曲も入ってるらしいよ!僕のはそうでもないけど。
というわけで皆様何卒です。思いっきり飲んで歌って(?)忘年しましょう!ストレスは来年に持ち越しちゃダメよ〜ダメダメ!
有名俳優やミュージシャンの訃報が続きますね。先月もジョニー大倉氏が亡くなったばかりですが、今月に入ってガロのマークこと堀内護さんも亡くなっています。
本日はマーク追悼の意味も込めてガロをエントリします。僕の一番好きなアルバム「ガロ3」です。
ガロは10年位前にコンピか何かで「地球はメリーゴーラウンド」を聴いて、あの「学生街の喫茶店」のイメージが吹っ飛んだんですよね。ソフトロック的というか、あの辛気臭いフォークのガロとまるで別のグループじゃないかと。それからちょっとしてCDボックスが出た時には奮発して入手して、またまた驚いて。ガロってこんなに良かったんだ、ってね。
思えば最近チューリップや甲斐バンドを掘り起こして個人的に再評価しているのもこの時のショックがあったからなんでしょうね。イメージに翻弄されてはいけないと。
そのCDボックスは金に困った時に売りとばしてしまったのですが(笑)今はコツコツとアナログで集めなおしています。吟遊詩人がなかなか見つからない。。
さて本作。文字通りガロの3枚目のアルバムです。セカンド収録の「学生街〜」がヒットした後の作品と思われがちですが、あの曲はじわじわヒットした曲らしく、制作&発表は今作の方が先。よって「学生街」ヒットとは何の関係もなく作られた作品なのです。そこ重要。
つまり、こういう事です。1stは自分たちのオリジナルで好きなように作られたアルバムでしたが、ヒット曲を求めるレーベルの意向でセカンドは職業作家の楽曲&洋楽カバー中心でした。それが当初は思ったよりも成果を生まなかったため、この3枚目もメンバー主導で全曲オリジナルで作られた、と。しかし前述したように今作発表後「学生街〜」が大ヒットしたため、この後の「4」以降では再び作家による楽曲が増える事になったのです。
そういう意味でガロのメンバー(特にマークとトミー)の意向がストレートに出た作品だと言えます。「4」以降は音楽的衝突などがありメンバーは分裂していくのでそういう意味でも今作がガロのベストなのではないかと僕自身は思っています。どの楽曲も瑞々しく、今聴いても正に「時の魔法」にかかったような素晴らしいものばかりです。こうして聴き返していてもやっぱり「3」は別格だな、と改めて思います。
今回のマークの件もありガロのアルバムを聴き返しているんですが、ガロのメンバーがレーベルの意向やヒット曲などに縛られず自由に音楽を作れていたら、きっとオフコースのような存在になっていたんではないかと思います。その可能性をこの「3」を聴くたびに思ってしまいます。残念だけど皮肉なもんです。まあ、長くやればいいってもんじゃないですけどね。
昨年長い闘病生活から復活してCDをリリースしたマークでしたが、もう新しい歌を聴く事はできなくなってしましました。残念です。
僕のこのブログがガロのレコードを聴くきっかけになってくれたら嬉しいです。初期のアナログは安く買えますんで、是非。
全ては何も変わりはしないけれど あなたはもうこの部屋にはいない
巡り合った事も 愛し合った事も 全て時の魔法
(時の魔法/詩:堀内護)
さてと久々だし思いっきり告知しちゃうぞ!年末DJイベント「LOVE万博」今年もやります。12月27日(土)場所は下北沢メンフィス兄弟で19時から。DJは搬舵、ルーシー、そして僕の3人です。
今年も主にレコードの事ばかり考えていた3人による年末総決算DJはそれぞれのイベントでは聴けないスペシャルな内容になる事間違いなしです(大きく出たね)僕はまあスペシャルっつーかここ最近の土臭さ溢れるロックンロール〜私的パワーポップな選曲でかましたいと思いますのでヨロシクです。
先着でセレクトCDRをプレゼント。結構レアな曲も入ってるらしいよ!僕のはそうでもないけど。
というわけで皆様何卒です。思いっきり飲んで歌って(?)忘年しましょう!ストレスは来年に持ち越しちゃダメよ〜ダメダメ!
有名俳優やミュージシャンの訃報が続きますね。先月もジョニー大倉氏が亡くなったばかりですが、今月に入ってガロのマークこと堀内護さんも亡くなっています。
本日はマーク追悼の意味も込めてガロをエントリします。僕の一番好きなアルバム「ガロ3」です。
ガロは10年位前にコンピか何かで「地球はメリーゴーラウンド」を聴いて、あの「学生街の喫茶店」のイメージが吹っ飛んだんですよね。ソフトロック的というか、あの辛気臭いフォークのガロとまるで別のグループじゃないかと。それからちょっとしてCDボックスが出た時には奮発して入手して、またまた驚いて。ガロってこんなに良かったんだ、ってね。
思えば最近チューリップや甲斐バンドを掘り起こして個人的に再評価しているのもこの時のショックがあったからなんでしょうね。イメージに翻弄されてはいけないと。
そのCDボックスは金に困った時に売りとばしてしまったのですが(笑)今はコツコツとアナログで集めなおしています。吟遊詩人がなかなか見つからない。。
さて本作。文字通りガロの3枚目のアルバムです。セカンド収録の「学生街〜」がヒットした後の作品と思われがちですが、あの曲はじわじわヒットした曲らしく、制作&発表は今作の方が先。よって「学生街」ヒットとは何の関係もなく作られた作品なのです。そこ重要。
つまり、こういう事です。1stは自分たちのオリジナルで好きなように作られたアルバムでしたが、ヒット曲を求めるレーベルの意向でセカンドは職業作家の楽曲&洋楽カバー中心でした。それが当初は思ったよりも成果を生まなかったため、この3枚目もメンバー主導で全曲オリジナルで作られた、と。しかし前述したように今作発表後「学生街〜」が大ヒットしたため、この後の「4」以降では再び作家による楽曲が増える事になったのです。
そういう意味でガロのメンバー(特にマークとトミー)の意向がストレートに出た作品だと言えます。「4」以降は音楽的衝突などがありメンバーは分裂していくのでそういう意味でも今作がガロのベストなのではないかと僕自身は思っています。どの楽曲も瑞々しく、今聴いても正に「時の魔法」にかかったような素晴らしいものばかりです。こうして聴き返していてもやっぱり「3」は別格だな、と改めて思います。
今回のマークの件もありガロのアルバムを聴き返しているんですが、ガロのメンバーがレーベルの意向やヒット曲などに縛られず自由に音楽を作れていたら、きっとオフコースのような存在になっていたんではないかと思います。その可能性をこの「3」を聴くたびに思ってしまいます。残念だけど皮肉なもんです。まあ、長くやればいいってもんじゃないですけどね。
昨年長い闘病生活から復活してCDをリリースしたマークでしたが、もう新しい歌を聴く事はできなくなってしましました。残念です。
僕のこのブログがガロのレコードを聴くきっかけになってくれたら嬉しいです。初期のアナログは安く買えますんで、是非。
全ては何も変わりはしないけれど あなたはもうこの部屋にはいない
巡り合った事も 愛し合った事も 全て時の魔法
(時の魔法/詩:堀内護)