Compilation

2011年12月08日

12月もあっという間にもう8日。連日の忘年会三昧で更新がすっかり滞っておりますが。
飲んだくれてばかりなもんでレコードもあまり聴けてない状況でして。いけませんなあ。

さて先週末はオーディオ雑誌編集の仕事をしている知人の家に遊びに行ってきまして。高級オーディオの目くるめく世界を堪能してきましたよ。
いやあ、すっかり目から鱗、タメ息の連続でしたね。知人いわくそれほどお金はかけていない、との事でしたが、まあ我が家のチープなシステムに比べたらそりゃあ、ね。
中でもCDの音質、これが凄くて。最近アナログにうつつを抜かしている事もあってか、CDの音なんて...位に思っていたんですが、やっぱりいい再生環境だと低音もすごい良く出るし、アナログと遜色ないというかアナログのチリノイズが無い分、やはりストレスはないですよね。やっぱりCDってそれなりに良くできてるもんだったんだなあ、とか改めて感じましたね。
最近の作品なんかは特にアナログである必要もあまりないんですよね。物としての魅力ってのはありますけど、場所とりますし、ちょっと考えなきゃいけないなと。

VanDykeArrengements1そんな中今日もアナログ盤が届きました。
本日のエントリはVan Dyke Parks「Arrangements Volume 1」です。

ちょっと前から店頭で見かけて、買おう買おうと思っていたんですが、先日のDJイベントでPanda君が「Come To The Sunshine」をかけてて(オリジナル7インチ!)それが購入の後押しになったのは言うまでもないんですがw
で、買ってから気づいたんですがこれってCDでも出てるんですね。なんか最初店頭でアナログしか見なかったから、限定盤か何かでアナログだけで出してるのかな?とか思ってたんですが。
こういうコンピレーションものってアルバムとしての機能ってあまりないですから、正直CDでいいんですよね。知ってる曲も何曲か入ってて、それとか毎回聴かなくてもいいしね。しかもアナログはDLコード無し。盤もちょっと歪んでるし。。ブツブツ

まあそれでもこれでようやく初期ヴァン・ダイクのレアな7インチ音源などが我が家でも聴けるようになったわけで、まずはめでたい。オリジナルは高いものばかりですからねえ。という事で今2度目のリピート中です。ヴァン・ダイク版「Farther Along」も凄く良いなあ〜

えっと、内容的にはこれはヴァン・ダイクがアレンジを手がけた楽曲を集めたコンピなんですが、ライ・クーダーやボニー・レイット、リトル・フィートなど有名どころから、前述したレアなヴァン・ダイク名義のシングル曲まで、まあ入れるならこれ的なやつをとりあえずまとめてみましたという感じのブツですね。Volume1という事で続編もあるんでしょうが、最初はやっぱりこの辺でしょう。

初期の作風であるドリーミーなものから、後のソロ作にも通じるカリプソ的なものまで、アレンジはいかにもヴァン・ダイクといった感じのものばかりで、そう考えると割と統一感はあるのかも。個人的に良く知っている曲が数曲入っているので新鮮味はありませんが、それでもこうやってまとめられると興味深いもんですね。

ヴァン・ダイクは今年新曲を7インチで数枚リリースしていて、そちらも興味があるんですが、ちょっと割高なんですよね。。どうせ全部まとめたアルバムが出るんだろうな、とか考えるとなかなか手が出ませんw

こういうのを聴くとヴァン・ダイクのアナログ、特にLPは揃えたくなりますね。年末のセールに出ないかなあ。。

kura_mokura_mo at 22:43│コメント(0)トラックバック(0)

2011年11月25日

ようやく我が家にもコタツが登場しました。コタツはねるといよいよ冬だなって気になってきますねー。焼酎はお湯割りでね。

いよいよ明日11月26日、新規DJイベント「Sweet Flower's Trick」開催です。
このイベントは去年位から暖めていたもので、元はTwitterで知り合った音楽仲間でDJイベントをやりたいな、と思った所から始まっていて。そのひとつがパワーポップ/ギターポップのイベントである「Sweeter Than Radio」(12月11日に第4回目開催します)なんですが、それとはまたDJも嗜好も変えたイベントを、と思って企画しました。そして俺が一緒にやってみたい、こいつらとやったら絶対凄いイベントになると感じたレコードジャンキー2人をスカウト(笑)ある意味自分が理想とするDJイベントのひとつにしたいなと思っています。
後は俺次第なんですけどねw まあそこはナントカを棚に上げるって事で。。まあ楽しくやりますよ!

Taste of wall of soundさて告知はこの辺で。
本日のエントリは先日のスペクターBOXの付属的なナイス企画もの。「The Taste Of Wall Of Sound」です。

まあ要はスペクターサウンドに影響を受けた(であろう)楽曲をコンパイルした編集盤で、日本独自企画です。

スペクターインフルエンスもののコンピは英AceからPhil's Spectreというタイトルで3種発売されていますが、日本企画は初じゃないですかね?たぶん。そことも数曲ダブっているようですが、選曲が実に幅広くて。
中でも俺的には1曲目のロニー・スペクター&Eストリートバンドの「さよならハリウッド」(ご存知ビリー・ジョエルのナンバー)だけで買う価値がある内容でしたね。この曲ずっと探してたんで、こうしていい音質で聴けるのは嬉しいですね。この曲自体はオーストラリア編集盤でも聴けるみたいですけど、やっぱり日本企画で、しかも1曲目という栄誉をこの曲に与えたという編者の心意気に惚れましたね。
もちろん、他の収録曲も良かったというか面白いチョイスだったというのも大きいですけどね。ただその曲だけだったら今どき2500円も出して買ってません。

デイヴ・エドモンズやトレイドウインズ、ウォーカーブラザーズといった王道から、アラン・パーソンズ、プリファブ・スプラウトといったオマージュ系、レアなGirlfriendsやEight Feet、Reparata&The Delrons、そして本家スペクタープロデュースではあるけれどこれまた超レアなTerry Dayまで。実に手の込んだ選曲になっていて興味深いですね。
こういうコンピってただレアなだけだと面白みにかけるんですけど、そこにホール&オーツとかが入ってくると意外と新鮮で耳がリセットされるんですよねー。ニクイです。

最近CDが売れないとよく言われますが、やっぱ内容だと思うんですよね。誰でも作れるような企画ものだったら買いませんよ。その点、悔しいけれどこれは値段に見合う内容だと思ったし、なにより1枚の編集盤として流れが素晴らしい。こういうものになら喜んでお金は払います。

Aceにも負けてませんよ、土橋さん。これからもこういう企画よろしくお願いします。

kura_mokura_mo at 22:41│コメント(0)トラックバック(0)