DVD
2007年11月09日
会社ではちらほらと忘年会の話なんぞが出てまいりまして。
今の職場は(も)シフト制で、俺は午後番なもんで、飲み会っつっても終電までの小一時間くらいなもんなんですが、今の職場の人達とは比較的良好な人間関係を気づいている(つもり)なんで、そんなに苦って感じでもなく。早くも今月末にあるらしいです。そろそろ仲間内のも考えなきゃね。
年末に向けて激化する音楽メディア戦線ですが。ビートルズ「ヘルプ」やポール・マッカートニーDVDセットの前に、まずはこのDVDでしょう。届きたてホヤホヤのうちにエントリいたします。
ボブ・ディラン「Live At The Newport Folk Festival 1963-1965」です。
ディランと言えば先にベスト盤が出て、世間はそちらを盛り上げようとしていらっしゃるようですが、あいにく当方はそんなに銭がないもんで。未発表モノもないベストだから、ほぼ全曲持ってるしね。フォーマット的には欲しい、かも。程度です。
でもこれはインフォが届いてから待ち遠しくて待ち遠しくて。皆さんも、そうでしょ?
過去ディランのためだけにニューポートのビデオを買った方々には、お気の毒と言うしかありませんけどね。こんな素敵なブツが2000円ちょいで手に入る幸せ。
内容は言わずもがな。神がかりとはこのことですね。見れば分かる。
激動の2年間と言うか、たった2年でこの変貌ぶり。63年の「純」フォーク・シンガーとしてのたたずまいから、いわくつき65年「エレクトリック」ロック・シンガーへの加速的変化。周りがついて来れなくてもしかたなかったかもって思っちゃいますね。
ニューポートの映像自体はそれまでも断片的に見たことはあったんですが。
やっぱりこうしてまとめて見ると、恐ろしいほどの勢いで時代を駆け抜けていった、60年代ディランの「特別さ」がリアルに伝わってくるし(←和久井調)、彼がロックだとかフォークだとかいうくくりで測れない存在なんだということを改めて実感できるっつーか。はぁ。タメイキの連続です。かっこいいものはかっこいいとしか言えないですからね。。
その、ぶれない圧倒的存在感はしかし皮肉なことに電化以前の姿の方に強く感じてしまうのは(「Chimes Of Freedom」の素晴らしさ!)やはりこのエレクトリックセットの未完成っぷりというか、こなれてないっぷり、実験的な要素を強く感じてしまうからなのかも知れません(それでもマイク・ブルームフィールドのギターのかっこよさったらない)
件の「伝説」の真意は、如何に?
確かにものすごいブーイングにディラン本人もとまどっているようですが、「It's All Over Now,Baby Blue」の前にちょうどバーズのバージョンが1位になったばかりの「Mr.Tambourine Man」を歌っているあたり、あてつけといいますか、苛立ちみたいなもんを感じずにはいられません。
これがあっての66年英国ツアーでの「悪意にすら満ちた」確信犯的演奏に繋がっていくのですから、つくづくロックなお人だなぁと思ってしまいます。
60年代ディランの映像はこれで大分揃ってきましたね。さあ、次は70年代ものをひとつ。期待しておりますよ。
今の職場は(も)シフト制で、俺は午後番なもんで、飲み会っつっても終電までの小一時間くらいなもんなんですが、今の職場の人達とは比較的良好な人間関係を気づいている(つもり)なんで、そんなに苦って感じでもなく。早くも今月末にあるらしいです。そろそろ仲間内のも考えなきゃね。
年末に向けて激化する音楽メディア戦線ですが。ビートルズ「ヘルプ」やポール・マッカートニーDVDセットの前に、まずはこのDVDでしょう。届きたてホヤホヤのうちにエントリいたします。
ボブ・ディラン「Live At The Newport Folk Festival 1963-1965」です。
ディランと言えば先にベスト盤が出て、世間はそちらを盛り上げようとしていらっしゃるようですが、あいにく当方はそんなに銭がないもんで。未発表モノもないベストだから、ほぼ全曲持ってるしね。フォーマット的には欲しい、かも。程度です。
でもこれはインフォが届いてから待ち遠しくて待ち遠しくて。皆さんも、そうでしょ?
過去ディランのためだけにニューポートのビデオを買った方々には、お気の毒と言うしかありませんけどね。こんな素敵なブツが2000円ちょいで手に入る幸せ。
内容は言わずもがな。神がかりとはこのことですね。見れば分かる。
激動の2年間と言うか、たった2年でこの変貌ぶり。63年の「純」フォーク・シンガーとしてのたたずまいから、いわくつき65年「エレクトリック」ロック・シンガーへの加速的変化。周りがついて来れなくてもしかたなかったかもって思っちゃいますね。
ニューポートの映像自体はそれまでも断片的に見たことはあったんですが。
やっぱりこうしてまとめて見ると、恐ろしいほどの勢いで時代を駆け抜けていった、60年代ディランの「特別さ」がリアルに伝わってくるし(←和久井調)、彼がロックだとかフォークだとかいうくくりで測れない存在なんだということを改めて実感できるっつーか。はぁ。タメイキの連続です。かっこいいものはかっこいいとしか言えないですからね。。
その、ぶれない圧倒的存在感はしかし皮肉なことに電化以前の姿の方に強く感じてしまうのは(「Chimes Of Freedom」の素晴らしさ!)やはりこのエレクトリックセットの未完成っぷりというか、こなれてないっぷり、実験的な要素を強く感じてしまうからなのかも知れません(それでもマイク・ブルームフィールドのギターのかっこよさったらない)
件の「伝説」の真意は、如何に?
確かにものすごいブーイングにディラン本人もとまどっているようですが、「It's All Over Now,Baby Blue」の前にちょうどバーズのバージョンが1位になったばかりの「Mr.Tambourine Man」を歌っているあたり、あてつけといいますか、苛立ちみたいなもんを感じずにはいられません。
これがあっての66年英国ツアーでの「悪意にすら満ちた」確信犯的演奏に繋がっていくのですから、つくづくロックなお人だなぁと思ってしまいます。
60年代ディランの映像はこれで大分揃ってきましたね。さあ、次は70年代ものをひとつ。期待しておりますよ。
2007年05月27日
今日も暑かったですね。1日Tシャツ1枚で過ごしました。
ここん所、新旧問わず聴きたいCDがガシガシ発売されて。タワレコ内をうろうろと歩き回ってまた新たに目星をつけてまいりました。
最近は買う順番ってのも結構重要になってきておりまして。初回限定モノなんかはちょっと放っておくとすぐ売り場から姿を消します。流石に人気アーティストともなればプレス数もハンパないですから、そうそうなくなんないとは思うんですが、先日取り上げたリトル・フィートの紙ジャケも種類によっては(ディキシー・チキンあたりか?)もう完売してるお店もあるそうで。まあ例の赤黒さんなんかは限定ボックス入りで予約分しか入荷させてないみたいだし(実際店頭にはなかった)、なんだかそういう局地的な盛り上がりってちょっとやだなあとも思います。フツーに店頭で買えるのって幸せですよね。
で、今回の給料で真っ先に買ったのがこちら。発売日もいい時期だし、メーカーさんも考えてますね。
本日のエントリは、Bob Dylan「Don't Look Back」待望のデラックス版の登場です。
ご存知65年の英国ツアーの模様を追いかけた、ドキュメンタリー映画として公開されたもので、チープな機材で撮られたが故の荒々しい、スピード感のある映像に、初めて観た時は異常にコーフンしたものでした。オープニングからして、かっこよすぎですし。
確か高校1年くらいの時、NHKの特番で放送されたんだっけ。他にストーンズのハイドパークとかもやってたような。
そのビデオは何回も何回も観て、あげく友達に貸してそれっきりです。だからずっと欲しかったんですよね。
「ノー・ディレクション・ホーム」のおかげで大分固唾が下がった思いですが、俺が観たかったのはこのディランなんだ!ってくらい、本作に対しての思い入れは深いんですよ。なんたって初めて観た「動くディラン」がこれだったんですから(「ウィー・アー・ザ・ワールド」は観なかったことにして笑)、そのインパクト、かっこよさ共にそれまで俺が見たロックミュージシャンの中では群を抜いていました。
多分、ディランをかっこいい存在として認識したのはこの映画からで。それまでは前述「ウィー・アー〜」のダミ声おじさん、フォークの神様だとか言われてる大御所、みたいな。中学〜高校生が最も嫌いそうなイメージ。
それがこの映画での圧倒的なかっこ良さ、ワルな雰囲気のディランを観て、こういう人なんだ!って。曲自体はあんまりピンと来ませんでしたが、何よりその存在感が凄かったんです。曲以上に。
ディランのCDも、当時はまだそんなに再発されてなかったし。確か高2くらいの時に一気に廉価再発されて、「ライク・ア・ローリング・ストーン」でまたまたぶっ飛びましたけど。
今回久しぶりに観返してみて、ああこの曲やってたんだ、とか。16〜7年振りってこともあるけど、凄く新鮮に、幾分冷静に観ることができました。それでも素のディランの扇動的とも言える形振りには目を奪われますし、何よりも今回の目玉とも言える2枚目のボーナス・ディスクが良い!
この2枚目は映画には未収録の部分が中心で、曲も完奏しているものが多いです。そしてなにより本編とはまた違ったディラン像といいますか、ファンと触れ合うシーンとか、なんだかとっても親しげな姿を見ることができます。本編とのいい意味での差別化って感じです。
これからディランを聴いていこう、って人に観てもらいたい内容のDVDなのに、7000円強はちょっと高いですよね。。しかもAmazonあたりでは既に品薄。。
前述紙ジャケなんかと一緒で、なんかオッサンの道楽のための産物になっているような気もして、しかも自分もその片棒を担いでいるような気がして。ロックってそういうしょっぱいもんだったっけ?なんて最近は考えたりもしちゃいますね。
ここん所、新旧問わず聴きたいCDがガシガシ発売されて。タワレコ内をうろうろと歩き回ってまた新たに目星をつけてまいりました。
最近は買う順番ってのも結構重要になってきておりまして。初回限定モノなんかはちょっと放っておくとすぐ売り場から姿を消します。流石に人気アーティストともなればプレス数もハンパないですから、そうそうなくなんないとは思うんですが、先日取り上げたリトル・フィートの紙ジャケも種類によっては(ディキシー・チキンあたりか?)もう完売してるお店もあるそうで。まあ例の赤黒さんなんかは限定ボックス入りで予約分しか入荷させてないみたいだし(実際店頭にはなかった)、なんだかそういう局地的な盛り上がりってちょっとやだなあとも思います。フツーに店頭で買えるのって幸せですよね。
で、今回の給料で真っ先に買ったのがこちら。発売日もいい時期だし、メーカーさんも考えてますね。
本日のエントリは、Bob Dylan「Don't Look Back」待望のデラックス版の登場です。
ご存知65年の英国ツアーの模様を追いかけた、ドキュメンタリー映画として公開されたもので、チープな機材で撮られたが故の荒々しい、スピード感のある映像に、初めて観た時は異常にコーフンしたものでした。オープニングからして、かっこよすぎですし。
確か高校1年くらいの時、NHKの特番で放送されたんだっけ。他にストーンズのハイドパークとかもやってたような。
そのビデオは何回も何回も観て、あげく友達に貸してそれっきりです。だからずっと欲しかったんですよね。
「ノー・ディレクション・ホーム」のおかげで大分固唾が下がった思いですが、俺が観たかったのはこのディランなんだ!ってくらい、本作に対しての思い入れは深いんですよ。なんたって初めて観た「動くディラン」がこれだったんですから(「ウィー・アー・ザ・ワールド」は観なかったことにして笑)、そのインパクト、かっこよさ共にそれまで俺が見たロックミュージシャンの中では群を抜いていました。
多分、ディランをかっこいい存在として認識したのはこの映画からで。それまでは前述「ウィー・アー〜」のダミ声おじさん、フォークの神様だとか言われてる大御所、みたいな。中学〜高校生が最も嫌いそうなイメージ。
それがこの映画での圧倒的なかっこ良さ、ワルな雰囲気のディランを観て、こういう人なんだ!って。曲自体はあんまりピンと来ませんでしたが、何よりその存在感が凄かったんです。曲以上に。
ディランのCDも、当時はまだそんなに再発されてなかったし。確か高2くらいの時に一気に廉価再発されて、「ライク・ア・ローリング・ストーン」でまたまたぶっ飛びましたけど。
今回久しぶりに観返してみて、ああこの曲やってたんだ、とか。16〜7年振りってこともあるけど、凄く新鮮に、幾分冷静に観ることができました。それでも素のディランの扇動的とも言える形振りには目を奪われますし、何よりも今回の目玉とも言える2枚目のボーナス・ディスクが良い!
この2枚目は映画には未収録の部分が中心で、曲も完奏しているものが多いです。そしてなにより本編とはまた違ったディラン像といいますか、ファンと触れ合うシーンとか、なんだかとっても親しげな姿を見ることができます。本編とのいい意味での差別化って感じです。
これからディランを聴いていこう、って人に観てもらいたい内容のDVDなのに、7000円強はちょっと高いですよね。。しかもAmazonあたりでは既に品薄。。
前述紙ジャケなんかと一緒で、なんかオッサンの道楽のための産物になっているような気もして、しかも自分もその片棒を担いでいるような気がして。ロックってそういうしょっぱいもんだったっけ?なんて最近は考えたりもしちゃいますね。
2006年02月25日
先日レンタル屋で大量に借りたCDのおかげで我が家はすっかり「和」モード。しかも70年代。歌謡曲と喫茶ロック(←すでに死語)が俺の荒んだ心を癒してくれます。
音楽探求にも休息は必要か?やはり先立つものがないと守りにはいってしまうもの。レンタルは助かります。特に新宿のツタヤは品揃えが凄いですからね。
2〜3月はあんまり新品も買えなそうだし、これから探求する道を定めつつ、自分んちにあるものを聴きかえしていこうかな〜と思いました。
CDは結構買ってる方だと自負しておりますが、最近は消化が追いついていないのもまた現実。だいたい1〜2回聴いたら棚にしまってしまいます。
中でも聴かないつか観ないのがDVD。特にライブものなどは1回、2回が関の山。もったいないなーと思いつつも、なかなか気合が必要なものが多いですしね(2枚組の2002年スプリングスティーンライブとか)
そんな中、バングラ、ツェッペリン、ウェラー(Days Of Speed)と並んで比較的良く観るのがこちら、リトル・フィート。77年のスタジオライブの模様を収録したDVDです。
リトル・フィートも俺のアメリカンロック道の中では基本といいますか、ある意味初心を思い出すバンドです。
最初はやっぱり「ディキシー・チキン」を聴いたのですが、サッパリ良さが分からず、でも何か妙に惹かれたということもあってセカンド「セイリン・シューズ」を聴いたら、ガーン!って。「ディキシー」にくらべるとストレートなアメリカンロックって感じで分かりやすかったんですよね。特にやっぱ「Willin'」に、ガツンと。なんていい曲なんだーと。
で、コレはローウェル・ジョージ在籍時としては割と後期の映像ですが、それでも彼の存在感はバッチリ。オーバーオールを着て汗だくで歌う彼には思わずシンパシーを感じてしまいます。やっぱ、汗。大事でしょう。笑
もちろん、現在もフィートを継続させている他のメンバーも忘れずに。ビル・ペインやポール・バレアが歌う曲も全然フツーにカッコイイですし。
ローウェル含むメンバー全員で歌う「Feats Don't Fail Me Now」は何度聴いても(観ても)心躍ります。酒飲みながら聴きたい!
それにしてもいわゆる「オトコマエ顔」な人がいないバンドだなー。女子にはさぞかし敬遠されたでしょうなぁ。リッチー・ヘイワードの「いい顔」で叩くドラムは個人的にツボですが。
音楽探求にも休息は必要か?やはり先立つものがないと守りにはいってしまうもの。レンタルは助かります。特に新宿のツタヤは品揃えが凄いですからね。
2〜3月はあんまり新品も買えなそうだし、これから探求する道を定めつつ、自分んちにあるものを聴きかえしていこうかな〜と思いました。
CDは結構買ってる方だと自負しておりますが、最近は消化が追いついていないのもまた現実。だいたい1〜2回聴いたら棚にしまってしまいます。
中でも聴かないつか観ないのがDVD。特にライブものなどは1回、2回が関の山。もったいないなーと思いつつも、なかなか気合が必要なものが多いですしね(2枚組の2002年スプリングスティーンライブとか)
そんな中、バングラ、ツェッペリン、ウェラー(Days Of Speed)と並んで比較的良く観るのがこちら、リトル・フィート。77年のスタジオライブの模様を収録したDVDです。
リトル・フィートも俺のアメリカンロック道の中では基本といいますか、ある意味初心を思い出すバンドです。
最初はやっぱり「ディキシー・チキン」を聴いたのですが、サッパリ良さが分からず、でも何か妙に惹かれたということもあってセカンド「セイリン・シューズ」を聴いたら、ガーン!って。「ディキシー」にくらべるとストレートなアメリカンロックって感じで分かりやすかったんですよね。特にやっぱ「Willin'」に、ガツンと。なんていい曲なんだーと。
で、コレはローウェル・ジョージ在籍時としては割と後期の映像ですが、それでも彼の存在感はバッチリ。オーバーオールを着て汗だくで歌う彼には思わずシンパシーを感じてしまいます。やっぱ、汗。大事でしょう。笑
もちろん、現在もフィートを継続させている他のメンバーも忘れずに。ビル・ペインやポール・バレアが歌う曲も全然フツーにカッコイイですし。
ローウェル含むメンバー全員で歌う「Feats Don't Fail Me Now」は何度聴いても(観ても)心躍ります。酒飲みながら聴きたい!
それにしてもいわゆる「オトコマエ顔」な人がいないバンドだなー。女子にはさぞかし敬遠されたでしょうなぁ。リッチー・ヘイワードの「いい顔」で叩くドラムは個人的にツボですが。
2005年11月08日
週末のオールナイトカラオケから怒涛の先輩結婚パーティまでをなんとか乗り切りまして。今は祭りの後の虚脱感でいっぱいです。それにしても10数年ぶりに会ったはずなのに全くブランクを感じさせない先輩達との楽しい時間は、そっくりそのままあの大学時代のサークルの部室状態。俺もここ何年かでこんなに歌って、笑った夜はありませんでした。
ネットの利便性には賛否あるかもしれませんが、こと俺にとっては今のところ本当に素晴らしいものでしかありません。レコードなどの買い物はもちろん、このブログを見てコメントを書いてくれている方々を始め、ネットで出会った音楽仲間、そして今回のパーティへの参加もネット(ミクシィに感謝!)なくしてはありえなかったかも知れないのですから。凄いことですよね。
パーティから一夜明けて、すっかり抜け殻状態で新宿を徘徊。中古屋めぐりです。今日も今日とて何枚か購入したのですが、ふと立ち寄ったユニオンの地下で、ずっと買おうと思っていて先延ばししていたブツに対面。こんな日の夜中には酒でもやりながら観るのも悪くないなと、遂に購入を決心。今日は一人でちょっとしんみりと本作を観ました。
本日のエントリはDVD「タカダワタル的」です。
渡さんはご存知の通り今年4月に逝去されまして。俺もこのブログでちょこっと書かせていただいたんですが、未だに信じられない。ホント、東京出てきてから何年かは頻繁にライブにも通いましたし。でもこの映画が去年公開された時は、夜勤の仕事の関係もあってなんだかんだ理由をつけて観にいってなかったんですよね。後悔先に立たず。もう一度、この目で観ておきたかった。まさか、ね。誰も先のことなんて分からないってことです。
そんな感情が入り混じっていたせいもあってか、このDVDが渡さんの最後の姿であってほしくなかったんですよね。なもんでCDは聴いていたんですが映像を観たくなかった。悲しくなりそうだったから。
本編65分に加えて、110分にも及ぶ特典映像がつき、正に「コンプリート・タカダワタル的」といった感の豪華版。この特典映像がまた素晴らしい。当日のスズナリのライブを完全収録してるんですが、これがもう最高。ゲストも歌ったりして賑やかで。当日会場にいなかったことを改めて後悔。
本編も、観るまではもっとドキュメンタリー要素が多いのか思っていたんですが、ほぼライブ映像。合間に入る語りが渡さんの人となりを伝えてくれます。もっとも渡さんはいつもこんな感じだったな、という映像の連続で、観終わってなんだかホッとしてしまいました。たいそうな看板を掲げた作品であろうが、ちょいとゲストで来て歌うライブだろうが、吉祥寺で飲んでいようが、そこにはいつも変わらない渡さんの姿があったからです。
俺らが良く観ていた頃に比べても渡さんは元気で、しかも笑顔が凄く多い事にも気づきました。それが、この作品を、なんだか楽しくなる雰囲気のものにしている要因かもしれません。
渡さんの死は悲しいし、残念ではあります。でも、今は彼の最後の作品がこの映画で良かったと思います。渡さんの満面の笑みを見てそう思いました。
ネットの利便性には賛否あるかもしれませんが、こと俺にとっては今のところ本当に素晴らしいものでしかありません。レコードなどの買い物はもちろん、このブログを見てコメントを書いてくれている方々を始め、ネットで出会った音楽仲間、そして今回のパーティへの参加もネット(ミクシィに感謝!)なくしてはありえなかったかも知れないのですから。凄いことですよね。
パーティから一夜明けて、すっかり抜け殻状態で新宿を徘徊。中古屋めぐりです。今日も今日とて何枚か購入したのですが、ふと立ち寄ったユニオンの地下で、ずっと買おうと思っていて先延ばししていたブツに対面。こんな日の夜中には酒でもやりながら観るのも悪くないなと、遂に購入を決心。今日は一人でちょっとしんみりと本作を観ました。
本日のエントリはDVD「タカダワタル的」です。
渡さんはご存知の通り今年4月に逝去されまして。俺もこのブログでちょこっと書かせていただいたんですが、未だに信じられない。ホント、東京出てきてから何年かは頻繁にライブにも通いましたし。でもこの映画が去年公開された時は、夜勤の仕事の関係もあってなんだかんだ理由をつけて観にいってなかったんですよね。後悔先に立たず。もう一度、この目で観ておきたかった。まさか、ね。誰も先のことなんて分からないってことです。
そんな感情が入り混じっていたせいもあってか、このDVDが渡さんの最後の姿であってほしくなかったんですよね。なもんでCDは聴いていたんですが映像を観たくなかった。悲しくなりそうだったから。
本編65分に加えて、110分にも及ぶ特典映像がつき、正に「コンプリート・タカダワタル的」といった感の豪華版。この特典映像がまた素晴らしい。当日のスズナリのライブを完全収録してるんですが、これがもう最高。ゲストも歌ったりして賑やかで。当日会場にいなかったことを改めて後悔。
本編も、観るまではもっとドキュメンタリー要素が多いのか思っていたんですが、ほぼライブ映像。合間に入る語りが渡さんの人となりを伝えてくれます。もっとも渡さんはいつもこんな感じだったな、という映像の連続で、観終わってなんだかホッとしてしまいました。たいそうな看板を掲げた作品であろうが、ちょいとゲストで来て歌うライブだろうが、吉祥寺で飲んでいようが、そこにはいつも変わらない渡さんの姿があったからです。
俺らが良く観ていた頃に比べても渡さんは元気で、しかも笑顔が凄く多い事にも気づきました。それが、この作品を、なんだか楽しくなる雰囲気のものにしている要因かもしれません。
渡さんの死は悲しいし、残念ではあります。でも、今は彼の最後の作品がこの映画で良かったと思います。渡さんの満面の笑みを見てそう思いました。
2005年03月02日
音楽DVDって、凄く購買意欲そそられます。
結局、1、2回しか観ないのが多いんですけど、CDと変わらない値段で売ってたりすると画が入ってる分、得なんじゃねーかと。まあそんな動機です。音もそうですが観るまではどんな映像なんだろうって物凄く気になりますよね。ましてやそれが見たことないアーティストだったりすると。
で、先日タワレコでこのようなブツを発見。UK版は出てるの知ってたんですが、まあPAL方式だしどうせ見れねーしくらいに思っていた、「Old Grey Whitsle Test」の日本版。なにやら怪しげなパッケージですが。。とりあえず字幕付きだし。前から観たかったんで即買いしました。
本国UKでは有名な音楽番組らしく、歴史も71年からと古いです。で、これはその番組のベストチョイスシリーズで、UKでは今Vol.3まで出てるみたいです。
今回はとりあえずVol.1なんですが。いやー凄いメンツ。せっかくですから羅列しましょうか?(笑)
71年のエルトンジョン、72年のカーティスメイフィールド、ランディニューマン、ビル・ウェザーズ、73年のウェイラーズ(!)、74年のキャプテンビーフハート(!!!)、75年のジョンレノン、76年のエミルーハリス、78年のXTC、79年のブルーススプリングスティーン、81年のU2、84年のREM。などなどなど。。ね、ヤバイでしょ?
もう全てが必見とか陳腐な表現を使いたくなりますが、特に凄かったのが前述のピータートッシュ、バーニー・ウェイラー在籍時のウェイラーズの「Stir It Up」、奇人ぶりがビシビシ伝わる牛心隊長の「Upon The My O my」、なんとも若々しく健康的なアンディ・パートリッジに嬉しくなるXTC「Statue Of Liberty」あたりですかね。
全て貴重ですがイーノ在籍時のロキシーミュージックの映像なんかはちょっとオモロ系な貴重さですね。ダッサダサ初期U2とか、髪のあるマイケルスタイプとかも面白がって見てしまいました。失礼。
あとはインタビューなんかもちょっと追加収録されてまして、なぜかインタビューだけ収録のミックジャガー&キースリチャーズ(メインストリーム〜発表直前)も興味深かったですが、75年のジョンレノンのそれは、ビートルズファンなら涙なくしては見れません。
「ロックンロール」リリース直前の、クリーンになったレノンだけに彼の本心がヒシヒシ伝わってきます。ポールとの確執について反省し、ばかなことをした、後悔している、でも今はすっかり仲直りした、と語るジョンを涙無くして見れますでしょうか??ビートルズ再結成は今はジョージ次第だね。。なんて。。。
はっと。思わず正気を失ってしまいましたが。まじ、これはオススメのDVDですね。特に古きよき(笑)ロックを愛するそこのアナタ!どうですか?
結局、1、2回しか観ないのが多いんですけど、CDと変わらない値段で売ってたりすると画が入ってる分、得なんじゃねーかと。まあそんな動機です。音もそうですが観るまではどんな映像なんだろうって物凄く気になりますよね。ましてやそれが見たことないアーティストだったりすると。
で、先日タワレコでこのようなブツを発見。UK版は出てるの知ってたんですが、まあPAL方式だしどうせ見れねーしくらいに思っていた、「Old Grey Whitsle Test」の日本版。なにやら怪しげなパッケージですが。。とりあえず字幕付きだし。前から観たかったんで即買いしました。
本国UKでは有名な音楽番組らしく、歴史も71年からと古いです。で、これはその番組のベストチョイスシリーズで、UKでは今Vol.3まで出てるみたいです。
今回はとりあえずVol.1なんですが。いやー凄いメンツ。せっかくですから羅列しましょうか?(笑)
71年のエルトンジョン、72年のカーティスメイフィールド、ランディニューマン、ビル・ウェザーズ、73年のウェイラーズ(!)、74年のキャプテンビーフハート(!!!)、75年のジョンレノン、76年のエミルーハリス、78年のXTC、79年のブルーススプリングスティーン、81年のU2、84年のREM。などなどなど。。ね、ヤバイでしょ?
もう全てが必見とか陳腐な表現を使いたくなりますが、特に凄かったのが前述のピータートッシュ、バーニー・ウェイラー在籍時のウェイラーズの「Stir It Up」、奇人ぶりがビシビシ伝わる牛心隊長の「Upon The My O my」、なんとも若々しく健康的なアンディ・パートリッジに嬉しくなるXTC「Statue Of Liberty」あたりですかね。
全て貴重ですがイーノ在籍時のロキシーミュージックの映像なんかはちょっとオモロ系な貴重さですね。ダッサダサ初期U2とか、髪のあるマイケルスタイプとかも面白がって見てしまいました。失礼。
あとはインタビューなんかもちょっと追加収録されてまして、なぜかインタビューだけ収録のミックジャガー&キースリチャーズ(メインストリーム〜発表直前)も興味深かったですが、75年のジョンレノンのそれは、ビートルズファンなら涙なくしては見れません。
「ロックンロール」リリース直前の、クリーンになったレノンだけに彼の本心がヒシヒシ伝わってきます。ポールとの確執について反省し、ばかなことをした、後悔している、でも今はすっかり仲直りした、と語るジョンを涙無くして見れますでしょうか??ビートルズ再結成は今はジョージ次第だね。。なんて。。。
はっと。思わず正気を失ってしまいましたが。まじ、これはオススメのDVDですね。特に古きよき(笑)ロックを愛するそこのアナタ!どうですか?