2016年09月24日

日本ジュエリー展

9月23日金曜日、六本木の東京ミッドタウン・デザインハブに生徒を引率して2016日本ジュエリー展を見学して来ました。

在校生や卒業生、クラフト講師の入選作品などもあり、皆熱心に見ていました。

生徒達にはいい刺激にもなったと思いますが、卒制の製作期間も近くなってきたので、対象者にはデザインや技術面でかなり参考になったのではないでしょうか。

この展示は9月25日まで行われています。

興味のある方はおいそぎください。

奥住

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2016年09月21日

新構造展

東京都美術館で開催中の「新構造展」に、ピクシスの会の会員でべっ甲の専門講座でアシスタントをしている横尾元子さんが出品。
作品はべっ甲とパールのネックレスで中心にはタッセルを付けてあり、取り外せるようになっている。タッセルはペンダントにもなるデザインで房の数は30本もあり、パーツはすべて糸鋸で切りぬいて制作したそうです。細かな仕事を丁寧に仕上げていて、とてもチャーミングな作品になっていました。

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第88回 新構造展
会場:東京都美術館
展覧会期:平成28年9月18日(日)〜9月24日(土)
開催時間9:30〜17:30(入場は17:00まで、最終日14:00)
観覧料:一般600円

大場よう子



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2016年09月05日

JJF2016

9月1日(木)から3日(土)まで、JJF(ジャパンジュエリーフェア)2016が東京ビッグサイトで開催されました。
JJFはジュエリー関連の企業が一堂に集まり、買い付けや仕入れ、新規の取引先の開拓を行うイベントで、ジュエリー業界のトレンドや最新技術などを学べるセミナーも多数開講されます。

日本宝飾クラフト学院もブースを出展し、パンフレットを配布。各企業のレベルアップのためのさまざまな講座などを来場者にご紹介しました。

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クラフト学院のブース

3日目のジュエリー業界セミナーでは、露木宏理事長が「意外に深い、日本の指輪の歴史〜精神的・情緒的価値の源泉」のセミナーを行いました。セミナーでは、江戸から明治にかけての浮世絵や美人画、また当時の広告や新聞記事などをスライドに写し、日本人は西洋に負けないくらい古くから指輪を好み、楽しんできたことが説明されました。そして、指輪は単に身を飾るだけのものではなく、誓いや約束などのさまざまな意味を持つアイテムであり日本人の心に根差したものであるとしました。

セミナー会場には、大勢の業界関係者が集まり熱心に聞き入っていました。終了後には、「大変勉強になった」「今後のデザインに活かしたい」などの声が聞かれました。

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セミナーを行う露木理事長と熱心に聞き入る受講生の皆さん

学務 深谷真太郎

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2016年08月29日

夏の大型セミナーも無事に終了

今回は井上陽介先生の「ハイドロリック・フォーミング技法」、高橋なほ子先生の「ワイヤーラッピングジュエリー」、伊藤映子先生の「水晶メノウ講座」が新しい講座として開講されました。何れも受講生の皆さんは大変充実した授業を満喫されていたようです。複数の講座を受講する方もいて、夏のセミナーを楽しみにしているか多くいました。
同時に行われた「宝石品質判定講座」も好評に終わりました。5日間連続開講にもかかわらず、多くの方が参加され、熱心に実際の宝石を手に取って品質判定の仕方を習っていました。後半は各自が渡された宝石を自分の目で判定出来るようになっていました。
ある宝石ルース店の経営者は「こんな講座を探していた。海外にもない講座で、本当に仕事に役に立つと思う。」と喜びの感想を述べていました。
次回の講座はHPでご覧ください。

大場よう子

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ハイドロリックフォーミング技法で使用したプレス機

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ワイヤーラッピングジュエリー

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宝石品質判定講座―諏訪先生


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2016年08月27日

第一回 宝石を観る会

豊富な岩石や宝石標本に触れて学べるのが日本宝飾クラフト学院の宝石学コースの特徴です。
Gem-A(英国宝石学協会)認定のFGAを目指して勉強した卒業生、勉強中の在校生とGJ資格取得者を対象として以下の日程で第一回「宝石を観る会」を開催しました。

 日時:2016年8月25日(木)
 内容:鉱物標本、宝石原石の観察、カット石の鑑別、レア・ストーンの展示、宝石クイズ など

大勢の方々が集まって賑やかで楽しい会となりました。
卒業後も宝石を観て学べる機会をもち、ブラッシュアップしていくことが重要です。
今後も「宝石を観る会」を続けて行きたいと思います。
奮ってご参加ください。

宝石学部  伊藤映子

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宝石を選んで観るとたくさん聞きたいことが出てきます。

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お茶やお菓子も食べながらたくさん宝石を見ます。

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2016年08月01日

Summer Craft Collection

7月29日〜8月1日渋谷ヒカリエにてSummer Craft Collectionに総合学科卒業生で専科の三木るり子さん、山本のぞみさん、市川友里絵さんの「RNY」グループが参加。
三木さんは蝶々をモチーフに展開した作品を出品していました。
手作りにこだわるクリエータが集まり、木工、陶器、樹脂など多彩な雑貨やアクセサリーを発表、販売をしていて楽しく見ることが出来ました。
卒業生の白鳥朝子さんもオリジナルのジュエリーで参加していました。

大場よう子

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三木るり子さん

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2016年07月29日

ハンドメイド・クリエイターズファイル

様々な作家のハンドメイド作品を集めた「ハンドメイド・クリエイターズファイル」に、招待作家として学院長の大場よう子先生の作品が掲載されました。

ART BOX Vol.26 ハンドメイド・クリエイターズファイル
 B5版オールカラー 定価2,200円+税

Amazonや本校受付にて販売しています。

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2016年07月22日

第7回SUWAラフダイヤモンドコンテスト2016

理事長の露木先生が審査委員長を勤める第7回SUWAラフダイヤモンドコンテスト2016の入賞作品展が山脇専門学校ギャラリーで開催されています
(7月21日〜7月23日)。
初日にはシンポジウムも開かれ、受賞作品をデザインした方や作品をつくられた方のトークがあり皆さん熱心に聞いていました。
今回はペアリングとのことで、2つをデザインする大変さがあったようです。
最優秀賞の作品はゴツゴツしているように見えても着け心地のは良さそうで、存在感のあるリングでした。

大場よう子

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2016年07月09日

JJAジュエリーデザインアワード2016審査を終えて

7月5日、日本ジュエリー協会JJA会館にてJJAジュエリーデザインアワード2016の審査会が開かれ審査員として参加させていただきました。
今回も素晴らしい作品が数多く応募され、とても楽しく審査させていただきました。
7名の審査員で着想、デザイン、技術とひとつずつ手にとって見たり、モデルに装着してみたりと丁寧に時間をかけて見せていただきました。
プロフェッショナル部門と新人部門に分かれていますが、いずれも力作ぞろいで各賞を選ぶのも審査員全員、真剣です。
4時間にわたる審査を終えて各賞に特別賞も決まり、満足な結果にホッとしました。

学院長 大場よう子

2016アワード審査会

右から 高橋裕二、深澤裕、西田良洋、桂由美、飯野一朗、大場よう子、富永文、クリストファー・イブ

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2016年06月18日

婦人画報「日本人とパール、そしてダイヤモンド」

婦人画報(ハースト婦人画報社)7月号の特集「日本人とパール、そしてダイヤモンド」のリード文を理事長の露木宏先生が書いています。

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皆様にもぜひお読みいただきたく、ここに全文を掲載いたします。

婦人画報7月号は2016年6月1日発売です。

◆日本人とパール、そしてダイヤモンドの歴史

文=露木宏(日本宝飾クラフト学院 理事長・宝飾史研究家)

PDF版はこちらから

原初、白い光が射したとき
ある人間科学・文化心理学者の研究によると、
「白」は4分の1以上の日本人が嗜好色のトップにあげる、特別な色。
他国では類を見ない現象といえます。
ここでは、白く、清らかな輝きで日本人に愛され続けている二大宝石、
パールとダイヤモンドを題材に、その根源に迫ります。

1.パールとの出会いは縄文時代だった

 パールもダイヤモンドもその放つ光は、私たち日本人にとっては特別な輝きだ
った。神秘的な美しさはもちろん、私たちがその光に見出した意味と価値を、パ
ールは古代から、ダイヤモンドについては近世から近代の歴史の中に探ってみよ
う。
 日本人とパールのかかわりは縄文時代までさかのぼる。福井県の鳥浜貝塚から
約5500年前の縄文真珠が発見された。弥生後期から古墳時代には、日本は真珠
の産地として大陸で知られるようになっていた。そのことは、『魏志倭人伝』に
卑弥呼の後継者の壱与が白珠(真珠)5千個を中国に献上したと記されているこ
とからもわかる。奈良時代にもパールは発見されている。『古事記』の撰者であ
る大安萬侶の墳墓から4個のパールが出土し話題になった。
 当時パールは、こうした来世の心の安らぎを祈念するために用いられた他、装
身具に使われていたようだ。正倉院にも多数の小粒パールが伝わり、これらは礼
冠(らいかん)・冕冠(べんかん)と呼ばれる唐風(中国風)の王冠を飾った。
その数は3800個にもおよぶ。
 そして、万葉集には「装身」に関連する歌が747首あり、そのうち玉に関す
る歌は6割近い。中でも白玉の歌が最も珍貴なものとして数多く詠まれている
(小川安郎『万葉集の服飾文化』)。当時、パールは「白玉(しらたま)」また
は「鮑玉(あわびだま)」と呼ばれ、思う人への贈り物、愛情の表現として用い
られることが多かったと思われる。また、装身具として使われることもあり、蘰
(かずら)と呼ばれた髪飾りの一部にパールを使った歌もある。
 では、生活のさまざまな場面でパールを用いた奈良時代の人々は、その価値を
どこに見出していたのか。その答えが隠されているのが、東大寺の不空羂索(ふ
くうけんさく)観音菩薩像である。眉間(みけん)の白毫(びゃくごう)には直
径8ミリ強のパールが埋め込まれている。白毫とは光明(こうみょう)を放つと
いう白い毛のこと。つまり、パールの安らかで静かな輝きに光明、すなわち暗闇
を照らす明るい光(寂光(じゃっこう))や希望を見出したのではないかと推察
される。

2.日本人に芽生えたのは仏教的なダイヤモンド観 


 一方、ダイヤモンドと日本人の最初の出会いは江戸時代前期の1666年、出
島にオランダ船によりダイヤモンドの指輪が1個持ち込まれたことに始まる。だ
がこの時は時期尚早のため、商談自体は成立しなかった。1700年代後半にな
るとダイヤモンドは徐々に日本に入ってきたようで、1762年に平賀源内が湯
島で開いた物産会にはダイヤモンドの指輪が出品された。その時の出品記録『物
類品隲(ぶつるいひんしつ)』ではダイヤモンドは「金剛石(こんごうせき)」
と呼ばれ、源内は「紅毛人持来る所のデヤマン(ダイヤモンド)なり」と解説し
ている。その当時、ダイヤモンドは日本人の認識では、高価な西洋の宝石という
だけではなく、仏典の金剛(最も硬いという意味、転じて仏の智恵)に由来する、
有難い宝石として珍重していたようだ。
 こうした西洋とは異なる仏教的ダイヤモンド観は、近代明治まで続いた。当時
の文豪たちは、書簡や話題になった小説などの中で”金剛石”という言葉を用い
ていた。また、日本人のダイヤモンド観を如実に示す一例に、明治20年に昭憲皇
太后が女子学習院へ下賜された「金剛石」の御歌がある。「金剛石もみがかずば
 珠のひかりはそわざらん 人もまなびてのちにこそ まことの徳はあらわるれ」。
この歌でダイヤモンドの輝きは徳にたとえられ、皇太后の、精神性の高いダイヤ
モンド観が端的に表現されている。

3.パールには「光」を、ダイヤモンドには「徳」を見出して

 日本の女性が、あこがれのパールとダイヤモンドを身に着けられるようになる
のは日露戦争前後のことである。そのころになるとダイヤモンドの指輪を売る宝
石店が都内や大阪などに現れ、その後、御木本幸吉の養殖真珠の店も銀座に開店
している。さらに、ダイヤモンドは『金色夜叉』などの小説や女性像を描いた絵
画にも取り上げられ、幸せと富の象徴として一気に民衆の支持を得た。パールは
ダイヤモンドの強い輝きに及ばないものの、その絹のような優しい光沢は女性を
魅了し、”宝石の女王”としてダイヤモンドと人気を二分した。
 と同時に、かつての日本人はパールに「光明」を、ダイヤモンドに「徳」とい
う特別な精神的価値を見出してきたのではないだろうか。なぜなら、日本人にとっ
て、装身具は「身」を装うだけでなく、「心」をも装うアクセサリーである、と
いうのが共通の概念と、思うからである。明治以降、時代は変わっても、元来、
装身具に心の価値を求める日本文化の伝統は連綿と受け継がれてきた。そして、
これからも私たちはパールとダイヤモンドに特別な思いを抱き、こよなく愛しみ
続けていくのであろう。


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