2017年04月24日

ファッションとアート麗しき東西交流展

横浜美術館で開催中の「ファッションとアート 麗しき東西交流展」には日本宝飾クラフト学院が展示協力をしていて、学院コレクションより多数の作品が出品されています。

4月22日(土)午後2時からは、日本宝飾クラフト学院の露木代表による講演会、「日本のジュエリーの歴史と美―近代の束髪髪飾り、帯留、指輪など」が館内のレクチャーホールで行われました。

まず、明治期の和装の女性が時計鎖をネックレスのようにして身を飾っていたり、和装にブローチ(襟留め)をつけていたりという事例を絵画や写真を見せながら紹介し、古くから日本女性が和服にも洋風の装身具を取り入れていたことを説明しました。
続いて幕末・明治から大正・昭和初期の束髪用髪飾り、帯留、指輪のそれぞれの変遷を絵画や写真、当時の広告などを見ながら詳しく解説していきました。
日本のジュエリーには一般的に思われているよりずっと長い歴史と文化があること、そして昔から積極的に装身具を取り入れるおしゃれな女性が多かったことがよく理解いただけたと思います。
講演会でお見せした写真の中には、今回の展覧会で実際に展示されている作品も多く含まれており、講演を聞いた後に再度展示を見れば、より楽しめるのではないでしょうか。

講演時間は1時間30分でしたが、非常に内容が濃く最後には、質疑応答の時間もあり参加された方は非常に満足していたようです。

ファッションとアート 麗しき東西交流展は、横浜美術館にて6月25日まで開催しています。
ぜひ皆さんもお出かけください。

野澤治仁

ファッションとアート 麗しき東西交流展

会期:2017年4月15日(土)〜6月25日(日) 原則木曜休館
時間:10:00〜18:00(入館17:30まで)
会場:横浜美術館
チケット:一般1,500円
※詳細は上記公式サイトをご覧ください。

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横浜美術館

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講演会風景

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質疑に応える

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会場入り口で(写真左から露木先生、大場先生、JJDA前会長菅沼さん)

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2017年04月01日

並河靖之 七宝(明治七宝の誘惑−透明な黒の感性)

東京都庭園美術館で行われている七宝展へ見学希望の生徒と見学に行きました。
庭園では今、桜が咲き始めていましたが小雨が振り始めたため皆は、桜を眺める事も無く足早に会場に向かいました。

明治期に制作された壷、花瓶、大皿などが展示され、その精巧さと作品の多さには驚かされました。また、七宝作品の制作工程を紹介する見本や新館では七宝作品が完成する様子が映像で紹介していましたので、これから七宝の授業を受ける生徒には良い見学会でした。
この展示は4月7日まで開催されています。

次回の見学会は、卒業生と講師が行うジュエリーのギャラリー訪問の予定です。
また報告いたします。

野澤治仁

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2017年03月29日

母と娘展

全日制学科卒業生の村井美紘さんの展示会に行ってきました。
村井さんは全日制学科卒業後、作家のアトリエ勤務などを経てイタリアに1年3カ月留学、帰国後に日本で活動し、現在アトリエ treSensi jewelry worksを主宰しています。

村井さんの作品のほぼすべてに、イタリアで学んだインチジオーネ(洋彫り)が施されています。学校で始めて彫った銅板から展示されていて、技術の進歩がうかがわれました。
繊細な模様が施され、宝石を使っていない作品もキラキラと輝いていて、展示会に訪れた方々も魅了されていました。

クラフト在学中から興味をもって取り組んできたガラスやガムランボールの作品も展示されていました。ガラスはボロシリケイトガラスで通常のガラスより強度があって石留めもできるそうです。シルバーの枠との組み合わせでジュエリーにしていましたが、一見すると見たこともない不思議な宝石が留まっているように見えます。
ガムランボールは、振ると澄んだいい音色がしました。彫模様がされたペンダントは、ギャラリーの近くにお勤めの方が見てすぐ気に入りその場でお買い求めたそうです。

今回の展示会は、村井さんのジュエリーと一緒に、村井さんのお母様の沖縄の自然を描いた絵画も展示されています。ご主人の仕事の関係で行った沖縄の自然が忘れられず、沖縄の絵を描き続けているそうです。美しい緑が、ギャラリーを華やかに彩っていました。

展示会は、4月2日(日)まで東京駅近くのギャラリーモーツァルトにて開催しています。道路に面した窓の大きいステキなギャラリーです。ぜひ皆さんもお出かけください。

◎母と娘展
会期:2017年3月27日(月)〜4月2日(日)
時間:11:00〜19:00(初日13:00から、最終日17:00まで)
会場:ギャラリー モーツァルト
東京都中央区京橋1-6-14YKビル1F

学務 深谷

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村井さん

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インチジオーネを施した多くの作品が展示されていました

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バングルはサイドにも模様が彫ってあります

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オリジナルのガラスを使ったジュエリー



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2017年03月25日

AJCクリエイターズコンテスト展2017

AJCクリエイターズコンテスト」展に見学希望の生徒を伴い見学に行ってきました。
場所は桜の花が咲き始めた上野公園内にある東京都美術館です。

展示作品は、ビーズ素材などを巧みに使いボリュームがあり、色使いやも華やかな作品で、普段生徒が触れている素材とは違いがあるようで、みな興味深く見学していました。
この展示会は27日(月)まで行われています。

また、学院所蔵の「世界各地に伝わるシルバーアクセサリー」も特別展示されています。
特別展示されているシルバーアクセサリーは70点弱展示されていますので、こちらの作品もぜひご覧ください。

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特別展示された学院コレクション

野澤治仁

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2017年03月01日

生き物文化誌学会 宝石珊瑚例会「宝石珊瑚 生き物と文化の多様性を探る」

2月25日(土)に立正大学にて、生き物文化誌学会 宝石珊瑚例会その3「宝石珊瑚 生き物と文化の多様性を探る」が開催されました。
宝石珊瑚について、生物学的視点から、文化的視点まで様々な研究者が宝石珊瑚について講演を行いました。

今回の主催者の代表である立正大学教授の岩崎望氏は、露木理事長主催のジュエリー文化史研究会の会員でもあります。プログラムは、岩崎氏の宝石珊瑚の生物としての多様性の講演からスタートしました。

4番目に講演した露木理事長は「珊瑚を用いた宝飾品の歴史」テーマで、江戸時代の浮世絵を見せながら当時の女性がどのような珊瑚の簪を身につけていたのかを説明し、貴重で縁起物でもある珊瑚に当時の女性たちが魅了されたこと、べっ甲とともに憧れの宝石であったこと、日本人の黒髪に赤い珊瑚が映え、日本髪に必須の髪飾りとなったことなどを話しました。
講演後の休憩時間に、ロビーにて持参した珊瑚の簪の見本を公開すると、聴講者が大勢集まり熱心に見ていました。

全て発表が終わり、オペラ歌手による珊瑚に関する歌の後、全ての登壇者によるパネルディスカッションが行われました。
珊瑚の赤が持つ意味、珊瑚の財産的価値と今後の保護などのテーマでそれぞれの立場から活発的な議論が交わされました。最後は、会場の聴講者からの質問に登壇者が答えました。ジュエリー業界からの参加者が多かったためか、珊瑚ジュエリーに関する質問が露木理事長に集中していました。

4時間以上に及ぶ講演会でしたが、非常に内容が濃くあっという間に終わった感じがしました。参加された方も非常に満足されたようでした。

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浮世絵に描かれた珊瑚簪を解説する露木理事長

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ロビーで珊瑚簪に見入る参加者の皆さん

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パネルディスカッション

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主催者代表の岩崎望氏(中央)



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2017年02月07日

JTOジュエリーデザイン画コンテスト

2月2日(木)にジュエリータウン御徒町主催のジュエリーデザイン画コンテストの表彰式が上野区民館で行われました。受賞者、審査員に加え台東区長など来賓も多数出席し、会場は満員でした。
グランプリの東京都知事賞には、クラフト学院の専科デザイン科の太田久朗さんの作品が輝きました。
太田さんは、他業種で働く社会人ですが、クラフト学院の専科でジュエリーデザイン画を学んで今年で8年目になります。今回のグランプリの受賞は、長年コツコツと技術や感性を磨いてきた賜物でしょう。会場の皆さんも太田さんの若い感性と自由な発想に驚いたようでした。
また、パールプランナー賞を全日制学科(本校)の長内美珠稀さんが、ミユキ賞を全日制学科(大阪校)の大西久美子さんが受賞しました。
大西さんは大阪からお母さんと共に授賞式に参加されました。在学中のいい思い出になったと思います。

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東京都知事賞 太田久朗さん

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パールプランナー賞 長内美珠稀さん

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ミユキ賞 大西久美子さん

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受賞された方と審査員、主催者の皆さん

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左から長内さん、太田さん、大場先生、大西さん。



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2017年01月30日

第二回 「宝石を観る会」

1月25日(水)「宝石を観る会」を開催しました。

今回は「赤色石」をテーマとして、クラフト学院 宝石学部の卒業生、在校生が集まり和やかな会となりました。
岩手、大阪、福島など遠方からも、お忙しい中ご参加いただき有難うございました。
宝石の原石、カット石の観察、レアストーン展示など、教室がたくさんの標本石で溢れました。
また、卒業生は久しぶりに宝石鑑別に挑戦し顕微鏡を覗きながら奮闘していました。

また機会を見て「宝石を観る会」を企画いたします。
何かご要望がございましたら、宝石学部までお寄せください。
皆様のご参加をお待ちしております。

宝石学部

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2016年12月27日

竹ノ内ひと美さんの個展

イルミネーションが美しい原宿で、本校の総合学科を卒業の竹ノ内ひと美さんが個展を開きました。
ギャラリーは竹下通りの少し先のデザインフェスタギャラリーです。
会期はクリスマスの23日、24日、25日でしたが、たくさんの友人、知人が来ていて作品も売れているようでした。
クラフトで習ったワックスカリキュラムのソフトワックスを生かし、バラをベースに彼女がデザインしたシリーズです。
バラのふちに金彩(金メッキ)を施し、華やかなリングでした。
意欲的に挑戦してデザイナーへの道を歩みだしているようです。

大場

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竹ノ内さん

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竹ノ内さんの作品

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イルミネーション

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2016年11月30日

2016年度「クラフト学院 宝石学部修了式」 無事終了

11月25日(金)18:00から「クラフト学院 宝石学部修了式」 が行われました。今年も多くの合格者が出て嬉しい限りです!
今年のGem-Aファンデーションならびにディプロマ試験の合格者をはじめ、卒業生と在校生が大勢集まり賑やかな会となりました。
一般社団法人 日本宝石協会 副理事長 ニラーム・アラウディーン氏 からGem-A証書の授与、続いて大場学院長からクラフト学院の修了証書が手渡され、会場は晴れやかな笑顔と拍手で包まれました。
今年のディプロマ合格者の内、5名はロンドンでもGem-Aの授与式にも出席し、その様子を凱旋報告をしてくれました。
また、ディプロマ合格者による「ホープ・ダイヤモンド」に関する研究発表もあり、在校生には大きな刺激となったことでしょう。
試験までの勉強の仕方、苦労話、合格の感激など、卒業生と在校生の和やかな交流の場となりました。
クラフト学院で宝石を学んだ卒業生が今後大いに活躍されることを期待しています。

宝石学部
伊藤・若月

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大場学院長の祝辞

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アラウディーン氏の祝辞

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ディプロマコース修了生の皆さん

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卒業生・在校生の皆さん

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若月先生の音頭で乾杯

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ロンドンの授賞式に参加された皆さん

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2016年11月19日

口田薫ジュエリー展

クラフト学院の在校生、卒業生、講師からなる創作ジュエリーグループ「ピクシスの会」の会員の口田薫さんが、今銀座大黒屋ギャラリーで個展を開催しています。
口田さんは専科で、貴金属加工、ワックス加工、そして彫り留め彫刻を学び、子育て主婦業をしながら、オリジナルジュエリーをコツコツ創ってきました。
特に力を入れたのが彫りです。独特のテクスチャー模様を金やプラチナに施してやわらかい金属の光の反射を表現しています。
今回のテーマはカメオ作品です。イタリアのカメオ彫刻家に自身のデザインを渡して、一つ一つ手で彫って作っていただいたそうです。
会期は明日20日の4時30分まで。
近くにお出かけの方は立ち寄ってみてはいかがでしょう。

佐藤絹枝

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口田さん

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口田さんの作品

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職人手作りのカメオ

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