★倉敷市阿知 天満屋 4 F  
会期2017年11月10日(金)〜2017年11月16日(木) 最終日は午後3時に閉場いたします。
−古代文学の美学−
岡本 悍久展
2017-11-10現代芸術の冒険家 岡本悍久への密かなる願い 
 私が初めて作品を目にしたのは6年前の秋、ニューヨークで開催された初個展「白と黒の世界から消滅のアートまで」だった。即興で描いた画像が時間の経過とともに消える「消滅のアート」(非絶対主義絵画)をテーマに岡山県倉敷市で創作活動を続ける画家ということでお目にかかった。
 「消滅のアート」でニューヨーカーたちの顎を外した岡本だったが、本人は「ニューヨーク展では予想以上の反響を得たとはいえ、絵画史的な肯定的評価はまだ高いとは言えない。が、『画像が消滅』ということを可視化した『消滅のアート』作品は、『芸術とは何か』を問いかける新たな視覚的言語表現として受け止めてもらえたのではないか」と語る。
 そして今度は、絵画化した日本古代やウガリットなどの古代文字アートだ。不思議な線。傷というより、太陽系と地球の磁力による、人間の想像力をこえた幾何学模様にも見えてくる。古代の文献や史跡から発掘されたメッセージを読み解いて、それをまた新たなアートへと昇華させる行為は、現代芸術の冒険家と言ってもいい。
 次々と生み出される作品は、世界に通用する才能の具現だ。時代にとらわれない、時の流れを超越したメッセージの強さを作品のどれもが持っている。
 KANKYU OKAMOTO という文字が、世界のアートシーンで日本を代表する現代芸術の代名詞となることを芸術のメルティング・ポット、ニューヨークの地から密かに願っている。
「週刊NY生活」発行人 ニューヨーク生活プレスCEO
三浦良一


★倉敷市中央 ギャラリー倉敷  11月14日〜11月19日まで
藤原正志展
油絵の抽象絵画

★倉敷市中央 日本郷土玩具館プラスワンギャラリー 11月14日まで
今井和世×Mellow Giass 

★倉敷市本町 ギャラリー十露  11月11日〜11月19日まで
手作り個展
バッグ、和紙のハガキ 他