カテゴリ:【舞台出演/ワークショップ】 > ◇2007/隣にいても一人:三重編(with青年団)@三重県文化会館
その後の隣にいても一人
三重・広島・青森・熊本の四つの地方にオリザさんが滞在し、
地元ゆかりの役者(とかシロウト)を使って、
それぞれの方言を用いて上演された『隣にいても一人』。
来月はいよいよ、各Aチームが東京に集まって、
“隣にいても一人祭り”が華々しく開催される。
・・・いや、“祭り”はウソだす。
で、2007年の四地方に加え、
7年前にこの芝居が最初に上演された帯広編や、
初めて滞在型で上演された盛岡編、
そして関西編やら英語版やら、
なんと合計8種類もの『隣にいても一人』が、
オリザさんたち青年団の本拠地:こまばアゴラ劇場でもって、
一挙に上演されるのです。
http://www.seinendan.org/jpn/blog/07tonari/tokyo.html
その公演の舞台美術が、三重編のセットに決まりました。
舞台美術もまた、各都市でのワークショップを経て、
参加者のいろいろなアイデアから生まれていったもの。
四者四様のユニークな舞台美術だったんですが、
今回、投票とか劇場とのバランス等を鑑みた結果、
みなさんが見に来てくださったあの舞台美術が、
東京でも再現されることになったのです。
http://www.seinendan.org/jpn/blog/07tonari/butai.html
優劣の話じゃないんだけどそれでも、
“三重のになった”って言われりゃうれしいわけで、
それはゲネプロで舞台から落ちたから余計に愛着あるわけで、
でもこまばアゴラ劇場は高低はないんだっけ?とか思いながらも、
実感としてはホントに芝居したのかわたしゃ!?ってな感覚で、
よい思い出になっている年の瀬でゴザイマス。
そういや、9月の舞台のDVDのマスターがあがったとか。
僕らの手元に届くのは、まだ少し先になりそう。
あ、最近知ったんだけど、『医龍2』の院長や、
『ハゲタカ』で外資ファンドの中延役をやってた志賀廣太郎って人は、
青年団の役者さんだった。びっくり。
ちょうど今だって、東京で青年団の舞台に出てるのだ。
そしてそこには共演者として、
『隣にいても一人』三重編Aチームの“すみえ”さんが出てる。
なんか近いような遠いような親近感のような、不思議な感じがする。
そうそう、志賀さんについて調べてたら、『ワンダフルライフ』にも出てた。
僕の大好きな映画なのだ。それにもちょっとびっくり。
というわけで、僕の中ではおぼろげな感じになってきた『隣にいても一人』だけど、
まだまだまだまだ、続くのです。
※念のため言っときますと、僕は三重編の“Bチーム”でしたので、
1月の東京公演には出ないです。“義男A”のAチームが出ますデス。ハイ。
四十日ぶりの小ホール。
甥っ子のピアノの発表会があった。
三重県文化会館小ホール。
おぉぅ!甥っ子ょオマエもか!
もうあれから1ヵ月半も経つんだねぇ。
ちょっと感慨深い。
そういやちょうどまさに今、
『隣にいても一人』の広島編の公演中だ。
広島の義男Aを演じるのは、
三重編の舞台監督でお世話になった河村さん。
オリザさんとこの青年団の人であり、
広島の劇団の看板役者でもあるらしい。
地元のタウン誌じゃあ表紙にもなってる有名人だとか。
ホンマなのか!?
三重編の打上げの時、同じ義男ってことで
“パクらせてもらいます”って言われたなぁ。
中国地方のみなさん、よろしければこちらへどうぞ。
http://www.seinendan.org/jpn/blog/07tonari/hiroshima.html
すでに2・3・4日の分は終了してるけど、
今週の木曜8日から11日まで連日、公演があります。
くるぶし、この義男をやってたのか〜、なんて思いながら、
観ていただくのも一興かと。
そうそう、三重編の舞台の写真やDVDが、
今月にはいただけるようです。
写真はね、先日一応ざざっと見ました。
れっきとした舞台写真家の方に撮ってもらってるのですゾ。
で、観に来てくれたみんなが言うように、
まったく普通な僕が写ってました。
だけど“普通を普通に撮るのは難しいのですよ”と写真家さん。
勉強になりました、とまで言われてしまいましたワ^^;
舞台上なのに、あまりにも役者的じゃなかったんでしょうなぁ。
写真はさておき、DVDについては、
観たい!って人には、ダビングしようと思います。
けどダビングする気はあっても、ダビングする機械はないので、
それはまたおいおい、誰かに助けてもらいましょう。
いやまてよ?他の出演者にも聞かなきゃダメか。
ダビングなんてもってのほか!って人も、おるかもしれんなぁ。
うーむ、ちょっと保留。
そんなこんなで、小ホール。
上手に「アラベスク」を弾いた後で、
僕と受付周りや廊下で遊んでた甥っ子、
なんと他の子に花束渡す役目があったのをコロッと忘れてたらしく、
あとから大目玉をくらっておりました。わっはっは。
外伝:『隣にいても一人』〜お気遣いに感謝m(..)m
外伝:『隣にいても一人』〜裏側でポン!
外伝:『隣にいても一人』〜楽屋でポン!
朝日に舞台評が載りました。
朝日新聞の[展望:三重の文芸]という評論のページに、
先日の『隣にいても一人』が取り上げられています。
もしかしてBチームのこと!?うれしいぞな。
記事はこちらで読めまする。
ヨソの新聞記事の受け売りのような、
若干“?”な記述もあるけどネ〜。
外伝:『隣にいても一人』〜落下する男と蓄光テープ
よくあるでしょ、
明るかった舞台が一旦暗くなって、
次に明るくなった時には役者がそこにいる、ってやつ。
これがすごくナゾだった。
で、今回の芝居初体験で、そのナゾが解けた。
しかーし、ナゾが解けただけではなかった。
恐ろしいことに今回は、
自分がソレをしなきゃいけない立場だった。
なーるほど!って言ってる分にゃラクだけど、
それを自分がしなきゃいけない、ってのは
物凄いプレッシャーだった。
冗談ヌキで、セリフを覚えるのと同じくらいの恐怖だった。
小屋入りといって、今までの稽古場を離れ、
実際の会場で稽古を始めたのが本番の数日前。
会場自体の広さの違いから来る声や動きの確認、
上手下手への移動距離の確認、
照明等も鑑みながらのポジション決め・・・。
そんな中に、暗転の間の移動もあった。
で、やっと永年のナゾが解けた。
実はあの暗闇の中、長さ3センチほどのテープが、
目印として床や柱、机に貼ってある。
幅3ミリほどのそのテープは、明るい時に光を蓄え、
暗くなると光って見えるというものだ。
目覚し時計の文字盤についてるようなヤツ。
暗闇に光るガイコツとか。
※畳のとこ。段差がわかるように。
こんなちっちゃいんだゼ!
※曲がり角。これより左は、、奈落!
あぁ、おそろしか。。
暗転の確認というのは、
所定の秒数内に移動ができるか、が焦点になる。
どうやってもハミ出ちゃうようなら、
暗くする時間を長くする。
しかし全く初心者の僕としては、
何秒でたどり着けるか以前の問題として、
たどり着けるのかどうか、それが何より重要だ。
で、初めてそこで真っ暗にしてもらった時、
僕にはそのテープがさっぱり見えなかった。
ただの闇。えらいことだ。
何がどこでどう光ってるって???
これには焦った。
昔から自分の眼が、
暗闇にも眩しいのにも弱い気がしてたけど、
この状態でみんなホントに見えてんの!?
ビビっただけでその日は終わった。
なぜなら舞台を使っての稽古は、
Aチームが中心だったから。
翌日、やっとテープが見えた。
あぁ、確かにある。光ってるワ。よかった。。
※これがですなぁ、
※こうなるワケですわ。
で、なんとかたどり着けるようになり、
最初のうちは明るくなっても、
まだたどり着けず動いてる途中だったりしたのが、
やっと時間内にできるようになった。
セリフ覚えと同等のプレッシャーから、
ようやく解放されたのだ。
めでたしめでたし。
・・・のはずだったのが、
本番当日の午前中に行われたゲネプロで、
僕は見事に暗闇の中、舞台から落ちることになる。
テープは見えてはいた。
でも、ポツポツポツと見えるテープが、
どこのどの位置を示してるんだか、
暗闇の中で遠近感もなくなっちゃって、
さっぱりわかんないけど歩いて行った。
片手にお茶の入った湯呑み茶碗、片手にカバンと本、
くちびるに火の酒、背中に人生を。嗚呼。。
落ちた瞬間、“アブナッ!”って叫んだのは覚えてる。
同時に、“ドーーーーン!”と音がしたのも。
そしてお茶が身体にかかったのも。
ところが、そのあとの記憶がない。
次の記憶は、
“お、座布団がちゃんとお尻の下にあるけど、まだ暗いままだ!”
というもの。そのあと本を広げ、寝転んで読む体勢も整えられた。
そして明かりがつく。三場の始まり。
出演者もスタッフも、僕がそこにフツウにいて、
演技し始めたのが何よりビックリだったらしい。
そらそうだ。
本人だって後からどう考えても、どうやって舞台に上って、
所定の位置までたどり着いたのか記憶がないんだから。
ま、ケガもなく、ちょっとお茶が滴っただけだったし、
何よりもひとつ、伝説を作ったぞ。
それはオリザさんの劇団:青年団の二十数年の歴史において、
未だかつて舞台から落ちた人はいないらしい、ということだ。
やっはっはっ!第1号だ。
まぁ、暗転自体がない劇団らしいから、
当然といえば当然だけど。
というわけで、
考え得る以上の失態をゲネプロでやらかした僕にとって、
もう本番は怖くも何ともなかったのだった。
そんな暮らしの中で
ミニストップでバジルチキンサンドを買って、
クルマん中で爽健美茶と一緒に食べ終えても、
はごろもフーズのオッサンはシーチキンを満載したクルマん中で、
地図広げてケータイ通話しつづけてる。
しょーがない。
強奪も名刺交換もかなわず、エンジンキーを回す。
春には桜で華やいでた堤防沿いの道も、
この時期はなんとも重たげで、
降り出した雨のせいもあるのか、
川そのものもなんだか澱んで見える。
走ってるうちに眠くなってくる。
途中の道の駅で仮眠をとる。
ゆうべは、今週末に東京へ旅立つ昇平Aを送る会があり、
名古屋からの帰り、お開き間際になんとか顔を出したはずが、
そのまま場所を移すことになり、
結局手を振って別れたのは午前2時だったのだ。
小一時間ほど眠って起きたら、すっかり暗い。
気分一新、景気のいい歌を聴きながら帰ることにする。
ということで、A面にチェッカーズ、
B面に吉川晃司の詰まったカセットをセットする。
♪ちっちゃな頃から悪ガキで〜 と、歌い狂いながら高速を行く。
『Rain Danceが聞こえる』あたりで家に着く。
カバンを降ろし、一息つくと娘Bが言う。
「マッサージしてぇ」
部活で張った筋肉をたまにほぐすのが、
いつの頃からか僕の役目になってる。
けれどもすぐに「マッサージのしあいしよかぁ」と言い直す娘B。
疲れてるように見えたか?
「オケー。とりあえずメシ食うわ」と言いつつ、
“マッサージの試合”だったら?審判は誰?とか思う僕。
テレビでは、浜田の番組をやってる。
これがどーにもツマラン。やる気ないんかハマダ。
期末特番というか、期首特番というか、
ゲーノー人を集めて長時間、
くだらないことにカネをかけるバカ番組のシーズンが、
またまたやってきたのだ。
チャンネルを替える。
とんねるずだ。
“みなさんのおかげ”の20周年。
これはオモロイ。めちゃめちゃ笑える。
考えてみりゃ20年前ってことは、20代前半。
しっかりリアルタイムで見てたクチだ。
木梨のセンスがとにかく好きだった。
笑いだけじゃなく、音楽の面でも。
こないだ『隣にいても一人』の最終公演本番直前に、
舞台上で声出しのために歌った♪ガッチャミャ〜ン!も、
もとはといえば木梨の『ノリダー』の歌い方だ。
チビノリダ―は電車男になり、
ハイハイしてた我が赤子は来年就職。
そしてさっきまでクルマで聴いてた、
“チェッカルズくんたち”もいい味出してる。
いやぁ、おもろかったなぁ、なんて思いつつふと気づいたら、
マッサージされながら娘B、眠りの舟こぎ。
をい。オレは?
娘Aが帰って来た。
クルマを買い替えるという。
去年買った軽から、今度はルポだかなんだか。
どちらも中古だけど、ぜんぶ自分の金でやってる。
えらいもんだ。
「あした早番やで、寝る!」
「あのひと・・・」と、娘Bを指さす僕。
一瞥し、「・・・知らん!」と言い放ち去っていく娘A。
芝居は終わり、日常が戻った。
でも日常も十分、あの芝居みたいじゃないか?
生きていくとは、こういうことだ。
一個一個を、大事にしなきゃ。
ちなみに午前0時過ぎに起こされた娘B、
ちゃんと僕の背中を足でマッサージし、眠りに就きました。
クルマん中で爽健美茶と一緒に食べ終えても、
はごろもフーズのオッサンはシーチキンを満載したクルマん中で、
地図広げてケータイ通話しつづけてる。
しょーがない。
強奪も名刺交換もかなわず、エンジンキーを回す。
春には桜で華やいでた堤防沿いの道も、
この時期はなんとも重たげで、
降り出した雨のせいもあるのか、
川そのものもなんだか澱んで見える。
走ってるうちに眠くなってくる。
途中の道の駅で仮眠をとる。
ゆうべは、今週末に東京へ旅立つ昇平Aを送る会があり、
名古屋からの帰り、お開き間際になんとか顔を出したはずが、
そのまま場所を移すことになり、
結局手を振って別れたのは午前2時だったのだ。
小一時間ほど眠って起きたら、すっかり暗い。
気分一新、景気のいい歌を聴きながら帰ることにする。
ということで、A面にチェッカーズ、
B面に吉川晃司の詰まったカセットをセットする。
♪ちっちゃな頃から悪ガキで〜 と、歌い狂いながら高速を行く。
『Rain Danceが聞こえる』あたりで家に着く。
カバンを降ろし、一息つくと娘Bが言う。
「マッサージしてぇ」
部活で張った筋肉をたまにほぐすのが、
いつの頃からか僕の役目になってる。
けれどもすぐに「マッサージのしあいしよかぁ」と言い直す娘B。
疲れてるように見えたか?
「オケー。とりあえずメシ食うわ」と言いつつ、
“マッサージの試合”だったら?審判は誰?とか思う僕。
テレビでは、浜田の番組をやってる。
これがどーにもツマラン。やる気ないんかハマダ。
期末特番というか、期首特番というか、
ゲーノー人を集めて長時間、
くだらないことにカネをかけるバカ番組のシーズンが、
またまたやってきたのだ。
チャンネルを替える。
とんねるずだ。
“みなさんのおかげ”の20周年。
これはオモロイ。めちゃめちゃ笑える。
考えてみりゃ20年前ってことは、20代前半。
しっかりリアルタイムで見てたクチだ。
木梨のセンスがとにかく好きだった。
笑いだけじゃなく、音楽の面でも。
こないだ『隣にいても一人』の最終公演本番直前に、
舞台上で声出しのために歌った♪ガッチャミャ〜ン!も、
もとはといえば木梨の『ノリダー』の歌い方だ。
チビノリダ―は電車男になり、
ハイハイしてた我が赤子は来年就職。
そしてさっきまでクルマで聴いてた、
“チェッカルズくんたち”もいい味出してる。
いやぁ、おもろかったなぁ、なんて思いつつふと気づいたら、
マッサージされながら娘B、眠りの舟こぎ。
をい。オレは?
娘Aが帰って来た。
クルマを買い替えるという。
去年買った軽から、今度はルポだかなんだか。
どちらも中古だけど、ぜんぶ自分の金でやってる。
えらいもんだ。
「あした早番やで、寝る!」
「あのひと・・・」と、娘Bを指さす僕。
一瞥し、「・・・知らん!」と言い放ち去っていく娘A。
芝居は終わり、日常が戻った。
でも日常も十分、あの芝居みたいじゃないか?
生きていくとは、こういうことだ。
一個一個を、大事にしなきゃ。
ちなみに午前0時過ぎに起こされた娘B、
ちゃんと僕の背中を足でマッサージし、眠りに就きました。
兄弟御紹介。
祭りのあと
ありがとうございました。
初日、無事終了しました。
たくさんの方に来ていただきました。
終演後、サクッと着替えて入口付近に出ましたが、
それまでに帰られた方、
直接お礼ができずすみませんでした。
差し入れやお花もありがとうございます。
激励メール、感想メールも
とてもうれしかったです。
Bチームらしい、
ゆるく危うくおかしげな空気が、
まずまず出ていた舞台だったと思います。
なんかカタいな。
なんでだ?
芝居はゆるいのに。
というわけで本日二日目にして最終日。
4月末から始まった長〜い初体験の、
いよいよ締めくくりです。
お越しくださるみなさん、
不思議な話だけど楽しんでネ。
それから少しはチケットあると思うので、
行ってみよっか…ってもしちょっとでも思った方、
ぜひぜひ足をお運びください♪
Aチーム終了
さっき舞台から落ちたぞ。
さっき、客入れから全て本番どおりにやる
“ゲネプロ”ってのをやったら、
暗闇の中で舞台から落ちた。
二場と三場の間の暗転。
お茶の入った湯飲みと
カバンと本を持ったまま、落ちた。
びっくりした。
でも気づいたら、
ちゃんとしたポジションに着いてて、
芝居は普通に始まった。
それにも、びっくりした。
なんなんだいったい。
で、終わってからのオリザさんのダメ出し。
「落ちないように。」
ありがとうございます。
うにょ〜
素晴らしいスタッフさんのおかげで
モチベーション上がりMAX!
と思ったら二度寝してもた…
チCOX!
m(_ _)m