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百万の手


普通のミステリですが、ちょっと、色々思うことがありました。

母親の異常な執着愛にストレスを感じていて、過呼吸の発作を時々起こしてしまう中学生、夏貴。
そんな夏貴のよき理解者は、親友の正哉。
彼に愚痴をこぼすことで、なんとか、爆発せずにいられる状態です。
しかし、その正哉とその家族が火事で亡くなってしまうのです。
悲しみに沈む夏貴に死んだはずの正哉が、携帯電話を通して語りかけてきます。
親友の死の原因をつきとめるために、夏貴は調査を始めます。

以下ネタバレと、腐女子的感想です。

腐女子の意味が分からない方、嫌悪する方は、以下読まないほうがいいです。
親友を亡くしたところへ、突然現れた夏貴の母親の婚約者という男、東、この人がね、なかなかいいです。
最初は、あなた、ホ○?実はお母さんじゃなくて、息子狙いなの?と、疑ってしまいました。
だって、あったばっかりなのに、父親面だし、なれなれしーし、水商売の人なのに、朝からいそいそと、ゼリー買うために並んでくれるしーで。
しかも、夏貴と仲良し(?)の柴原先生に敵意むきだしだし。
嫉妬か?と思いました。

でもね、違ってたんですよ。
本当に彼は「父親」になりたかったんですね。
絶対に無理だと思っていたものを、得られたことで、少し浮かれていたのと同時に、最初から夏貴の生に重いものを負わせてしまった柴原先生に、複雑な思いがあったりしたんですね。

いい親子になれると思います。

親友の正哉が、途中で消えてしまうと思いませんでした。
2度も大切な人を無くすのは、辛いですね。
でも、ずっと傍にいてくれたんだって、最後に分かってよかったです。

ところで、最終的に黒幕と実行犯は分かったんですが、正哉たち一家が何故死ななければならなかったのか、が、結局分かりませんでした。
クローンの件とは、関係なかったんですよね?
誰が、妹のことを、話したのか、書いてありましたっけ?
柴原先生が、体の悪い奥さんに同情して話したのかなあ。
それで、クローンのこともばれたと、犯人が勘違いしたんでしょうか。

そして、柴原先生、大事なことなのに、結構管理杜撰ですよね。
色々疑問は残りましたが、萌え満載で面白かったです。