栗野的風景

写真と文章で綴るフォトエッセイ

筑後吉井のひな巡り〜おきあげ(押し絵雛)を見たくて

おきあげ01

 ひな飾りといえば段飾りのイメージが強いが

誰もが家に段飾りのひな人形を飾ることができたわけではない。

そこで庶民の間で広まったのが段飾り雛に比べると安価、手軽に飾られる押し絵雛。

綿や着物のはぎれ等の布地で立体的に作った絵を板などの上に貼り合わせた手作りの雛人形。

絵の題材は歌舞伎や浮世絵から模したものが多く、羽子板をイメージすると分かりやすい。

おきあげ02

 押し絵雛は全国各地でも見られるが吉井ではこの押し絵雛のことを

「おきあげ」と呼んでいる。

語の由来は「押し上げる」からのようだ。

押し上げて浮き上がらせる→押し上げ→おきあげ、と転じたようだ。

他にも寝ていたものを起こす、起こし上げ→訛(なま)って「おきあげ」になったという説も。

おきあげ05

 箱雛の周囲を「おきあげ」で飾ったり、藁や畳の縁に刺して飾ったりしたが、

大分県日田の刺し雛、臼杵の紙雛も同類で、いずれも庶民の雛飾り。

おきあげ03


おきあげ04


おきあげ06


おきあげ07






満開になっている太宰府天満宮梅園の梅

太宰府梅園13

 今年の気温は上下が激しいものだから花の咲き具合いもバラバラ

とっくに散っている梅もあれば今が見頃の梅もある。

太宰府梅園04


太宰府梅園05


太宰府梅園08


太宰府梅園09

 下の写真は2月下旬に撮影したもので

紅梅と蝋梅(ロウバイ)の黄色い花が一緒に咲いている。

太宰府梅園10


太宰府梅園14


ブーゲンビリアの中に飾られる南国ひなまつり

南国ひな祭り02

 「南国ひなまつり」会場は柳川市内から少し離れた場所にある

杏里ファームがこの時期に行っているひな祭り。

「南国」というネーミングはブーゲンビリアの中に飾られていることからで

文字通りにブーゲンビリアの花が咲く中に多くのひな人形が居て出迎えてくれる。

南国ひな祭り03

 柳川さげもんめぐりの他会場と違ってここは入場料500円が必要だが

その代わりにお米2合がプレゼントされる。

南国ひな祭り06


南国ひな祭り09


南国ひな祭り10

 訪れた日の前日は午後から雨で風もあったためだろう人形が風で傾いていた。

南国ひな祭り04


南国ひな祭り07


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南国ひな祭り01

 個人的に気に入ったのはかぐや姫を思わせる上のひな飾り

南国ひな祭り05



Dynabook Direct

太宰府天満宮の梅園が見頃

太宰府梅園02

 太宰府天満宮の飛梅はさすがにもうほぼ散っているが

梅園には紅白梅やしだれ梅が見頃になって待ち構えている。

訪れた日は平日だったが多くの観光客で参道が埋め尽くされていたのには驚いた。

太宰府梅園03

 上の写真は曲水の宴が行われる曲水の庭。

毎年3月の第1日曜日に行われ、今年は3月1日(日)に行われた。

曲水の宴とは十二単衣や衣冠束帯の平安装束に身を包んだ参加者たちが

上流から流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでの間に歌を短冊にしたため

盃を飲み干すという平安時代貴族の一種の遊び。

「曲水」と言われるように庭の中に小川が曲がって作られている。

太宰府梅園06


太宰府梅園12


太宰府梅園01


太宰府梅園11


北原白秋生家のひな飾り

白秋生家02

 柳川を代表する有名人といえば詩人・北原白秋

その生家・記念館が沖端にある。

外から見てもかなり大きな屋敷で江戸時代には海産物問屋を、

白秋の時代には酒造業を行っていたが、明治34年3月、沖端の大火で類焼し母屋だけが残った。

そのため旧家の建築等を期待して行くとあまり見るものはないかも。

白秋生家01

 飾られている雛人形も北原家所縁のものかどうかは説明表示もなく不明

それでも十分柳川情緒は楽しめる。

白秋生家03


白秋生家05


白秋生家04


柳川ひな祭り「さげもん」めぐり(3)〜亀の井ホテル柳川のひな飾り

亀の井ホテル01

 柳川のひな祭りは4月3日までと2か月近くも飾られているから

街を歩けばどこでもひな飾りを見ることが出来るし

お店などは中に上がって見せてくれるところもあるから

1日では見て回れないほど。

亀の井ホテル02

 これは宿泊施設「亀の井ホテル柳川」のロビーに飾られた「さげもん」

堀を挟んで御花の反対側にあり、宿泊客でなくても、ひな飾りを見ることが出来る。

ホテルの裏側が堀になっていて川下りの乗船場所もある。

亀の井ホテル03

堀の水を抜いて清掃する「水落ち」期間は今年は2月16日〜2月25日までだから

これからさげもん巡りをするなら川下りもいつものコースで楽しめるだろう。

亀の井ホテル04

ひな飾りはどこで見ても同じみたいに思えるが

場所によってそれぞれ見せ方も工夫されているからいくら見ても楽しめる。

亀の井ホテル05






柳川の街はどこもかしこも「さげもん」だらけ

柳川さげもん巡り01

 西鉄柳川駅を降りると「さげもん」の案内ポスターが歓迎してくれる。

柳川さげもん巡り09

 柳川と言えば思い付くのがウナギのせいろ蒸しと川下りだろうが

この時期は「水落ち」といって水門で堰き止めて掘割に流れ込む水を止め

堀を干して清掃するため、川下りのコースも柳川駅に近い部分だけの短縮になり

沖端の方には行かないから、船から「さげもん」を眺めたり、船頭が橋の上に

飛び移る光景を期待するとちょっとガッカリするかも。

柳川さげもん巡り10


柳川さげもん巡り04

 柳川駅から少し歩き柳川橋を右に渡って行くと秋季大祭の「おにぎえ」で有名な

三柱(みはしら)神社が右手に見えるが、境内にも「さげもん」が飾られていたのにはビックリ。

まさか拝殿前に「さげもん」がぶら下がっているとは。

柳川さげもん巡り05

下の写真のひな壇は紙久本店の寄贈によるものだろうと思われる。

柳川さげもん巡り08


柳川さげもん巡り07


柳川さげもん巡り06

 京町筋を歩いていると「さげもん」がいくつもぶら下がっているスペースがあり

「ご自由にお入りください」と表示されていたので中に入ってみた。

空き店舗の空間スペースのようで中では御婦人2人が何やら手芸中。

尋ねると「さげもん」の制作中で、別の場所で手芸教室を開いていて

ひな飾りの期間中だけこの場所に出店しているとのこと。

柳川さげもん巡り03

 下は楽器店のショーウィンドーに飾られたお雛様

楽器店だけに官女の脇に琵琶、三味線、鼓が配置されていた。

柳川さげもん巡り02


柳川ひな祭り「さげもん」めぐり(2)〜沖端さげもんパークでさげもんを観る

沖端さげもんパーク01

 御花から堀端を歩いて行くと観光案内所があり、そのすぐ先に「さげもん」が

たくさん飾られているのが見えてくる。

そこが沖端さげもんパークで、ここも見どころの一つ。

段飾りは中央に一つだが、その周囲に上から数多くのさげもんが飾られている。

前回来た時も雨の中で沖端さげもんを見たが、なぜか今回も雨になった。

沖端さげもんパーク02

 ここがいいのはグルっと周囲を回って見ることができること。

沖端さげもんパーク07

 柳川でさげもん飾りが始まったのは江戸末期頃と言われている。

女の赤ちゃんが元気で丈夫に、そして幸せに育って欲しいという願いを込めて

着物の端布や布団の残り布などを利用して飾ったもの。

沖端さげもんパーク03

それだけに飾られるのは縁起物ばかりである。

適当に飾られているように見えるが、そうではない。

縁起物だけにきちんとした決まりがあり、1本の糸に飾り付けられるのは7個で糸の数は7本

そして中央の糸に2個の毬(まり)がぶら下げられるから飾り物の数は合計51個。

沖端さげもんパーク04

 人生50年と言われた時代。

7本の糸に7個の飾りで49。

四十苦労しなくていいようにと願いを込めた数合わせ。

そこに2個の毬を加えることで50年の人生を超えた51になり

長生きを意味している。

沖端さげもんパーク05


沖端さげもんパーク06


柳川ひな祭り「さげもん」めぐり(1)〜柳川観光案内所でさげもんを観る

観光案内所01

 柳川市でひな祭り「さげもんめぐり」が2月11日から4月3日まで

開催中なので2月連休明けの24日、柳川市に行って来た。

「さげもん」とは「つるし飾り」のことで全国各地で見かけるが

有名なのは山形県酒田、静岡県稲取と福岡県柳川が日本三大つるし飾りと呼ばれている。

ひな段の両脇に人形をつるして飾るから、ひな段が一層豪華に、華やいで見える。

観光案内所02

 柳川の場合、つるし飾りを「さげもん」(下げるもの)と呼び

市内各所、商店街の店頭などで見ることができる。

ここに掲載している写真は柳川藩主立花(たちばな)邸「御花(おはな)」近くで

川下りのコースにもなっている沖端にある観光案内所に飾られている雛

入ると上から吊るされている多くの「さげもん」が迎えてくれる。

観光案内所04

 2階に上がることができ、2階の部屋には段飾りとさげもん、

さらにいろいろな雛が飾ってあるのを楽しめる。

観光案内所05


観光案内所06


観光案内所03


観光案内所07

 箱に入っている寿司は本物そっくりに見えるが手作りで

ひな祭りを祝う雰囲気がよく表されている。

観光案内所08

 柳川市観光案内所の雛飾り「さげもん」




遠慮がちに春の訪れを告げる

スイセン26_06

 春だ、春だよ、告げたいに違いない。

でもちょっとうつむき加減で遠慮がちに見える黄色い水仙

きっと気温の上下が激しいものだから

自信をもって「春だよ!」と叫べないのだろう。

でも、大丈夫だよ。

春は着実に近づいているし、ちょっと遅れたり早くなったりしても

君に責任はないから。

地方を旅する面白さ〜臼杵の町を歩く

杵築の町01

 臼杵は坂が多い町である。

そして坂の上下で住む人の階層がこれほどはっきりと分かれている町も珍しい。

坂の上は武家屋敷で谷のようになっている低い地は商人や町人が住む場所で

上下関係が文字通り住む場所の高低で分かれている。

杵築の町02

しかし見方を変えれば武士は急な坂道を登り降りしなければならないわけで

それはそれで大変だったに違いない。

気位ばかり高くても実際の生活面では大変だったということだ。

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 下は杵築藩の家老、中根氏の隠居屋敷跡

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杵築の町07


しだれ梅が見頃に

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 各地で梅便りが聞かれだしたこの頃

住宅地を散歩すれば民家の庭に紅い花弁が目に付き

梅の花の微かな香りが風に乗って漂ってくる。

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 ついこの間までは白梅ばかりが目に付いていたが

やっと紅梅が、それもしだれ梅が次々に花開き、

いよいよ本格的な春だと知らせている。

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 我が家のベランダの紅梅はもうほとんど散ってしまい

5輪だけが残っている。

この気温だと今年は梅も桜も開花している期間は短いかもね。

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変わり雛

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 「この人形、ぶす子と言うんですよ」

杵築藩家老・中根氏の隠居宅に飾られた段飾りとともに置かれていた人形を

ここに飾った杵築商工部女性部の人がそう教えてくれた。

ついでに「随分高いみたいですよ」と。

制作したのは山口県在住の女性創作人形作家

色とりどりの古布を幾重にも重ね合わせて作っているとのこと。

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 掛け軸に「描かれている」のは実は絵ではない。

よく見ると男女雛、官女たちが立体的になっている。

布や綿を使って立体的に仕上げた押し絵細工のお雛様を掛け軸に貼り付けたもの。

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 これは大人向けの「ひな人形」?

なんとも色っぽい博多人形。

 下は大分自動車道の山田サービスエリアで見かけた雛飾り

花もこういう風に活けられるととても可愛く、長距離運転の疲れも癒される。

山田SA







杵築市のひいな(雛)めぐり

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 杵築市に来たのは二度目で、前回は観月会の時だったが、

あいにく夜まで滞在できず、観月会の準備をしているところしか見られなかった。

だが、今回の目的はひいな(雛)めぐり

古い武家屋敷に飾られているひな人形を見て廻った。

杵築ひな祭り06

 女雛、男雛の上にぶら下がっているのは吊るし雛

福岡県柳川市では吊るし雛を「さげもん」と呼んでいる。

文字通り上から下げているから下げているもの、さげもんで、

下の写真の右端にも吊るし雛が見える。

杵築ひな祭り02

 女雛が頭に被っている冠には賑やかなもの、飾りが少なめのものなど

色々あり、それを見れば年代が分かる。

景気がいい時代のものは冠飾りが賑やかだし、

質素倹約が唱えられた時代のものは飾りが少なめというのが面白い。

杵築ひな祭り08jpg


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杵築ひな祭り04


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香り漂う梅の花

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 まるで週替わりのように気温の上下が続いているが

梅の花が各地で一気に開花し出している。

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 下の写真は臼杵市八坂神社の境内にて撮影

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 白梅に遅れていたが紅梅も見頃になりつつある。

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