栗野的風景

写真と文章で綴るフォトエッセイ

湯郷温泉のひな祭り

湯郷ひな祭り01

 湯郷温泉(岡山県美作市)のひな祭りが3月15日〜4月3日まで

温泉街で開催されている。

期間中の土日は湯神社の参道階段を利用してひな飾りが行われると知り

3月23日(日)昼前後に行ってみた。

前日夕、NHKの「とりたて」という番組で紹介されたから

見に来ている人は多く車を止められるかと心配したが

観光案内所前の駐車場にうまいこと止めることができた。

湯郷ひな祭り02

 岡山県で神社の階段を利用した石段ひな飾りといえば

備前片上のひな飾りが有名で規模も大きい。

 参照 http://blog.livedoor.jp/kurino30/archives/2022-03-07.html

それに比べれば湯神社の石段は段数が少ないから、お雛さまの数も少ないのは仕方ない。

だが、その分お年寄りでも雛飾りを観ながら上まで上れるという利点がある。

TVで報道された割には人出が少なかったのは喜ぶべきかどうか。

個人的にはゆっくり写真を撮ることができたのでよかったが。

湯郷ひな祭り04

 上下の写真は石段を上がると正面に見える薬師堂のひな飾り

湯郷ひな祭り03

 薬師堂の前を左の方に進むと見えるのが湯郷温泉資料館。

湯郷ひな祭り05

 資料館というからもう少し違う感じのものをイメージしていたが

平日開館されているのかどうか、ちょっと疑問に思ったような建物。

それでも内部にひな飾りがしてあり、壁面には湯郷の歴史が

簡潔に紹介されていた。

湯郷ひな祭り06

早咲きの桜、唐橋桜(?)が半田山で開花していた。

半田山のサンシュユ

 半田山植物園の入り口を入り左に進み坂を上って行くと

左手にサンシュユの黄色い花が咲いているのが目に入る。

底を通り過ぎさらに上っていくと右手に上る道がある。

Uカーブ道を右に進むと角に近い部分の咲いている花が目に付く。

この時期ちょっと目には梅かと思うかもしれないが、

よく見ると花枝が伸びているから梅ではなく桜。

雄しべが長いのが特徴で花の名前は唐橋桜。

唐実(からみ)桜とも言われる早咲きの桜。

あまり目にしたことはなく半田山植物園で見たのが初めて。

最初、白梅と思ったが梅にしてはまだ咲き始めで蕾が多かったし

花の感じが違うのでよく見ると「唐橋桜」と表示されていたが

この桜に気付く人は少ないのではないだろうか。

唐橋桜01

<追加>
 この花、「唐橋桜」と表示されていたが、確認のため同植物園に電話すると

同場所辺りに咲いているのは「椿寒桜」との返答。

しかし椿寒桜は淡紅色の花。

表示の見間違いか、どうかはっきりしないので、この桜の名称は断言できない。

唐橋桜02


目に焼き付けるだけではモッタイほど美しい梅の花々

半田山の梅13

 半田山植物園(岡山市)には何度か花々の撮影に訪れたことがあるが

今回初めて梅がこんなにも咲き、園内のあちこちで

美しい景色を見させてくれることを知った。

入り口を入ってすぐ目に付く枝垂れの白梅は

天から降り注ぐように花枝を垂れ豪華で見応えがある。

白梅だけでなく紅梅がアクセントを付けるように植えられており

今年は殊の外楽しめた。

半田山の梅16

 これほど美しい景色をサッと見て廻ったり

目に焼き付けるだけではモッタイナイ。

ゆっくり、じっくり鑑賞し、思い出に残したい。

そう考えるのはカメラを手にする者も、絵筆を手にする者も同じ。

この日は陽射しもよく、まだ多少風に冷たさがあるとはいえ

座ってキャンパスに向かっていれば、日向ぼっこをしているように

身体も心も温まって来る、と一人静かに絵筆を取り

目の前の美しい景色を写し取っている人がいた。

その気持ち、よく分かります、と

こちらはその姿をカメラで1枚。

もちろん断りを入れ、承諾を得て。

半田山の梅12


半田山の梅11


半田山の梅14

 一杯咲いている花もきれいだけど、群れから離れ

ポツンと咲いている花もきれいだし、惹かれる。

半田山の梅15


半田山植物園で楽しむ梅の花見

半田山の梅09

 今年の梅は気温のせいで長く楽しめる上に

一気に開花しているためか花がきれいだ。

それでも今週末から一気に気温が上昇するから

この週末ぐらいが満開の見頃になるかも。

だが、これからは花吹雪を見られる楽しみが待っている。

半田山の梅06


半田山の梅07


半田山の梅08


半田山の梅10


梅が満開の半田山植物園

半田山の梅03

 今年は例年になく花の開花が遅れ、半田山植物園(岡山市)では

今、梅が満開になっている。

入園口から入り見上げると枝垂れ梅が青空に白い花を

咲かせている光景が目に飛び込んで来る。

半田山の梅04

 例年なら花は少しずつ開いていくが、今年は咲き始めという感じがなく

一気に開いて満開! という感じがどこでもする。

それだけに見応えがある。

半田山の梅01


半田山の梅02


半田山の梅05


田殿のセツブンソウが満開

セツブンソウ25_02

 美作市田殿でセツブンソウが満開になっていた。

例年より2週間余り遅れての開花だったが瀧神社境内に

可憐な花を一杯に咲かせていた。

セツブンソウ25_05

 セツブンソウは横向きに咲くが下の写真のセツブンソウは

一輪だけ真上を向いていた。

空を見上げ天気の移り変わりを心配しているように。

セツブンソウ25_03


セツブンソウ25_01

 おやおや、互いにちょっとそっぽを向いている。

何か気に入らないことでもあったのだろうか。

セツブンソウ25_04


セツブンソウ25_06








佐々木小次郎は岩国と深い縁(?)

吉香公園 16

 錦帯橋を渡り土手沿いを少し右に歩くと吉香公園に降りていく下り坂がある。

そこに建っているのが片膝を着き「物干し竿」と異名を取った

長刀を構えた佐々木小次郎の像。

前、横に梅の花があり、背後にはショウブ畑と山上に岩国城が望める。

佐々木小次郎って岩国出身だった? と訝ったが、錦帯橋を渡った河川敷には

「巌流ゆかりの柳」まである。

巌流とは佐々木小次郎の号であり、彼が興した剣術の流派でもあるから

「巌流ゆかりの柳」とは小次郎に関係した柳の木だろうと多少想像は付くが・・・。

吉香公園 15

 小次郎の剣と言えば「燕返し」、別名「虎の尾返し」で知られているが

実のところどんな剣法なのか詳細は伝わっていない。

それ故「巌流ゆかりの柳」も史実とは関係ない。

吉川英治が小説「宮本武蔵」の中で創り上げた話であり、

小次郎と岩国の関係も史実にはなく、あくまで小説の中の話。

小次郎のこの像もよく見るとちょっと変。

刀の構え方というか握り方が変わっている。

恐らく「燕返し」は右から左に横切りにしたのだろうと考え

こういう握り方にしたのだろうが、この握り方ではその後の動きが出来ない。

アニメの世界ならそれでもいいかもしれないが、何とも奇妙だ。

吉香公園 14

 奇妙と言えば岩国は銅像が好きなようで、吉香公園だけで7個もある。

下の像は参議院議長だった重宗雄三氏の立像だが「重宗雄三君」と記されている。

通常この種の像では「〇〇先生」と表示される。

実際、同公園内にある田中穂積氏は「田中穂積先生胸像」と記されている。

なぜ重宗参議院議長の立像には「重宗雄三先生」ではなく「重宗雄三君」なのか。

不思議に思ったが、説明板を書いたのが岸信介であることが分かり合点がいった。

俺は首相でお前よりは上、という岸の態度がありありと見て取れ、なんとも胸糞悪い。

岸の像が同公園内になかったのがせめてもの救いだが、

岸は同じ山口県でも岩国ではなく熊毛郡田布施町の出身。

重宗雄三像


梅が咲き誇る吉香公園

吉香公園 13


吉香公園 11


吉香公園 10


吉香公園 12

岩国・吉香公園 の梅が満開

吉香公園 03

今春は花の開花がどこもかしこも2週間は遅れている。

そのお陰で岩国・吉香公園 に梅が咲いていることを知り見ることができた。

梅が咲いているのは錦帯橋を渡った先にある吉香(きっこう)公園

吉香公園 06

 ここからロープウェイに乗れば岩国城に行ける。

とはいっても山上に登れるだけで岩国城までは

ロープウェイを降りてから歩かなければならないので岩国城は諦めた。

吉香公園 04

 今まで錦帯橋は桜の名所で知られ観光ツアーなども桜の季節だったから

梅も見られると知らなかった。

だが梅林こそないものの公園内各所に梅が三々五々と咲いており

充分梅の花見が楽しめ、隠れた(?)梅の名所だと思った。

吉香公園 08


吉香公園 05


吉香公園 07


錦帯橋と岩国城

錦帯橋04

 岩国と言えば錦帯橋、と言われるぐらい有名だが

観光名所になった理由には色々あるが、錦帯橋と岩国城が

一緒に眺められることもその1つだろう。

錦帯橋は石橋ではなく5連の木橋であり、現存の橋は5代目。

過去何度も洪水で流され、その度に架け替えられてきた。

錦帯橋01

 錦帯橋を渡らずに川向こうに行く方法もあるが、

せっかくなので河川敷の駐車場に車を駐め、錦帯橋の上を歩いて中ほどに。

そこに前から三度笠姿に扮した人が歩いてきたので声を掛け写真を1枚撮らしてもらった。

岩国市民は無料で渡られるようだから恐らく地元の人ではないかと思う。

なぜ、そんな格好をしているのか色々聞きたかったが、

観光客のマナーの悪さに話が行き、扮装の方は聞きそびれてしまった。

錦帯橋03


錦帯橋02





吉香公園 の逆さ紅梅

吉香公園 01

 岩国市・吉香(きっこう)公園 には梅の木が点在しており

その中に逆さ紅梅が見られる場所がある。

水面に映った逆さ紅梅。

まるで今の社会を映したような景色に見える。

吉香公園 02


柳川川下り・橋桁くぐり

柳川川下り01

 福岡県柳川市の名物と言えば鰻のセイロ蒸しに川下り

舟に乗り川に棹差す船頭の説明や歌を聞きながら

ノンビリ堀川を下って行くのが楽しみで料金は1,000円。

柳川川下り02

 川下りのハイライトは橋桁の下を潜り抜ける時。

ここの橋は太鼓橋ではなくフラットな橋だから、

乗員は皆船底にくっ付くほど身を屈めなければ橋桁に頭をぶつけることになる。

柳川川下り03

 橋桁の下を船が潜り抜ける時、昔は船頭も乗員と一緒に身を屈めていた。

ところがある時、若い船頭が橋の上によじ登り、橋を越えて

舟が下に来た瞬間を見計らって飛び移ったものだから客からやんやの喝さい。

以来それを真似る者が続出し、今では多くの船頭が同じように橋によじ登り

舟に飛び降りるようになった。

ただ中には飛び降りに失敗し、そのまま川にドボンと落ちた者もいるらしい。

柳川川下り04

 この日も船頭が「私も一度だけ失敗したことがあります」と

観光客に話し、笑いを取っていた。

柳川川下り05

 船頭さんも年々歳を取っていく。

昔は飛び移ることができたが今はもうできないと

身を屈めて橋の下をくぐる船頭も。

柳川川下り06

 特にこの日は昨夜来の雨で水嵩が増しており

いつも以上に身を低くしなければならず「だから言ったでしょ。

今日は水が多いからしっかり屈んで下さいよと」と注意していた。

どうやら頭を橋にぶつけた人がいたみたいだ。

柳川川下り07

珍しい梅の花を冠山公園で見つけた。

冠山梅の里08

 冠山公園梅の里で見つけた珍しい梅の花。

あまり目にすることがないし、まだ咲き始めだったため

訪れた人達が見上げることもなく、この花の下を気付かずに通り過ぎていたが

1つの木に紅白の花が咲くだけでなく、1輪の花に紅白が混ざっている。

「思いのまま」とか「源平咲き」「輪(りん)違い」と呼ばれる咲き分けだが

まさか冠山の梅の里で見られるとは思わなかった。

この花が満開になった時に気付いてもらえるだろうか。

その頃は訪れる人も少なくなっているだろうから

見上げて愛でてくれる人は少ないかもしれない。

冠山梅の里07

 この石段の上に白梅が少し咲いているのが源平咲きの梅の花

比率的には白梅の方が多いから余計に気付かれにくいかもしれない。

冠山梅の里09


光市・冠山総合公園の梅が満開

冠山梅の里03

 3月上旬、山口県光市・冠山総合公園梅の里で梅が見頃になっていたが

その後の冷え込みなどで足踏み状態だったのと、公園が広く斜面の両側で

開花状態に違いがあったため、中旬まで満開状態が持っていた。

冠山梅の里01


冠山梅の里06


冠山梅の里04


冠山梅の里05


冠山梅の里02


柳川さげもんめぐり〜沖端さげもんパーク

沖端ひな会場01

 西鉄柳川駅西口から沖端商店街さげもん通りの方向に行くと

川沿いに沖端さげもんパーク(ひな祭りの屋外臨時会場)がある。

オープンになっているので見やすく様々なさげもんを楽しむことができる。

沖端ひな会場02

 おひな様水上パレードのスタート地点でもあり

3月16日(日)11時から水上パレードが行われる。

当日雨天の場合は3月20日に順延される。

沖端ひな会場03

 柳川では「さげもん」と呼んでいるが、

吊るしたひなは九州外の他地域でも見ることができ

一般的には「吊るし雛」と呼ばれている。

沖端ひな会場04


沖端ひな会場05


沖端ひな会場06


沖端ひな会場07


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