栗野的風景

写真と文章で綴るフォトエッセイ

夜の道後駅

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 50年ぶりに訪れた道後温泉はすっかり変わっていた。

当時の面影はまるでなく、道後駅も新しく作り変えられ、

駅舎にはスターバックスの店舗が入り、ハイカラを装い

一見、スターバックスの店舗とは分からなくしている。

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 この光景を目にすれば「坊っちゃん」はあまりの変わりように驚いたことだろう。

「道後はこんなに垢抜けたのか」と喜ぶか

「これはまるで赤シャツ」と言うだろうか。

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 ともあれ夜の道後駅はそれなりの趣を醸し出していた。

道後04


道後12




松山市窪野の彼岸花

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 松山市の郊外、窪野町北谷地区に彼岸花の群生地があると聞き

9月23日に行って来た。

たしかに彼岸花が群生しており写真を撮りに来ている人も多かった。

窪野の彼岸花02

 ただ、すでに満開時期は5日程前だったようで、

遠目には赤い景色が広がっていたが、近付いて見れば枯れた花が多く

満開のように撮影するには苦労した。

窪野の彼岸花03

 なにより困ったのは道が狭くて離合できないこと。

譲り合って待たず互いに前に進むものだから、にっちもさっちもいかない状態。

あちこちで離合できず立ち往生し大渋滞が発生。

軽自動車か小型の横幅が小さい車以外はとてもじゃないがお勧めできない。

そんな状態を見るにつけ、すでに見頃を少し過ぎていたし

撮影を楽しむ気にならず早々に窪野町を後にした。

窪野の彼岸花04

 

窪野の彼岸花06


窪野の彼岸花05


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彼岸花とお地蔵様

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 1昨日の朝、学生時代の友から久し振りに電話がかかってきた。

「久し振り! 元気か」で始まった会話は思わぬ方向へ。

「これが最後の電話になるかもしれないので」と明るい声が返って来た。

今年最後の電話かと思っていると、白血球が激減し入院治療を

することになったと言う。

急性白血病で何もしなければ余命4カ月の命だと医師から言われたらしい。

広島出身だから両親が被爆していたのかと思ったが、両親は引揚者で

原爆の影響はないと言う。

明日から集中治療室に入る、その前にまず君に連絡を、と。

明るい声だけにこちらの方が声に詰まり、涙声になってしまった。

元気になって、もう一度声を聞かせてくれ。

そう言うのが精一杯だった。

お地蔵様の前で咲く一輪の彼岸花

その赤さが逆に悲しい。

裏山に咲いた彼岸花たち

彼岸花03

 自宅の庭の白い彼岸花の咲き具合ばかりを気にしていて

裏山には赤い彼岸花が咲いている場所があったことをすっかり忘れていた。

うちから徒歩で1、2分の場所だというのに。

数年振りに思い出し、見に行ってみると一杯咲いていた。

開花が遅れているのは我が家の庭の彼岸花だけだった。

彼岸花07

 最近、田の畔の彼岸花は雑草と一緒に刈り取られることが多く

以前は畔を真っ赤に染めていた所でも赤色を見かけることがなくなったが

ここは畔と違い草刈りをする人もいないからしっかり咲いていた。

彼岸花08


彼岸花05


台風一過、青空に咲く彼岸花

彼岸花04

 各地に被害をもたらした台風の強風に倒れることもなく

頑張って赤い花を咲かせている彼岸花



やっと咲き出した我が家の白い彼岸花

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 田の畔などで彼岸花が真っ赤な花を咲かせているのを

見かけるようになったが、我が家の花壇の彼岸花は中々芽が出ずやきもきしていた。

だが、昨日やっと白い花を咲かせてくれた。

庭の彼岸花04

 まだ茎が出ている本数は少ない。

ちょこっと芽を出しているのが数本あるが、顔を近付け覗き込まないと

それが彼岸花の芽だとは分からないほど。

早く咲いて欲しい白い彼岸花。

庭の彼岸花02

 満開の時期には花壇が白色で埋まるはず。

白色だけでは寂しいだろうと赤い彼岸花を少し移植した。

だが、いつの頃からかコスモスがどんどんおごり出し

彼岸花がコスモスに隠れて目立たなくなったので、

今年は計画的にコスモスを道路側から一段後ろにして

彼岸花が目立つように手を入れたつもりだが

やはりコスモスの陰に埋もれてしまっている。

庭の彼岸花03


庭の彼岸花05


我が家の庭のコスモスが咲き始めた。

庭のコスモス03

 まだまだ日中は30度を超す暑さの日が続いているが

それでも朝晩は随分過ごしやすい秋らしい気温になってきた。

だからなのだろう、やっと庭のコスモスが咲き始めた。

まだ一斉にというわけにはいかないが、それでも色とりどりの花が咲き

道行く人が「きれいですね」「コスモスが咲き出しましたね」と声を掛けてくれる。

庭のコスモス01


庭のコスモス02

 町中では珍しく、群生とまでは言わないが、本数多く生えているし、

手入れをして本数を増やすようにしているから満開時には随分目立つはず。

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 もともとは花壇に白い彼岸花を植えていたのだが

コスモスが勢いを増し、彼岸花がコスモスの下で目立たなくなっている。

そこで道路側に彼岸花、その後ろにコスモスを一段下げて生やすようにしたが

それでも皆さん、コスモスの方に目が行くみたいで

「白い彼岸花は珍しいですね」と言ってくれる人があまりいないのがちょっと寂しい。

庭のコスモス04


庭のコスモス07


犬島の瀬戸芸アート〜逆さの世界

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 瀬戸内海の島々で瀬戸内芸術祭が開かれているが、

「家プロジェクト」で感心したものはない。

「それはお前が芸術を理解できないからだ」と言われればその通り。

現代アートは分からないし、瀬戸芸で感心したものは数少ない。

その数少ないアートの中でこの作品には面白さを感じた。

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 最初、一瞥した時シャボン玉のように見え

次はCDをぶら下げているのかと思い、通り過ぎようとした

私と同じように一瞥しただけで通り過ぎた人が大半だった。

だが、よく見ると面白い。

最初、シャボン玉のようにもCDのようにも見えたものは

膨らみをおびた大小のプラスチック盤で、そこにバックの景色が映し出されていた。

凸レンズの役目を果たし背景の景色を逆さに映し出している。

犬島04

 角度を変えて見れば違う景色が映し出されるし、

反対側にいる人物も逆さに映し出される。

タイトルは「コンタクトレンズ」

2013年の参加作品だが、これが最も面白かった。

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犬島の瀬戸芸作品の一つ、アザラシ?

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 瀬戸内海を挟んで香川県と岡山県の島々で瀬戸内芸術祭が開催されている。

犬島は岡山県宝伝港から船で約15分ほどの距離で

比較的行きやすいし、小さな島なので歩いてほぼ島内を見て廻れる。

犬島港に降り立ち最初に見つけたのが石の彫刻。

犬島は石の産地で、大阪城の石垣や鶴岡八幡宮の鳥居にも

使われているほどだから、瀬戸芸でも石を使ったオブジェか。

なるほどアザラシが向かい合っているように見えるではないか、と一人感心。

だが、どこにも瀬戸芸の案内板が見当たらない。

そう、これは自然が作り出した芸術作品だった。

だが、どう見ても岩の上に寝そべっているアザラシと、

そのアザラシを左側から見上げ、何か話しかけている

もう一頭のアザラシに見えるではないか。





夜の帳(とばり)が降りる頃

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 夜の帳が降り始めると仄かな灯りを求めて

1人、2人とカウンターに腰かけていく。

傾けるのはワイングラスかブランデーグラスか。

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 ワイングラスを吊るしたようなガラスの風鈴が

風に揺られてチリン、チリンと涼やかな音色で外行く人を誘う。

さあ、いらっしゃい。遠慮なさらずにどうぞ、と手招きをする。

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 「どうだ、一杯やっていくか」と連れの男を誘う男

「川面を渡る風が心地いいね。もう少し歩こうか」

そっと連れの女性の顔を覗き見て声を掛ける男

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 それぞれの夜、互いの思惑を乗せて暮れなずむ夜

今夜もまた一人、夜の蝶の毒牙にかかっていく。

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 夜目、遠目、笠の内と言うのに

今夜もまた、夜見た蝶の妖しい香りにフラッときて

蜘蛛の巣に引っ掛かる愚かな者が一人、二人・・・

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暮れなずむ西川緑地

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 岡山市北区・西川緑地は晩夏から晩秋にかけて

夕闇が迫る頃そぞろ歩くにちょうどいい場所だろう。

市内にいる人がうらやましい。

たまたまこの日はライトアップをしていたみたいで

時間と共に一帯が静かに闇に包まれていく光景を目にすることが出来た。

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青空に弾ける線香花火のようなウドの花

ウドの花

 まるで線香花火が青空一杯に弾けているように見える。

それとも窓に張り付いたヤモリの小さな可愛らしい指だろうか。

日中はまだまだ暑い日が続いているが、朝晩は急に涼しくなり

秋の気配をそこかしこに感じ出した。

そのことをバンザーイ、と喜んでいるのだろうか、ウドの花。

彼岸花が咲いていた。

彼岸花01

 そろそろかな、まだかな・・・。

そんな気持ちで毎日、庭の彼岸花を探しているが、一向に芽も出ない。

そういえばコスモスもまだ咲いていない。

咲くのはもう少し先かなと思っていたが、4日早朝

久し振りにウォーキングに出かけると、美作江見の浄水場近くを

通りかかった時、線路沿いの少し日陰になった所に

彼岸花が何本も咲いているのを見つけた。

不思議なことに日当たりのいい線路脇には全く咲いてないどころか

芽も出てなかった。

暑い日が続いているから彼岸花も芽を出していいものかどうか

迷っているのだろう。

それにしてもこの場所だけ彼岸花が咲いていたのにはビックリした。

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宇野港の記憶〜瀬戸芸作品と

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 上下の写真はともに「舟底の記憶」と題された

瀬戸内芸術祭2013年の作品で、上はスクリュー、下は錨を模しているが、

下の作品は鎖に繋がれた恐竜のようにも見える。

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宇野港の記憶〜宇野駅周辺

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 JR宇野駅を降り、振り向くと、ちょっと異国情緒な真っ白な駅舎が歓迎してくれる。

これも瀬戸芸の一つで「JR宇野みなと線アートプロジェクト」

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 この先は海だ、と海の生物たちが躍るオブジェが教えて

船に乗りたい気持ちを否が応にも駆り立ててくれる。

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 宇野駅の横に置かれている自転車

これも「終点の先へ」と題した瀬戸芸のアート作品

今にも乗れそうな自転車が1台置かれていたのが、またいい。

と感心していると、この1台はアートではなく旅行者の持ち物だった。

アジアのどこかの国から来たのではないかと思われる青年がその旅行者。

アート作品の前で、持ち物の自転車と一緒に撮らせてもらった。

ありがとう。

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