抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2のレビュー。
SnapCrab_NoName_2019-8-5_22-21-34_No-00
各10段階評価
シナリオ…9
キャラクター…9
絵…7
エロ…7
音楽…8
システム・演出…7
総評…9

【感想】
抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2は前作の無印でやり残したこと、或いはやれなかったことのほぼ全てを実現させた作品と言っても良いくらいでしょう。
前作が良かったので今作も期待してましたが、個人的には期待以上の出来だったかなと思います。

前作に続く下ネタ満載の世界観ですが、前作で慣れてしまってそんなに違和感を覚えなくなってしまっている所が怖いというね。
下手したら訴えられるんじゃないかというネタも平気で仕込んでくるし、常に綱渡りなのに全力でかっ飛ばしている感じがぬきたしの魅力的な所なんですが、2でもその部分は存分に味わえて満足。
寧ろ今作では前作で受けた要素に振り切っていたように思いますね。
下ネタの度合いが良い意味でより酷くなったと言うかwそんな中でも下ネタと熱い展開を上手いこと組み合わせたメインシナリオは個人的にも非常に良かったです。
メインシナリオだけでも十分に満足できるほどでしたが、各ヒロインのアフターもそれぞれ個別ルート1つ分くらいあって文句無しの出来。

ということで、ここからはシナリオの詳細に移ります。
まずはメインシナリオとなるSenzuripoint: Paccoman。
前作のグランドルート後からの続きとなる話で、無事戦役が終わって変わりつつある島の中で主人公達が感慨に浸る中、とある人物から送られてきたオナホールが原因で主人公とSS側のヒロイン達が並行世界へと飛ばされてしまうという展開。
主人公が目覚めると、NLNSのリーダーではなく副会長兼SSの性帝としての地位に入れ替わっていたという如何にもな設定ですが、SS側の立場に立つことで前作とはまた違う雰囲気を作り出していたのが上手かったです。
メインヒロインに昇格したビッグスリーの3人はそれぞれ一癖も二癖もあるキャラばかりでしたが、どのヒロインも上手く描けていて前作以上に良かったという印象でしたね。
SS側のヒロインは前作の無印でも実質的なダブルヒロインになっていた感じでしたが、今作では新たな要素が加わって更に魅力的なヒロインに仕上がっていた所がもう最高。
主人公と共に過ごしていく内に徐々に本性が顕になってきて、自らの弱い部分を曝け出していく過程が上手いんですよね。
正直、NLNS側のヒロイン達よりも余程個性的でしたね。だからこそ、ここまで魅力的なヒロインになったのだと思いますが。
また、シナリオの流れとしては共通部分が前作のグランドルートにも相当する内容で、かなり濃かったです。
展開の盛り上げ方が上手く、共通部分だけでもかなりのめり込めましたね。
元NLNSのメンバー達との対立からトリ公の出現によるOPへの突入はここでOPが入るかという驚きだったし、そこから諦めずに元メンバーの奪還へ向けて動いていく展開が熱すぎる。
一人ずつ元メンバーを奪還していって、最後は妹の麻沙音を奪還という展開ですがこれは並行世界だからこそ出来たという感じですね。
SnapCrab_NoName_2019-7-29_18-50-41_No-00
特に麻沙音との壮絶な兄妹喧嘩からの仲直りは2だからこそ実現出来た展開でしょうね。
前作の設定だと、主人公と麻沙音が離れ離れになるってまず有り得なかったし、だからこその2の並行世界の設定が最大限に活かされたという印象です。
そこから黒幕である水引との決着へと続く訳ですが、ここの決戦も本来は熱い展開なのに色々と頭おかしすぎるせいでツッコミが追いつかない状態になってしまったほどw
相手はチート性能なフルアーマー装備しているのに、主人公の方は武器とセンズリだけで対抗できるのおかしいでしょw
最後の決戦は性的マイノリティー同士の対決というか、コンプレックスを克服した主人公と克服できなかった水引との主張のぶつかり合いと言う感じですね。
SnapCrab_NoName_2019-7-29_20-54-52_No-00SnapCrab_NoName_2019-7-29_20-54-57_No-00
性的マイノリティーを認めない島に絶望したからこそ徹底的な復讐の計画を立てて実現しようとする水引に対して、復讐を否定した上で手を差し伸べようとする主人公という構図でしょうか。
最後は主人公が勝って、元の世界へと戻る形で共通部分は終わりかな。
展開の熱さでは前作のグランドルートも相当なものでしたが、今回のメインシナリオは元仲間の奪還と主義主張のぶつかり合いという分かりやすい展開だったので個人的には今回のメインシナリオの方が好きですね。
特に前作の2nd OPに合わせた台詞合わせは作中でも一番盛り上がった所。
SnapCrab_NoName_2019-7-29_20-33-6_No-00
こういう粋なことをしてくれるのがもう素晴らしいね。

そして、元の世界に戻った後、3人のヒロインの個別ルートにそれぞれ分岐していくという形。
まずは礼ルートから。
SnapCrab_NoName_2019-7-28_17-35-44_No-00
前作のヒナミルートでも軽く触れられていた礼の過去が詳細に明かされ、その悲惨な過去とヒナミとの出会いがどれだけ救いになっていたのかが礼の口から語られることに。
SnapCrab_NoName_2019-7-29_21-28-55_No-00
そんな重い過去を背負いながらも、SSの風紀委員長としての立場から似たような境遇の人物を見捨て続けることしか出来なかったからこそ、主人公の告白にも拒絶するしかなかった礼。
そんな頑なな礼の態度を崩す切っ掛けになったのがヒナミだったというのも最早因縁なのでしょうね。
SnapCrab_NoName_2019-7-29_22-33-36_No-00
ヒナミが礼に幸せになってほしいって言うシーン、前作のヒナミルート最後のシーンをほぼそのままリスペクトしているので割と感慨深かったですね。
やっぱり、礼を立ち直らせられる役割はヒナミ以外に居ないなと思わせられる。
そうして、紆余曲折を乗り越えた末に恋人関係になってからの礼はもう可愛すぎます。
SnapCrab_NoName_2019-7-30_0-8-55_No-00
酔っ払って思いっきり主人公に抱きついた後、主人公が愛の言葉を囁いたら嬉しそうにする辺りは普段とギャップ有り過ぎでやられますね。

SnapCrab_NoName_2019-7-30_21-28-5_No-00
そして、酔っ払ったままセックスして翌日ハメ撮り動画見て恥ずかしすぎて死にたくなる礼もまた可愛かったです。
悲惨な過去が有ったとはいえ、生真面目で割と初な所が有るのが礼の魅力的な所ですね。
前作のヒナミルートでも実質的なダブルヒロインやってましたが、攻略できるようになったことで更にその魅力を底上げした感じというか。
礼の可愛い部分をこれでもかってくらいに表現しているので、そういう意味では礼ルートは個人的には非常に良かったです。
最後の制服姿もこれまでのSSに居た頃とは全然違う印象で、また新たな魅力を見せつけてくれました。
前作のヒナミルートでも主人公に弱い部分を曝け出していた所も有るんですが、今回の礼ルートだと主人公と結ばれるまで紆余曲折有ったせいかより主人公への依存心が高まっているのが特徴的な所でしょうか。
これまでずっと本当の自分を抑圧し続けていたからこそ、その反動が表れていると考えるとようやく肩の荷が下りたのかなとも思いますね。

続いて郁子ルート。
SnapCrab_NoName_2019-7-30_23-4-55_No-00
戦闘に勝った後のお願い事として、セックスではなく自分の事を好きになってほしいと要求する郁子。
郁子ルートはここから始まる感じですね。
そこから二人で話し込んでいく内に主人公も徐々に郁子に惹かれ始めていって、郁子の方も本気で主人公を好きになり始める展開。
ある意味で、一番純愛的な展開だったのが郁子ルートですね。
SS側の中で一番性に貪欲なイメージが有った郁子だけにこの展開は意外では有ったけれども、前作の美岬ルートでの郁子の姿を考えるとこういう展開になってもおかしくないですね。
元の世界に戻った後、郁子に告白するシーンは一番ロマンチックで良かったです。
SnapCrab_NoName_2019-7-31_21-35-52_No-00
遊園地という定番のデートスポットの中で主人公と郁子が共に自分の想いを伝えて、過去の思い出を語った後で改めて主人公が告白するシーンもう最高じゃないですかね。
互いに真剣に自らの想いを伝え合うと言う所が上手く描かれていました。
SnapCrab_NoName_2019-7-31_19-35-26_No-00
後は今回始めて郁子の過去が語られますが、その時にも自身の悲惨な過去に対して雰囲気が重くなりすぎないように敢えて人形劇風にしたのも郁子の配慮が見えてきます。
その後、初めて郁子の方言が飛び出すんですが、郁子の方言もまた可愛いですね。
SnapCrab_NoName_2019-7-31_20-43-49_No-00
前作では全くと言っていいほど方言を話さなかったから、長崎弁で話している郁子見ると新鮮でまた新たな魅力に気付かされます。
終盤までは純愛的な展開だった郁子ルートですが、終盤で思っきりぶっ飛んだ展開にしちゃった印象が有るのも郁子ルートです。
淫石の件は思いっきり吹きましたね。
それまでの郁子ルートのロマンチックな雰囲気を完全に吹き飛ばし、ギャグ方向にすっ飛んでいった感じですw
淫石が落ちてくる理由も、その淫石を破壊できる理由も何から何まで頭おかしすぎて笑うしかなかったw
射精管理が原因で淫石が落ちてきて、一斉射精で淫石を破壊するとかよくこんな展開考えつくわ。
前作の美岬ルートも大分頭おかしい展開だったから、この淫石の件で間違いなく美岬ルートと同じライターが書いているなと確信しました。
郁子ルートは終盤までは一番純愛的な展開な一方、終盤では思いっきりギャグ方向に振り切れるという見所有り過ぎな展開で面白かったです。

最後に桐香ルート。
生徒会長兼SS代表として仕事をテキパキとこなし、有能なイメージを持たれている桐香。
一方で、私生活に移ると自力では何も出来ないダメ人間と化すのが桐香の裏の顔でしょうか。
SnapCrab_NoName_2019-8-1_21-25-3_No-00
着替えや食事も満足に行えないので、常に誰かが傍に居てあげないといけないという状況。

SnapCrab_NoName_2019-8-1_21-28-24_No-00
ある意味、主人公のこの台詞は真理を突いていると言ってもいいくらいで、桐香ルートは只管主人公が桐香の身の回りのお世話をこなしていたという印象が強いです。
こういう二面性がある上に感性が独特なせいで予測もできない行動をしでかすので主人公の苦労が偲ばれる…。
最後、娘が生まれて僅かながらも徐々に苦手な部分を克服しようとする桐香の姿が描かれていますが、結局最後まで主人公が桐香のお世話役になってましたね。

SS側のヒロインとしては、礼と郁子が個人的には良かった印象ですね。
どちらも無印の時から攻略したかったのもあって、今回のメインシナリオで攻略できて本当に良かったと思ってます。

各ヒロインのアフターは前作の各ルートからの続きですが、割とボリュームが有ったのでアフターシナリオとしても満足。

奈々瀬アフターは奈々瀬と麻沙音との3Pが用意された他、最後に文乃を取り戻しに行く所で終わるので〆方としてはかなり良かったです。

ヒナミアフターは前作に続いてヒナミと礼のダブルヒロインみたいな展開。
期待していたヒナミと礼の3Pも拝めたし、ヒナミでのバブみを味わえたので良かった。
SnapCrab_NoName_2019-8-3_22-57-46_No-00
主人公だけじゃなくて、麻沙音すらも甘えさせるようになる辺り、ヒナミの母性は恐ろしい。
最後はヒナミとの結婚式で上手いこと〆ました。

美岬アフターは何か只管エロゲ制作に勤しんでた印象しかないですねw
SnapCrab_NoName_2019-8-3_23-50-57_No-00
最初の方のヤクザの真似事とか面白すぎた。マンコデラックスが言い得て妙すぎて大笑いしたほど。

SnapCrab_NoName_2019-8-4_0-19-33_No-00
他にも主人公と美岬の二人で折檻される展開も有るし、美岬関連はやっぱりギャグ方向に行ってしまうなと。
まあ、読んでて面白かったので美岬アフターは良かったです。
何気に業界ネタも結構ぶっこんできてましたね。

SnapCrab_NoName_2019-8-4_8-33-38_No-00
ここのシーンとか、Qruppo自体がまだ延期してないからこそネタにできているという側面もありますね。

文乃アフターは只管文乃の尊さに悶える展開。

SnapCrab_NoName_2019-8-4_15-3-38_No-00
主人公にペアリングを貰った後、たまタマに話しかけた時の文乃の反応は見事なまでに主人公とシンクロしてしまったほど。

SnapCrab_NoName_2019-8-4_15-13-16_No-00
後は文乃の私服姿もかなり良かったですね。礼からのお下がりとはいえ、私服を着るとこれまでとはまた違った印象で良かったです。
文乃アフターは実はもう一つ有るんですが、こちらがもう最高すぎました。
NLNSの皆との思い出の写真を前にして、家族や仲間達と共に過去の思い出を語り合い、そしてタイトル画面に戻ると成長した皆の写真に切り替わる演出が良すぎ。
クリア後にタイトル画面が変わるエロゲ大好きなんですけど、これは中でも群を抜いていますね。

最後に麻沙音ミニシナリオ。
ドスケベ戦役の影響で左腕への影響が未だに残り続けている主人公に対してオナニーの一環として性交を続ける麻沙音の姿を描いた展開ですね。
お互いにノーカンといってどんどん深みにハマっていった結果、お互いに性欲処理し合う関係になったという話でそこまで重くはならなかったですね。
実の兄妹としての距離感を上手く保ち続けながら最後まで綺麗に着地出来た点だけでも麻沙音ミニシナリオが良かった点ですね。

シナリオに関しては、前作以上に良かったというのが個人的な評価ですね。
前作でやりきれなかった所、或いはやれなかった所を重点的に埋める一方で、それらを上手いことキャラの魅力につなげて更にシナリオにのめり込ませる結果に繋がったのが2で一番良かった所。
正直、濃密すぎてやってる時は所々で休み休みといった感じだったんですが、終わってみての満足度はかなり高いです。

エロシーンは前作以上に多彩なシチュエーションだったので、前作よりかはまともになったかなという感じ。
礼の酔ってからのハメ撮りの所は一番良かったです。

曲に関しては、ボーカル曲は今回も強かったですね。
OP曲からして格好良すぎるし、ED曲2曲も良すぎ。ボーカル曲に関しては後でじっくりと聴きたいなと思ったくらい。

総合的に見ると、前作以上に満足出来る出来でした。
ぬきたしシリーズの完結編として見ると、制作陣が全ての力を振り絞って制作に当たったのが見えてきますね。
最初はぬきたしFDというタイトル名だったのに、いつの間にか2としてナンバリングタイトルにもなっていたことを考えるとかなりボリュームが肥大化したのが分かりますね。
それだけのボリュームと熱意が感じられる良い作品だったのは確かです。