SaDistic BlooDのレビュー。
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各10段階評価
シナリオ…6
キャラクター…7
絵…8
エロ…8
音楽…7
システム・演出…8
総評…7

【感想】
SaDistic BlooD、やはりロープラな事もあって単純に物語として考えると物足りない感じでした。
ただ、その中でも由奈と静羽の二人の関係性はよく描けていた感じだったので、短いながらもやる価値は有ったかなという所。

予算の都合かロープラという枠に収まってしまったのでシナリオに関してはあまり大それた展開はできず、本編自体は由奈と静羽がハンターから逃げ切れるかという逃亡劇がメイン。
選択肢次第で運良く振り切る場合も有れば、捕まってしまってそのまま殺されるか、犯されて息絶えるか、研究施設送りになるかというバッドエンド一直線の場合も。
今回で評価したいのは、その選択肢のギミックですね。
多数の選択肢が有る中で、どの選択肢にも意味を持たせている所は思わず感心しました。
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一番最初に吸血するかどうかの選択肢が現れるんですが、これも吸血する回数次第で展開が大きく変わってくるので色々と試しながら進めてましたね。
見るのが難しいと思われる、公開処刑 絆は永遠にや、主と眷属との2シーンはその最たるもので、吸血回数にかなり気を使わないと見られないんですね。
吸血回数のバランスを保つことでようやく二人で一緒の結末へと辿り着けるという所もこの作品の大きな特徴でしょう。
SaDistic BlooDは何よりも由奈と静羽の二人の関係性を重点的に描いた作品なんですね。
最初の方で由奈と静羽の出会いが描かれていますが、とあるエンドでその出会いの真相が語られるようになります。
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由奈が主人で静羽が眷属と見せかけておきながら、実際には静羽が主人で由奈が眷属という逆転した立場だったというのがこの二人の関係性の面白い所ですね。
バイクで事故を起こして死にかけていた由奈を吸血鬼にすることで生き長らえさせたのが静羽。
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そこから二人の関係が始まり、いつしか由奈が静羽を引き連れるような関係へと変化して本編へ至ったという所がとあるエンドで語られています。
吸血回数によるエンドの変化も二人のこうした信頼関係を示しているかのような感じでした。
一方に偏ってしまえばもう一方を失ってしまうという所も考えると、選択肢はある意味で天秤の働きをしているとも取れるのでこういう所は本当によく考えられていますね。
ただ、やっぱり尺が短いことも有って各キャラに感情移入する前に終わってしまった感じなのでそこだけは勿体なかったですね。
正直、最低限ミドルプライスにしてもっと多彩な物語が見たかったなという気持ちが強くなりました。
由奈と静羽だけじゃなくて、ハンター側の四人もキャラとしては割と個性的で面白かったので余計にそう感じてしまう。
後は随所でMinDeaD BlooDの要素が出てくる所も良かったですね。
ヒロイン三人が七瀬、園原、榊という名字なのでMDBやった人ならニヤリと出来るし、とあるエンドでJ・Jの名前が出てきた辺りも明確にMDBと繋がりがあることを実感させます。

絵に関しては、久しぶりに見るメタヲ絵ですがやはりその魅力は衰えていないですね。
少女漫画チックでヒロインの可愛い一面を描く一方で、エグイ描写も平然と描写してしまう辺りは流石。

エロシーンは、やはりこの二人が関わるとどこまでも暴走するなあというのが個人的な実感。
特に今回は生命力が強くて中々死なないという吸血鬼の特性を活かしたハードなシーンが特徴的でした。
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優衣架を吸血鬼化させた後、口まで貫通させた後に内臓を引き摺り出して貪り食らうシーンとか作中でも一番エグかったシーン。
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後は由奈がほぼ生首の状態になったまま、性器にローター当てて感じさせるシーンは頭湧いてるのかと素で思ったほど。
このようなグロシーンも結構多かったんですが、優衣架以外のハンターが曲者揃いな事もあってヒロインへの輪姦シーンもそれなりに数が有ったので個人的には十分に満足。
物語としては物足りないんですが、単に抜きゲーとしてみるとそんなに悪くはない感じですね。

総合的に見ると、やっぱりロープラ故のボリュームの無さが惜しい所。
世界観やキャラは好みなだけにフルプライスでリメイクしてくれたら嬉しいなという所。