2000年07月24日

今年もやっぱり残留争い(4月〜5月)

「今年のリーグ・アンは例年になく戦力が拮抗している」

残り3試合。
ミーティングの席上での監督の声にも、心なしかいつもより力がこもっていた。

「残すは3試合だが、9位以下のチームが勝ち点5ポイント差以内でひしめき合っており、どのチームも降格の可能性がある。全勝するつもりで行かないと、誇り3試合は全て残留を争うチームとの戦いなので負けてしまう。そこで」

監督は俺を見て、

「マサ、次の試合だが、オセールには日本代表候補の明神智和がいる。彼はオセールの中盤を引き締める、チームの要だ。彼に対する情報を教えてくれ」

監督に意見を求められた!
監督に意見できるのはキャプテンの特権。つまり俺はキャプテン候補というわけだな!

その信頼にこたえるべく、俺は大声でその問いかけに答えた。

「はっ、承知しました! まず、彼は地味であります!」

「…………」

「しかし、目立つべきところではちゃんと目立つから侮れません。おまけに顔もいいため、女性ファンも多いです。同じサッカー選手として、これは許しがたいことであります!」

「ありがとう。君に聞いた私が愚かだったようだ」

何故か監督の信頼度が下がってしまった!

「オセールはオーソドックスな4-2-3-1だが、サイドを専門とする選手がおらず、中盤に中央の選手を5人を集めた4-3-2-1に近い。我がチームが得意とするサイドからの攻撃はとても機能すると思うが、支配率の面では敵の方が上回るだろう」

「分かりました監督!」

さっきの信頼度↓を回復すべく、俺は叫んだ。

「つまり、俺はいつものようにサイドを駆け上がれということですね!」

「……まあそういうことだ」


またもや信頼度が下がってしまった!


これは、いかん。

俺は試合でその汚名を返上することを誓ったのであった。

















そして、その試合は。

キックオフの時にボールに触った以外ではボールにほとんど触ることもできず。
0−2で、完敗したのであった。


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