先日開催した、シングル66オフ夜空杯で使用した構築。
 今作フィラの実を始めとする、『苦手な味だと混乱してしまう木の実』の回復量が1/2になったことで実質的な再生回復を得たカビゴンや、そのカビゴンが苦手とする格闘タイプの技を半減し、再生力による受け回しに優れるドヒドイデの組み合わせに注目して取り巻きを考えたものとなっている。
成績としては予選8-0で一位通過、決勝でユウキさんに敗れて準優勝であった。
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カビゴン@フィラの実(食いしん坊)
実数値 254・130・100・*177・50
努力値 148・0・116・0・244・0
恩返し・地震・鈍い・リサイクル
 
ドヒドイデ@黒いヘドロ(再生力)

実数値 157・*211・73・175・55
努力値 252・0・156・0・100・0
熱湯・黒い霧・毒びし・自己再生

ボーマンダ@ボーマンダナイト(威嚇→スカイスキン)

実数値 171・197・150・126・110・189(メガ)
実数値 171・197・150・126・110・189
努力値 4・252・0・0・0・252
捨て身タックル・地震・大文字・羽休め
 
カプ・コケコ@こだわりスカーフ(エレキメイカー)
実数値 145・121・106・147・95・200
努力値 0・0・4・252・0・252
10万ボルト・マジカルシャイン・ボルトチェンジ・とんぼ返り
 
マンムー@コオリZ(鈍感)

実数値 185・194・113・*・80・125
努力値 0・212・100・0・0・196
地震・つらら落とし・氷のつぶて・ステルスロック
 
ギルガルド@食べ残し(バトルスイッチ)

実数値 167・153・70・222・71・80(ブレード)
実数値 167・63・170・112・171・80(シールド)
努力値 167・0・0・252・4・0
シャドーボール・ラスターカノン・影うち・キングシールド

・個別
【カビゴン】
ドヒドイデと組ませて受け回しをする枠で、主に特殊への繰り出しを担う。
C200眼鏡カプ・テテフのサイコキネシスをリサイクルで受けきれる※程度まで耐久を伸ばし、残りは汎用性を上げるためBに回している。
ポリゴン2やカプ・レヒレ、シャワーズなどの物理受けを流すまたは突破するため鈍いを持たせている。
持ち物は虫食いを考慮するとウイの実にしたかったが、特に打ちそうな敵が思いつかなかったためフィラの実にしている。一応現在のプールだとグソクムシャ以外はA下降補正にしそうなポケモンが多かったのでこれでよかったと思う。

※体力満タン、フィラの実を残した状態かつ、毎ターンリサイクルを選択した場合、フィールド補正有りのサイコキネシスを5発受けることができる。

【ドヒドイデ】
主に格闘、水、一部のフェアリー技を受ける。熱湯、毒びしによる蓄積も兼ねる。
配分としては、ステルスロック+ヘドロ回復込みで、C無降りイーブイのC+2アシストパワー耐え(ナインエボルブースト後)となっている。このことにより、自身が積みの起点を回避できるだけでなく、バトン構築に対しても一定の対策となった。実際はステルスロック以上の蓄積を受けることも考慮し、もう少しDを上げてもいいのかもしれない。

【ボーマンダ】
7世代66においてもトップメタとなりそうなメガシンカポケモン。
無邪気にした場合、ステルスロック込みで、C147火力補正アイテムなしのカプ・コケコの攻撃で確定で落ちるようになってしまうため陽気としている。このCのラインでも175-121程度の耐久のメガハッサムは倒せるため十分と判断した。

【カプ・コケコ】
蓄積を入れた後のフィニッシャー、ボーマンダやギャラドスなどの積みアタッカー、その他スカーフポケモンのストッパーとして採用。序盤でも積極的に場に出せるよう、とんぼ返りとボルトチェンジを両立しているのが特徴となる。とんぼ返りは、ステルスロックを撒けるポケモンが少ないことから、採用される可能性が高そうであった、マンムーの襷を割ることができるため有用であった。

【マンムー】
ステルスロック要員や、ボーマンダ、カプ・コケコのストッパーとして採用。
配分は、
・185-101マンムーをコオリZつらら落としで最低乱数以外1発
・204-123テッカグヤ(食べ残し2回込み)コオリZ+つらら落としで最低乱数2回連続以外で落とせる
・Sテッカグヤ抜き
・B残り(A182マンムーのコオリZを耐える程度の耐久)
とし、頻発しそうなマンムーミラーで勝てるように意識した。また、コオリZは流し際に出てくることが考えられる、テッカグヤやギャラドスに負担をかけることができる。

【ギルガルド】
今作増加すると考えられるフェアリータイプのポケモンに強いポケモンとして採用。特にこの鋼枠はカプ・テテフに厚くできることを重視した。
臆病HSのどくどく、身代わりを採用した型も考えたが、ドヒドイデの毒びしや熱湯がどくどくの標的にしたいポケモンに通ってしまった場合の懸念があったことや、フェアリーやウツロイドを迅速に処理できるラスターカノンが欲しくなり、今回の構成となった。
影うちは便利であったが、カビゴンの鈍いを無視できる聖なる剣も採用の余地はあると思う。


対戦していて、配分や技において何か足りないという気持ちは特にわかず、なかなか満足いく構築になったと思う。今回はZワザを役割破壊ぎみに使用したが、66に限ってだがこういう使い方をしたほうがアドバンテージが大きいように感じた。今回はレートでいうところのシーズン1のプールで66を行ったわけだが、今後はバンクも解禁されて大きく環境が変わるので、そこについていけるよう考察を重ねる。