くろべぇの廃墟

廃墟や産業遺産、近代建築の探訪記

柳澤歯科医院

2022年1月2日探訪。

昭和20年9月開業の歯科医院。
昭和53年頃閉院、平成4年頃?住人もここから去ったようだ。

※2022年3月初頭までに解体されました。


駅前にでんと構える小さな医院。
表札の『歯』の文字が旧字な所に歴史を感じる。
IMG_7785



右側部分は住居になっている。
IMG_7799



ここに来るつい数ヶ月前まで入口はベニヤ板で封鎖されていたようだが、
探索者は多いのかこの日はウェルカムになっていた。
IMG_7784



かつてはこの空き地に料亭の廃墟があったが、数年前に解体されたようだ。
IMG_7793



入口には看板が落ちていた。
IMG_7782



中に入ると雑多にモノが置かれている受付兼待合室。
IMG_7773



IMG_7653



ソファーがある。
IMG_7779



診察室に入った所。こじんまりとした空間に2つの診察台。
IMG_7771



右サイドから。部屋自体はかなり狭い。
IMG_7669



埃の積もった診察台。長年使われていないのが伺える。
IMG_7675



カラフルな薬瓶が置かれている。
IMG_7696



IMG_7741



歯をなんかする道具たち。
IMG_7703



見てるだけでキリキリ痛くなって来そうw
IMG_7764



受付裏の机。
IMG_7698



診察室に堂々と灰皿がある事が今の時代信じられない。
IMG_7719



料金表があったので一応。
残留物を見るとどれも昭和53年辺りで止まっており、やはりこの頃閉院したと思われる。
IMG_7717



左側の診察台。
IMG_7690



2つの診察台の間には、ナショナルの大文字ロゴ(昭和41年~46年)が入った
床置きエアコンがあった。
IMG_7759



左サイドから。
正面に歯科技工室があるが、こちらは物置になっており特に見るべきモノは無かった。
IMG_7758



IMG_7735



引き出しの中は歯科器具が満載。
IMG_7683



歯科技工部屋。
多少の器具は残っているが基本物置。
IMG_7749



工賃表。

IMG_7677



技工室から更に奥に行くと居住部へと繋がるが、こちらも特に見るべきモノは無いので適当に撮って終了。
IMG_7745



IMG_7747



2022年3月頭、廃仲間が再度確認に行ったところ全てが無に還っていた。
何とか探索間に合ったという安堵感がありつつも、あまりにも唐突に解体されたので
本当に驚いた。
※この画像は廃仲間からの借り物の為、無断転載厳禁です。
NClefJvj



kurobee_ruinskurobee_ruinsコメント(0)  
カテゴリ: 廃墟 

監視者の廃医院(十全堂宇井医院)

2019年4月28日探訪。

昭和9年10月、女医によって開設された内児産婦人科医院。
跡継ぎは無くこの医師一代限りでこの医院は幕を閉じたようだ。

この地域では有名な廃屋らしく、近隣住人や近くにある交番の警察官などが
頻繁に巡回しているようで、この日も外観を撮影中に見回りに来たじいさんと鉢合わせ。
曖昧な返事ながら撮影許可を得て色々情報を聞けたのは良かったが、
こういう出会いはなるべく控えたいところだw


※正確な時期は不明ですが、2021年の何処かで解体されました。


深い森の中にひっそりと眠る廃医院。
これは母屋だがこちらは鍵が掛かっていた為に未探索。
IMG_1929


↑画像を撮っている左側辺りに医院の建物がある。
ちなみに入口の板張りは遭遇したじいさんが施したそう。
IMG_2009


森が異常に深い為に全体像が見えない。
IMG_2013



IMG_2014



入口を入ると待合室と思われる和室がある。
IMG_2006



右側には手洗い場と投薬口。
IMG_2004



和室側にも小さな小窓がある。こちらは受付だろうか。
IMG_1941



和室の左側から診察室へと繋がる。
IMG_1933



何時のカレンダーだろうか。
IMG_1936



診察ベッド。
IMG_1949



壁際には書類入れの棚や器具のケースがある。
IMG_1935



IMG_1945



IMG_1944



床は得体の知れないアンプルやら書類が散乱している。
IMG_1947




IMG_1948



IMG_1938



古い医院で時々目にする回転する薬瓶スタンド。
IMG_2001



プラが劣化しぼろぼろになった注射器。針がそのままなのはさすがに危険すぎる。
IMG_1989



奥から入り口側を。
IMG_1992



パーティションで仕切られた診察ベッドの反対側には分娩台がある。

IMG_1994



こんな狭い場所で出産が行われたのだろうか。
IMG_1981



薬瓶や書類の棚。
IMG_1940



分娩台の奥から廊下が伸びているのだが、何故かそれを撮り忘れたorz
診察室の隣には恐らく手術室だろうと思われる部屋があった。
IMG_1986



奥の方はかなり朽ちている。
前述のじいさん曰く、東日本大震災の時に大ダメージを受けてその時から既に解体の話は
持ち上がっていたが、やはり予算の都合で延び延びになってここまで来たそうだ。
IMG_1961



廊下の先に薬品庫があった。
IMG_1977



凄まじい量の薬品が残されていた。
IMG_1962



調合に使う机も薬で埋もれている。
ここの医師は1909年生まれだが、1994年に発売された抗生剤のメイアクトがある事から
かなり高齢になるまで患者を診ていたようだ。
IMG_1968



古い廃医院あるあるだが、しれっと劇物のバルビタールやコントミンが置いてある。
IMG_1965



IMG_1967



通常玄関に取り付けてある医院プレートが何故か薬品庫にあった。
IMG_1970


2022年3月初頭、何故か廃便所を残して全てが無に還っていた。

※この画像は廃仲間からの借り物の為、無断転載厳禁です。
bJwxuOGW.jpg large












以下の画像は気分を害する可能性がある為、注意の上閲覧して下さい。






















































またヽ( ・∀・)ノ●ウンコーあったー!!!!!
IMG_1957






kurobee_ruinskurobee_ruinsコメント(0)  
カテゴリ: 廃墟 

桜咲く小さな廃校

2020年4月6日、2020年4月19日、2020年5月1日、2021年4月11日、2021年4月15日探訪。

昭和38年閉校と伝わる分校跡。詳しい情報がない為詳細は不明。
ネットを見ても何故か秋や冬に撮られた画像ばかりで殺風景だが、
春には満開の桜を纏った素敵な光景があった。


小さな集落の中心にひっそりと存在する廃校。
IMG_7583



恐らくここが開校した当初に植えられたものだろう。
IMG_1838



老木の為か勢いは弱いが見事な花を咲かせている。
IMG_1841



標高の高い場所にある為、中々満開のタイミングに会えず、
片道150キロを通い、2年5回目にしてようやくこの光景に巡り合えたw
IMG_1754



IMG_7421




IMG_1830




IMG_1852



IMG_7570



校舎内部はシンプルそのもの。
IMG_1783



卓球台が置いてある。
IMG_7470



窓からの風景。新たに建てられた公民館が邪魔だw
IMG_1800



窓際には散り始めた花弁が舞い込む。
IMG_1923



古びた水道。
IMG_7491

kurobee_ruinskurobee_ruinsコメント(2)  
カテゴリ: 廃校