くろべぇの廃墟

廃墟や産業遺産、近代建築の探訪記

田村鉄工株式会社

2012年11月21日探訪。

明治14年に創業、この地域では最も古い鉄工所。
戦時中は東北の鋳物製造をほぼ独占するような大企業であった。

その立役者は自治体の人物紹介に載るほどの大物なので、詳しくはこちらにて

平成13年10月頃廃業し廃墟となった。


片田舎の空き地に不意に現れる場違いな洋館。
昭和15~16年頃に建てられたそう。
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ここも長い事行きたかった憧れの場所。
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雪混じりの悪天候が残念。
本当はもっといい季節に行きたかったのだが、この建物が倒壊寸前という話を耳にし、
これから降る雪で来年まで持たないかもしれないという危機感から急遽探訪を決めたのだった。
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工場部分。
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しかし、一足遅く工場の作業場部分は完全倒壊した後だったorz
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とりあえず外観を一回り。
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裏口部分から中に入る。
ここは正面洋館と裏手の工場を繋ぐ廊下部分である。
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奥から。
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廊下。
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角部分。
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そこで90度曲がり左へ進む。
突き当たりに2階へ行く階段がある。
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奥から。
この廊下は本当に美しい。意味も無く何枚も撮ってしまう。
右にある扉は応接室へと繋がっている。
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応接室。
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技術力や功績を称える賞状が数多く掲げられている。
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↑奥の扉から出たところ。
左側が洋館正面入口辺りとなる。
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奥に進むとオフィス部分。
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当時の備品がそのまま置いてあった。
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右奥に商談に使うようなスペースがあった。
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何故か鍵が掛かっており、ガラス越しにしか見る事が出来なかった。
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2階へ行ってみよう。
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重厚な扉の向こうに講堂のような広いスペース。
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階段の構造。
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2階全景。
この部屋は雰囲気重視かと思ってあまり細かく見なかったのだが、
右奥の部屋に戦前の資料が数多く置かれていたらしい。完全にスルーしてしまった。
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写真では綺麗な状態を保っているが、この部屋も今では大分崩壊が進んだようだ。
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木製の窓枠。
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外には崩壊した工場が見える。
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戦中のポスターの切れ端が落ちていた。
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1階へ降りて工場部分へ向かう。その連絡通路は崩壊が激しい。
左側に2部屋、右側に特別企画・廃墟のトイレ!その3で載せたトイレがある。
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左側手前の部屋は女子休憩室。
6畳くらいの部屋に小さなテレビが置かれていた。
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その隣には小使室とある。
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奥へと進み、工場作業場部分。屋根が完全に崩落し危険な状態。
崩れる前は全面ガラス窓に囲まれた美しい空間だった。
正直それを見る為に来たと言っても過言ではないので、この光景にはショックが隠せなかった。
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側面の壁だけが残る。何となくその雰囲気は分かる。
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古い窓枠って何でこんなに素敵なんだろう・・・。
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奥から。
正面に試験室が残るので最後に行って見る。
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試験室。
崩れ落ちた屋根が通路を塞ぎ、ここまで来るのは結構大変だった。
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理科室の実験場のような雰囲気。
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古い資料が山積みになっていた。
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カテゴリ: 産業遺産 

若草色の廃医院

2014年12月31日、2015年12月20日探訪。

明治時代末期に開業した医院。
最後の住人だった老婆が2003年頃に亡くなり廃墟となった。


藪に覆われ、道からはその姿を確認する事が出来ない。
木々を掻き分け庭を進むと若草色に塗られた医院が姿を現した。
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この医院自体は3、4年前に発見していたのだが、片田舎という事もあり中々ストリートビューが来ず、
航空写真だけでは廃の確信が持てなかった。
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また、家からも非常に距離がある為、現地確認は更に難しかった。
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2014年末、ようやくストリートビューが見られる様になり廃と確信。
他の廃墟と併せて下見、1年後の昨年末に本探索と相成った。
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内部は雨戸が締め切られており暗い。
凸した場所から廊下を進むと居間のような場所があった。
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地域の人に送られたものだろうか、最後までこの家にいた住人の89歳の誕生日を祝うメッセージカードが飾ってあった。
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その隣には台所。
この医院は外観は比較的綺麗に見えるのだが、内部は結構朽ちており、
この場所も屋根に大穴が開いていた。
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仏間の隣にあるタンス部屋。
ここも雨漏りが激しいようだ。
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おそらく長押に掲げられた遺影が落ちたものだろう。
さすがに裏返して姿を見る勇気は無かったw
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仏壇では↑で89歳の誕生日を祝われていた人物が遺影となっていた。
残念ながら、89歳を迎えてそれ程経たないうちにお亡くなりになられたようだ。

左でひっくり返っている遺影は、おそらくこの医院最後の医師であろう。
こちらも起こす勇気が無かったw
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その最後の医師の位牌。
医療に係わった事を感じさせる字面である。
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医師会から送られた喜寿と米寿を祝うプレート。
謎なのは米寿の日付が平成9年3月13日となっている事だ。

米寿を迎える直前でお亡くなりになり、プレートだけ送られたという事だろうか・・・。


ちなみに、この部屋には医院の門柱前に家族が並び撮った記念写真(おそらく昭和初期のモノ)が
あったが、それを見る限り一部の建物は無くなっているものの、外観は当時から殆ど変わっていない。

載せたい画像ではあるものの、その画像とストリートビュー見れば簡単にこの場所が特定出来てしまう
ので、割愛させてもらう。
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再び薄暗い廊下を通り医院部分へ向かう。
途中には放射線室と書かれた扉があった。
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レントゲン装置が置いてあるが、殆ど物置だった。
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廊下の突き当たりには、医院の受付兼薬調合室がある。
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調合に使う小さなスペース。
この場所には劇薬剤と書かれた乳鉢があるはずなのだが、どうやら盗難されたようだ。
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右側には薬棚がある。
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在りし日のS診療所を髣髴とさせる整然と並べられた薬瓶。
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建物正面入口の玄関部分。
床が全て抜けており物が散乱している。
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その反対側にある診察室入口扉。
この書体と色使いはかなりお気に入りである。
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逆側から。
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時計が落ちていた。
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診察室全景。
こちらも物置のような扱いで、引越し用のダンボールが積まれている。
それに混じり葬式用の造花まであるのは、ちょっと気持ちが沈むw
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器具類。
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診察机。
瓶が割れているのか強烈な薬品臭がする。
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針の付いた注射器が残っている。
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試験管や顕微鏡など。
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以下の画像は気分を害する可能性がある為、注意の上閲覧して下さい。






















































実はこの医院で一番見たかったのが、この小児衛生糞便標本であるw
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まさにヽ( ・∀・)ノ●ウンコー

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カテゴリ: 廃墟 

八里郵便局

2015年10月4日探訪。

詳細は不明だが、建物の様式から建築年代は大正~昭和初期、
移転により廃止になったのは平成3年頃のようだ。

移転と言っても移転先はすぐ隣であり、現在も同名の郵便局が営業を行っている。


歴史を感じるレトロな建物。通気口が郵便マークになっている。
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右隣に現役の郵便局が建っている。
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横から見ると廃校の様にも見える。
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二宮金次郎の像がロケットパンチを放っていた。

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中に入ってみた。
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正面に窓口がある。
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窓口から見える光景。
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窓口の左側には少し毛色の違う部屋がある。
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恐らく応接室とかえらい人の部屋だろう。
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奥から。
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左奥へ進む廊下の先には、前回の記事で載せたトイレがある。
この廊下は傷みが激しく、屋根が崩壊していた。
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残りの部屋は何れもがらんどうで特に見るべきものは無かった。
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割と有名なカット。
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生首にビビッたところで探索終了w
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