2008年9月17日、2009年1月2日、2011年10月10日探訪。
足尾銅山の鉱山社宅が建ち並ぶ深沢集落。
最盛期の昭和14年には84世帯、353人が住む大きな集落であったが、
鉱山の衰退とともに人口は減り続け、平成8年、無人の地となった。
※2011年初頭に一部の遺構を残し解体済み。
明治35年に全ての住居が全焼する大火があった。
足尾の集落入口や建物の間には、大体このような防火壁が儲けられている。
最初に見える社宅。
この左右に道があり、両側に社宅が建ち並んでいる。
まずは右側の道から行ってみる。
ここは公民館のような場所だったそうだ。
朽ち果てたバイクが見える。
右側にはあまり建物は残っていない。
2011年、全てが消えていた。
今度は左側の道へ行ってみよう。
集落の入口には共同の水場がある。
辺りを見回しながら集落のはずれまでやって来た。
↑画像右側には小さな公園があった。藪に埋もれるすべり台。
坑夫の信仰した、八聖山金山神社の石碑。
社宅を見て行こう。
15年ほど前まで住人が居たとはいえ、崩壊の激しいものが多い。
火災に見舞われた為だろう、至る所に火災の注意を呼びかける標語が貼ってあった。
二度と帰る事のない住人を待つうさぎ。
如何にもファミコンが繋がれていそうなTV。80年代初め頃のものだろう。
平成元年に足尾線は廃線となり、わたらせ渓谷鐵道へと引き継がれた。
2011年、こちらも水場の施設を残して全て解体されていた。