2010年4月10日、2011年10月16日探訪。
埼玉の最奥地、中津川地区にある小学校。
閉校後キャンプ施設に転用されていた事もあったようだが、それも終わり廃墟となった。
現在はRC造りの体育館や音楽室、キャンプ時代に建てられたであろう入浴施設などが残っている。
かつては木造の古い校舎が残されていたが、数年前に解体されたようだ。
明治6年3月1日開校、昭和59年3月28日閉校。
校舎全景。
右奥の出っ張った部分が本来の入口だったらしい。
その入口にはストーブやらテレビが山積みになっている。
世界地図や日本地図、郷土として埼玉県の地図が飾ってある。
1階廊下。
机が大量に置いてある教室。
キャンプ施設時代に改装された結果だろう、畳が敷いてある教室がいくつかあった。
1階は大体こんな感じだったので、2階に行ってみる。
集会室とある。
こじんまりとした体育館だった。
卓球台。
舞台から。
隣の音楽室から持ち出されたであろうアコーディオンが置いてあった。
跳び箱の跳び方。
舞台の横には1988年のカレンダー。
廃校後のものだがこの2階は人が立ち入った形跡が殆どない。
体育館奥には音楽室がある。
音楽室内部。
様々な楽器が置き去りにされている。
約30年前、昭和56年の卒業証書授与式の垂れ幕が落ちていた。
テキストや楽譜など。
同業者の仕業だろうか、並べ方にやや作為がある。
場所が変わり1階の給食室。
あまり見どころがないので画像はこれだけ。
大量のスプーンが散らばっていた。
校舎の隣に立つ入浴施設。
男性更衣室。
新しい建物で内部はかなり綺麗。
男性浴室。
ちょっと手直しすればすぐに使えそうなくらい状態が良い。
隣り合う女性更衣室。
こちらもかなり状態が良い。
殆ど使われる事なく廃墟になったようだ。
浴槽は男性用に比べてかなり小さい。
校舎の片隅にタイムカプセルが埋められていた。埋めた生徒は現在40前半くらいだろうか。
開封は埋めた時点で100年後、埋めた人は勿論、私もこの世にはいないと思う。
何となくロマンを感じるが、これが開く日を覚えている人はいるのだろうか。
タイムカプセルの横に閉校の碑が建っていた。