今をさかのぼる事84年前・・・1933年(昭和8年)、大分県日田市日高町にあった《ダン

ワラ古墳》から、弥生時代中期のモノと思われる一枚の鉄鏡が出土した。

大きさは、直径21.1cm 厚さ2.5mmの鉄製の鏡は、鉄であるがゆえに劣化が進んでい

たが、背面は金で竜文が象嵌され、角や爪は銀の象嵌が施された見事な鏡であった。

眼や体の所々には、赤や緑の玉が嵌め込まれている。

中心のつまみ付近には、漢代の書体で「長宜子孫」の四文字が金で刻まれていた。

※下の画像はCGによる復元図である。


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金銀で象嵌した鉄鏡は、日本国内では この『金銀錯嵌珠龍文鉄鏡』しか出土しておらず

限りなく国宝に近い国の重要文化財である。

※下の画像は500万円かけて制作したレプリカで、現在は豆田町の「日田天領資料館」

に展示中。


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「卑弥呼の鏡」では・・・・・?  と、思われる この世界に一枚だけの謎に満ちた鉄

鏡を作ってみたくなった私は、早速制作に取り掛かり・・・出来上がったモノが下の画

像である。

む むずかしいー、高貴な感じがまるで出ない! ラインストーンがキラキラ輝き過ぎ

て品が無い。

己の技術の未熟さを痛感しただけだった。

ちなみに、大きさは5cm、掛かった費用は300円弱。 これじゃあねぇ〜!?

いいの出来る訳ないか!


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