2012年09月

2012年09月30日

センター出願 / はじめての男子校体育祭観戦

9月も終わりというのに、暑くなったり寒くなったり、おかしな天候が続いています。衣替えしようにも、なかなか夏物をしまうこともできず、本当に困りますね。体調をくずさないよう、天気予報などをチェックして、こまめに服装を調節しましょう。

先日、長男は学校でいよいよセンターの出願を行いました。受験料の振込は個人で行いましたが、そのほかはすべて学校側でしっかり指導してくださいます。思った以上に複雑な願書の書類を見てくらくらしましたが、学校で全部やってくれたので助かりました。テレメールで国立、私立大学の願書の発送の手配も終えました。多くの大学が11月上旬に願書の販売を開始します。業者に申し込んでおけば、順次発送されるので、忘れる心配もなく便利です。

息子達が中高一貫校に入学して以来、初めて高校の体育祭なるものを見に行ってきました。弟の学校の父母会役員の仕事の関係でいかなければならなかったからです。遠距離であることと英語で忙しいこともあり、役員の仕事がなければまず見に行くことはなかったでしょう。(毎年見に行っているという方もいらっしゃってびっくり!)

校舎の改築工事が行われていることもあり、学校に近づいてもほとんどそれらしき音声は聞こえず、本当にやっているのだろうかと、不安を感じつつ学校に到着。住宅地に隣接しているために、おそらく周囲への配慮で音声のボリュームを絞っているのでしょう。NHKの授業が土曜日になって以来、ずっと保護者会は主人に代わりに行ってもらっていたので、初めて見る新校舎はとてもきれいてまぶしく見えました。

父母会の仕事を終えて校庭に出ると、いきなり上半身裸の男子生徒の集団が目の前に現れ、いやはや、もう圧倒されました。しばらくすると慣れましたが、なんだかドキドキしてしまいました(笑)。思っていたほど保護者の数は多くなく、遠巻きで見守っている感じでした。それでも似たような背格好の男の子達が入り乱れて競技している中で、自分の息子を探し出すのはほとんど不可能でした。たまたま持参した望遠鏡でなんとか応援席に座っている息子の姿を確認できましたが、買い替えたばかりのデジカメも使い慣れていないせいか、騎馬戦で違う別の男の子を息子と間違えて撮影してしまったりして、ほとんど息子の写真は撮れませんでした(涙)。

男子校だけあって、棒倒し、騎馬戦など、肉弾戦はものすごい迫力でした。40人41脚という競技は間に合わず見れませんでしたが、練習時からけが人が続出し、数人は転倒して骨折、友人のひとりは顔を切って3針縫いました。息子も足首に痛々しい痣ができ、学校側から急きょ前日にプロテクター着用の指示が出たほどです。さすが男子校、「ワイルドだぜぃ…」(笑)。その一方、クラブ対抗リレーでは、選手はそれぞれクラブのユニフォームを着て走り、なんと水泳部は海パン、水泳帽にゴーグル、剣道部ははかま姿、囲碁将棋は冬の制服の背中に囲碁将棋の漢字を一文字ずつ大きく印刷した紙を貼っていました。帰宅部(?!)なんかもあって、そのまま夏の制服姿で走っていました。なんのクラブかわからないものも多数あって、なんのクラブか想像しながらの観戦も楽しかったです。以前パソコン部は実際にパソコンをかかえながら走っていたとか… (無理でしょ!)バトン代わりに先生を抱えて走った時期もあったとか…。いやはや、男子校のそんなはちゃめちゃなところもなんともいいですね。

息子の学校では中学1年から高校1年までは1学年5クラスあり、(高2からは選抜クラスができるので6クラス)縦割りでA組からE組までそれぞれチームカラーで分けられます。中学生と高校生は雰囲気や体格がかなり異なり、中学生がとてもかわいらしくういういしく感じられます(笑)。

チーム対抗の応援団合戦もなかなか見ものでした。高1と高2の希望者による種目ですが、しっかり点数も付きます。マイケルジャクソン風のダンスやかっこいい創作ダンスなど、それぞれ自分達で創意工夫を凝らして考えた演技で観客を魅了しました。連日朝練や夜遅くまで練習していたそうで、打ち上げもさぞ楽しかったことでしょう。

息子曰く、最後のチーム別リレーで勝敗が決まるんだよ、とのこと。それまで大きな点差があっても、最後のリレーでは上位チームはありえないほど大量に加点され、いっきに大逆転するのが恒例だそうです。なるほど…。

少しだけ様子を見てすぐ帰るつもりが、予想外の長時間の観戦となり、いやはや疲れました。でもなんともさわやかで心地よい疲れでした。日頃あまり見ることのない、生徒たちの意外な楽しい面を見ることができて、見に行ってよかったと思いました。来年はいくかどうかわかりませんが…(笑)。願わくばその時期にはNHKの現場でバリバリ仕事をしていたいものです…。その前に長男がどういう状況になっているのか…。無事大学生になっているのでしょうか?あるいは…?!まぁ、先のことはあまり考えず、目の前のことに集中して、ひとつひとつ丁寧にこなしていこうと思います。

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2012年09月18日

はまなしの季節 / 防衛医大

9月になっても相変わらず暑い日が続いていますが、横浜では名物の「はまなし」の季節になりました。文字通り、地元横浜で取れた梨で、完熟状態で収穫され、数も限られるため、大手スーパーには出荷されず、ほとんどが地元で消費されます。いろいろな種類がありますが、一番人気はこの時期に出回る「豊水」という品種です。酸味と甘さがほどよくマッチして、みずみずしいおいしさは格別です。少々値段は張りますが、一度食べるともう市販の梨は食べられなくなるほどおいしいです。我が家でも毎年この時期になると必ず近所で購入します。人気の販売所では販売開始から30分ほどで売り切れてしまいびっくりです。今年は雹や病気などの影響で収穫が少なめだそうです。出荷のピーク時期になると、あちらこちらに赤い「はまなし」ののぼりが見られるようになります。実家にも毎年郵送していてとても好評で、いつも楽しみにしてくれています。見かけたらこの期間限定の秋の味覚をぜひ一度試してみてくださいね。

秋らしく、長男の学校では文化祭、次男の方は体育祭の準備がはじまりました。文化祭といっても高校3年生はもちろん参加せず、準備期間中も講習です。夏休みに引き続いて、授業時間にかかわらず、毎日お弁当もちで夜7時ごろまで図書館で勉強です。学校がはじまってからは朝がはやく、予習などもあるので、夏休み中よりも早めに帰ってきます。センターまであと3ヶ月、徐々に緊張感も高まってきました。

学校で合格実績などの一覧でよく「防衛医大」の名前を見かけて、?と思っていました。今年になって我が家にも自衛隊員募集案内のはがきが届いたり、学校で防衛大、防衛医大(正式名は防衛大学校、防衛医科大学校)の説明会があり、パンフレットも持って帰り、それまで知識がなかったわたしはどうして?と驚きましたが、話を聞いてようやく理解しました。

防衛医大、防衛大は文字通り自衛隊員、幹部、パイロットなどの養成学校で、受験料は無料、入学金、学費も無料で、在学中は公務員として給料が支給されます。特に防衛医大は費用をかけることなく医者になれるということでとても人気があります。ただ卒業後は13年間連続勤務しないと実費返却義務が生じるそうです。試験が10月、11月と早いために、多くの学生が腕試しに受験します(試し受験生はたいてい一次試験のみで、面接、身体検査等の二次試験はほとんど受けません)。もちろん第一志望で目指している学生も大勢います。特に防衛医大はレベルが高く、東大、京大合格者が落ちることもめずらしくありません。理系の学生は防衛医大、文系は防衛大を受けることが多いようです。

息子は学校のOB講演会で、実際に防衛大に入学した方がきつくて3日でやめ、浪人して東大に入ったという話も聞きました。また学校の定期試験を受けたくないために(この時期はもう内申は決まっていて受験に関係ないので)、公欠扱いで二次を受けたという豪傑もいたそうです。

長男の学校でもほとんどの学生が防衛医大または防衛大を受けるらしく、長男も医大を受験することになりました。先日受験票用の写真を撮り、いよいよ受験シーズンが近づいていることを実感しました。実際の受験は模擬試験とは緊張感が違うので、ややもすると緊張感が途切れがちなこの時期に気持ちを引き締めるいい機会になると思います。来年の受験大学、学部、スケジュールもほぼ決定し、受験校の赤本も揃いました。あとは本人ががんばるのみ。親は息子を信じて、応援、見守るのみです。自分のペースをしっかりキープして、年明けの本番に向かって着実にレベルアップしていってほしいです。


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2012年09月07日

「Royal Pains」(救命医ハンク)- 洋画・海外ドラマと英語学習

Hello, September!  新学期がはじまりました。息子達も学校に行くようになり、ようやく1人の時間が出来てほっとしています(笑)。

大好きなアメリカのTVドラマ「Royal Pains」(救命医ハンク)がとうとう終わってしまいました (ToT)。最近はなかなかいいドラマがなく、数少ないお気に入りだっただけにとても残念です。

このドラマには激しいバトルや流血シーンなどは一切なく、安心してリラックスして楽しめるドラマです。NY郊外の高級リゾート地でセレブ達の治療に携わる医師のお話で、美しいビーチ、おしゃれな豪邸、美しいセレブ達など、見ているだけでリゾート気分に浸れて癒されます。ストーリーもエピソード自体は一話完結ですが、メインキャストのストーリーは連続して進展していきます。様々な人物が登場しますが、主人公のハンクはなかなかのナイスガイで、ひとりの人間としても尊敬に値する人物です。毎回豊富な知識と技術で手際よく患者達を治療していきます。あんなふうにてきぱきと診断を下して治療してくれるお医者さんが身近にいてくれたら本当にいいのにと心から思いました。いろいろな個性豊かなセレブ達が登場しますが、みな最後には改心してハッピーエンドがお約束。自分もリゾートの住人の一人になったような気分で楽しめ、毎回見終えた後は心の中にさわやかな海風が吹いているような気持ちになれます。

人気ドラマ「24」の女性プログラマー役の女優が登場したり、ディカプリオと渡辺謙の共演で話題となった「インセプション」で主人公の妻を演じた女優がハンクの弟の恋人役で出ていて驚かされました(名前がわからなくてごめんなさい!)。

TVではシーズン1、2と連続して放送され、アメリカでは現在シーズン4がはじまっているそうです。ぜひとも3、4も日本で放送してほしいです。

ニュース英語ばかりやっていると、たまにドラマなどの英語を聞くととても新鮮に思えます。しゃれた言い回しや何気ないことばなど、up-to-date な生き生きした英語が聞けてとても楽しいです。

ただ洋画や海外ドラマをたくさん見るだけでは英語力は上がりません。これらはすべて会話を中心に展開し、一貫していわゆる口語会話が流れています。英語の勉強としての効用は否定しませんが、身に付くのはあくまで会話ベースのボキャブラリーです。リスニング力を上げるには、字幕を一切表示しないこと。出来れば内容の知らない作品がベスト(ダントツに集中度が違ってくるので)ですが、初心者なら内容を知っているものでもOKです。字幕を見ている間はリスニング力はほとんど伸びません。わかろうとして一生懸命集中して聞くからこそ飛躍的にリスニング力が付きます。映画やドラマを見るだけで英語力が伸びるのなら、洋画をたくさん見ている人はみな英語の達人になっているはずですよね(笑)。「努力なくして成果なし」です。

洋画、海外ドラマの最大の利点は英語のリズム、感覚が身に付くこと、最新の(流行の)英語表現を知ることができることです(ただし使用に際してはくれぐれもTPOにご注意を!)。英語の最大の魅力はその流れるような発音とリズムだと思っています。こればかりは感覚的なもので、勉強したからといって短期間で身に付くものではありません。長年たくさんいろんな英語を見聞きしてこそ身に付くものです。多読、多聴の必要性がいわれるのもこのためです。

ある程度多くの英語をインプットし続けると、ある時点(限界点、臨界点とでもいうのでしょうか)から急に英語がわかるようになる、そんな段階が必ず訪れます。どの程度インプットすればいいかは人によって異なりますが、そこに到達すると英語を読んだり聞いたりするのが格段に楽になります。それまでの経験則から読み方、聞き方がわかるというか、推測がつくようになるというか、とにかくすっと英語が頭の中に入ってくるようになります。わたしも知らない間にその時点を越えていたらしく、今は英語を読んだり聞いたりするのがとても楽になりました。洋画や海外ドラマは息抜きツールであると同時に最適の多聴教材だと思います。(ただしこれらは会話オンリーであることを忘れないで下さいね)。会議通訳なら会議、スピーチの英語、ニュース通訳なら英語ニュース、翻訳者なら英文記事や雑誌というように、自分の目的に応じた教材選びはとても重要です。

最近日本では本当に見たいドラマがありません。気分転換に見るので、あまりシリアスなものや見ていて気持ちが暗くなるようなものは見たくありません。すっきりさわやかな気持ちになれて、前向きな気持ちにさせてくれるようなものが好きです(アニメの「宇宙兄弟」などは最適ですね)。猫も杓子の刑事物も「相棒シリーズ」以外はパス。 大好きなはずの向井理くんのドラマも初回のみでパス(底が浅いというか、なんとなく入り込めず、時任三郎がちょっと暑苦しくて…)。唯一はまっているのは小栗旬くんの「リッチマン、プアウーマン」。こちらは小栗君が本当にさわやかで、バリバリ働いていた頃を思い出させてくれ、ラブストーリーのドキドキ感もちょうどよくてグッドです。NHKの大河ドラマ「平清盛」で超地味でネガティブな崇徳上皇を演じた俳優さんが全く違うキャラで出ていて驚きました。もちろん「平清盛」も見ていますが、最近ちょっと変化に乏しくて、前半のほうが波乱万丈でおもしろかったような気がします。こればかりは史実に基づいて作られているので仕方ないですね。

そろそろ来月の英語の授業再開に備えて、ラィティングの練習をはじめなければなりません。前回やったニュースは46本なので、1日2本書くとして23日で終了する予定です。 毎朝のジャパンタイムズとBSの英語ニュース、NHKのラジオ英語ニュースのチェックは休みの間中も毎日欠かさず続けています。ニュースラィティングに関する洋書や日本語の本などもバックグラウンドの知識として数冊読んでいます。 高校の父母会の役員の仕事もはじまるので、徐々に勉強のペースも上げて、うまく両立できるようがんばりたいです。


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