モダン建造物*千葉県

June 24, 2016

ワイン王の別荘(旧神谷伝兵衛稲毛別荘)

千葉市稲毛にあるアーチが印象的なこちらの建物は、

明治〜大正時代の実業家・初代神谷伝兵衛(1856〜1922)の別荘です。


稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (3)




神谷伝兵衛は、東京・浅草で電気ブランなどの洋酒を普及させ、

本格的なフランスワインの醸造技術を導入したことで知られる人物です。



建物の竣工は、大正7年(1918)。

鉄筋コンクリート造りの建築物としては千葉市内で最も古く、全国的に見ても初期のもです。

 

入り口部分。

照明部分の天井のレリーフのモチーフは葡萄です!

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (7)

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (9)



1階部分☟

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (5)

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (4)


稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (8)

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (1)

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (10)




本格的な洋間の1階に対して、2階は和室です。

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (11)


天井を竹格子で組んで部屋全体を葡萄棚に見立てているのだそうです。


稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (15)



葡萄の巨木を用いた床柱☟

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (22)

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (20)

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (17)



欄間にも葡萄!!

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (16)


稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (21)


稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (14)

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (13)



葡萄酒の宴☟

稲毛市_旧神谷伝兵衛稲毛別荘 (19)




おまけ♪

台東区浅草1_神谷バー (1)


【神谷バー】


所在地:台東区花川戸1-4-1

竣工:大正10年(1921)

設計:清水組

施工:清水組




 【紅緒のデコ建マップ】 

検索→旧神谷伝兵衛稲毛別荘

検索→神谷バー

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February 07, 2016

伊東忠太の聖教殿(千葉県市川市・中山法華経寺境内)

こちらの建物は、千葉県市川市・中山法華経寺境内にある【聖教殿】 

と呼ばれる建物です。


聖教殿 (2)


竣工:昭和6年(1931)

設計したのは、私が尊敬する建築家のひとり、伊東忠太です。


法華経寺に伝来した日蓮の御書・遺品等の寺宝を収蔵した宝蔵だそうです。


聖教殿 (9)

聖教殿 (4)



狛犬☟

聖教殿_狛犬 (1)

聖教殿_狛犬 (3)

聖教殿_狛犬 (2)



矢張り、こちらにも忠太さんらしさが! 

沢山の動物が棲んでいます。


聖教殿 (11)



馬+牛+馬

聖教殿_馬牛馬 (3)

聖教殿_馬牛馬 (1)

聖教殿_馬牛馬 (2)



時計回りに・・・


獅子?☟


聖教殿_獅子 (2)

聖教殿_獅子 (1)




鼠の親子と・・・犬?☟

聖教殿_鼠と犬? (2)

聖教殿_鼠と犬? (3)



親ネズミが子ネズミをくわえている感じでしょうか?

残念ながら、柵の外からネズミの表情を伺う事ができません。



でも!

ひと気がない裏道を進んでみたら、裏側に潜んでいる動物を見ることができました!! 


聖教殿_鼠と犬? (1)


ネズミと一緒にいるのはビーグル犬みたいな耳の垂れた犬? 

この辺りは、正直よく分かりませんでした。



お次は?☟

聖教殿_牛 (2)

聖教殿_牛 (1)




そして、孔雀!☟

聖教殿_孔雀




 

聖教殿_馬 (1)




羊と象? 

(裏側からの表情)


聖教殿_羊 (1)



(正面からの表情)

聖教殿_羊 (2)




 

聖教殿_象 (3)

聖教殿_象 (1)


<撮影日:2016.01>


素人の私的には、動物はこの様な感じの配置に見えました。

聖教殿の動物




同じく伊東忠太設計の、 【可睡斎護国塔(かすいさいごこくとう)】

(竣工:明治44年(1911)、所在地:静岡県袋井市)は、

動物の意匠こそ控えめですが、共通する点が多く見られます。


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  【伊東忠太の可睡斎護国塔】 



 【紅緒のデコ建マップ】 


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