細野晴臣主宰daisyworld discsから2008年8月6日に、実に5年ぶりのニューアルバム『覗き窓』をリリースしたコシミハル Koshi Miharuさん。
そしてそれに合わせて2008.8.8〜9に開催された公演というか歌劇というか?な「ミュージックホール【覗き窓】」(Musique-hall "Le judas")を見て参りました〜。
コシミハルさんの「ミュージックホール」公演は今回で8回目。
(つやつやが拝見するのは、今回でまだ2回目ですが。)
暗闇に包まれ、波の音にいざなわれて辿り着く世界。
ドレープカーテンの波間に浮かび上がる、
ピアノとファゴット、3人のバレリーナ、そしてコシミハルさん。
それは遥か遠く、どこか違う時代のような夢の楽園、
失われてしまった桃源郷。
漆黒の闇の中から、そんな幻想世界へと連れて行かれ
垣間見る束の間の奇跡。
もうウットリ、ポワ〜ン!
夢心地デス!!!
☆-*・゚(●´∀`●)ホェ--*・゚☆-*・゚
つやつやには上手くその音楽を説明することができないので、今回の公演のコピーから以下を引用。
3人のバレリーナと2人のクラシック演奏家
覗き窓の奥には目のためのささやかな音楽とダンスで綴られるエロティックな物語の数々
古いパリのミュージック・ホールのような懐かしいデカダンの香り
ワルツ、ポルカ、スウィングなどノスタルジックなリズムと旋律にあふれるシュールなシャンソン・リテレールを中心に、フランス近代音楽(ダリウス・ミヨー、フランシス・プーランク)などを交え、ノスタルジックで美しいコケットリーな世界へと誘う。
本当に本当にステキな音楽体験。
1920〜30年代のポピュラー音楽やらいろんなものをベースにしながらも
そこに新しい息吹を吹き込んでいく、唯一無二な音楽性。
しかしながら現代の日本の音楽シーンでは、
正当に評価されなさすぎないんじゃないか?って、
つやつやは前から勝手に心配しています。
そういった時代の音楽への造詣が深く、
きちんと評論することができる批評家すら、
どうも存在してなさそうな気がしますもの...。
あ〜、もっともっと多くの人々に聞いて欲しい。
そう切に願わずにいられません〜。
(*´Q`*)
CM「キューピー テイスティドレッシング 150ml」 2005年
(「Un secret de mon frere 兄の秘密」コシミハル)※ナレーションも担当
Swing Slow「おはようエコーさん(Good Morning, Mr. Echo)」
(Swing Slow(スウィング・スロー)は、細野晴臣さんとコシミハルさんが1996年に結成したユニット。
とってもお茶目な二人!)
つやつやは今回の公演、最終日の方に行ったので、
「きっと細野晴臣さんも客席に来るに違いない!」と予想して
Swing SlowのEP版レコードジャケットと、サインペンを持参して臨んだのでした。
あわよくば細野さんのサインと握手を!と思ったけど、
...逢えませんでした。
どうやら前日に来ていたみたいです。
( ゚д゚) 残念〜。
■過去のコシミハルさん関連記事はコチラ
→【パリのちいさなバレリーナ、イリアちゃん。】
→【細野晴臣さん×中沢新一さん。【芸術人類学】】
P.S.細野晴臣さんがサントラを担当(コシミハルさんも参加)の映画、
『グーグーだって猫である』が非常に気になる今日この頃です。
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