ぶどう、イノシシ肉直売くろせ農園

農園経営の考え方、仕事内容、苦労話、生き甲斐をブログにしています。

2012年12月

新設のぶどう棚

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1概要 
 今年簡易被覆のぶどう棚を1箇所増設しました。
 面積は10,4アールです。

2排水設備
 昨年まで田圃だったので排水を良くする為、畦を全て撤去しました。 畑の外周にユンボーで排水溝を設け、
 さらに横断の排水パイプを3箇所埋設しました。

3防風ネット
 ぶどう棚の外周約200メートルに防風ネットを取り付けました。
 防風ネットは棚に当たる風を和らげてぶどうを保護するだけでなく、棚の横から進入する獣や鳥による食害 
 を防ぎます。  .  

4苗の植え付け
 畑の北半分に瀬戸ジャイアンツを5本植えました。その内2本はは2年目の苗で、残りは1年目の苗です。
 南半分にはシャインマスカットを5本植えました。
 どちらも青系ぶどうで、種が無く皮ごと食べれます。  

5予防設備
 棚に予防用のホースを取り付けました。

6給水設備
 湧水を溜めたコンクリート製の井戸輪からVPのパイプで畑にポンプで水を送り、棚の上は黒パイで水を送 
 り 、1本の苗にスプリンクラーを2個づつ取り付けました。
 冬になるとVPパイプは凍結で割れますので排水用のバルブも付けました。

7電気工事
 夜間の作業ができるように長さ10メートルの電柱を立て、ライトをつけ照明設備をします。
 山間地の畑は日が暮れると街灯などの照明設備は無く、直ぐ真っ暗になり何もできません。

 ライトの位置は高いほど棚の中が明るく作業がし易いです。
 ライトの向きはぶどう棚を照らしますが、その先の農地が明るく照らせるようにします。
 ぶどう棚を照らして余った光が周囲の畑を明るく照らすと快適です。
 
 その電柱にポンプの電源スイッチとコンセントを付けます。
 そのコンセントはコンプレッサーを接続しぶどうの実に付く花かすを落します。
 花かすが付いていると病気が発生し易いと言われています。
  

落葉の処理

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1落葉の処理
 ピオーネは落葉が終わり、畑の中の落葉を集めて焼却しました。
 瀬戸ジャイアンツは今でも青い葉が残っていますので枯れて落ちたら片付ける予定です。
 ぶどうの葉には灰かび病やさび病等の病原菌が付いており、放置しておくと来年の葉に感染します。
 落葉は時期が過ぎると腐って無くなりますので早めに処理しなければなりません。
  ぶどう栽培で大事なのは木の根、葉、実の順です。
  虫や病気で木の根が弱ると良い葉が付かず、葉が虫や病気にやられると立派な実はなりません。
  
2狩猟開始
 11月15日から狩猟を始めました。
 猪を狙って罠を順次掛けていますが、毎年ほぼ同じ場所に掛けるので獲れなくなりました。
 今年はひごを細くし、土も浅めに掛けて弱いバネでもくくれるようにしています。
 罠を掛けたら3日おきぐらいに見て回らねばならず、道路から離れた場所には掛けれません。
 見回りは来年3月15日まで続きます。

3休耕地の管理
 休耕地の田圃や畑が8箇所にあります。
 その土地には何も栽培していませんが農地として使えるように草刈りをし、トラクターで耕しています。
 草の中でも茅は根を張りますので1年空けるとトラクターが壊れてしまいます。
 かづらはつるが伸びて伸びた先に根を下ろしていきますので根付く前に片付けねばなりません。
  隣地に藪がある所は竹の根が入って来て6月には竹の子が生えます。
 竹は成長して休耕地に倒れかかります。

4マスカットビオレの苗予約
 ①種が無く、皮が薄く皮ごと食べれ、マスカット香
 ②色は赤紫色で食味が良い
 このぶどうの苗を予約しました。
 1987年に品種登録された欧州品種で、甲斐路と紅アレキの交配品種です。
 これから将来は皮ごと食べれるぶどうが主流になりそうです。

5瀬戸ジャイアンツとシャインマスカットを増殖
 棚を11アール張り、瀬戸ジャイアンツとシャインマスカットを植え付けました。
 その中には2年目の瀬戸ジャイアンツがあり、来年は僅かですが実を付けます。
 ぶどうの木は植えておけばどんどん成長し、5年位で棚全体に成長します。

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