クロスケのブログ

はけ!はくんだ!ボカ!ガス!

メールアドレス変更のおしらせ

◆こんばんは、今回は業務連絡

メールアドレス変えました
ヤフーサービスのメール使ってたんですが
六月後半以降調子がおかしくなり、一切受信できておりません

三か月もほったらかしてて誠にすみません
この間何もらったのか戦々恐々しております

新しいメールはこちらになります
kurosuke662000@mail.goo.ne.jp

なにかありましたらこちらにお願いします


いろいろ更新したい話もありますが
ちょっと仕事つまってるのでまた近いうちに

同人誌で『イヴ愛してる』小説版かきましたよ

◆みなさまこんばんは
前回の記事更新から、ええと四か月ぶりになりますか
まあ右のツイッター部分で毎日更新ブログになってるので大丈夫ゲハハハ

今回は自分が参加した文芸同人誌の宣伝です
昔から小説ごっこが好きでしたので、あそばせていただきました

イベントはこちら
『文学フリマ』

6月12日、もうすぐなので興味がおありでしたらお急ぎを

参加したのは
『黄色い遺伝子(ブルー・ノート)』vol.3

主催は『まんがライフオリジナル』にて
『MEDIGIRL』を連載なさっておられる原作のほうの有好縱桜さん
同誌に連載してるご縁でおさそいいただきましたよ
作画のほうの道端千揺さんも、表紙イラストを描いておられます

黄色いのか青いのかわからんタイトルがCOOLすぎる

みんなで好き勝手に小説書いてたのしむ文芸同人誌です
プロの小説家も名義は変えつつまぎれこんでるようですよ
自分の小説も、ド素人の小説ごっこにすぎませんが、楽しんで書きました

実は前回vol.2にも参加してたんですが
今回は漫画のキャラで書いたので読者のみなさんにも一応ご報告しておこうかなと

『まんがライフMOMO』で連載枠をいただいている
『イヴ愛してる』の主人公イヴで書きました
同設定の同一人物ですが、漫画のほうとは全く関連性はないです
よまなくても問題なし
漫画のほうではページに追われてなかなか書けない
設定とか心理を思う存分書けたのでかなりすっきりした
こっちではギャグはまったく入れなかったよ!ギャグないほうが楽

今回は宣伝ということで
お試し版として、自分の小説の冒頭部分のみを掲載いたします
どうぞ


―――――――――――――――――――――――――――


『イコン』   伊藤黒介(『イヴ愛してる』小説版)


 外では子供たちの声がけたたましく響いていた。イヴは作業の手を止め、窓枠に近づいて外を眺めた。犬ぞりのために飼われている犬を親のいぬ間に連れ回し、村の少年たちがふざけて罵声を上げている。身も凍るような外気の中、赤らんだ顔をごしごしとこすりながら笑い駆け回る子供にイヴは感嘆して目を細める。ふと子供たちがこちらに気づいたらしく指を指していた。イヴは笑って手を振る。子供たちは何事か叫びながら駆け去っていった。遠く離れた場所から密閉した小屋の窓ごしに聞く声ではあったが、イヴの耳は子供たちの言葉を正確に捉えている。彼らの侮蔑と悪罵は彼女の心を波立たせない。イヴは炉端に戻り、再び作業についた。
 なめし終えた狐やビーバーの皮を小屋の梁から一枚ずつ下ろし、作業台の上で鋏を入れる。裁断された皮に太い糸を通して着用のために形を整える。この村で現在着られている帽子や手袋、外套の半数はイヴが縫ったものだ。先ほどの少年たちが着ていたものもそうだった。黙々と作業しながらイヴの思考は忙しく巡り、その耳は兎のようにそばだてられている。雪に反射して目に痛いまでの冬の陽が時間の経過とともに傾き、急速に辺りが青く沈んでゆくころ、イヴの耳は山から下りてくる同居人の、はるか遠くの足音を聞いた。イヴは嬉しい、しかし同居人は出迎えられるのを好まない。その男が雪道を縫い、村はずれのこの小屋に辿りつくまでにはまだ数十分の時間がかかるだろう。あと少ししたら湯を沸かそう。
 ノーマンが小屋の戸を開けるころには干し肉と野菜のスープが湯気をたてていた。「お帰り」イヴの言葉には答えず、ノーマンは鉄砲を床に置き、暖炉の側にあるゴザの敷かれた作業台の上に獲物を放る。イヴはすでに絶命しているそれらを掴み上げ、大振りで無骨なナイフで獣の首をひとつずつ断ち切り、次いで狐の毛皮を剥ぎ始めた。一方ノーマンは少しの間手を組み合わせた後スープに口をつける。極寒の山中で半日間張りつめていた神経がほぐれ、緊張は吐息になって吐き出される。イヴは剥いだ毛皮から油と肉片をこそぎ落とす作業に入る。なるべく殺してから時間がたたないうちにこれらの作業は済ませてしまったほうがいい、それにしても食卓を共に囲む時間はあったが、ノーマンはそれを好まなかった。男は食事を終え、上着を脱ぐと鉄砲の手入れを始める。
「雪はどうだった?」
「まあまあだ」
 互いに顔を上げず、言葉が交わされる。ノーマンの答えは大体はこうだ。
「明後日は嵐になるよ」
「ああ」
 本当にわかっているのかどうか、イヴの忠告にノーマンは鷹揚に答える。日に何度も変わる雪山の天気をなぜイヴが正確に言い当てられるのか、これまでもノーマンは興味を示してこなかったし、彼は彼なりに経験から山の表情を読み取っているのでどうでも関係のないことだと思っているのかもしれなかった。
 夜が更けると、二人は寝床にもぐって肌を合わせる。その最中でもノーマンは何も喋らない。この村の男たちは誰もが寡黙だが、その中でさえ彼の無口は変人扱いされていた。村のはずれで身を寄せ合う爪弾き者同士ではあったが、ノーマンはイヴと家族になろうとはしなかったし、イヴはそれで不満はなかった。こうした緊張感をはらむ、濃密な関わりようをイヴは好んだ。

 翌日の早朝、男は狩猟の道具と食糧を携えて山に向かい、イヴは獣の肉と毛皮の衣類を抱えて村へゆく。刺すような寒気が顔を打つ、吐く息はそばから凍って微小な雪片となって大気の中に散らばっていくようだった。凍った池の上で子供たちと若い女がスケートに興じていた。橋の上から眺めるイヴを指さして子供たちが淫売、悪魔とはやし立てる。イヴは涼しい顔で干し肉を投げてよこした。からからと音を立てて凍った水面に干し肉が転がる。子供たちはことさら大袈裟に干し肉から距離を置き、また悪口を投げかける、その中に赤い手袋をした小さい娘がいる。イヴと目が合うと、その娘は手近な雪を掴んで投げつけてきた。女たちが子供たちに向かって叱責する。イヴは女たちに聞いた。
「村長は?」
「家にいるよ」
「ありがとう。あとであんた達のところも回るよ」
 イヴは村長の家に向かう。イヴの背中が見えなくなった頃に女たちの間でイヴについてぼそぼそと言葉が交わされる、それはやはり彼女への親しみの表れとは言い難い会話だった。それらの会話も、何十メートルも先からイヴの耳に入っている。聞こえてはいてもその内容を知覚しないように彼女は務めている。盗み聞きがしたいわけではなかった。


―――――――――――――――――――――――――――


文体はこんなところです
小説としての出来はともかく、イヴってキャラに興味のある人には面白いかも
続きが読みたいと思われた方はぜひイベントの方へどうぞ
もちろん他の方の作品や企画もみどころいっぱいですよ

なかでも『文学DJ』っていう企画は
ネットの青空文庫に収録されている作品の中から
文章を抜き出して勝手に組み合わせて新しい作品にしちまおうという試み
自分も参加しましたが、へんなのできました、楽しかった

いやあ小説っていいもんですねえ

単行本第三巻発売/条例改正/飼い犬ベルのこと

◆半年以上間が空いての更新
ホントごめんなさい

仕事が忙しかったのもありますが
発言欲はツイッターで満たせてしまっていたので
ブログの存在そのものをなかば失念しておりました
もとから大したことしゃべってないので
喋ったはしから電子の海に消えていってしまうツイッターが
(消えてないけど)わりと性に合っていた気もします

さあそこで私は考えた
よくツイッターをはしっこにのっけてるブログがあるけど
ツイッターが更新されれば、リアルタイムでブログの情報も同時更新される
この手段を使えば、ツイッターを更新する
これすなわちブログを更新すると同義ではないのかと

そういうことで、やりました、右手をごらんください
そこにツイッターがのっけられておりますので
今後ここに来るたびに
ツイッターで元気につぶやいている私の姿がみられるはずです
ここに当ブログはほぼ毎日更新のゴキゲンなブログに生まれ変わりました

よろしくネ!

ツイッターもべつに毎日更新してないけど。


◆さて本題
いくつかありますが、よい知らせからお伝えします

拙著4コマ漫画『ベルとふたりで』、単行本第三巻発売のはこびとなりました

きたる二月二十二日発売となります
222と三つ並んで
竹書房様企画の“にゃんにゃんにゃんフェア”にのせての
プレゼンテーションとなります

猫じゃないのは君と僕だけの秘密だ

前回の更新が第二巻発売報告になってるあたり
ブログとしてはそうとうひどめ

ともあれ、竹書房様の
『まんがライフオリジナル』『まんがくらぶオリジナル』にて
連載枠をいただいたわがデビュー作も
二誌連載をキープしたまま、無事に三巻までこぎつけられました
わりに競争の激しい業界ですが、我ながらよくくらいついているものです
読者様の反応のほうも、固定客の方々からご好評をいただき
とても有難いことです、日々感謝しております

今後もいろいろと展開を考えておりますので
どうぞよろしくお願いいたします

『まんがライフMOMO』連載中の『イヴ愛してる』も
マジよろしくお願いしますよ!


◆もう古めの話題かもしれませんが
世間を騒がせていた、東京都の『青少年健全育成条例』改正案が
可決されてしまいましたね

今はここでくだくだしく書くことはしませんが
どうも不安感がつのり
上記の『ベルとふたりで』第三巻のあとがきでも話題にしてしまった
めんどくさい奴と思わば思え

さてどうなるか
すでに表現者の側からいろいろと疑問の声があがり
会社の側も自主規制の動きが生まれたりしてるようです
表現の世界ではこれまでもままあったことですが
局所的なものとはいえ、首都の条例で裁定されるのは
たぶん過去類をみない
今後の動向に注目していきます

しかし健全な青少年ってなんだ?
健全な青少年って無菌室で育てられるもんかなあ

大人としては、キタナイものなんか見ない知らない
おめめのキラキラした純粋な少年少女像を求めたくなったりもするだろうけど
実際に社会で立派にやっていける大人像というのは
「大人が育てたい子供」とはだいぶかけ離れてる気がしてならない


◆最後にご報告

先日、我が家の飼い犬が逝きました

名前はベル、漫画のベルのモデルになった犬で
こちらの犬種はゴールデンレトリバー
十四歳と半年ほど生きた末の大往生でした

丁度、先日二月十日発売の『まんがライフオリジナル』三月号で
単行本第三巻発売に合わせ、編集部からオファーを頂いたエッセイ企画
『我が家のベル』が掲載されております
漫画のベルのモデル、飼い犬ベルの様子をエッセイの形にしたものですが
これを描いたおよそ一週間後に、突然逝ってしまいました
最後に描き残しておけてよかった

漫画のキャラのモデルにしたことでもあるし
一度はブログに飼い犬の写真を載せておこうかなと常々思いつつ
ものぐさでずっと手つかずにいましたが
この機会に、携帯電話で撮ってあった写真を載っけておきます
おくらだし
世界一かわいい犬というものをみせてやる!

blog3














こいつがおれの愛犬のハンサム顔だ

blog2


















冷蔵庫の前に陣取り「チーズよこせ」とのお達し

blog6














なんか知らないが、手のひらを舐めるのがやたら好き

blog7














「おててうめえ まじやべ とまんね」

blog4














自分の手もなめる

blog5














玄関口がお気に入り

blog1














いい顔でオネンネ

どうも改めて見るとヌケた顔だ

覇気というもののないのんびりした犬でしたが
よくなついてくれたかわいいやつだった


十四歳も過ぎてすっかり老い、足取りもおぼつかず
食は細り、階段もほとんど登れなくなって
ぼちぼちそろそろな雰囲気を醸し出していたわが飼い犬
一応心の準備はしてあったつもり

時々ひどく痙攣して涎と小便を垂れ流し、辛そうに荒い息をつく
あとは穏やかに逝ってくれることを願う日々

二月三日の夜十一時半頃に最後の発作を起こす
その時は死ぬとは思っていなかったけど
しばらく辛そうに息をついたまま、三十分ほど経ってから
最後に二、三度震えて、そのまま逝った
突然の最期は長引かずあっさりしたものだった
看取れてよかった

いい生を、いい死に方で締めくくれたと思いたいものです
いい犬でした

我が家はすっかり寂しくなり
いまだにその寂寥感に慣れないでいますが
ともあれ、漫画のほうでは当然今後も元気に暴れます
どうぞ末永くよろしくお願いいたします

単行本第二巻発売でございます

◆みなさまこんばんは

どうもいそがしい昨今
ブログの更新とまっててごめんなさい
一応いろいろネタ考えてはいるんですが
いそがしい
どうでもいいつぶやきレベルのネタは
ツイッターのほうで消化しちゃってるのも痛いです


◆そんなことよりたんこうぼんだよ!


201006252019000

























竹書房様の『まんがライフオリジナル』などで連載枠をいただいている
拙著『ベルとふたりで』、無事に第二巻発売とあいなりました
これもマジで読者のみなさまの応援のおかげでございます
感謝感謝感謝感謝感謝感謝

明日6月26日、書店店頭に並ぶこととあいなります
ぶっちゃけどこにでもあるってほど数はないので
ご近所の書店で見つからない場合は
店頭でご注文いただくか
アマゾンなどのネット販売をご利用いただくか
根性で足をお使いのうえお探しください

今回販促活動のほうでいろいろやらせていただきました
書店店頭用のPOP(「この漫画よろしくネ」つって立てとく、なんか紙)や
サイン色紙などもかいた
編集の方も力を入れてくださり、お試し小冊子などもできたもよう
このブログわざわざ見にきてるかたがたには今更だと思いますが
店頭で新規のおきゃくさんをゲットできたらうれしいものです

http://4koma.takeshobo.co.jp/cat02/1688/
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat02/1703/

あと、単行本をご購入のうえ応募くださったかたがたの中から抽選で20名様に
おれのサイン色紙が当たるとか
いいですねえ、まだ描いてないけど
サイン色紙は、上の記事にのってるやつと似たようなかんじでいこうかなと思います
未定ですが

なにとぞ、なにとぞよろしくお願いいたします
いんぜい!


◆いまだに漫画家になれたという実感がいまいち薄いんですが
気がつけば本二冊分も描いていたんだなあ
ちょっと信じられないくらいのものです

今後どれだけいけるかわかりませんが
面白いと思うことをどんどんやっていこう
すえながくよろしくおねがいいたします

『まんがライフMOMO』のほうの『イヴ愛してる』、単行本だせるかしら
あれもかなり変な立ち位置の漫画になりそうです
おいろけ漫画だと思ってた人はいま戸惑ってるだろうなー
とりあえずすごく楽しく描いてますよ


◆ブログ更新頻度はもちっとかんがえます
とりあえずよぼよぼのうちの犬、死ぬ前にブログに写真のっけときたい

青少年健全育成条例改正問題について民主党にメール送ってみた

ちょっとオイ、大変だよ

東京都の都条例で
青少年健全育成条例の改正案が出され、通りそうになっている
その中で「非実在青少年」という言葉が作られ
それを性的対象とする表現を規制する文言が盛り込まれてる
つまり、漫画作品などの中の虚構表現であっても
子供を姦淫してはいけないという規制案だ

くわしくは漫画原作者、評論家竹熊健太郎さんのブログでどうぞ
みんなおおさわぎしとる
《たけくまメモ》

みんなさわいでるけど
しかしどうも効果があがらないらしい

ということで
民主党フォームにメール出してみた
もう手紙じゃ時間がないかもしらん、リミットは今週末だとか

今回の日記は
民主党におくったメールまるごと掲載してすますことにする
こんなんかいた


――――――――――――――――――――――――――――――


【非実在青少年規制問題について提言】

前略

初めまして、突然のメール失礼いたします。

当方は伊藤黒介名義で去年から漫画家活動をしている者です。
竹書房様のまんがライフオリジナル他にて、
拙著『ベルとふたりで』を連載させていただいており、
昨年は初めての単行本を発行していただきました。


この度は、採決を間近に控えている
東京都の青少年育成条例改正の件について、
取り急ぎ反対の意思をお伝えいたしたく筆をとらせていただきました。

虚構作品の中での表現についても、
「非実在青少年」とし、それへの虐待、姦淫表現を規制するとのことですが、
非常に危険な改正案と感じます。
表現する側の作家としても、読む側の読者としても、
娯楽の問題ばかりでなく、
精神修養の面でも大きな阻害となると予感します。


虚構内での表現を二次的犯罪として規制するならば、
殺人を取り扱った犯罪小説はじめ、
ほとんどあらゆる過去作品が規制対象となるでしょう。
実際に施行された場合、
発行される本のすべてをチェックすることは不可能であり、
商売上の競争や政治公約、その時々の都合で、
権力者が都合の悪い意見や表現を封殺するだけの、
議論以前の弾圧の武器となるのが実情のように思えます。
「不健全な表現」の定義自体が非常に曖昧なものであり、
このような曖昧なルールを認めると、これが前例となり、
青少年ばかりでなく他の表現や意見がどんどん規制されていくでしょう。


これだけの需要と供給が生まれる以上、
子供に欲情するのもまた人間であると認めるほかありません。
それが人間であるなら、
その姿をそのまま描き出すこともまた作家の仕事のひとつです。

文学史上の傑作である諸作品、
谷崎潤一郎の『痴人の愛』やナボコフの『ロリータ』を
不健全な危険思想として排斥するとすれば、
自分の目には、それはとてつもなく未発達で貧しい国民性と映ります。
これらを読んで、不健全な犯罪や姦淫の推奨しか読みとれないならば、
それは健全というよりも、著しく短絡的、一面的で
想像力のない精神ではないでしょうか。

岡本太郎は「芸術はここちよくあってはならない」と書きました。
不快感を抱かせる表現は、
不快感を抱かせるというそのことだけで、すでにして価値があります。
なぜ不快に思ったのか、人はそれを追求し、人間性への理解を深め得ます。

作者の意図がなんであるにせよ、
作品というものは、見る者の解釈に委ねられ、
千人の読者がいれば千通りの『ロリータ』が生まれます。
たとえ九百九十人が嫌悪を示す表現だとしても、
たった十人でも共感してくれ、共に考えてくれることを信じて、
作家は突飛な表現、反社会的な描写を世に問うています。

少数派を圧殺し、
誰にも嫌悪感を抱かせない、健全な表現しか認めないとすれば、
表現の場には、教科書のような通り一遍の作品しか残らないでしょう。
それは文化の退廃であり、人間性の否定だとさえ考えます。


子供との交接を罪悪感なしに描く成年漫画には
確かに不安をかきたてられますが、
たとえどんな作品であるにせよ、問題は作品ではなく、
たかが漫画について、国民への影響が懸念されている事態だと感じます。
たかが漫画を読んで、それを鵜呑みにして影響されるような国民性であれば、
漫画表現を封殺したところで、他の娯楽に流されていくだけでしょう。

世の大人たちには、「たかが漫画」だと言いきってほしい。
「あんなものを鵜呑みにするな」と怒鳴りつけ、
大人としてあるべき姿を、大人であることの誇りを説いてほしいと思います。
議論をせず、そのときどきの都合でルールを追加していくやり方では、
それぞれの精神修練など望むべくもないでしょう。

新聞やニュースで大々的に世に問い、議論の場を設けることをせず、
「反対しなければ賛成とみなす」形でひっそりと採択を急ぐ、
それが、健全な青少年の育成を目指す大人の姿なのでしょうか?
反対しない者は賛成、という数え方で、
国民の総意というものは捉えられてきたのでしょうか?

たかが漫画家の無責任な表現を、
真正面から論破して切っておとせる大人はいないのでしょうか。
大人達の警鐘は子供達の耳には届かないのでしょうか。

世の常識、良識は、常に疑われ、試されつづけています。
「なぜ人を殺してはいけないのか」
「なぜ子供とセックスしてはいけないのか」という基本的な良識さえも
作家たちは繰り返し疑い、まぜっかえし、
それが本当に正しいことなのかどうか繰り返し問いかけます。
それに対し、良識の側は、
何度でも繰り返し説明し、論理を固め開示する義務があります。
社会のルールに対する疑念表明を受け入れ、それに答え続けてこそ、
体制の側にとっても大衆の側にとっても精神と論理が研磨され、
漫画ごときにたやすく揺らがない大人としての精神が成るのではないでしょうか



長々と、駄文失礼いたしました。
なんともまとまりのない文章になってしまいましたが、
ともかく、反対の意思だけはお伝えいたします。

今後の活動に期待しております。
それでは失礼いたします。


早々

――――――――――――――――――――――――――――――


こういうのほとんどやったことなくて
要領を得なかったのだけど、こんなかきかたでよかったろうか
見返すと、タイトルがなんか変だな

我ながらかっこつけすぎではづかしいけど
なにしろ緊急事態なので、こうなった
ほんとに焦る

志を同じくする方々におかれては、なんとかご協力願えまいか
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