最優秀アルバム賞を受賞したタイム・アウト・オブ・マインドですが、タイム・アウト・オブ・マインドは1997年にリリースされました。

タイム・アウト・オブ・マインドのリリースにより、とうとう、ボブ・ディランのスタジオ・アルバムも30枚目に到達します。また、これほどスタジオ・アルバムを出しているのであれば、人気についても低迷しているのでは?と思ってしまいますが、まったくボブ・ディランの人気には陰りが見えません。

タイム・アウト・オブ・マインドは、「1998年グラミー賞で最優秀アルバム賞、ベスト・コンテンポラリー・フォーク・アルバム部門を受賞」となっているのです。つまり、今までにボブ・ディランが世に送り出してきたスタジオ・アルバムを凌ぐほどの人気、賞の受賞を得ているというわけです。

また、「コールド・アイアンズ・バウンド」については、同賞の男性ロック・ボーカル部門も受賞しているのです。今までより、高い評価を得たタイム・アウト・オブ・マインドですが、他にも「ビルボード200チャートで10位、全英アルバム・チャートで10位、日本のオリコンで46位」を記録しています。

日本のオリコンチャートにまでランクインしているところを確認すると、すでにボブ・ディランという人物が世界的な評価を得ている・・・という事実も理解できます。

そして、タイム・アウト・オブ・マインドは「RIAAからプラチナ・ディスクの認定」も受けているのです。ダブルプラチナ・ディスクといった認定を受けているスタジオ・アルバムもあれば、往年の名スタジオ・アルバムでは、プラチナ・ディスクの認定を受けているのですから、人気は衰えるどころか、ますますヒートアップしているように感じます。

また、ボブ・ディランのスタジオ・アルバムが、何度もランクインしている「ローリング・ストーン誌が選ぶ、オールタイム・ベストアルバム500」では、なんと410位にランクインしています。つまり、有名なランキングのほとんどでタイム・アウト・オブ・マインドは高い評価を得た・・・というわけです。

このような評価を得られるようになった理由についてですが、タイム・アウト・オブ・マインドは、久しぶりのボブ・ディラン作品となっていることに理由があります。

精力的にツアーライブ活動を行う、スタジオ・アルバムを手がける・・・といった活動を続けていたボブ・ディランですが、30枚目に至るまでには数多くの苦難がありました。

ですが、タイム・アウト・オブ・マインドのレコーディングは、多くのミュージシャンが同時に演奏するという独自の方法が取られるなど、今までのスタジオ・アルバムと比較しても斬新です。数多くの名曲を世に送り出してきたボブ・ディランですが、この時も多くのギタリスト(6人のギタリスト、ディラン自身も含む)が参加し、そしてタイム・アウト・オブ・マインドというスタジオ・アルバムが完成したのです。

どれほど、多大な影響をボブ・ディランが与えられるのか・・・が、このアルバムに良く表れていると感じます。

ギターでは、「ダニエル・ラノワ、デューク・ロビラード、ロバート・ブリット」らが協力し、さらにベースでは「トニー・ガーニエ」、ドラムスでは「ジム・ケルトナー、ブライアン・ブレイド、ウィンストン・ワトソン、デヴィッド・ケンパー」らが協力してくれました。