ボブ・ディランのポリティカル・ワールドは、犯罪の一面を表現することに成功している1曲として知られていますが、今回は大まかに歌詞を日本語訳してみたので、歌詞を踏まえてどのような曲であったのかを検証してみようと思います。

まず、ボブ・ディランのポリティカル・ワールドは、世の中についてボブ・ディランなりに解釈している部分を、一節ごとに表現していく・・・という内容になっています。

そのため、ボブ・ディランは世界のことをポリティカル・ワールドと表現することが多いです。歌詞では、ポリティカル・ワールドが政治の世界といった表現で何度も登場するのですが、本人の思惑は別のところにあるのかも知れません。

というのも、ボブ・ディランのポリティカル・ワールドでは、政治の世界、愛の世界・・・というように、ポリティカル・ワールドが別々の表現で何度も語られているからです。歌詞の中には、愛は任意の場所で定まっているわけではないという表現も取り入れられています。

オー・マー・シーというアルバムに収録されているのが、ポリティカル・ワールドという楽曲なのですが、オー・マー・シー全体でボブ・ディランは愛を強調していることが多いです。このような表現を用いてばかりいるため、ボブ・ディランは愛について歌うことが多い?と思ってしまいますが、それは違います。

というのも、ポリティカル・ワールドの中でも「時代」というフレーズが何度も登場するからです。要するに、ボブ・ディランはポリティカル・ワールドを歌うことで、政治の世界、愛の世界をさまよっている人が大勢いるけれど、それは時代そのものなのだと訴えているのです。

そして、歌詞の中には「男性は犯罪を犯す」という表現も良く登場します。犯罪は定まっているわけではないので、多くの人にはわからないもの・・・というように表現しているのですが、そのような考えは先ほどの世界にも存在するという歌詞が後に続く形で登場するのです。

このような大きな表現が何度も目立つので、ポリティカル・ワールドを聴いていると困惑してしまうことがあります。ですが、これらは人間の魂について歌っているものである・・・と解釈することもできます。

というのも、ポリティカル・ワールドでは政治の世界といったわかりやすい表現だけでなく、「天使」といった別世界のような表現も用いられているからです。翻訳が難しいので明確な表現を理解する・・・には至りませんが、多くの人がポリティカル・ワールドというワールドに心を囚われているのです。

それはボブ・ディランも変わりありません。なので、ボブ・ディランがポリティカル・ワールドを歌うことで、当時の悩み、心の叫びなどを学ぶことができると共に、ボブ・ディラン流の生きていく意志というものも学べるようになっているのです。

このような表現を多く用いているのがボブ・ディランです。ポリティカル・ワールドの中には、何度も抽象的であり具体的でもある・・・という表現が何度も登場します。