鼻血が出てしまった際、昔から首をトントンと叩くと鼻血が止まる・・・と考えられていました。

ですが、このような行為には科学的根拠が無いので注意してください。人によっては、「鼻血が止まらなくなる」ということもあります。そもそも、鼻血が止まらなくなるという場合は、出血量が多いのでしっかりと鼻血を外に出したほうが良いのです。

首を上向きにして、さらに首をトントンと叩いても「気分が悪くなる」だけなので、むしろ何もしないくらいのほうが健康に良いでしょう。ちなみに、トントンと叩くという行為に似たものに、「下を向いて鼻血を一気に出す」というものもあります。

こちらにも科学的根拠はありません。勢い良く鼻血が出るので、一気に治るのでは?と思ってしまいそうですが、一気に鼻血が出てしまうと体調が悪化し、フラフラとしてしまうこともあります。

また、治療を行う上で良いとされている鼻血の止め方は、「指で小鼻を5分以上圧迫する」というものです。すると、少しずつですが出血量が少なくなっていきますし、ボーっとした気分が晴れていくとされています。

鼻血というと、ティッシュを鼻に詰めておくと治る・・・という古い情報も存在しますが、こちらもあまり良くない治療方法として、今では知られるようになってきました。ティッシュを詰めると鼻血は止まるので、「鼻血を止めたいだけ」・・・であれば効果的です。

ですが、「喉元に鼻血が流れてしまう」と、人によっては気分が悪くなる、もしくは「咳き込んでしまう」ことが多くなるのです。他にも、ティッシュを鼻に多く詰めると、それにより、鼻の粘膜を傷つけてしまうということもあります。

鼻の粘膜は人が思っている以上に薄いので、このような問題が度重なる際には鼻血が出やすくなることもありますので、そのことも考慮してティッシュは少量のみ使うようにする、そして鼻血は鼻の外にしっかりと出す・・・ことが大事であると理解しておきましょう。

また、「鼻血が出る、のぼせている」というふうに、頭がボーっとする際は、身動きをとらないほうが良いです。というのも、鼻血はいきなり出血量が多くなることもあるからです。

鼻血がドバっと出てしまうと気分が悪くなるだけでなく、吐き気に近い感覚に襲われることもありますし、周囲に看護する人がいる場合は、「病気なのでは?」と疑われることもあるのです。それと、あまりにも鼻血が止まりにくいという場合は、「保冷剤などを使用して冷やす」と良いです。

保冷剤は強力に鼻の周囲を冷やしてくれるので、鼻に対して用いると、鼻の周りの傷みがおさまりやすいです。これにより、気分が改善するだけでなく、血管の緊張もほぐれるようになり、徐々に出血量が少なくなっていくようになるのです。

また、鼻血が止まった後はしっかりとティッシュ(濡れティッシュなど)で鼻の周りを拭いておきましょう。このような行為をしっかりと行っていると、後になって鏡で鼻の周囲を見た際に、鼻血が本当に止まっているかどうかを、すぐに見極めることができます。