アルコール飲料というと、「エンプティカロリー」なので飲んでも太らないと考えている人がいます。

ですが、この「エンプティカロリーには注意点も存在する」ので良く理解しておきましょう。エンプティカロリーというのは、カロリーとして「熱に置き換わりやすい」という意味です。

つまり、カロリーとして熱になり、体内にカロリーが溜まってしまうケースが少ないので、昔であれば、ビールを適度に飲んでいる程度であれば太らない・・・、と考えられていたのです。

ですが、エンプティカロリーは太らないカロリーというのは間違いです。というのも、アルコール飲料は「消費することが難しい栄養素を多く含む」飲み物だからです。

清涼飲料水であれば、「ミネラル、ナトリウム」などが多く含まれているだけなので、運動している間に汗と一緒に排出される、もしくは体内に蓄積して必要な時に消費される仕組みになっています。ですが、アルコール飲料は「ナトリウム、糖質、プリン体」といった栄養を含んでおりますので、体内でキレイに消化されないこともある栄養なのです。

ナトリウムについても、血中に存在する水分と結びついて体内で消費される・・・という仕組みなので、「水分を適度に摂取していない」場合では、まったく消費されずに体内に溜まっていくことがあるのです。ビールといったアルコール飲料を飲んでいる時に、いきなり運動や水分補給を行う人はいないかと存じますので、エンプティカロリーは太らないカロリー・・・という考えは、今では健康の新常識に該当しないと言えるでしょう。

それと、エンプティカロリーの消費ですが、70%程度しかカロリーとして消費されません。つまり、「残り30%は残ってしまう」ケースが多いのです。

人によって基礎代謝量が違いますので、正確な数値は不明とされています。ですが、30%程度は残ってしまうかも知れないので、ビールといったアルコール飲料は適度に飲むようにしたほうが健康的である、と理解しておきましょう。

それと、ビールといったアルコール飲料は、「おつまみが欲しくなる」という問題も抱えています。アルコール飲料を飲み過ぎると、内臓などに悪い影響を及ぼしてしまうこともありますので、もし、おつまみが欲しいという場合は「ピーナッツ」などを食べると良いです。

ピーナッツは「内臓に良い栄養素」を含んでいるので、適度にピーナッツを食べるだけでも、内臓に与える影響が違ってきます。特に、近年ではピーナッツに含まれている「ビタミン群」が注目されています。

ビタミン群は内臓だけでなく、「免疫にも良い影響を与える栄養素」なので、ビールなどを大量に飲んでしまった際に発生する、「免疫力の低下」を防ぐ際に効果的であると言われています。アルコール飲料は、内臓に対して負荷をかけてしまう飲み物でもあるので、おつまみについても良く考えて負担の少ない生活を意識したほうが良いでしょう。

このような努力1つで、毎日楽しくビールといったアルコール飲料を飲めるようになります。