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現代は、科学的に「肥満とはなんなのか?」が解明されつつある時代です。

昔であれば、「運動をしていないと太ってしまう」とか、「食事量が多いと太ってしまう」と言われていました。ですが、近年の研究成果により「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱくの存在が明らかになったのです。

BMAL1とは、「たんぱくの1種であり、深夜にかけて多く分泌されるたんぱく」のことです。テレビ番組でも特集されることがあるのですが、夜食を良く食べている人は「不健康な肥満」になりやすいとされています。

つまり、少し食事量が多いだけであれば、「栄養として吸収される割合が高い」ので、食事量が多いだけで太ってしまう・・・というのは、古い情報でしかありません。綿密には、「BMAL1は午後2時の分泌量が少なく、夜10時以降は分泌量が増えていく」ということもわかっています。

夜食の量が少ない場合も、BMAL1の影響で少しずつ脂肪が増えていきますので注意してください。また、このような脂肪が蓄積されていくと、「内臓脂肪のように燃えにくい脂肪が増えていく」ので、肥満が悪化していくと内臓そのものに大きな負担をかけてしまうこともあります。

また、食事後の消化についてですが、消化というのは「3~4時間ほど」かけて行われるものなので、食べ物を食べる時間帯は「早いほど良い」ということになります。今までは夕飯が20時だった人は、17時、もしくは18時に食事をとるようにして、気持ち良く睡眠、栄養の吸収を行えるようにしてみると、太りやすい体質が改善されるかも知れません。

それと、BMAL1を意識して「食事そのものを制限する」というのは良くありません。食事を制限することで摂取カロリー量を減らす・・・という行為は、かえって「ストレスが溜まりやすくなる」だけなので、いつかは元の食生活に戻ってしまう、もしくはストレスの影響で食事量が増えてしまいやすくなります。

他にも、「野菜中心の食生活」で脂肪が溜まりにくい生活を送る・・・というのも良くありません。肉類は脂質が多いので太ってしまうと考えている人は多いです。

ですが、野菜類であっても「調味料(ドレッシングなど)」を通じて、「塩分、糖質、脂質」を多く得てしまうこともありますし、なにより食事のバランス(栄養のバランス)が悪化してしまうため、体調の悪化につながってしまう食生活なので、野菜中心の食生活を無理に送る必要はありません。

このように、なにかしらの制限を設けている状態を強行することも、「不健康な肥満」につながっているのです。BMAL1のようなたんぱくの分泌についても、「睡眠時間が安定している人」ほど分泌量が安定するとされています。

逆に、「深夜まで起きている人」、「睡眠時間にばらつきがある人」では、不健康な肥満を改善できないケースが多いのです。夜中になったらぐっすりと眠る・・・、その程度のことに注意を払うだけでも健康的な体、生活を獲得することができます。